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2009.08.11
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カテゴリ:読書日記


会社は毎日つぶれている

著者: 西村英俊
出版社: 日本経済新聞出版社


【目次】
社長は会社を、ブッシュは合衆国をつぶす
なぜ、人員整理を一番先にしようとするのか
弱い部分を取り除くのは社長の仕事
相手は世界、国内視線では勝てっこない
意思決定を遅くする水田稲作文化
社長は会社で一番の危険人物だ
辛抱、辛抱、相手の言葉でわかるまで
持っていますか?自分の時間と自分の言葉
とっさの判断で会社の浮沈が決まる
騒がれる前にまず自ら発表を
社長の一斉号令が会社を傾ける
法律の上位にある倫理とモラル
社長は嫌なことから先にやろう
辞め時を間違ってはいけません
使いきっていますか、社外取締役
そして今日も会社はつぶれている

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

著者は、総合商社 双日(そうじつ)の初代社長。
日商岩井とニチメンが合併してできた会社です。

両社は、多額の債務を抱えて合併した会社、
いつ潰れてもおかしくない状況からのスタート。
そんな会社で社長に就任した人の、世の中の社長に向けた話です。

文章は、社長に語りかけ、問い掛ける内容となっている。

社長業は厳しい。
いくら前向きになれといっても、前向きになれないこともあります。
一般社員が会社をやめる、といったことができないのが、社長です。
社長は、社員、社員の家族、取引先、取引先の家族の生活を
背負っているのだから、当然です。

それでも、何かにすがりたいこともある。
この本は、そんな厳しい経営状況の社長のよりどころとなるのではと感じます。


経営改革は、全員参加の運動としなければならない。
それを推進し、伝道者となり、責任者であるのが社長です。

経営改革の時には、やりやすい人員削減や給与カットではなく、
目標設定、回復プラン、求心力醸成、全員参加、協力我慢、期間内達成などの
シナリオでしか、合理化という手術・非常手段は功を奏しない。

競走には工夫が必要。
工夫と相違のある人を育成しなければならない。 

会社は毎日つぶれている。
全神経を集中して、悪い材料を集中して悪い材料を拾い集める。
会社の中で部下に、どんな些細なことでも報告せよといっても、
情報は上がってこない。社長はそれほど偉くて遠い存在である。
社長自身が、やらなければならない。
定期的にチェック項目を点検する。
社会諸制度の変化は報じられた時に関わりのある自社事業の感応度と対策を
チェックしなければならない。
自分の目で。

商談などの面談の前には、2つの課題を作る。
それを自分で考え、話ができる時間を確保しなければならない。
・相手の会社の最も大きな問題になりそうなことを想定して、
 その解決に関して相手の社長はどう考えているかを聞く
・自分の会社が今一番やりたいことに対する意見を相手に聞き、
 協力を求める

時間に厳しくなければならない。
小さな遅れが、市場などの外的要因にぶつかって致命的な遅れになることがある。

順法性・人間性の3つのレベル
・レベル0・・・
  法を守れないレベル(非合法、恥)
・レベル1・・・
  何とか人間らしい人間として認められる最低のレベル(合法、当たり前)
・レベル2・・・
  人間社会の道理にあって生きる価値のある生き方(道徳、人に迷惑をかけない)
・レベル3・・・
  自分自身の心に従って迷いもなく従える正道(倫理)

危機回避でやるべきこと
優先順位を、社長の好き嫌いではなく、やるべきことに切り替えること。
社長は、「チヤホヤされる偉い人」ですが、好き嫌いは封印する。


現場で危機を回避した社長の言葉は重い。





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Last updated  2009.08.12 15:03:00


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