三十路の大学院生はっしーの研究日記

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• 柔道ニッポン！

  谷、野村両選手の金メダルには心から感動！　プレッシャーにつぶされることなく、大舞台で力をすべて出し切る精神力はすごい！　かっこよかった！

  2004年08月14日

• 温泉1泊

  旧友たちと連れ立って某所の温泉へ。　源泉掛け流しのお風呂は最高！　夕食は自炊だったので、道すがら「道の駅」で産直の新鮮な野菜を入手し、みんなでワイワイとチキンカレーを作って食べた。それから深酒タイムに突入(^^; 久々にかな～り酔って、みんなの恋ばなを黙って聞いていた（笑）　みんなよりちょっと早めに床に就かせてもらい、朝は一番最後まで寝ていた（苦笑）　気心知れた友達と一緒にいるのは楽しいし、ようやく地元に友達のネットワークができつつあるのはうれしいこと。積極的に首を突っ込んで僕なりに努力してきたのが実りつつある。　院生時代にさいなまれていた孤独感からはかなり、おさらばできている感じ。

  2004年08月13日

• 食品小売業の5 forces

  今日は疲れが溜まっていたので仕事は休み。お昼はいつかの日記で紹介したがんこ親父の煮込みカレーを食べに行った。マイケル・ポーターの「競争戦略論(On Competition)」第一章、5-forces modelのところを読み終えた。さっそく、うちの会社が競争する業界を「食品小売業」と定義して、5-forces分析をやってみた。新規参入の脅威＝強い。固定費は少なく規模の経済の効果は弱い。製品の差別化が難しい。参入に大きな資金は必要ない。代替製品の脅威＝強い。食肉には鮮魚や野菜、惣菜には生鮮食料品供給業者の交渉力＝弱い。供給業者も中小企業が多く、交渉力の強い大企業は見当たらない。仕入れる品物は差別化されていない。顧客の交渉力＝強い。製品の差別化が難しく価格が重要。業界内の競合関係＝強い。同業他社は無数に存在。製品に独自性は少なくスイッチングコストはないここまで分析してみて思いついたこと。わが社一人の力で参入障壁を築くのは無理である。新規参入があるのは仕方ない。むしろ、新規参入業者に負けない何か（品揃え？価格？もっとも重要なのは「おいしいこと」つまり品質かな？）で迎え撃つことであろう。代替製品の存在もしょうがない。特に惣菜についていえることだが、生鮮食料品を買って自分で料理するよりも魅力的だと消費者が思えるような商品を開発することが重要だろう。商品に独自性がない、差別化は難しい、だから価格競争になってしまう、と分析してみたが、本当だろうか。類似の産業として思い浮かぶ外食産業では、価格が少々高くても消費者は「おいしさ」によって差別化されている店を選ぶような気がする。同じように、お肉や惣菜の販売においても、少々値段が高くてもおいしい「本物」の商品を置くことで差別化は可能なのではないかな。実際わが社では地元産のブランド牛肉の店頭・ネット販売に力を入れて本物志向を強めている。以前九重の「森の家」に行って感じたことだが、オーナーが田舎の自然のなかで手づくりした食材で作った素朴なお惣菜は、都会で手に入るものとはぜんぜん味が違った。わが社の店舗はスーパーのお惣菜売り場だから、多くの消費者によりお手ごろな価格でお惣菜をお届けするというのが使命なのかもしれないが、あえて逆を行って素材にこだわり、高くてもヘルシーでおいしいお惣菜をスーパーで手に入れて家庭で味わえるようにするという戦略も考えられるな。

  2004年08月11日

• 漢方受診

  月イチペースで通っている精神科漢方の名医のところへ、新幹線で赴く。昨日の日記に書いた焦りと不安について先生に話してみる。「親が守ってくれているから今は稼ぎが少なくても食べられます、でも親が老いていくことを思うと不安で・・・」「大丈夫だよ、診ているととても安定していい調子が続いているから。親御さんが年をとる頃には、あなたの体調も今とは変わっているって。」やった～～ぁ(^o^)　それを聞いて安心　長いこと診てくれている先生の目にも、僕は着実によくなっていっているということみたいだ。張り切って、新幹線で地元に帰ったその足で出勤する。しかしこの行動にはやはりちょっと無理があった。日曜、月曜も長時間出かけていたこともあり、続けざまの行動がまだまだ疲れやすいカラダを直撃。仕事では注意力が散漫で単純なミスを犯し四苦八苦(>_

