英國戀物語エマ 第二幕 最終章(最終回)
英國戀物語エマ 第二幕 最終章「花」今日はウィリアムがエマから返事を貰うという大事な日。しかし、同時に政府から突きつけられた約束の期限でもあった。どうしても125万ポンドをかき集めなければならない。決死の思いで出掛けようとするウィリアム。ハキムにエマとの幸せを天秤にかけるのか?と問われるも、自分の勝手で路頭に迷わせる人を出したくないウィリアムはハキムに改めて決意を口にし出かけていく。なかなか目標額に届かなく呆然としていると、よく足を向けるカフェで以前資金提供を断られたジドバラー卿が「真っ直ぐな君に投資したくなったんですよ」と125万ポンドの小切手を提供してきた。一方、メルダース家が火事になっていた。暖炉の火が絨毯に引火してしまったのだ。ハンスをはじめとして決死の思いで消火にあたるも火のまわりが強すぎてどうしても消すことが出来ない。出掛けていたエマはどうしてもウィリアムから貰ったハンカチを取りに行きたくて階段を駆け上ろうとするもハンスに止められてしまう。消火が済み、無事だったハンカチを握り締めるエマ。エマを追って部屋に入ってきたハンスに、「危険を顧みずに取りに行こうとするほど彼が好きならどうして行かない!」と、背中を押されようやくクリスタルパレスへと向かうが・・・エマも最終回を迎えましたーーーーっ!オーンオーンエマとウィリアムが結ばれてよかったよぉーーーーー!個人的にはハンスがすっごくイイ奴だったので、彼もなんとか幸せにしてやりたい気持ちはありました!だから、消火活動中にエマが戻ってきた時ハンスが「エマ!」と言った時はちょっぴり胸がキュ~ンと。東地さんの声だったから余計なのかな~?(苦笑)ウィリアムから貰ったハンカチをギュッと握り締めたエマを見ながら「そんなに好きなら何故アイツのところに行かない?正直、あんたが戻ってきた時は嬉しかったよ。家事の最中に不謹慎だがな。でも命がけでそれを守ろうとしたあんたを見て、どれだけアイツのことを思っているのかよくわかった。たとえ今一緒にならなくてもアイツをずっと思い続けていくんだろ?いくら俺があんたを待っても無駄だろうな。だったら俺はあんたに幸せになって欲しい。何を躊躇っているんだ!あんたなら大丈夫だよ。俺が保障してやる・・・」優しい表情で諭すハンスのこの言葉にググッとヤラれてしまいましたまた決心して外に飛び出すも、皆が家事の後始末をしている様子に戸惑うと、あんなに最初の頃はエマに厳しかったミセス・ヴィークが「行かねばならないんでしょう?早くお行きなさい。」過去にエマと同じように身分違いの恋をしたナネットも「こっちは良いから任せて。みんなそう思ってるから。」すれ違いざまにターシャが「エマさーん!しっかり幸せ掴むのよぉ!」大変な時なのに、皆がエマに幸せになって欲しいと心から願っていて、短いながらも本当にメルダース家に根付いていたんだと、絆が築けたのだと思いまたもや涙が。。。特に仲のよかったターシャはエマの幸せの先に自分たちの別れがあることを自覚していながら、常にエマの幸せを最優先してきた子なので、明るく声をかけるターシャの姿が一番涙を誘いましたぁ!そしてエマの部屋からソッと見送るハンス!!!本当にイイ男だよ!アンタは!!今度はアンタが幸せになる番だからねぇ!!!ポツンポツンと資金提供者が居ても、目標額には遠く及ばなく途方に暮れるウィリアム。ところがジドバラー卿からの突然の融資。「若さと正直さゆえの危うさ故に一度は断ったが、正直さゆえに人の気持ちを動かすこともある。真っ直ぐな君に投資したくなったんですよ」直接的な理由はハキムの口添えだったと思いますが、ずっとウィリアムを見ていてジドバラー卿。きっとハキムの口添えがなくても融資してくれたんじゃないか・・・と私は思いたいですね。努力を絶対に見ていて認めてくれる人はいる!そう思いたいです。でも、ハキムの友情からくるおせっかい(=口添え)とわかっていても、自分1人ではやはり何も出来ないのだと痛感してもそれはそれできちんと受け止めた上でハキムの友情に素直に感謝し、抱き合う2人は素敵でしたでも、ちゃんと「やっぱりエマを渡すのは惜しくなった。