ヒッピーの末裔? Bode Miller
ちょっと大げさかもしれないが、マズローの欲求段階説のようなもので、生活の基本的な条件に支障が起きると、音楽を聴こうという余裕はなくなるようだ。先週末は、停電騒動のお陰で、図書館で何枚かCDを調達したものの、それらを聞く余裕はとてもなかった。という訳で、言い訳染みていますが、今日は音楽ネタ以外で。日本で報道されているかどうかわからないが、米国の冬季オリンピックでメダルが期待されている中にBode Millerというスキーヤーがいる。先週、この人がTV局のインタビューで「二日酔いで滑った」と発言したことで、スキー連盟が彼をクビにするかどうかという騒動があった。結局本人はその真偽は曖昧に答えたものの、発言が軽率だったと反省したことで何とか事は収まった。彼の場合、実績は文句無しである一方、米国チームとの協調性が無く、私生活ではパーティー好きでも有名で、今回の事件でもスキー連盟のコーチは、相当厳しい反応をしていた。今週号のTime Magazineでも彼が表紙。彼はDownhill、Super-G,Giant Slalom,Slalom、Combinedの五種目すべてでメダル候補だ。父親はヒッピーだったらしく、振る舞いはロックスターのよう。まあヨーロッパでは過去にもトンバ等そういうスキーヤーは他にもいただろうが、今や半数以上が酒を嗜まない米国では彼の行動を好ましく思わない人も多いことだろう。どちらにしろトリノでの彼の成績のみならず、彼の行動には要注目。