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カテゴリ:遊戯王
お世話になっております。ケシゴムと申します。すっかり忘れてたんですが、去年2015年の10月にこのブログは開設10周年を迎えておりました。ただほっといたら10年経った感じですけどね。今後ともよろしくお願い致します。
さて今回も遊戯王OCGの変なギミックを紹介したいと思います。 皆様はエクシーズ・アヴェンジャーというカードをご存知でしょうか。 星4/闇/悪魔/攻1800/守700 このカードはエクシーズモンスターの効果を受けない。また、このカードがエクシーズモンスターとの戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、このカードを破壊したエクシーズモンスターのランクによって、以下の効果を発動する。 ●ランク3以下:相手はエクストラデッキのカード1枚を選んで墓地へ送る。 ●ランク4:自分は相手のエクストラデッキのカード1枚を選んで墓地へ送る。 ●ランク5以上:相手はそのエクシーズモンスターのランクの数だけ、 エクストラデッキのカードを選んで墓地へ送る。 このブログでも、2013.11.17の記事で一度考えたりしましたが、相手のEXデッキを多く破壊するためには高ランクエクシーズが必要であったり、送りつける手順が面倒であったり、そもそもザボルグで良いんじゃないかと思ったりで、なかなか形にできないでいました。 実際轟雷帝ザボルグはサーチこそ扱いづらいものの、相手のEXデッキを破壊する能力は非常に高く、自分で選べる上に8枚も除去でき、自分のコンボにも応用することができるという素晴らしい性能を持っています。 対してエクシーズ・アヴェンジャー(以下エヴェン)で相手のEXデッキを8枚除去するには、送り付けたエヴェンをランク8のモンスターで戦闘破壊する必要があります。 高ランクのXモンスターは制圧力に優れているものに富み、それらを維持するような形でサポートしていった方がデッキとしては安定する場面も多いため、EXデッキデスを目的とするならザボルグで良いじゃん、というのが実際のところでした。 しかし最近、差別化を図りつつエヴェンが輝くことができるカードが登場しました。 《No.77 ザ・セブン・シンズ》です。 ランク12/闇/悪魔/攻4000/守3000 このカードは自分フィールドのランク10・11の闇属性Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。この方法で特殊召喚したターン、このカードの(1)の効果は発動できない。 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て除外し、除外したモンスターの中から1体を選んでこのカードの下に重ねてX素材とする。 (2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。 有するランクは最高級の12。セブンシンズでエヴェンを破壊できれば相手のEXデッキを12枚削ることができます。 また特殊なX召喚法として『自分フィールドのランク10・11の闇属性Xモンスターの上に重ねてX召喚』することができ、同ランクの《No.93 希望皇ホープ・カイザー》《超量機神王グレート・マグナス》よりも出しやすいのです。 ではそのランク10/11の闇Xモンスターはどうやって用意するかなのですが… ブースターSP-ウィング・レイダーズ-で登場した《RR-ラスト・ストリクス》を使います。 星1/闇/鳥獣/攻100/守100 「RR-ラスト・ストリクス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分の「RR」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分は自分のフィールド・墓地の魔法・罠カードの数×100LP回復する。 (2):このカードをリリースして発動できる。エクストラデッキから「RR」Xモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズにエクストラデッキに戻る。このターン相手が受ける戦闘ダメージは0になる。 このパラレル見づらいな… ラストストリクスはリリースすることで好きな「RR」Xモンスターを特殊召喚できる効果を持っています。そして今回特殊召喚するXモンスターは… SHVI新規の《RR-アルティメット・ファルコン》です。 ランク10/闇/鳥獣/攻3500/守2000 (1):このカードは他のカードの効果を受けない。 (2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンし、相手はカードの効果を発動できない。 (3):このカードが「RR」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。 ●お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。相手フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、相手に1000ダメージを与える。 アルティメット・ファルコンは闇属性のランク10。つまりラスト・ストリクスをフィールドに持ち込めさせすれば、アルティメット・ファルコンを経由してセブン・シンズへと繋げることができるんですね。 予め墓地に送っておいたエヴェンをギブ&テイクなどで相手のフィールドに送り付け、フィールドのラストストリクスをリリースすればすぐにアルティメット・ファルコン。