BLCD 「トライアングル・ラブ・バトル」「熱情のバランス」
吉原理恵子:原作 神葉理世:絵「トライアングル・ラブ・バトル」(くされ縁の法則1)★★★★☆「熱情のバランス」(くされ縁の法則2)★★★★☆角川書店 ルビー文庫マリンエンターテイメント 【キャスト】杉本哲史:鈴村健一蓮城翼:遊佐浩二市村龍平:野島健児鷹司慎吾:千葉進歩藤堂崇也:神奈延年他哲史と翼と龍平は小学生の時からの腐れ縁。いつも仲良くつるんでいる3人が揃って同じ高校に入学してきた。中学時代から3人をよく知る鷹司はビックリ仰天。超絶美形&超傲岸不遜で男タラシの異名をとる翼バスケットが上手くて天然ボケで天然好青年な龍平見た目は平均的なのに、この超絶美形の幼馴染2人にくっ付かれ捲っている哲史この3人は中学時代もいろんな意味で超有名人だった。しかし、さすがに高校では離れるだろうと思っていたのにやっぱりここでも3人一緒だったからだ。これはさっそく哲史絡みで学校で嵐が吹き荒れると友人で生徒会長の藤堂に予告する。そして鷹司の予想通り、3人が2年に進学したある日、翼の親衛隊と名乗る1年生に哲史は呼び止められ、いつも繰り返される嫌がらせを受ける。それでも慣れっこの哲史は上手く言い返し、そのまま家に戻れる筈だったが、親衛隊のボス的存在の佐伯が哲史をサブバックで殴ってしまい・・・吉原作品は私は、「間の楔」とか、「渇愛」とか「二重螺旋」のような比較的大人っぽい内容を今まで好んで読んだり聞いたりしていたんですが、反面今回の「くされ縁の法則シリーズ」や「子供の領分」のような学園モノもシリーズで出ているんですよね。くされ縁~のドラマCDも3月に続編3が出たばかり。今年は吉原先生の区切りの年らしく、7/1に久しぶりに吉原さんのオンリーが開かれたり『吉原炎上』「間の楔」のドラマCDが声優陣を一新してリメイクされたり、現在、CIELトレトレにて「くされ縁の法則」のコミック化を連載中だったりとなかなか賑やかな状態。何回かここでも言っていましたが、私はどちらかというと大人カップルが好きなので、吉原作品と知りつつも今まであえてこれらの2シリーズは買わずにここまできてしまいました。ただ、トレトレで連載が始まったこともあってコミックの方を読んでみたらなかなか面白くて・・・(^^ゞ正直、「しまった~~~~ハマりそう」という予感にありますコミックも面白いし、CDも面白かったです!★は4つですが、限りなく4つ半に近いです。声優陣がこれまた上手過ぎる!!!特に、脇な筈なのにミョーに出番が多い鷹司と藤堂役の千葉さんと神奈さんが特にイイ(爆)鷹司の千葉さんの上手いことったら♪それとね、ノジケンさんの龍平がメロメロに可愛い~また龍平って、普段はおっとりとした性格なのに、哲史の身に何か起こると普段から「哲史に何かしたら3倍返しする!」と公言している翼よりもキレ方が激しい子なんですが、ゴゴゴゴォォーーーと怒りの音が聞こえてきそうな声の変化も一聴の価値あるかもとにかくキャラと声がドンピシャです。スズケンさんも絵と合っているかは別にして、哲史の性格から考えると声は合っていると思いました。遊佐さんは、高校生にしては迫力あり過ぎるんですが(笑)、翼の俺様な喋り方+性格とか考えるとこれはこれでOKなのかも(笑)この2枚で、ちょうど今売り出し中のトレトレに掲載されているのが同じ場面で終わっていたのもわかりやすくてありがたかったですそれにしても、実は両親が離婚する際に父からも母からも要らない!と言われて引き取ってくれたのは母方の祖母だったという過去を持つ哲史。その祖母が亡くなってから引き取ってくれたのは翼の家なのですが、実は翼は昔から哲史に対して友情以上の気持ちを抱いていて、他のやつらに取られまいとサッさと哲史を引き取るように画策した感があるんですね。なので、当然ながら龍平には内緒で哲史と翼は身体の関係があります。でも、好きでたまらなくて独占したくて・・・と考えている翼に反して、身体の関係はあるものの翼の域まで気持ちが到達していない哲史。そして哲史を「大好き大好き」と公言している龍平に対する気持ちと翼に対する気持ちは微妙ながら同じくらい好きというのが哲史の今の気持ちのように感じます。ただ、原作を読んでいないので一番気持ちがわからないのが龍平。龍平が言う「てっちゃん大好き!」という気持ちが果たして翼が哲史に向ける気持ちと一緒なのか???この三角関係、いったいどういう風に変化していくのか???3月に出た「独占欲のスタンス 」(くされ縁の法則3)も激しく気になります。原作もやっぱり読むかな~?(笑)