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カテゴリ:ブルゴーニュ白
ブルゴーニュ コート・シャロネーズ地区 クロ・ド・ラ・フォルチュヌ2005 Clos De La Fortune ドメーヌ・シャンジー Domaine Chanzy シャルドネ100% アルコール度12.5% 輸入:モトックス 購入価格:2016円 色は綺麗な金色。 香りは火打石、レモン。 抜栓10分前後で石灰、ライムの皮、アカシア蜂蜜、アーモンド? 味は酸味と甘味を伴う軽い苦味。余韻に酸味と苦味。 抜栓直後は火打石の感じが強めに出るが、これは数分で治まる。 あんまり低温だと味がキレ過ぎてて奥行きがない。 グラスに注いで、蜂蜜っぽい香りが出てくるまで待ってから飲む位で丁度良い。 綺麗な口当たりだが、口の中では結構酸味が主張する。 柑橘系果実の皮の様な苦味もあって、味構成に粗雑なものを感じる事もあるが、基本的には辛口のスッキリ系シャルドネ。 酸味が少々粘っこく感じ、口内にしつこく残る部分もある。 甘味要素が足りないので相対的に苦味が目立つ感覚もあり、抵抗を感じる時もある。 ドメーヌ・シャンジーは好きな造り手だが、この完成度はちょっと納得いかんなぁ・・。 こういう場合、蜂蜜の香りが膨らんで甘味不足の補填・サポートをしてくれるのが自分好みの良いブル白なんだが、このワインにはそういう香り補助が乏しいのでイマイチ美味さを感じ取りにくい。 ガッチリ冷やして飲むなら、このしつこさと苦味はかなり軽くなるので、ワインの深みと引き換えだが、まだ飲み手に選択の余地もある。 マコン・ヴィラージュとか程オイリーでもなく、かといってよくある安シャルドネ程軽くもない。 これはこれで味は出来上がってるんだろうけど、どうも中途半端。 不味いことはないが、単独では物足りなさも大きくある。 ある意味余計な味がしないとも言えるので、間違いなく料理にはよく合う。 ・・・・いや、むしろ料理が無いと真価を発揮出来ないんじゃないかな。 酸味のしつこさに対抗できる味の料理が相性いいはず。 ワインの香りは控えめなので、香りの強い食材でも問題無い。 イタリア料理に合わせるイメージが強く出る。 冷たい時にカルパッチョとかの前菜に合わせて、スープ・パスタは適当に、で魚料理が出る時には適度に温度が上がってきてハマる、そんな感じ。 2007年2月に飲んだ1995年のフォルチュヌはもっと味と香りが綺麗に乗ってた記憶があるので、もしかしたらこれは5年10年寝かせて質が向上するタイプの白ワインなのかも。 味だけなら今の状態は、人によってはドライ・ベルモットに近いとも感じかねない。 正直良いのか悪いのか微妙なところで、判断つかないなぁ。 一応、値段相応。 料理と一緒向きの標準的なブルゴーニュ・シャルドネ。 1680円以上、2100円以下の分かり易いレベル。 ★楽天検索 シャンジー フォルチュヌ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 11:41:00 PM
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