そしてセブンシンズになりエヴェンを戦闘破壊することで12枚のEXデッキデスを狙うのがこのギミックです。 ラストストリクスは効果使用後、『この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズにエクストラデッキに戻る。このターン相手が受ける戦闘ダメージは0になる。』という厳しめのデメリットを背負うことになりますが、エヴェンによるEXデッキデスはこのデメリットに対する言い訳にもなっているのもポイントです。 送り付けには先述した《ギブ&テイク》の他、《強制転移》《死のマジック・ボックス》などがありますが…基本的にはギブ&テイクを多めに採用したいと思っています。 理由として、今回のギミックに登場するキーカードの属性が闇で統一されている事にあります。ギブテは自分の墓地のモンスターを送りつける罠ですが、闇属性は《終末の騎士》《ダーク・グレファー》で墓地に送りやすい属性です。 加えてギブテは通常罠。《絶対王 バック・ジャック》の存在から、他の通常魔法よりもサーチするのは簡単なのでは?と思いました。 星1/闇/悪魔/攻0/守0 「絶対王 バック・ジャック」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが通常罠カードだった場合、自分フィールドにセットする。違った場合、そのカードを墓地へ送る。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。 (2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。 通常罠繋がりで、《時の機械-タイム・マシーン》も一緒にご紹介しておきます。 (1):自分または相手のモンスター1体が戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。そのモンスターが破壊された時のコントローラーのフィールドに同じ表示形式でそのモンスターを特殊召喚する。 2000年に登場したカードですが、このマシーンは相手のモンスターが戦闘破壊された時にも発動可能で、そのまま相手フィールドに特殊召喚されます。つまり送り付けたエヴェンを戦闘破壊した場合そのまま相手の場にもう一度出せるわけですね。 ただしその場合、Xモンスターによる2度目の攻撃が必要なので、狙うコンボとしては安定性が低くと考えられ、ぶっちゃけ試した訳じゃないのでわかりません。 でもエヴェンもジャックも悪魔族なんで、《魔サイの戦士》とか《悪魔の嘆き》(通常罠)も使えますね。 魔サイ入れたら入れたでデスガイド入れて、EXでダンテとベアトリーチェ入れてみたいになってきますけど… あんま悪魔寄りにしてもラストストリクスは鳥獣ですから、そっちをサポートする系も考えないといけません。 ラストストリクスにこのデッキで1番適しているのは《RR-ミミクリー・レイニアス》ですかね。 星4/闇/鳥獣/攻1100/守1900 「RR-ミミクリー・レイニアス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ発動できる。自分フィールドの全ての「RR」モンスターのレベルを1つ上げる。 (2):このカードが墓地へ送られたターンの自分メインフェイズに、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「RR-ミミクリー・レイニアス」以外の「RR」カード1枚を手札に加える。 ミミクリーを墓地に送ればラストをサーチできる。ミミクリーは闇!先述の終末ダグレコンビが使えます。おろ埋も必須ぽいですね。 ミミクリーを墓地に送るカードとしてはRR-トリビュート・レイニアスが居ますが、結構間接的になっちゃいますし、終末ダグレで足りなかったら採用してみようと思います。 少しズレた話になりますが、ラストから出るアルティメット・ファルコンは、タイラントネプチューンのリリース素材としても最適です。 星10/水/爬虫類/攻0/守0 このカードは特殊召喚できない。このカードはモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。このカードの攻撃力・守備力は、アドバンス召喚時にリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値分アップする。このカードがアドバンス召喚に成功した時、墓地に存在するリリースした効果モンスター1体を選択し、そのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。 アルティメットの永続効果として『(1):このカードは他のカードの効果を受けない』があるため、そのまま出しても3500の効果耐性。別のモンスターをついでにリリースしたら5000もゆうに凌駕し、ホープザライトニングに突破されなくなります。 RRが鳥獣ということを受け忍法変化の術入るじゃん!とか、忍者ならタイラントネプチューン分身の術と相性超良いじゃん!とかも考えましたが、全部やろうとするとメインデッキがパンクするのでそこまではしない方が良いかも… 彼にはおとなしく烈旋忍者で活躍してもらいましょう。 このデッキも案が出そろったら形にしてレシピを考えていきたいと思います。 それでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.07 02:06:47
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