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カテゴリ:ブルゴーニュ赤
ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ マランジュ1級 マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・ルソ2015 Maranges 1er Cru Les Clos Roussots ドメーヌ・デュ・ボールガール Domaine du Beauregard ピノノワール100% オーク樽熟成12ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:ワインプレスインターナショナル 購入価格:2322円 色はやや濃い赤紫。 香りはブラックベリー、餡、クレヨン、カカオ、湿った土、クローヴ、古い油? 味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と薄い渋味。 最初の一口は一瞬「ボジョレー・ヴィラージュか!?」と思った。 渋味はしっかりで、苦味の余韻が意外と薄く伸びてくる。 香りが渋味を補強する様な内容(?)ばかりなので、渋味が目立つ様に感じる。 渋味が目立つとは言ってもピノノワールだし、そんなに強いものではない。 薄めの酸味が苦味に隠れがちだが、上手く苦味を底上げに利用し、程々に主張する。 全体のバランスを考えると、苦味の出力が強いのか、酸味の出力が弱いのか、判断が難しい。 経年でもう少し渋味を落とせば、もっと綺麗な口通りと酸味を活かせたと思う。 2015年ヴィンテージだから、もう3年(リリース後5~6年)は寝かせておくべきだったのかな。 現状だと、酸味が出にくい(頑張って出ようとするが、他の味や香りに阻まれる)のが惜しい点。 香りも やや渋味・苦味寄りのものが多いし、酸側の味方が少ない。 思い付きでデキャンティングしてみた。 香りがほとんど吹き飛んだ。残ってるのはインク、土?カカオ? 渋味と苦味の出方と出力は一定になったが、酸が完全に引っ込んでしまった。 酒入りの渋い水化。完全に失敗w。1000円未満の安ボルドーの方がまだ酸が有る。 総合的には、ちょっと出来の良い味のブルゴーニュワイン。 熟成によって向上する気配は見えるので、そこは安くても 流石の村名一級格。 渋味がいくらか強めに感じるが、多少渋い赤ワインが好きな人ならどうという事も無いはず。 結構渋味が有るので、肉料理が無難。 肉のアブラで渋味と苦味を和らげるか甘味を補填出来れば、ワインのバランスを向上させられる。 鴨のローストにフルーツソースとか、チーズやナッツ(胡桃やカシューナッツ)の蜂蜜和えもアリ。 一応、値段以上。 現状、ワインは約2000円台前半相応レベルとして、「ブルゴーニュの一級」の格(看板)を考えれば2500円もOK、上手くいけば3000円狙うのも不可能ではない。 格相応に(?)熟成による向上の伸び代は見えるし、とりあえず これで約2300円なら十分。
味だけなら ちょっと出来の良いだけのブルピノ、と言えなくもない。 あえて言えば、ルイ・ジャドのクーヴァン・デ・ジャコバンと同等。 それなりに美味しく飲むには熟成待ち。 待てるだけの潜在力は持ってるものの、わざわざ待つ程のものか!?と言われると、何とも言えないw。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/08/12 06:15:35 AM
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