214919 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Walk on the Wild Side

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
Jan 25, 2009
XML
カテゴリ:アメリカ事情
先週の米国はすっかりオバマ新大統領一色だった。今日の日経新聞では、英文全文と翻訳の両方が掲載されていたので、丁寧に読んでみる(こんなことされると、類似の企画を検討していた雑誌は大打撃だろう)。

Obama in his office


”Restore science to its rightful place"。金融偏重主義に対する警告というよりも、ニューディール政策をも凌ぐ投融資政策を正当化するための方便であろう。

安全問題に関しては”We reject as false the choice between our safety and our ideals"と、単なる理想で命を粗末にすべきではない、とBush大統領からの転換を明確にする。

Muslim worldの独裁者に対しては、”You are on the wrong side of history"と歴史による正当化を使用する。他方自国の、”Patchwork Heritage"と表現する多様性は国の強みだ、と断言する。

金融・経済危機に対しては、一部の強欲と無責任の代償ではあるが、”Collective Failure to make hard choices and prepare the nation for a new age"と連帯責任であるともみなし、”We have duties to ourselves"とか”The price and the promise of citizenship"と国民の自己責任も促す。

そして建国以来の先人達の歩んだ茨の道と同様、我々も危機に立ち向かい、将来の世代が我々が”Refuse to let this journey end"だったと語りつぐよう頑張ろうではないか、と言う。

二百万人が勝利宣言と同じ熱狂を期待したにもかかわらず、歴史に残る、という強い願望を持つオバマは熱狂ではなく次の施策を見据えたあまりにも冷静で現実的な、そして歴史を巧みに使って説得性のあるものに仕上げた。先週は初日から矢継ぎ早に、施策の転換を具体化して行く。

”Change Leadership"とはかくあるものという良き模範を見せてもらっている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jan 25, 2009 08:55:45 PM
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ事情] カテゴリの最新記事


PR

Calendar

Category

Archives

Sep , 2024
Aug , 2024
Jul , 2024
Jun , 2024
May , 2024

Favorite Blog

MUSIC LOVER'S HEART レニ1966さん
SOMETHING TO TALK… Crazy Loveさん

Comments

平田陽三@ 新しい  最近になって日本の癌学界でも癌組織体…
かよ@ Re:Raphaell Saadiq / Stone Rollin' きょうこさんかぁ~めちゃくちゃ懐かしぃ…
Keith06807@ Re[1]:Raphaell Saadiq / Stone Rollin'(04/23) 「こりえんて」はハイジの恭子さんが15年…
かよ@ Re:Raphaell Saadiq / Stone Rollin' う~ん。 『こりえんて』 わからないです…
Keith06807@ Re[1]:Raphaell Saadiq / Stone Rollin'(04/23) ご心配なく。本Blog読者のほとんどはだれ…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X