やれる!
「もう書きたくない!!!」キーボードを叩き、パソコンを電源ごと切りベッドにもぐりこんだ。あたしは、小さな子供のように大声で泣いた。ずっと、ずっと…。泣き続けた。目が腫れ、しゃっくりが出る。1時間ほどして、少しだけ落ち着きを取り戻したあたしは黙ったまま、パソコンに向かった。そして、マニアのふたりに、メールをした。「あたしには、才能がないので、前書きなんて書けません。 自分の名前…載らなくて良いです」本当は、悔しかった。つらかった。何よりも、情けなかった。本当に逃げ出したかった。大和書房のSMさんにも、メールをした。すぐに、あゆさんからメールが来た。そこには、あゆさんから【やれる!】のメッセージが。そして…。モテテクが書けてもそれとは違う能力を要求されます。初めてだと、戸惑うのは当たり前なんですね。けろたんには、能力じゃなくて、経験がないんです。経験がないから、前書きに必要な要素がなにかをつかめていないだけなんです。けろたんは、経験をすればまえがきを書くライティング能力は持っています。だって、小難しい文書ではなく、もっと読みたくなるような楽しい文書を書けばいいのだから。次の日、SMさんからメールが来た。片瀬さんに前書きをお願いしたいと思ったのは、藤沢さんだけでなく、私も同じ気持ちです。「等身大の著者」というと変かもしれませんが、感覚のフレッシュさ、自分の体験からだけ、きちんと物事を書いてくださるそのスタンスが、「まえがき」では、きっと読者にいい印象を与えてくださるハズ、と思ったのです。みなさん、色々な意見がありますし、私も色々と申し上げましたが、最終的に片瀬さんが納得されなければ、この本を出す意味がありません!いい本にしましょう。絶対に。あたしの中のしこりが、とれたのが解りました。3人の著者でも、それぞれに担当があって、その担当はその担当が頑張らなきゃダメだって思ってた。ビシッと決めなきゃ、ダメだって。3人だけど、3人じゃないように思ってました。前回の前書き、あとがきは…あたしは何ひとつタッチしていません。今回は、あたしひとりが頑張って書き終えなきゃいけないと。100%完璧な状態で仕上げなきゃいけないんだと…思ってました。それぞれ担当が振り分けられていたとしても、3人が書くことには変わりない。誰も、ひとりに責任を擦り付けようなんて思ってるわけじゃないんですよね。ひとりじゃなかった…。マニアのみんなも、大和書房のSMさんも…。そして、待ってくれているみんなも。みんなが、『モテ本』が出来るのを楽しみにして出版され、カタチになるまでを夢見ているんだと。【みんなの夢になれば、やれる!】だね、あゆさん☆本当に、前書き…あきらめていたんです。もうあたしには、書く才能がないので、書くこともサヨナラしようと思ってた。でも、あゆさんのコトバで、とにかく書こうと思った。SMさんのコトバで、ひとりじゃないこと実感できた。あゆさんが、恋愛マニアのリーダーで本当によかった。ちょっぴり恥ずかしいですが、本当に思っています。そんなあゆさんが、『モテ本!ハイパー』と平行してそして1人で頑張った『やれる!』が発売されました。http://plaza.rakuten.co.jp/ayumifujisawa/14006あたしを『相棒』と言ってくれる、あゆさん。あたしにとっても、大切な相棒です。あたしの相棒の『やれる!』の応援をお願いします。今日で最後なんです。最後のホンの一瞬で良いです。一言で良いです。応援をしてください。今日まで、何も出来ない相棒で、ごめん。ずっと応援してた。「けろたんが『やれる!』って言ったコトバがピンときて…。 今度の本のタイトルに使っていい?」そのときから、なんだか他人事には思えませんでした。一瞬でいい。相棒を応援してやってください。あたしの大切な相棒にキャンペーンが終わった後とびきりの笑顔のプレゼントをしてあげたいです。http://plaza.rakuten.co.jp/ayumifujisawa/14006