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カテゴリ:イタリア:アブルッツォ州
漫画「神の雫」で名を上げたワインらしいが・・ イタリア アブルッツォ州 ヨーリオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2012 Jorio Montepulciano d'Abruzzo ウマニ・ロンキ社 Umani Ronchi ジュゼッペ・カヴィオラ(コンサルタント) モンテプルチアーノ100% ステンレスヴァット発酵 約50%を容量8000リットルのオーク樽で5000リットル分熟成 約50%を3~4回使用したバリック樽熟成12ヶ月 瓶詰め後数ヶ月の熟成 アルコール分13.5% 輸入:モンテ物産 購入価格:1198円(1458円の特別値引き品) 色は濃い紫。 香りはブラックベリー、プルーン、カシス、革、インク、鉄、ビスケット、腐葉土?カカオ? 味は渋味と苦味。余韻に渋味と薄く酸味を伴う苦味。 渋味が強く出るものの、厚みと勢いは意外と大人しい。 香りから甘い雰囲気を感じ取りにくいので、濃そうな雰囲気は強い。 余韻の酸味も穏やかで、なおさら渋味が目立つ。 渋味が強そうで強くなく、それなりに飲み易さが有る。 苦味で強調されてる部分が大きいのかな? 果実味が弱く、飲み易いとは言っても万人向けとは言わない。 こういうものと分かってて飲む分には大きな問題は無いが、甘味と酸味の弱さで大分損をしてると思う。 樽感でボリュームを出そうとしてるけど、果実の起伏が弱く、濃厚そうな "雰囲気" だけで進み過ぎ。 こういう樽を効かせた感じの飲み口なら、まだバランスの取れたボルドーやスペインの方が好み。 抜栓15分で、渋味が薄くなった気がする。 相対的に苦味が強くなった感じで、味の動きが鈍くなってる。 飲み易さは やや増したかもしれないが、分かり易さは後退。 総評としては、単純なモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。 濃い味な様で そんなに濃くなく、果実感よりも樽感で厚みを演出するタイプ。 そして、果実の出力が樽感の強さに付いて行けてない、潰され気味の流れ。 自分のイメージする「大柄な渋味の上に成立する果実の厚みを楽しめる」みたいなモンプルではないのよ。 ガブ飲み出来る程楽しくもないし、じっくり飲める程の深みも厚みも無い、いまいちノれない味。 ビーフシチューみたいな、肉+トマト+赤ワインの組み合わせの料理が欲しい。 ワインに酸味の補填が可能で、渋味に対応出来るアブラを併せ持ち、味の濃厚さを引っ張らない料理が最適。 ほぼ同価格帯のスペインワインのイメージに近い。 1198円で値段相応。 実力的には精々1280円前後。 1000円位のモンプルよりは確かにワンランク上、だが流石に1500円前後までは行かんだろう。 400ml程度残しで次の日(抜栓20時間ほど経過) 香りはブラックベリー、革、ミント、鉛筆、土、ピーマン? 味は渋味と苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。 初日と比べて、もともと乏しい果実感がさらに弱まってる。 渋味もややこなれた感じは出てて、飲み易さ自体は一応向上。 とはいえ、決して美味くなってはいないな。 ここにきて何となく察したけど、ひょっとして軽く熱でも入ってたのかな!? イタリアワインの割には酸味が妙に弱く、長く続く苦味感が起伏を落とし、バランスがかなり低いところで留まってる。 余韻の苦味がしつこく絡み易くて、せっかくのこなれた口通りが上手く働かない。 樽の香りと樽感のノった味の雰囲気が強過ぎるのか、あまり面白い味でもなかった。 今回、状態が良くなかった可能性が有ったので何とも言い難いが。 分かってて飲めば、(気に入るかどうかは置いといて)それで納得は出来る味ではあったし、こういうものか!? もっと果実感が明確だったら、樽の感覚を味方に付けて重厚な 存在感有る味わいを送り出せてたと思う。 2日目も1198円で値段相応。 初日と印象は大きく変わらず、飲み易くはあるが、万人向けという程ではない。 安目のスペインワインが好きな人なら理解し易いとこだが、酸味の弱さがどうしても弱点に。 ★楽天検索 ヨーリオ モンテプルチアーノ★ 楽天扱い約23件 1368円~2070円(送料込)~2100円 平均1700円前後 1500円以下ならまだしも、2000円も出すワインではない。 神の雫系のモンプルならファルネーゼの方がもっとコスパで上を行くだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/05/01 04:13:23 AM
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