  2004年08月10日

• 焦りも不安もあるけれど

  今の会社で正社員になり、人並みに月給を稼いで嫁さんをもらう、というのが今の僕の目標。でも4時間労働を3日続けることができず、目標の遠さに焦りを覚えることも。今は親が守ってくれているから稼ぎが少なくても食べていけるが、親はそのうち老いていくわけで、いつまでも今のままではいられない。それを考えると、正直ものすごく不安である。焦っても不安がっても目標は近づいてこない。今はまず6時間労働を定着させていけるよう頑張るしかないな。

  2004年08月09日

• 6時間労働

  普段12時に出社して、1時間休憩を入れて、17時に退社するのだが、ここ2日ほどおなかを壊して休んだため溜まった仕事を処理したので、今日は11時出社、18時退社の6時間労働となった。かなりがんばって働いたが、疲れを感じることもなく気分は上々。明日から試験的に6時間労働をキープしてみよう。抗うつ薬の量もまた減ってきているし、いい感じである。

  2004年08月05日

• 「誰にも知られずに大経済オンチが治る」

  掲題書を読み終えた。大学時代のゼミの恩師である三輪芳朗教授の著書。先生はちょっとクセの強いお人柄で、それが本の語り口にも出ちゃってる感じがしたが、学部や先生のゼミで学んだことの復習にはちょうどいい本だった。新書本で手軽に読める。本論では「うまい儲け話はない」ことが繰り返し説かれる。「うまい儲け話」がもしあるならば、みんなが一瞬にして真似をして、あなたが気づく頃には「うまみ」など残っていませんよ・・・というのである。なるほど、と読み進めながら、「でも、ビジネススクールの授業で紹介されていたように、真似のできない戦略や経営慣行による競争優位を確立して、同業他社に比べて大きな儲けを計上している企業だってあるじゃないか？　それらの企業がものにしている、真似されない『儲け話』をどう説明するのだろう？」という疑問を感じ始めたころ、終章で「『うまい儲け話』はないけれど、工夫と努力によるイノベーションで『儲ける』ことは可能です。」との説明が示され納得できた。終章で、企業の経営者による「成功談」が非常に人気だが、どうやって真似したらいいかという段になるとみんな困るのではないか？というような記述があった。まさに先日、オライリー/フェッファー「隠れた人材価値」を読んで僕が感じた当惑をよく説明している。今実家の会社で小さいながらも経営者に近い立場にいて、「成功談」の類を読むにつけ、どうやったら自分の会社に取り入れられるかと考えると、ほとんど不可能な気がして目まいを覚えてしまう。真似できないからこそ「成功談」たりえたのだから当然だ。「成功談」はしょせん「参考」にしかならないのだという主張にも、大いに納得ができた。

  2004年08月04日

• 再会の鮨

  大学時代のゼミの同級生で、アメリカのビジネススクールを卒業したばかりの旧友が仕事で近くに来たので、食事に行く。僕の知る限りこの街でいちばんおいしいすし屋に連れて行った。この店はふつうに食べに行くとものすごく高いのだけれど、大将の息子さん（現職は精神科医）と僕が幼馴染であるため、たまに行くと安く食べさせてくれる。旧友とは大学時代やビジネススクールの思い出を肴に盛り上がりつつ、おいしいお鮨を堪能。アメリカに2年いて日本の味に飢えているだろうと見当をつけて店を選んだら図に当たったようだ。今度僕が上京したら、一緒に大学時代のゼミの恩師を訪ねようと約した。ゼミの恩師は、「ちょっと待ってください。それ本当ですか？」というのが口ぐせで、僕らに「権威のありそうな人の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭で考えなさい」という思考回路を仕込んでくれたありがたい先生。未だに僕らは先生の影響を忘れずに受けているよね、としみじみ振り返った。残念ながら2時間ほど盛り上がったところで疲れを感じてしまいお開き。病気をしてからというもの　こういう場面でも思う存分楽しめなかったりして残念。

