|
カテゴリ:ブルゴーニュ白
・・・!? ヴィンテージ表記が見当たらないな。 多分、どんなに古くても2014年以降のボトルだとは思うが・・・。 ブルゴーニュ シャブリ地区 フォション(フォッション、フォーション)・シャブリ Fauchon Chablis フォション社 Fauchon シャルドネ100% アルコール分12% 購入価格:2138円 色は黄色がかった薄い金色。 香りはレモン、グレープフルーツ、塩水、生ピーナッツ、シロップ、石灰、レモンオイル? 味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。 お手本の様な辛口白。 柑橘香にナッツ香とシロップ、香りは辛口の雰囲気一辺倒という事もない。 苦味基調で後から薄く酸が追ってきて、余韻まで真っ直ぐ。 きちんと苦味(ミネラル)の張りを感じられる、シャブリらしいシャブリ。 味を乱す苦味ではなく、メインを張れる綺麗な苦味と補強する酸味。 飲み易い。苦味基調ではあるが、万人向けの雰囲気を持つ。 60分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は限定的。(室温22℃、湿度43%) 冷温キープの方が苦味の張りが映えるのは間違い無いが、 ちょっと位温度が上がっても、苦味や酸がダレる事は少ない。 白ワインの "苦味感" を楽しめる人向き。 酸や甘味等の果実感を求める人にはイマイチ不向き。 そもそもそういう人には辛口白ワイン自体が不向きだがw。 味はそれなりに(経験によるとはいえ)良い出来なんだが、やっぱり香りがどうしても見劣りする。 総合的には、良くも悪くも普通のシャブリ。 「シャブリ」の看板背負える程度には、ちゃんと押さえるべき味わいは押さえられてる辛口シャルドネ。 悪く言うと、味の動きに乏しく飽き易い、辛口と分かっていても少々物足りなさを感じさせる。 出来の良いシャブリは香りに蜜感やカラメル感が有って、味全体を底上げするのだが、このワインにはそれが無い。 「温度上昇に強い辛口白」という点は確かな見所だが、味は思ったよりも普通だった。 一般的な辛口シャルドネに合わせるつもりでOK。「シャブリ」の名にこだわる必要は無い。 牡蠣に合わせるのなら、生牡蠣よりもフライかオリーブオイルのソテーの方が良いと思う。 とりあえず、塩と油の味の組み合わせには問題無い。 値段相応。 相応だけど、約2100円が事実上の上限だな。 安くて1680円、高くて2200円って感じのレベル。 フォションのブランド代が200円~400円載ってると思う。 ウィリアム・フェーブルやルイ・ラトゥールのシャブリがほぼ同価格だし、自分だったら選べるならもう数百円足してもフェーブルかルイ・ラトゥールのシャブリを選ぶ。 流石に↑この2社と比べるのはイジメとしてもw、コスパを考えると、1500円前後以下のもう少し安いシャブリでも必要充分な感じは有る。 最初から最後まで妥協せず「シャブリワイン」を楽しむにはこのワインは明確に貫目不足。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/12/23 03:53:31 AM
コメント(0) | コメントを書く
[ブルゴーニュ白] カテゴリの最新記事
|