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カテゴリ:イタリア:トスカーナ州
イタリア トスカーナ州 IGTトスカーナ キウデンダ・ビアンコ2013 Chiudenda Bianco テヌータ・ディ・ブルキーノ Tenuta Di Burchino トレビアーノ70% ヴィオニエ30% アルコール分12% 輸入:株式会社 徳岡 購入価格:760円(950円の特価20%off) 色は薄い金色。 香りはレモンの皮、石灰、ミント、シナモン、檜、青リンゴ、パイナップル?味醂? 味は酸味と苦味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。 香りはヴィオニエが効いてるのか、柑橘以外にもスパイスや甘い雰囲気が伴う。 酸味を軸に薄~く甘味を伸ばし、香りで補強しつつ余韻で緩やかに締める。 各要素総動員で、全体の構成を構築。 意外と(?)酸味が主張しており、苦味が無駄に伸びるのを牽制する様に付き合う。 最初の香りの柑橘感に、甘い雰囲気を持たせる果実香がふくらみを生み、独特の厚みを演出。 主役であり牽制役の酸味も、余韻まではなかなか届かない。 この苦味感がややしつこく、(実際高価いものではないが)安っぽさを出してしまう。 とりあえず、この辺はツマミ一つでどうにでもなるレベルだが。 総合的には、セパージュに忠実な、悪くない白ワイン。 トレビアーノの薄い果実感に、ヴィオニエの甘い流れが上手く合わさり、しっかりした出来に。 香りの出方には少々胡散臭いwものも感じるが、苦味の流れさえ制御出来れば、それなりに手堅いワインに。 軸になってる酸味を壊さない様に、それでいて酸の走りを適度に抑えられつつ、同時に苦味を無視出来る料理が適役。 ポークジンジャー、チキンソテー、豚カツに岩塩とか、アブラで酸を包める料理なら何も問題無い。 大穴でカレー。野菜カレーとか、酸に合わせてアブラの旨味を程々に利用出来るから、条件は満たしてる。 760円で値段相応。 元の950円でも相応と思えるが、味のノリと分かり易さに難が出たのか、伸び悩む部分も有る。 1000円弱でキャラを立てるにはw、最初の勢いが肝心。安い割に結構面倒なワインかも。 ラップで塞いで冷蔵庫保管し2日目。(抜栓20時間弱経過) 香りはカリン、アンズ、シロップ、蜂蜜レモン?水菜? 味は甘味と酸味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と甘味。 酸味と苦味はやや後退し、甘味が顔を出してきた。 レモンティーっぽい雰囲気。 初日よりも香り幅や味の厚みは衰えたが、2日目の方が良い意味で安っぽくなった感じでバランスが取れてる。 酸は控えめ、苦味のしつこさも緩やかで、甘味が上手く引き立てられてる。 元々の出来は良かった様だし、手堅さがもっと広く薄く馴染んでいったみたい。 より万人向けで飲み易い雰囲気に。 料理はもっとシンプルなものに合わせる方向になっちゃったかな? ごく普通のイタリア向きに、スパゲッティやらピザやら、ニンニクの香りとチーズの塩味に合わせる感じに。 でも1000円以下の安ワインだし、きっとこれで良いんだろうな。 これなら950円で値段相応。 最初からこの味なら納得の評価。 このワインならではの個性を出すより、公約数的な無難なワインに変わった方が好意的に飲めてしまった、というのには心情的に思う処が結構有るw。 だが良きにしろ悪きにしろ、その個性が有ったから印象に残ったという点は事実。 始めから無難な味だったら、きっとそれで終わってたと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/10/05 03:51:03 AM
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