エンニオ・モリコーネ
夜9時からのロードショーで西部劇がちょくちょく放映されていた時代、僕は眠い目をこすりながら必死で見ていた。映像にはまる一方、僕を更に夢中にさせたのがオリジナルサウンドトラックの素晴らしさ。あの頃NHK-FMで放送された西部劇特集を録音したカセットテープはずっと大切な宝物。だけどその中にタイトルを聞き逃してしまったものが一曲だけあったその一曲が僕の胸を締め付けて離さないほどの名曲だった♪メジャーな西部劇はほとんど見た。西部劇全集なるCDも片っ端から聴いた。映画好きな友達にも聞かせた。それでもその曲のタイトルはわからない。いったい何という映画のテーマ曲なんだろうか…これほどの名曲がなぜ世の中に浸透してないのだろうか…そんな思いを20数年持ちながら、僕はその名前のわからない曲の入ったテープを聴き続けた。でもようやく数年前「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ曲でも有名なエンニオ・モリコーネのCDを買って聴いてみたらヒットしたあー!!! 【送料無料】ベストクラシック100 89::モリコーネ・プレイズ・モリコーネ [ エンニオ・モリコー...価格:1,512円(税込、送料別)ずっとずっと探し続けたその曲は「夕陽のギャングたち」なぜ「夕陽のガンマン」や「荒野の用心棒」ほどメジャーに扱われていないのかとは思ったけどこの超哀愁のメロディは巨匠モリコーネの作品かと言われれば納得してしまう。なぜ今まで気がつかなかったのかそうして改めて、しかもCDでこの曲を聴いてみればこれほど美しい曲がこの世に存在することに感動してしまう。男泣き…そんな形容詞が似合う。棺に持っていきたいほどの名曲…僕がもし自分の葬儀をプロデュースすることが出来たならこの曲をBGMにしたい