カテゴリ:読書
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Yahoo!GEOCITIESから暫定的に楽天にすべて移行します。 イロイロと少しづつ余裕が出てきたので のんびりやっていくつもりです。 というわけで、本題。 ここ数年来、池波正太郎にはまりまくっている。 最初はTVで見た真田太平記に始まり、 鬼平犯科帳は、とうとう全巻揃ってしまった。 仕掛人シリーズもあと、数冊で全巻読了である。 剣客商売も徐々に増えつつある。 そもそも、昔から好きな作家だったのだが 通勤電車の中で、時間を忘れて読むことが出来るのがいい。 かみさんにも1冊鬼平貸してやったら、大ハマリで、 気がついたら鬼平全巻揃えてしまった。 でもって、最近読んだのが 「賊将」 初期の短編集なのだが、この中でも「応仁の乱」という、足利義政の話がいい。 政治力が全く無くなってしまった足利将軍家の中で、 自分の存在価値を「美」の支援者として見出した義政。 歴史的にも銀閣の造営などでも有名だが、 京都西苔寺のあの幽玄な雰囲気の苔の庭も 義政と庭師善阿弥との共同作品である。 京都を壊滅的に焼き尽くした応仁の乱の中で 唯一無傷で残ったその庭を発見した時のくだりなど、 感動を覚えずにいられない。 晩年の洒脱感はまだあまり無いが、 池波作品の源流を垣間見る珠玉の短編6話収録。 池波作品はそのうち、一回整理して、レビュー集でも作るか。 全作品読破はもはや、最近ライフワークとなりつつあるし。 なんか、面白い歴史小説あったら、ぜひ、ご紹介ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月15日 00時48分01秒
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