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カテゴリ:南アフリカ
カタログギフトのもらいもの シャトー・パタッシュ・ドー2本+ソムリエナイフとフィルハーレヘンとどっちにするか迷ったが、最終的にフィルハーレヘンに 南アフリカ 西ケープ州 ステレンボッシュ地区 フィルハーレヘン・フラッグシップ2000 Vergelegen Flagship フィルハーレヘン Vergelegen カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン 割合不明 フレンチオーク新樽熟成20~24ヶ月 アルコール度14.5% 輸入:三国ワイン株式会社 参考価格:7000円前後 色はややくすんだ濃いどどめ色。上澄みは微妙に褐色がかった赤紫。 香りはアンズ、土、杉、カカオ、プラム、パプリカ?チョコレート? 味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に酸味と甘味。 くっ、香りが汚い・・。 土系の香りに青臭い香りが重なってて優雅さを削る。 それでも、味は結構良い。 落ち着きつつもパワーを秘めた渋味と穏やかな果実感の主張。 味だけならサンテミリオンとかのそこそこのワインと張り合えそうな勢いとバランス感。 余韻も伸びてくるし、高級感もそれなりにある。 喉の入り口あたりと喉の奥とで余韻の感じ方が一貫しないな。 喉入口の方でアルコール感の余韻が強くて長く、厚みの感じ方がちょっとバラバラに。 せっかくのパワーと勢いが分散されちゃって少々惜しい。 アルコール度が高目だから、これは元々こういう仕様なんだろう。 抜栓100分程で渋味が弱まり、酸味が目立ってくる。 抜栓直後の渋味のアタックを好む人には弱体化とも感じてきそうだが こなれた味とも感じられ、熟成ワインが好きな人には悪い変化ではないと思う。 やはり問題は香りだな。 純粋に好みの問題だが、この土臭さと青臭さは自分には苦手で好意的評価を付けづらい。 果実の甘い感じの香りも無くはないが、油粘土みたいな香りの方が勝ってしまってて品に欠ける。 味は悪くないのに香りのせいで減点幅が大きく拡大。 一応、南アフリカによくある土系の香りに抵抗無い人なら、ちょっと高級なボルドーワインのつもりで飲むことは十分可能。 でもこの位の味ならフランスか、もしくはオーストラリアでも4000円台からザラに見つかるだろう。 南アフリカワインでなければならない理由が無ければ、自分で6000も7000も出して買う意味が見えない。 ただ、賞味期限は長そう。今からでも10年~20年と持ちそうな気配はあった。 実際に20年も経過させたら、味は酸味基調の別のワインに変わってしまってそうではあるが。 ほぼ同セパージュ、同地域でニール・エリス・カベルネ/メルローを飲んだことがあるが、印象は似たような感じ。 味は価格なりに数段上だが、香りの青臭さはこの価格のワインでもあまり変わらず。 多分、南アフリカの混醸赤は自分には合わないんだな。(カベルネ/メルローのMy法則にもある程度合致してるし) 値段以下。 取ってもせめて5000円前後位で頼む。コストパフォーマンスは良ろしくない。 高級グレードの品らしいのでコスパ云々言うのは無意味なのかもしれないが、これでボルドーと張り合うには頼りなさが目立つ。 ★楽天検索 フィルハーレヘン フラッグシップ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/05/11 04:06:11 AM
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