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カテゴリ:ボルドー
超暑い。7月前半で35℃とかアカンでしょ。 ただ暑いだけならまだしも、梅雨の残滓を含む湿度の高い暑さだから、空間の圧がすごい。 ボルドー コート・ド・ボルドー シャトー・モンペラ(モン・ペラ)2014 Chateau Mont-Pera Rouge デスパーニュ家 Despagne メルロー80% カベルネフラン10% カベルネソーヴィニヨン10% オーク樽熟成10ヶ月 アルコール分13% 輸入:株式会社ワインプレスインターナショナル 購入価格:1777円 色はやや濃い紫。 香りはブラックベリー、革、湿った土、鉛筆、墨汁、ビスケット?オレンジの皮? 味は渋味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。 抜栓15分程で渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。 良い意味で無難な美味さ。 先日のクイーン・モン・ペラと比べて、香りの内容は大差無いと思うのに、その質は上に感じる。 渋味基調ながらも程良い果実感が後を追い、余韻はあっさりだが、ボルドーらしい厚みを思わせて消える。 なかなか正統派のボルドー赤。 渋味を軸に苦味を絡めた果実感を順序良く送り出し、余韻の苦味でササっと締める。 樽の感覚は思った程強くなく、ちょっとしたスペインワイン程度。 言い方が悪いと思うが、「やや厚みを感じるガブ飲みボルドー」。 余韻があっさり退き過ぎかな!? どうにも飲んでて軽い。そこは飲み易さの内とも言えるが、クイーンの方と比べると、味はしっかりしてるが余韻の流れと伸びはクイーンと それ程差が無い様に思える。 味の厚みが余韻まで届いた頃に丁度消えてしまう、飲んでて物足りない感覚w。 「厚み」は感じたが、「重み」は無い。ミッシェル・ロランはどこ行ったw!? 抜栓15分前後で、酸味の感覚が退き、苦味感が台頭してくる。 右岸ボルドー的な苦味と言うよりは、もっと安ボルドーの流れに有る苦味に近い。 抜栓直後に感じた上質な雰囲気が徐々に薄れていく・・。(室温25℃、湿度61%) 総合的には、"それなりに上出来" の普通のボルドーワイン。 味と香りは直球の正統派、口当たりに厚みを感じるが、飲み易さも保つ。 時間経過でボディ(酸味)が大きく削られたのか、少々軽い(安い?)雰囲気になってくる。 それもまた飲み易さを増す変化と言えなくもないが、安ボルドーを飲み慣れた自分にはw当初有ったはずの高級感が高速で摩耗していってる様に思えた。 美味いは美味いが、(どちらかと言うと悪い意味寄りで)普通の美味さ。 最初は良かったのに、飲み進めていくと、どんどん下方修正。残念。 薄く切った肉を甘辛く味付けたものに向いてる。 豚生姜焼き みたいなのが適任。粗挽き黒胡椒を振る位はしてもいい。 大穴でウナギ、又は穴子の蒲焼とか合うと思う。 柔らかい薄切り肉に甘辛い味付けという条件は満たしてる。 ウナギとボルドーはままある組み合わせだから不思議ではないな。 値段相応。 最初は2000円の壁を超えるか!?と思ったけど、・・・超えなかった。 香りは終始(約90分以上)安定してたが、味は不安定。 感心したのは抜栓後15分まで。長くてもいいとこ30分弱まで。 「モン・ペラ」の名を伏せられて、「デスパーニュ家」の1480円前後のボルドー赤と言われたら納得する。 「シャトー・モン・ペラ」の名前が事実上のブランド代・看板代として数百円プラス。 オーパス・ワンやシャトー・マルゴーに勝った!と高評価を受けたのは2001年ヴィンテージだと聞くし、10年以上も経てば色々変わった部分も有るのだろう。 2014年のモン・ペラはそこまで高評価を受けるワインじゃない。 現在は およそ値段なり(ちょっと割高)の、普通の美味さのボルドー。 ★楽天検索 シャトー モン ペラ ルージュ★ 楽天扱い約70件 1933円~3704円 平均2500円前後 検索条件によっては数百件以上。
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最終更新日
2018/07/14 12:11:48 PM
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