「たばこ肺がん説」という「悪魔」
タバコの歴史は,人類のそれとともにあり、もし、タバコが有害なものであれば、今日まで「嗜好品」として存在することすら出来ません。タバコと人類との出会いを考える場合、原始的な習慣を継承している人たちの実際の「効用」を知ることが重要です。彼らは「疲労回復剤」「病魔を追い払うもの」としてタバコを必需品としています。現代の人たちは、タバコを吸うと、ニコチンやタール系物資などの有害なものを摂り込むことになるから有害だと判断しています。確かに、これらの物は有害ですが、実際、タバコを吸うことによって有害になるのかというと、断定はできません。有害な場合もあるし、そうでない場合もあります。つまり、吸う人の食生活を中心とした生活習慣の結果としての体質・自然治癒力によって違ってきます。例えば、タールは発がん物質ですから、動物実験で動物の皮膚に擦り続けますと、ガンが発生します。しかし、ガンの発生情態は、動物に与えられた飼料によって差異があります。つまり、動物性の濃厚飼料をタップリと与えられて体質が悪化している動物は、簡単に発ガンしますが、自然の穀物飼料を与えられた体質の良いものは、なかなか発ガンしません。このように、日頃、人間の本来の生理に適った生活習慣を食生活中心に行っていれば、タバコの発がん性など、心配することなく、喫煙を堪能できるということです。「間接(受動)喫煙」からも発ガンになると言うことで、喫煙者はベランダに追い出され「蛍族」が大量発生しています。この根拠になった「動物容験」は、欺瞞に満ちた実験と言わざるを得ません。この実験は、(Aグループ)一日30分~40分ハツカネズミをタバコの煙が充満した密閉部屋に 入れるのを一年間繰り返しました。(Bグループ)綺麗な空気の中で一年間育てました。結果(X)(Aグループ)17%に肺ガンが発生、1年半後では33%の肺ガン発生(Bグループ)1年半後で、やっと4%にガンが発生 この実験には「対照実験」が行われていません。つまり、30分~40分密閉部屋に閉じ込められるストレスの対照として(Cグループ)「煙のない密閉部屋」に入れる(Dグループ)「タバコ以外のお線香やもぐさの煙で充満した密閉部屋」に入れる などの対照実験が必要です。この対照実験が行われ、(Cグループ)でも(Dグループ)でも発ガン性が増加しないという結果が出なければ、結果(X)には何の説得力もありません。欧米での研究発表は、内容の吟味が厳しく、前記のように「対照実験」不在の研究は発表されることはありません。あまりにも独断的な予断と偏見に満ちた実験であり、事実を反映している発表とは言えません。更には、喫煙率が下がっても、肺がんを初めとする、がんの患者・死亡者は増え続けています。当然です。他に理由があり、その「身代わり」にされているだけです。真犯人は、自動車排気ガスと農薬による大気汚染です。 自動車メーカーと石油化学業界、医薬業界は「資本の論理」の覇者です。そして、食生活の悪化による自然治癒力の低下です。 ☆「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります」「疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が、非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります」「喫煙は、あなたにとって脳卒中の危険性を高めます」これらは、タバコのパッケージに印刷されている文言です。そして、詳細については、厚生労働省のホームページを参照下さいと、ありましたので、早速、そのPDF ファイルを覗いてみました。「たばこは、肺がん、喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、膀胱がん、腎孟・尿管がん、膵がん、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、歯周疾患、低出生体重児や流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子である」と述べ、更には「たばこによる超過死亡数は、1995年で9万5千人であり、全死亡者の約12%になる」と記述してあります。ここで疑問が生じます。日本国政府の最大の責務は「日本国民の生命と財産を守る」ことです。その政府が、たばこの喫煙が、多くのがん初めとする生活習慣病の原因となっていることを知りながら、たばこの販売を許していることです。その上「たばこ」に税金をかけ、国たばこ税・都道府県たばこ税・市町村たばこ税・たばこ特別税・消費税と、その税率は63.3%にもなり、平成15年度は、その総額は2兆2.759億円にもなっています。喫煙者に身になりますと、たばこを購入時、異常に高い税金を払い、その喫煙が原因で、がんを初めとする生活習慣病になり、(根治できない医師に)医療費を支払い続けて、最後はポイ捨てされます。今回の医療改正では「混合医療」ということで「保険外の医療」が増え、患者の負担が益々大きくなります。負担が増大しても、根治されるのであれば良いのですが、そうではないのです。彼らにとっては「風邪」も「難病」であり、治すことは出来ません。況や、がんを初めとする生活習慣病を治すことは出来ません。治すのは、根治するのは自然治癒力だけです。医師は、この自然治癒力に逆らう「逆療法」という「対処療法」で、(営業・販売拡大策となる)延命をさせているだけです。これら「資本の論理」に蹂躙された現状は、本来の日本人ではありません。「黒船」以来、この悪魔に取付かれてしまったとしか言いようがありません。そこで今こそ「悪魔祓い」が必要です。簡単なことです。人間本来の食習慣に戻るだけです。私は喫煙した経験がありません。しかし、たばこは嗜好品ですから「たばこを喫煙する余裕」を持った人が羨ましいと、いつも思っています。本来の食習慣を取り戻し「喫煙する余裕」を満喫しましょう。