カテゴリ:読書
書いてなかったので、たまには書くとする。
ようやく決算期も終わり、1~3月も何とか乗り切ったのだが 4月には行ってなかなかエンジンが掛からない。 どうも、イマイチ気持ちが落ち着かないというのか 先が見えないというのか、やることは見えているのだが 体がどうもついていかない。 かみさんに言わせると、花粉症じゃないの、の一言。 まあ、それもある。確かに突然クシャミ鼻水鼻詰りで まっとうに電話すら出来ない状態にはなる。 頭がボーっとして思考回路が動かなくなるのは 鼻詰まりのせいかもしれない。 閑話休題(て、すべて閑話なのだが)。 辻井喬「父の肖像」を読んでいる。 辻井さんとは、言わずと知れた堤清二さん、 西武の堤義明さんの兄貴、前のセゾングループの社長である。 人に寄っては、西武百貨店潰しておいて、文人気取りの社長さん、 と辛口をおっしゃる向きもあろうが、 読み出すと、これが面白い。 男子たる者、誰彼と問わず、父親というのは大きな存在であることは 間違いないのだが、この父親はムチャクチャである。 だいたい、一夫多妻で兄弟の母親がみな違う、って、 そりゃ、家庭崩壊しなかっただけすごいだろうさ。 清二さんも義明さんも、豊島園の社長の弟さんも、 みな、お父さんの影から逃れられなかったんだろうね。 西武グループという企業体が、既に死んでしまった創業者の亡霊で 動いていたことが良くわかる一冊である。 でも、一代で財を為すには、堤康次郎さんぐらいのパワーが無きゃ やっぱり無理だろうな。普通に人生を送って疲れているぐらいじゃ、 財を為すことなど、絶対出来ません。 それは、ヒルズのIT長者の連中の本とか読んでも良くわかる。 まあ、金が全てかといえば、それまでだが、 父親との心の葛藤という視点では、非常に面白い。 しかし、清二さんは文章うまいね。このヒトは経営者辞めて正解だわ。 読み終えたらまた書きます。 本日は以上。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月12日 01時47分04秒
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