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カテゴリ:ラングドック・ルーション
ポリフェノールの含有量にこだわった、というのがウリのワイン、その名も「フェノリア」。 一般的な赤ワインのポリフェノール値が約180mg/100mlのところ、このフェノリアは最大497mg/100mlという数字を出したらしい。 多分一番良い記録を出したワインがこの数字であって、平均を出すともう少し下がるだろうw。 ラングドック IGPペイドック フェノリア2014 Phenolia GCF(レ・グラン・シェ・ド・フランス)社 Les Grands Chais de France ヴァンサン・ユゼ(ワインメーカー) マルベック70% マルスラン30%(カベルネソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種) アルコール分13% 輸入:株式会社リンクイン 購入価格:1192円 色は濃い紫。 香りはブラックベリー、インク、プルーン、ビスケット、檜? 味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。 まあまあ。 香りはおよそ品種に忠実、渋味は思った程強くもなく、酸も薄い。 余韻は軽いなりに薄い甘味がノリ易く、結構飲み易い。 渋味は有るが酸味は控えめで、余韻まで届く甘味感で飲み易さを主張。 香りが渋味の印象を強めるものがメインで、味の軽さをかろうじてサポート。 1000円ボルドー、又は(酸の薄い)1000円トスカーナに近い雰囲気。 ドッシリした重厚な味わいを求める人には、大分 肩透かしな内容かな。 味云々よりはポリフェノールの含有量にこだわったワインだろうからw、変に飲みにくかったりするよりは、これでいいのだろう。 抜栓20分程で、甘味が薄くなってきた。 渋い水の1.5歩位手前の味になり、美味さが落ちる。 1000円ボルドー並には味は保ってるので、飲み易さ自体は残す。 抜栓50分程で香り出力も後退。 渋味の感覚もさらに軽い印象になり、渋い水化により近づく。 左岸系の1000円ボルドー、酸味の無い1000円キヤンティといよいよ変わらない。 総合的には、普通の赤ワイン。 渋味を軸にした濃いワインと思いきや、結構軽めの味。 渋味が前面に出てはいるんだが、それがメインにならない。 味や香りからは上手く特長を掴めない感じ。 飲んでて嫌な気はしないし不味くもない。だが飲み易さ以外の長所が見えない。 飲み応えが無い。飲んでて飽き易い。 渋味が弱いから、アブラ要らない。 ローストポークや薄焼きピッツァ辺りが適任。 セブンイレブンとかで売ってるブリトーによく合いそう。 とりあえず値段相応。 実力的には約1000円レベル。 「ポリフェノール含有量が多い」という部分に+200円弱分の価値を感じられるかどうか?の勝負。 「渋味は欲しいが "しつこさ" まで行くと鬱陶しいので、メインにはならないで欲しい」 「とにかくポリフェノール!ポリフェノールで健康!(願望)」 みたいな人にはw、これはこれで悪くないのかな!? ★楽天検索 フェノリア★ 楽天扱い4件 1388円~1550円 平均1480円前後 この価格ならオススメはしない。 マルベック主体のワインでポリフェノール云々を摂取したいなら、アルゼンチンのマルベックワインでも同じじゃない!? それで、アルゼンチンのマルベックなら1000円位で手に入る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/12/27 06:58:22 AM
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