  2004年08月01日

• BBQ

  中学の同級生が集まってBBQをした。今日西日本には台風がやってくることになっていて、天気が大丈夫かびくびくしていたんだけど、結局集合した午後3時から解散した7時までお空は快晴。参加は男性3人女性2人、同窓生の消息の話や、海外旅行の思い出なんかをサカナに盛り上がって、食べ物もおいしかったし、大いに楽しむ。幹事役の女医さんが張り切って焼き野菜や焼きそばの下ごしらえをして持ってきてくれて、ありがたくお殿様気分で楽しんでしまった。このBBQは毎年恒例の行事なんだけれど、来年は参加者がめいめい、ビックリするような食材をホイルにくるんで、闇鍋ならぬ闇ホイル焼きをしようということで衆議一決。僕以外の男性二人は連れ立ってパチンコ屋へ消えていった・・・（爆笑）

  2004年07月31日

• 商売の基本を見た。

  鹿児島ツアーの写真を見て下さった人はわかると思うけれど、参加者に車椅子の女性がいた。ここのショップでのツアー参加歴はかなり長いようであった。陸上ではスタッフがつきっきりで世話をし、水中では引っぱってあげて、ほかの参加者と同じように楽しめるように工夫をしていて、けっこう感動した。夜寝る部屋はショップのオーナーさんとふたりだったのだけれど、オーナーさんは「けっきょく商売って、お客さんを大事にするしかないんですよ。そうやってお客さんの信頼を得ていくことしか商売をうまくいかせる方法はないし、僕らだって、お客さんに喜んでもらうことで力が出るんです。」と言っていた。ビジネススクールで勉強したマーケティングのコンセプトなんかよりよほど心に響く、まさに「商売の基本を見た。」という思いだった。今日は仕事を休んで、その車椅子の女性の入院先に見舞いに行った。ツアーの写真をプリントアウトして、持参した。彼女はダイビングツアーに参加することが生きがいになっているようで、ベッドの上で楽しかったツアーを思い出せると満面の笑顔で喜んでくれた。あ、この笑顔でショップのスタッフさんたちは救われているんだろうな、という気がした。

  2004年07月26日

• 鹿児島・坊津ダイビングツアー

  地元のダイビングショップ、ハーモニーのツアーに参加して鹿児島・坊津で潜ってきました。1ビーチ2ボート、魚影が濃く種類も豊富、美しいツバメウオの群れに感動、夜は宴会、とても楽しい2日間だった。ダイビングはまる1年ぶり、やっぱりいいね！ショップのスタッフやほかのお客さんともすっかりなじんで、また参加したいと思わせてくれるツアーでした。今日は疲れたからもう寝るけど、近日中に写真アップします。（腕が落ちててあんまり出来はよくありません・・・）

  2004年07月25日

• 「隠れた人材価値」

  掲題の本を読み終わった。スタンフォードの教授、チャールズ・オライリーとジェフリー・フェファーの共著。ジェフリー・フェファーは、僕のビジネススクール時代の恩師（ゼミ教官）が、OBの授業の最終回でおすすめしていたので、アマゾンのレビュー（レビュアー全員の圧倒的な支持を集め★★★★★）を参考に、購入してみた。400ページ近くあって、8つの企業のケースが入っている。サウスウエスト航空やSASインスティテュートなど、授業に出てきたような理想的なケースのオンパレードで、「ここから何を学び、どうやって真似したらいいか」ということを読者自身に考えさせようという狙いがあるようだったが、ビジネススクール在学中から実は思っていたことだけれど、ケースを読むというのは恐ろしく退屈なのだ。この本がどうして5つ星？と思うくらいつまらなかったし、読むのに骨が折れ、おそろしく時間がかかった。列挙されている成功事例から、自分の会社に何を取り入れたらいいかというのがつかみきれなかったのは、きっと僕自身の知力不足によるものなんだろうなあ・・・（と、ちょいといじけてみる。）ただ、最後の2章だけは読み応えがあって引き込まれた。失敗ケース（サイプレス・セミコンダクター）が出てきて、最後に、すべての事例を貫く、研究者らしい深い洞察が加えられた1章で締められていたからだ。延々と苦しい思いをしながら読み進めてきて最後にようやく救われた思いがした。失敗ケースは、成功企業の礼賛よりはるかに面白い。なぜうまく行っていないのかを検証し、どう改めたらいいかを考えることこそが、実際の経営者が直面する問題そのものだからだ。僕の読み取ったところでは、サイプレス・セミコンダクターの失敗は、「戦略と経営慣行、企業文化の不整合」によるものだ。半導体というハイテク業界で、イノベーションによる競争優位の確立という戦略をうたいながら、実際は社員の自由を奪い、締めつけるばかりの経営慣行（具体的には厳しく運用される目標管理システム）が幅を利かせ、イノベーションの源泉である社員の自由な発想の芽を摘んでしまっている。OBの授業で、"Folly of rewarding A while hoping for B"という論文が取り上げられて面白かったのを思い出した。また、同じくOBの授業で、戦略と、「仕事、人、経営システム、企業文化」の整合性(congruence)の重要性が繰り返し説かれていたのも思い出し、非常に腑に落ちるものがあった。最終章では、「コミットメントやモチベーションは参加から生まれる」「金銭的報酬は組織の問題を解決する上でそれほど有力な手段ではない。むしろ大切なのは価値観と企業文化である。」「社員に、自身のすることについて発言の機会を与えるべし」といった教訓が得られた。また、優秀な人材の獲得に狂奔するよりも、「普通の社員」からできるだけ高い能力を引き出すこと、そのために戦略、価値観、経営慣行、企業文化の整合性をとること、という主張もなされている。高学歴の、いわゆる「優秀な社員」を獲得することなど実際問題とても望めない、いち中小企業に過ぎない会社を将来経営するかもしれない身としては、勇気づけられる主張であった。

