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カテゴリ:ブルゴーニュ白
具体的には分からないが、訳アリ処分品と思われる。 見るからに怪しげな作り手不明のブルゴーニュ・ブラン。 一応、サン・ジャン・ダルディエール(Saint-Jean d'Ardieres)というマコンの地名は確認出来る。 このエンブレムで分かる方がいらっしゃれば、情報お願いします。 コルク下部が瓶口に貼り付いてて途中で折れてしまったが、コルク底面には酒石が有った。 上部にはカビも有ったし、元の保管自体はそれほど悪くなかったんじゃないだろうか? 輸入は先日のロワールのワインと同じトコ。 ブルゴーニュ シャルドネ2004 Bourgogne Chadonnay 作り手不明 (誰のSelectかは知らないが、Grands Vins Selection らしい) シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:三井食品株式会社 購入価格:298円 色はやや濃い金色。 香りはカラメル、べっこう飴、レモン水、胡桃、蜂蜜?熟したバナナ? 抜栓20分程で、べっこう飴、沢庵、胡桃の蜂蜜漬け、カラメル、グレープフルーツの皮?セロリ? 味は薄い苦味と薄い酸味。余韻も薄い苦味と薄い酸味。 およそ想定通りの色と香り。 香りも既にヒネが入ってるのだが、それほど出力が無いので意外と気にならない。 味も果実は抜け切ってるが、この独特の薄味感が結構落ち着いた味わいを見せる。 何か・・・分かってて飲めば、そんなに悪くないかもしれない。 味にも香りにも果実感が薄いから、逆に違和感無く飲めてる感じ。 香りのカラメル香が希薄な味に甘い雰囲気を加え、平坦な流れに起伏を作る。 流石に香りがややアレで、果実感希薄で味も苦味基調の薄味系ともなると、それなりに美味しく飲めるかは経験次第。 おそらく、3~4年位前の自分だったら悪い意味で溜息つく様な白ワイン。 今なら、これはこれで面白いって感じで飲める。 抜栓20分程度の時間経過(ほぼ温度上昇)で、香りに青臭い感じのものが混じり始める。 漬け物的な香りや、半端な柑橘的香りが出しゃばり始め、 ニュートラルな味を揺さぶる。 元の香り出力が強くないから、そんなに言う程気になるものでもないけど。 味は希薄で、香りも特殊。 本来ならリリース5年以内に飲むべきところを、寿命目一杯のトコを越えて、別の飲み物の領域に踏み込んでる。 298円の処分特価もやむなし。でも好き者だったら何の問題も無いな。 料理にどうこうってワインじゃなくなってる。 あっさりした食材を濃いめに味付けした物なら、結構合うはず。 生ハムやアンチョビー、ベビーチーズとかシンプルなツマミでも充分。 まぁ、298円なら値段以上。 適度にヒネたシャルドネとしては、なかなか上手い感じに変化した(熟成とはちょっと違うが)。 お世辞にも万人向けとは言えないが、298円なら初心者でも腹は立たないだろう。 あらかじめ状態を知った上でなら、1280円(?)の半額ってことで、640円までは出しても(1本だけなら)納得した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/11/23 02:18:03 AM
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