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DJ Kennedy/life is damn groovy

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May 1, 2005
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カテゴリ:Studio 54 Series
I Love The Nightlife / Alicia Bridges

Studio 54は当時の流行発信源となり、ディスコ・ミュージックは77年から78年へとピークを迎えていた。ヒット曲が毎夜流れるのみでなく、Studio 54の音響は当時の最新技術を用いたものでもあり、音楽業界者の間でも目を見張る存在であった。ただ、クラブはセレブリティや「美しい人々」の集まる場所としてますますそのステイタスを上げていたが、それだけに裏話は数え切れず、当時の従業員などによって今に語り継がれているゴシップも多い。

当時セレブリティの指名を多くとっていたあるバスボーイの話である。

毎晩多くの有名人が集まり、彼等の殆どはクラブでの夜を楽しみ、従業員にもよくしてくれたが、シルベスタ・スタローンだけは違った。彼は来るたびバック・ポケットに’Rocky’という刺繍の入ったベルボトムを履き、何人ものボディ・ガードを従えており、バスボーイには彼の世話や相手を一切させず、「エゴのかたまり」と密かに言われていたという。

エルトン・ジョンは、クラブで働くバスボーイに気に入った子がいると、彼のホテルへ誘うことがあったが、エンターテインメントの世界で生きていくことを夢に働いていたストレイト(ゲイでないこと)の男の子も、声が掛かればこれぞチャンスとついて行った、という話。当時クラブで働いていた従業員の殆どはゲイ(スティーヴもゲイであった)だった。

ある夜、マディソン・スクウェア・ガーデンでのコンサートを控えたライザ・ミネリはその前にクラブに寄り、彼をコンサートに誘い一緒にリムジンに乗り込むと、
ラジオからディスコ調の"Somewhere Over The Rainbow"がかかり、脅威を感じてシャンパン・グラスをリモの窓ガラスに投げつけた。そして彼に「人々はどんなに母を愛しているか」と言い、コンサート会場まで嗚咽し続けた。


Studio 54で働いていたバスボーイたちは、セレブリティのそのような姿を見、感じ、何を思っていたのだろう。

そうして、彼は最後に見てしまうのだ。
ある土曜日の朝、家に帰ろうとバックドアへ向かっていると、イアンが腕にバインダーを抱えてこちらに歩いてきた。後ろにはスーツの男、トレンチコートの男、2人が続き、彼はドアを開けて彼らを通し、クラブを後にした。

あとは、後に発表された通りである。
イアンはその夜の為にコケインなどのドラッグを大量に持ち込んでおり、彼について入ったFBIエイジェント2人に見つからぬよう、バックドア近くのスピーカ下に隠しておいた。イアンは2人に書類を見せることになっており2階へ上がったが、一緒に行ったのは一人で、もう一人は下に残った。そのエイジェントは1階ダンスフロアの後ろにあるバンケットに座っていたが時間が経ち、辺りを見回し始め、そうして、イアンのバインダーを見つける。イアンはコケイン所持で逮捕される。1978年12月。

1979年12月には、スティーヴが解雇した元従業員が彼を恨み、IRSにStudio 54の脱税を告発したことによってIRS(Internal Revenue Service=税務署)エイジェント50人によってクラブは家宅捜索を受け、脱税容疑でスティーヴとイアンは逮捕される。

1980年1月18日、スティーヴとイアンはともに懲役3年半の実刑プラス2万ドルの罰金という判決を受ける。

同2月3日、ゲストにダイアナ・ロス、アンディ・ウォーホール、リチャード・ギア、そしてヤンキースのスーパースター、レジー・ジャクソンなどを迎えて最後のパーティをStudio 54で催し、翌日スティーヴとイアンは服役することとなる。


事実上、これがめくるめくStudio 54のエピローグということになり、クラブはその存在を変えていくことになる。また、80年代に入りStudio 54のブームが去ることで音楽もこれまでのDiscoからRock N' Rollに流行が移行していく。








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Last updated  May 2, 2005 12:12:36 AM
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