  2004年07月22日

• だんご汁定食500円

  筋トレの疲れであちこち痛いカラダをひきずって仕事へ。オフィスのすぐ近くに渋い飲み屋さんがあり、ランチも営業している。ランチはメニューがひとつしかないので入ると必然的にそのメニュー、「だんご汁定食」500円なりが出てくる。　まずコレ、安い！　さらに、おいしくてヘルシー！　まさに理想的な昼食なんである。毎日変わらず出てくるだんご汁は、九州の郷土料理で、小麦粉のお団子と、ふんだんな野菜を使った具だくさんのお味噌汁である。これがなかなかの美味。　それに、日替わりの主菜（今日は白身魚のフライ）　それから、おひたしや冷奴などの小鉢が5つもついて、たったの500円！　味もいいし、とにかく健康的である。　量もたっぷり。　ほかにもお気に入りの店があるので毎日ここで食べるわけではない（中華とか、もっと不健康なモノが好きなので）けれど、毎日ランチをここにしたら、お財布にもカラダにもすごくいいなあ、と思う。「豚耳と野菜の炒め物」に続く、地元B級グルメの紹介でした(^o^)

  2004年07月21日

• ホムペいじりとスポーツクラブ

  今日は仕事を休んで家でのんびり。時間があったからホームページをいじって、水中写真のベストセレクションをつくり、楽天日記に画像でリンクを貼り付けてみた。これで僕の作品を見てくれる人が増えるだろう。夜は、昨日入会したばかりのスポーツクラブで初トレーニング。長いこと運動不足だったから軽めで止めておいたつもりだけど、たぶん明日全身痛いだろう（苦笑）　エアロバイクを漕ぎながら見たテレビでは、松中とズレータのホームランでダイエーが快勝！　運動の快感とあいまって上機嫌で家に帰る。おなかがすいて夕食がうまかった！

  2004年07月20日

• 日本的な意思決定とは？

  ビジネススクールのカンボジア人クラスメイトから質問のメールがきた。「日本企業の意思決定のしかた」と、「日本のビジネスパーソンのコミュニケーションのとり方」について教えてほしいという。これらを欧米企業のそれと比較してレポートを書け、というのが宿題らしい。僕はこれまで典型的な日本の大企業と、非上場で小規模なファミリービジネスで働いた経験があるわけで、それぞれ全然違うのだが、やはり大企業の話をしてあげたほうが宿題の趣旨に沿うかな？と思い、解説してあげた。僕の経験した日本の大企業では、意思決定はボトムアップでなされる。現場の担当者がそれぞれの案件については一番よく知っているが、意思決定の権限はトップマネージメントに集中されている。したがって、意思決定は現場の人間が順次上の人間にお伺いを立てていく形でなされる。ミドルマネジメントは情報を上下に流通させる役割、現場の担当者に対し経験に基づいてアドバイスやサポートをする役割、および書類にハンコを押すことで意思決定に参加する役割を負う。最終的にはトップの裁断を仰ぐが、ミドルマネジメントおよび関係各部署を含めたコンセンサスが非常に重視されるため、意思決定は非常に遅くなる傾向がある。コミュニケーションのとり方については、今はあんまり言わないかもしれないが、「飲みゅにケーション」という言葉を紹介しておいた。仕事のあとに同僚と飲みに行く、そこでのインフォーマルなコミュニケーションが意外と重要だということである。カンボジアのエリート官僚である彼にこれらの解説がどう響いたか興味があるな。

