拳の三訓、拳の三要
子どもの部では、久しぶりに全員そろって練習ができました。白おびさんたちは、12月に昇級試験を受験させる予定です。ぼちぼちですが、技の練習に入っていきます。シュウヤとセイギ(幼少3級規定演武)コナンとシオン(中学生有段)は、三重県大会の組演武に出場する予定ですので、その練習に入りました。一般の部では、9月11日の昇格審査会で二段を受験する拳士が2名いるので、「拳の三訓」と「拳の三要」について話をしました。拳の三訓とは、「守」「破」「離」の事です。「守」とは、「師の格に至ること」です。先生が主に級拳士に「技」を教える時に、教える「基本」です。級拳士の時は、それをバイブルのように一生懸命練習します。「破」とは、「師の格を変形すること」です。黒帯になると、先生の体と自分の体に体格の違いや、力の強さに違いがあることを発見し、先生の言った通りにやるだけでは、自分は技がかからないことがある事を発見し、自分なりに工夫を始めます。三段以上の人は、初段以上の人たちに、自分はこんな工夫をして技をかけている事を教えます。「離」とは、「師の格から出て、己れの格を生み出すこと」です。四段以上になると、すべての技が、自分なりの理解と工夫で説明できるようになります。気をつけなければいけないのは、級拳士あるいは、初心者に「技」を教える時は、「守」を教えないといけないという事です。そうでないと、教えられた方は混乱してどうやっていいのかわからなくなります。だから、まず正しく師の教え(基本)に従い、師の形を学び、その正しい形に到達する事を目標として、自分勝手な解釈をして我流に走ることの無いように注意することが大事ですね。拳の三要は、また次回に、、、