名前
高校のくせに卒業研究をやらされるということで、日本語を選択した私……理系のくせに。で、この日本語、というか国語、およそ最悪に部類されるジャンルです。具体的にはきちんとした論文の提出が要求されるんですよね。まぁたかだか原稿用紙3,40枚足らずですので、できるっちゃできますが、そのためにはある程度きちんとしたテーマ決定が不可欠です。で、申し込みの時点では人名を選択していたのです。苗字じゃなくて名前。過去のデータを集められるだけ集め、音相、漢字、その他のあらゆる角度から時代ごとの特色を見つけることが出来ないかをアプローチする、という、スケールだけでかくて企画倒れ確定のテーマ設定。われながら、これは間違いなくうまく行かないという逆方向の自信があります……ちなみに音相を最優先に置くのは、漢字などよりも日ごろ呼びかけに用いる音がもっとも身近であるからで、場合によっては徹底的に音にこだわるかも知れません。とりあえず資料が必要ということで、どこに行こうか迷ったのですが、とりあえずは安田生命に行くことにしました。新生児の命名ランキングを毎年調査しているところ。過去数十年あれば十分かなぁと思ったら、なんと大正元年からある罠。安田ってーと戦前の4大財閥かなんかですし(うろ覚え)、そりゃあ歴史はあるんでしょうが、何もこんな昔から集めなくても……まぁ古ければ古いほど今と比べやすいのでいいのですが。とりあえず安田生命に行っただけで何も出来ていない現状ですが、少し見ただけでも結構面白い特徴が見られます。たとえば大正元年のトップは正一で、大正2年は正二、3年は正三なんですよね。同様に、昭和2年は昭二、3年は昭三。昭和元年に昭一がないのは昭和の元年が12月の終わりからだったためとして、元号のはじめには元号にちなんだ名前が人気になる……かと思ったら、平成には平一も平二も平三もいないんですよね。まぁ平じゃちょっと間抜けではありますが、別に大正昭和と何が違うということもないような気がするのですが……A.昔の人と比べて、今の人は縁起を担がなくなったB.今の人と比べて、昔の人は安易な発想だけで名前をつけたA派が多いですが、私は絶対Bだと思います……そんなこというと失礼ですけどね。というわけで。意外と特徴はあるかも知れない。少なくともこじつけられるかも知れない。そう判断して、適当にデータを集めてみようかなぁと……挫折する可能性のが相変らず大きいですが。以上、ものすごく久しぶりに昔っぽい日記でした……ちなみに、論文提出が完了したらそのままここにアップするかも知れません。まぁ期待せずに耳にとどめておいてくれれば、と。