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ちょっと調べ物をしていたら興味深い研究事例が出てきた。
http://www.hus.osaka-u.ac.jp/kiyo/file/27/!27-4_OZ.PDF 大阪大学人間科学部の方の研究事例で、 対象者はすべて大学生。 詳細は、この論文を読んでいただくとして、 私が見てきたことや自分自身の体験、身近な人の経験値で話すと、 ・成功した人 ・自信が高まりますます成長する ・それに甘んじて怠惰になる、横柄になる、バーンアウトする ・失敗した人 ・失敗をバネに次の目標に切り替えて成長する ・負け犬根性で腐っている という事例に分けられるが、研究事例でも同じように書かれている。 例えば、小中高大でずっとサッカーとか野球とかスポーツで進学してきて、 そこそこの成績を残したが、プロには行けなかったという人が、 企業がよく採用したいという 「体育会系は根性があって、上下関係にも慣れている」 ということが必ずしもあてはまらないことということがある。 ずっと同じスポーツを15年くらいしてきたということで、 15年くらい同じ仕事をしてきてモチベーションの高まらないビジネスパーソン と同じようになっている人がいるということだ。 ※比率は分からないので、どこかの方に研究してもらいたいし、私が大学の教員なら研究するのだが… 子供の頃からやっていることで体に染みつき、惰性でスポーツをやってきたが、 運動神経がよかったためにそこそこの成績を上げた。しかし、思考とか、努力とか、能力があと一歩プロに足りなかったというときに、ビジネスパーソンとなれば、 新しいことを一から始めることになる。 その対応ができるかどうかが、活躍できるかどうかにかかっているので、 結局は、体育会でも文化系でも同じということなる。 次に体力であるが、根性というものほど、いい加減なものはない。 根性は、何かの目標があって初めてなりたつし、スポーツの根性も、 今までの厳しい物理的経験、天候の経験によって成立するし、 新しいことに対応できることとは関係がなく、根性の仕組みを理解していなければ、 意味がないわけである。 上下関係についても、最近の体育会では、20年前までのように、 1年奴隷、2年平民、3年天皇、4年神様なんていうことは既にあり得なくて、 友達感覚になっているところが多い。 逆に、上下といっても3年上までであり、それ以上離れた世代も考え方も違う 先輩上司に適応できるかどうかということにかかっている。 総合すると、いかにして「適応」できるようにするかが問われる。 成功・失敗は、一つの目標であって、自分の人生の「過程」であって、 夢破れても、次の目標の設定ができるという適応感覚を持ち、 自分が幸せになれるものを見つけることが大切なんだと思う。 見つけられないという人は多いが、見つけるのは、周りに無数に流れる情報を キャッチする「感度」を持つ必要がある。それに必要なのは、雑学知識だったり、 好きなことを追求するプロセスを理解することかと考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.03 20:26:08
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