テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:ROW見聞録
今年9回目になる海外渡航はポーランドのクラコフという町。ポーランドの旧都(1038-1596年)で東欧でも観光地として有名な場所だ。
ナチがポーランドを占領していた時代には本拠として使っていたため第二次大戦での物理的な被害をほとんど受けなかったことで古い町並みが温存されており、一部は世界遺産の一つでもある。60kmほど離れた場所にアウシュビッツ、ビルケナウ強制収容所がある。 町の中も観光地を意識してか、相当綺麗に清掃されているし、夜出歩いてもそれほど危険な気はしない。色々な色の建物が並ぶが違和感は無く、複雑な形をした金物と重厚なドアを使っているのが印象的だ。ポーランドの黄金時代と言われる15-16世紀の名残ということなのだろう。 宗教的にはローマカソリックで、伝統と重々しさを感じる。前のローマ法王のJohn Paul llの縁の地でもある。黄金時代以降は国力が落ちて、周辺の国に統治されることが多く、複雑な歴史を経ており、それらが国民性に影響を及ぼしているように感じる。 町を流れるVistula川は水が豊富で綺麗なカーブを描いており、観光地としての価値をさらに高めている。川沿いにあるWawel Royal Castleというお城の川沿いでは伝説の竜の銅像が火を噴いていたのは可笑しかった。その昔勇気のある若者が竜を退治して、お姫様のお婿さんになったという話があるらしい。 冬は雪も多い場所であるが、珍しく気温が高くなって、非常に過ごしやすい。ちょうどUEFA European Cupが盛り上がっていて、ポーランド対オーストリア選を控えて町中が浮き足立っている感じがする。Awayでの試合のため、あらゆる広場で大きなスクリーンで試合が観戦できるようになっている。やはり欧州の人達にとってのフットボールは特別なお祭りなのだ。 TVのチャンネルは少なくてすべてポーランド語なのでよくわからないが、西欧の文化の影響をかなり受けていて、訪れたショッピングモールは他の国と何ら違いは無い。 食べ物の方は訪問する前に英国人からは随分油っぽくて量が多い、と言われていたが、二晩のDinnerとも結構美味しかった。観光地であり、フランス人やイタリア人が来るので鍛えられているのかもしれない。アルコールには寛容で、町中に酒屋があった。冬は寒いからだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 13, 2008 12:56:41 PM
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