|
カテゴリ:チリ
もらいもの 重厚なボトルに長いコルク チリ DOマイポヴァレー Maipo Valley シングル・ヴィンヤード・マイポ・レセルバ・カベルネソーヴィニヨン2013 Single Vineyard Maipo Reserva CabernetSauvignon ヴィーニャ(ヴィニャ)・バルディビエソ(ヴァルディヴィエソ) Vina Valdivieso カベルネソーヴィニヨン100% ステンレスタンク発酵(50%を天然酵母で発酵) フレンチオーク樽熟成12ヶ月(新樽率25%) アルコール分14% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:2000円前後 色はやや濃い赤紫。 香りは革、ブラックベリー、鉛筆、杉、カカオ、インク、カシス、土、ビスケット、ゴム? 味は渋味と酸味。余韻に苦味と渋味を伴う酸味。 渋味を軸に酸味を伸ばす。 ベリー香に革や鉛筆の、いかにもボルドーに準ずる内容の香り。メルローっぽい雰囲気も強い。 ボルドーと言われたら素直にボルドーワインと信じられる真っ直ぐな雰囲気。 樽の(?)苦味が渋味に厚みを出し、酸味がさらに果実感を送り出す。 凡百のチリカベとは明らかに違う、ボルドーのメドックに匹敵する味わい。 気のせいかもしれないが、粘性を感じる濃さを見せながらも、サラっと余韻を流していく。 多分この余韻の浅さがフランスと比べたチリワインらしさかもしれないが、この口当たりからの重さを考えると、こういう構成の方がバランス感と飲み易さが有って悪くない。 余韻の弱さをカバーするためには、アルコール感を高めるがのセオリーのはずとは思うが、このワインはそれをやっていない(?)のが良い。 それが全体のバランスを生みつつ、浅さを持ったままに半端に伸びを出そうとするのを防いでいる。 フランスと比べると、香りと味の流れの不一致みたいなものは有るには有るが、わざわざ言う程の欠点ではない。 こういうのは熟成で徐々に馴染んでくるとは思う。そう思わせる雰囲気は持ってる。 そこまで明確に思わせるにはヴィンテージ年から数えて最低7年以上、出来れば10年は欲しくなるところだが。 90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温24℃、湿度45%) 総合的には上出来のチリカベ。 渋味しっかりで、ボトルの佇まいにも ふさわしい重厚感。 すぐでもそれなりに飲めるし、10年前後の熟成にも十分耐え得る力を持ってる。 重厚な赤ワインが好きな人、ボルドー赤、カベルネ系赤ワインが好きな人なら、自信を持ってオススメしたい。 料理は肉。ステーキとか最高。 渋味がハッキリしてるので、相応の脂肪分は有っていい。 甘味を補填出来れば なお理想。肉が無ければ、食パンとベビーチーズでもまあまあ何とかなる。 野菜系を揃えたチーズフォンデュとかあれば口当たりの粘りとも相まって上手く噛み合うと思う。 値段相応。 これはフランスの同価格帯ボルドーと比べても、勝るとも劣らぬ出来。 余韻の伸びと深さは流石にチリワインの範疇だが、香りと味は何ら遜色無し。 大分こじつけ気味の見方だが、フランスらしさを出しながら、本来チリワインである事も忘れてない、「層」を広くつくられてる。 500ml程度残しでラップで蓋をしてセラー保管し次の日。(抜栓18時間強経過) 香りは初日と内容的には大差無し。全体の出力は落ちてるが、杉香は逆に強まったかも。 味も初日と変わらないが、渋味は緩くなり、相対的に酸味が伸びてくる様に。 渋味の出方が緩くなった分、飲み易さは増した。 酸味も伸びが有って、フルーティーな雰囲気も有る。 その分 起伏がなだらかになってて、やや単調な流れにも思える。 まあでも、これは抜栓2日目だから、それが分かってれば "こういうもの" とも感じる。 変化であっても劣化ではない。 とりあえず、2日目も値段相応。 ただ、2日目の味だけで判断するなら1400円位と言われても納得する。 初日の味を知ってるから、2日目もそれなりに好意的に評価できる。 ★楽天検索 バルディビエソ シングル カベルネ★ 楽天扱い約5件 1700円~2376円 平均2000円前後 これは是非2000円以下で手に入れたい。 1800円台のランクで括るなら、下手なフランスの一歩上を行ってる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/06/26 03:15:23 AM
コメント(0) | コメントを書く
[チリ] カテゴリの最新記事
|