タラダラ人生には留意しよう
無理が行かないようにして適度に働けば、 体のためにも精神のためにも良いと言われている。 人間は、肉体によって支えられ、みずみずさを 保有している知性的存在である。体を動かすことは、 健康のためになるのである。 害となって現れてくるのは働き過ぎの場合であって、 働くこと自体ではない。それから、厳しい仕事よりも もっと悪いのは退屈な仕事、体力を消耗してしまい そうな激しい仕事、先の望みが全くない仕事である。 健康的なのは、将来が期待できる仕事である。 程よく頭を使う仕事は、外の仕事にくらべても 決して疲れるものではない。ちゃんと節度を守って 規則正しく実行すれば、体を鍛えるのと同じように 健康を増進させることができる。また、体の調子に 充分注意をしておれば、自分の能力以上に負担は 掛けられないものだ。ただ、 飲んで食べて寝るだけで、ダラダラと一生を送って しまう方が、はるかに有害である。仕事に励むこと よりも意味のない生活をする方が、はるかに早く 人間を消耗させてしまうものである。だから、ダラダラ とした生活にならないよう留意すべきである。