コンサート
12月31日の日記に書いた、昔のガールフレンドのコンサートを聴きに行った。基本的にはオーケストラの演奏会で、その中でフルート、チェロ、ピアノの若手ソリスト三人がコンツェルトを披露するというプログラム。彼女の出番は後半の休憩明け、曲はグリーグ「ピアノ協奏曲イ短調より第1楽章」。彼女の出番が近づくと、どうかうまくいきますように、と祈るような気持ちになった。ドレスをまとって登場した彼女、昔とまったく変わらない。クラシック音楽には普段縁のない僕だけれど、彼女の演奏は気迫、技巧、表現力、とにかくすばらしくて、さわやかな感動を与えてくれた。彼女の演奏が終わるとなかなか拍手が鳴り止まず、彼女は2回もお辞儀しに出てきたくらいだった。終演後、楽屋に行って彼女と再会。何年ぶりだろう、懐かしくて、また会えたことがとてもうれしい。彼女も僕の顔を見てすぐに僕だとわかったようで、にこやかに応じてくれた。ほかにもたくさんのお客さんが彼女の周りを囲んでいたので、ほんの少しだけ立ち話をして、おみやげのCDを渡してその場を辞した。素敵な音楽、懐かしの再会、今日はうれしい日。彼女の姿に元気づけられて、帰ってから張り切って火曜日のケースを読んだら、ものすごく時間がかかってイヤな感じに疲れた。ケースを考えるとこんなにテンションが上がって、結果疲れるのか、ということを思い知った。勇気の要ることではあるのだけれど、やはりケースの準備を時々飛ばすこと、最後までこの学校で生き残るには必要だなあ。