  2004年07月19日

• 森山直太朗コンサート

  楽しみにしていた森山直太朗のコンサート。今回も母と一緒に行くはずだったが、母は来られなくなり、仕事を終えた足でひとりで会場へ向かう。客層は90%若い女性で、黄色い声援が飛んでいた。こんなに彼が女の子に人気があるとは知らなかった。どす黒い野郎ひとりの僕はかなり会場の雰囲気から浮いていたかもしれない。ファルセットを生かした彼の歌唱は完璧だった。「太陽」から始まって前半はロック系のチューンでガンガン飛ばし、後半は「愛し君よ」「夏の終わり」などのバラードでしっとりと聴かせてくれた。アンコールの「さくら」は鳥肌モノ。もとバンドマンとしてはコンサートでは必ずバックの演奏も気になるのだけど、なかなかの名手ぞろいで安心して聴けた。ベースは平石カツミという人が弾いていたが、ソリッドな低音弾きに時折メロディアスな高音域のフレーズを織り交ぜたイカした演奏であった。彼がインディーズ時代の曲も数多く演奏され、非常に長時間のコンサートだった。いささか疲れたが、明日も出勤しないとならない。眠剤が効くのを祈って早く寝ることにしよう。

  2004年07月16日

• ぜは、ぜは～～(+_+;)

  24,25日の土日に、地元のダイビングショップのツアーで鹿児島に潜りに行くことになった。ショップによるとなかなかに綺麗な海のようである。久しぶりのダイビングで楽しみだが、発病以来、長い間の運動不足で体力が激しく低下しているので不安もある。さらに、かなり過食していた時期もあったので体重も特盛り増量中である(x_x;)　3年ぶりくらいにウエットスーツを引っ張り出して試着しようとしたが、はちきれんばかりに膨らんだカラダのため着れず・・・くぅ～～～。今回はスーツをレンタルする旨、ショップに連絡を入れた。少しでも運動不足を解消して海を楽しみたいと思い、太ったカラダを揺らしてドコドコと家の周りを走った。あっという間に息が切れて汗が噴き出した。ツアーまでの10日あまり、毎日走って体を鍛えておこう。

  2004年07月13日

• 義務と演技

  ビデオで邦画「義務と演技」を見た。舘ひろしと高島礼子、杉本哲太と清水美砂というふた組の夫婦の性生活や不倫を描いた物語。妻を喜ばせようと義務で妻を抱く夫と、夫を喜ばせようと夫に抱かれて感じてる演技をする妻。最後は妻の不倫によって破綻する・・・という話。セックスに限らず、夫婦関係に限らず、「相手を喜ばせようと無理をする」という心理は非常にありがちで、それはいつか瓦解するものだ、というところを鋭く描ききった作品だったと思う。