このまま(抱き締めた状態で)行かさないという手もあるな。」とニヤリと笑う茶目っ気さを忘れないところが、最後までハキムでしたねそしてクリスタルパレスの噴水前。一足先に着いたクリスタルパレスの噴水前にはエマは居ない。(当然だ!まだエマは迷っていてメルダース家に居るんだから!!!)閉園前直前に駆け込んだエマは一目散に噴水前へとかけていくが、ウィリアムの姿はない。(ほれ見たことか!さっさと来ないから!!!)諦めきれず噴水の回りを歩こうと数歩歩き出したエマの目の前に力なく座っているウィリアムの姿が・・・!(まぁ居ると思ったよ!/笑 予想通りだね!)お互いの姿を見つけ合い、ヒシッと抱き合うエマとウィリアム。夕暮れの中、フワッと互いの服がなびいて抱き合うシーンはエマ、「第一幕、二幕」通じて3本の指に入れて良いほど綺麗だったです!「本当に良いんですか?本当に私で」「僕の方こそ。何があっても貴女を守りますから」泣き続けるエマの涙をソッとぬぐってやるウィリアム。「愛してます・・・エマさん、僕と結婚して下さい。」そしてそして・・・・・・・・・・・キスぅ~~~~~~~な~んか最初から割にエマとウィリアムの恋愛を好意的に見てきた人たちは別として、他の連中がいきなり態度を変えてきたあたり、特にウィリアムのパパと兄弟たちの変貌ぶりは正直ラストは駆け足気味になっちゃった感は否めないですが、まぁ、そんな駆け足気味も最終回ならでは!と受け取ることにしましょう(笑)でも、今までとにかくずっと家柄だ!身分だ!と騒ぎ続けてきたせいか、せめてもうあと1話くらい引き伸ばして無理の無い感じにまとめて貰えると納得がいってよかったのになぁ。それと、今回一番残念だったのが、噴水の前で抱き合って将来を誓ってキスをする・・・という一番のクライマックスのシーン。特に横向きになった時の作画が変!とにかくそれまでは何も感じずに見ていたのに、そのシーンにきたら急に!!!これは非常にいただけないというか・・・残念でしかたなかったです。一番気にして綺麗に描いて欲しかっただけにガッカリ _(_”_;)_バタッ馬車に乗ってメルダース家を後にするエマ。見送りはせずに裏庭にいるハンスに「バカねぇ」と一言だけ声をかけるアデーレ。なんだかんだとハンスにハッパをかけたり慰めたり・・・きっとその後が描かれることがあったら、この2人結婚しているんじゃないでしょうか?(願)そして最終回まで「よくも顔が出せたものだ。恥を知るがいい!」とウィリアムパパを罵るキャンベル子爵。本当に最後まで嫌な奴でしたでも痛快だったのが、ジョーンズ氏の言葉。「恥じることはない。私は息子を誇りに思っている。」「社交界に留まりたかったら口を慎むことだ。」「貴方の様な人が紳士と崇められる社交界ならば、いずれ消えていく運命かもしれない。」そう言って堂々と立ち去る姿。身分に諂うことなく、自信を持って息子を褒め立ち去っていくジョーンズ氏に「あっぱれ!」と言いたいです。さてウィリアムとは結ばれなかったエレノアさんもどうやら恋が芽生えそうです。黒髪の素敵な殿方が熱いまなざしでエレノアさんを見てましたよ♪そしてそして、次のシーンではいきなり子供4人と写真に納まっているエマとウィリアム!す、凄いですなぁ(爆)でも、相変わらずウィリアム母にはこうして幸せになるきっかけをくれた感謝を忘れず、一幕の最終回でロンドンを離れる列車の中で仲良くなったターシャから聞いたスズランの花言葉「幸せが戻ってくる」この花言葉どおり幸せになったエマとウィリアムの屋敷の庭はスズランで一杯でしたそして花壇の中を楽しそうに走る子供たち。本当に幸せになってよかった・・・。そしてラストはやはりこの方のご登場!ケリーとアル。ケリーのお墓の前で「こんな結末になるとはな。ケリー、あんたは全てお見通しだったのか?」とエマの報告をするアル。そんなアルに「だから言ったでしょ!あの子は大丈夫って。」とケリーの声。そしてケリーの優しい微笑み。なんとも素敵なラストでした。1回だけ感想を書くのをお休みしてしまいましたが、なんとか最終回まで感想を書き続けてみました!最初から読んで下さった方々、本当にありがとうございました!(ぺこり)