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カテゴリ:南アフリカ
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2011 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成14ヶ月 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円 色はやや黒っぽい、濃い紫。 香りはブラックベリー、プルーン、インク、革、イチジク? 味は酸味を伴う薄い渋味と薄い甘味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。 色の濃さや香りの深みの割には、意外と渋味や全体のボディは控えめ。 これはこれで飲み易いのはいいんだけど、以前の2010年ボトルと比べると、妙に薄くて安っぽい。 ここの作り手はなかなか商品の質が安定しないね。 渋味に偏らない味構成は万人向けで、余韻も大人しい。 ガブ飲み向けで、苦味の絡み方には安めのスペインワインに近い印象も感じる。 良くも悪くもちょい苦の葡萄ジュース的。 60分以上の時間経過でも変化は軽微で、2011年は気軽に飲める雰囲気を追求したのかな!? 2008年ボトルはフランスに近いモノを感じたが、2009年はやや失速、それでも充分な出来。 2010年で高級感を持ち直したかと思えば、今回の2011年はどうも悪い意味で安っぽいフルーティーさ。 比較抜きで、適当にガブ飲みする分には今回のこの味の方が良いのだろうが、少々期待ハズレ。 抜栓100分位で香りが弱くなり、苦味も強く出てきて、酸も濁った感じに。 物足りない味に濃さが出てきた様にも感じるが、 あまりバランス感やら綺麗さが無い。 ガブ飲みワインなら大した問題ではないものの、 どうも良い変化と受け止め切れない。 このワインでなければ味わえない味ってワインじゃないな。 安いなりにも確かに有るはずのアシュトン・ケルダーの個性がこのヴィンテージから感じられない。 ワンコインレベルのガブ飲みワインと比べれば、かなり上出来の部類とは思えるが、結局ガブ飲みワインの枠内で完結してしまってる。 飲んでて不味くはないんだけど、今回のボトルは単なる値段なりの安ワイン。 料理は安いスペインワインに合わせるイメージになる。 オムレツ や ツナのテリーヌの様なコクが有りつつあっさりしたもの、他にメンチカツ等の適度に柔らかい食感の肉料理とか。 渋味控えめで甘味が少し乗る味わいから、タレ焼き鳥なんか意外と合いそう。 食中のガブ飲みワインとしてなら決して悪くない、むしろ良い働きが出来そうな味なのは確か。 638円で値段相応。 800円台~1000円クラスの実力が有ると信じていたが、瓶差が極端に出たのか、今回のボトルはイマイチだったな。 とりあえず数ヶ月後に別ボトルを飲み直してみようと思う。 ★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★ 楽天扱い15件 693円~970円 平均800円前後 ヴィンテージによって印象が大きく変わるね。 かつてのコノスル・ピノノワール・コンヴァージョンみたいに数ヶ月でガラっと変わる事はなさそうだが、いつでも飲んでも安心できる安定した味っていうのは期待できそうにないのが惜しいな。 「毎年違うボトルを飲んでも新しい、飽きないワイン」と受け取れれば、それなりに楽しめそうだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/10/13 07:33:48 AM
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