我が家の庭の竹 no.4
我が家の庭の竹 スズコナリヒラ 食べるというほど新芽は出てこないんだが、余計な所に出てきた芽を切り取っているので 食べれるものならば食べてよろうという考えで調べてみた。 竹と日本人 という本が有るらしい その内容を抜粋しているWEBサイト(大分県農林水産研究指導センター林業研究部ホームページ)を発見、さらに抜粋して下記しました。 どうも スズコナリヒラ という竹が、まだ稀な竹であり しかも、観賞用として流通していて 食べてやろうなんてことを考えている奴はいないようだ。 しかし、下記にも有るように食べれないことはないようだ。 残念なことに今年の新芽は出尽くしたので 来年勝負(食べても死にはしないだろう)。竹とタケノコの利用 竹の種類は非常に多く世界では47属1250種(日本13属662種)に及んでおりますが、そのタケの利用法は根、桿、葉まで我々の生活の中で巾広く利用されています。 これを列挙してみますと建築用材はもとより家具、装飾用、食用、薬用、生垣用、鑑賞用、防災用等々でありますが、ここでは食用としてのタケノコと薬用の竹について述べてみることにします。1.食用タケノコ タケノコはどんな種類の竹のタケノコでも食べられますが、普通タケノコといわれているものはモウソウチクのタケノコで、福岡、鹿児島、熊本、徳島、京都等西日本各地に多量に生産されています。 マダケのタケノコの生は少し苦味がありますが、乾タケノコにすれば苦味もとれ年中食用に供されます。ハチクのタケノコは味は淡白です。一番味のよいのは九州地方に自生するカンザンチク(地方名でダイミヨウチクまたはデメダケ)およぴホテイチク(コサンチク)のタケノコです。夏にタケノコの出るのはホウライチクの仲間、晩秋の寒くなりかけて出るのがカンチクやシホウチクで、タケノコは小形ですが美味で珍重されています。 次に、モウソウタケノコについて祥述してみますと、通常雄竹と雌竹に区分しているようですが実際にはこの区別はなく、品質から分類してクロコとシロコに分けています。タケノコの皮の色が黒味がかったのをクロコ、赤味がかったのをシロコとよんでおり、シロコは質が柔らかで栄養分も多く、値段も高いようです。 このモウソウタケノコですが、ほとんどの人が「タケノコは歯ざわりは良いが栄養分はない」と思っておるようですが、成分を分析してみると炭水化物、タンパク質脂肪等がタマネギやキャべツ程含有されています。(表1参照)品名蛋白質脂肪糖質繊維水分熱量リン鉄ビタミンAB1B2Cグラムグラムグラムグラムグラムカロリーミリミリ1uミリミリミリタケノコ(生)2.50.22.91.092.523437500.100.0810タケノコ(缶詰)1.90.12.91.892.920261500.050.05タマネギ0.60.25.30.593.12556100.030.0210キャベツ1.50.32.40.894.41848300.030.0540表1,タケノコ・タマネギ・キャベツに含まれる成分(100グラム中。香川昇三博士の分析) この表はタケノコ全体を平均しての値であり、着目したいのは、タケノコの部分によって成分が違うことであります。 たとえば、タンパク質は先のほうの柔らかな部分は、タマネギの数倍もあります。また、形によっても違いがあり、紡錘形の俗に雌タケノコ(シロコ)は根元近くまで柔らかで、根元のふくらみの大きい雄タケノコ(クロコ)は下方が硬いので、前者の方が栄養分に富む部分が多いということです。(表2参照)位 置成 分水分タンパク質脂肪粗繊維炭水化物灰分内皮部(可食部)87.342.610.351.156.881.67肉部根 元90.621.380.171.255.650.93中央部91.261.710.220.894.781.12頂 部89.702.720.280.425.501.39表2,タケノコの位置による成分 (京都産の新鮮物。久保正徳博士の分析)(%) つまり、タケノコは柔らかいほど味がよく、栄養に富むといえるのであり、部分によって栄養分量カが違うということは、一般の野菜とまったく趣を異にするところであります。 なお、顔色など血色をよくするピタミンB1、が含まれており、土中で育っタケノコ、クワイ、レンコン、ジュンサイに含まれているピタミンB12を分析したところ、タケノコでは上方にいちばん多く含まれていたと云うことです。(表3参照)種 類部 位見かけ上のB12B12同族体による活性mμg%mμg%ハチクタケノコ上 部中 部下 部3,6902,6007001,5701,420100モウソウチクタケノコ上 部中 部下 部3,010570300960140100クワイ386~1,350 表3,ビタミンB12の含有量(松岡憲固博士分析)(生タケノコの保存法) 営業用に多量にタケノコを保存する場合は冷蔵庫を用いなければなりませんが、家庭用としてはオカラ(豆腐のしぽり粕)漬がよく、1年間は新鮮な状態で保存できます。方法はタケノコの皮を剥いだものを縦に2つ割りとし、生のままで節間の中空にオカラと塩を半分ずつ混ぜたものを詰て、容器の中にうつ伏せて順次積み重ね、あと蓋をしただけでおもしは必要ありません。食用に供する時は水にさらし、ゆがいて料理すればよいわけです。上田弘―郎著:竹と日本人より(安養寺)。タケ/スズコナリヒラ 2.0m 【あす楽対応】 カラフルな色 価格 6,000円 (税込) 送料別トオヤマグリーン【送料無料】竹と日本人 発売日: 1979年03月NHKブックス 上田弘一郎 NHK出版795円(税込)送料無料 売り切れ楽天ブックス