  2004年07月12日

• プライドの自縄自縛

  今でも、発病した頃のことを思い出すことがある。何度も書いていることだけれど、僕は大手メーカーで機械の輸出を担当する企業戦士だった。自分が仕事ができるほうだったかどうかは、正直わからない。でも、学歴、語学、といった目立つ肩書きを持っていたから、上からの僕への期待は大きいと感じていた。初任配属での働きも認められたのだろうか。入社後3年半で、働いていた事業部の中では稼ぎ頭のポジションに移り、慣れる暇もなく圧倒的な仕事の質と量に押し流されるようになった。アップアップの僕に立ちはだかったもうひとつの難題は、周囲、特に部下のまなざしだった。周囲は前任者と僕を比較して、僕に対して冷たい視線を送っているように見えた。入社以来そこのセクションで働いて、業務に精通していた前任者は、抜群に優秀だと上からも下からも横からも評価が高く、アシスタントにも的確な指示とサポートができていたようだった。華々しく社内随一の若さで海外赴任していった彼の後を受けた僕は、右も左もわからず、自分の仕事に精一杯で、部下のサポートまでとても手が回る状態ではなかった。しかし、その頃の僕にはへんなプライドがあって、周囲が暗に「前任者に比べて、あなたは無能ですね」と言っているような気がして、ものすごく悔しかった。自分だって負けないくらい優秀なんだと思っていたし、思い続けていたかったのだ。前任者の仕事ぶりに負けないようにと、やみくもに残業して疲労が限界を超え、発病したのは、まさに自分自身のプライドが生んだ自縄自縛の産物だったといえる。ほんとうは、前任者のほうが僕よりも実際優秀だったんだろうと思う。でも当時の僕にはそれを認めて、自分は自分なんだ、と思うことがどうしてもできなかった。強すぎる負けん気が自分自身を追い詰めていった。想像を絶する鬱の苦しみのなかで、自分をしみじみと見つめなおすことができたからこそ、今の僕はプライドの鎧をいくらか脱ぎ捨てることができたように思う。自分を立派に見せようと鎧を身につけても、重いだけ。肩書きや経歴、能力、自分の持っているものには重い重い鎧に変わってしまいそうなものがいっぱいだ。カギは、自分を立派に見せよう、という願いを捨てて、肩の力を抜くことだろうと思う。

  2004年07月10日

• 今思うこと

  働くようになってから、1日4時間、間に1時間休憩を入れて、週に3～4日働くという徐行運転の日々が2ヶ月ほど続いている。やはり病気の具合と生活の負荷には密接な相関関係があって、来る日も来る日も宿題に追われて寝る間もなかったMBA時代、しばしば死にたくなるほどの鬱気分に襲われたのに比べると、今はきわめて精神的に平穏である。カラダに疲れを覚えて仕事を休むことはあるけれど、気分の落ち込みとは全く無縁になった。長く病気で苦しんだことを思えばほんとにうれしいし、もう二度と無理な暮らしはしてはいけないと痛感する。名の知れた大企業からMBAへというコースは僕の高いプライドを満たしてくれたが、無理な生きかたを自分に強いることにもなってしまった。エリートコースから降りる、ということが僕には必要だったのだと思う。実家に安定した社会復帰へのリハビリ基盤があったことは実にありがたかった。実家の会社は創業100年を超える。長く経営を維持してきた代々の経営者、従業員のみなさんに感謝したい。焦ってはいないけれど、フルタイムで働き今の会社で月給をもらえるようになるのが次の目標だ。病気とつきあいながらの生活を余儀なくされた今、僕に経営者の重責が務まるかどうかはわからない。大企業でエリートコースを歩むことに比べて、地方の中小企業で経営に携わることのほうが易しいということは全くない。経営者のミスひとつで自分、家族、従業員、その家族、みんなが路頭に迷うことだってある。サラリーマンに比べてオーナー経営者のプレッシャーというのは比較にならないほど大きいのだ。うちの父は積極果敢な経営者だ。ビビらず、常に新しい手を打ち続けることを忘れない。大きなプレッシャーもあるに違いないが、頑張っている。僕と父とはだいぶ歩んできた道が違う。父は若いころから会社を背負って、たたき上げの経営者として力をつけてきた人だ。もう30年近くも社長をやっている。それだけでも立派なものだ。一方の僕は、まだまだ若輩で、社会経験も浅いが、幸いにして大企業やビジネススクールに在籍させてもらうことができ、僕なりのサラリーマン経験や、かけがえのない人的ネットワークを築くことができた。僕が父のことを語ると、「持っているものが違うからいいコンビになるのでは？」という人はけっこういる。もしカラダがついてきてくれるなら、現実にそうなるといいと思う。実際一緒に経営に携わることができるようになれば、おそらく大喧嘩の繰り返しになるだろう。喧嘩になると父はめちゃくちゃ怖いので、覚悟しないとならないな（苦笑）

  2004年07月08日

• たそがれ清兵衛

  映画好きの祖母が「良かった」と言っていた邦画「たそがれ清兵衛」のビデオを見た。原作の藤沢周平の小説も面白かったので、楽しみにしていたのだ。僕は邦画、特に山田洋次監督は好きなので抵抗なく入っていけた。キャストは真田広之と宮沢りえだった。やっぱり宮沢りえは綺麗で、いくつになっても華がある。それから、清兵衛の娘（10歳と5歳という設定）の子役たちがとてもかわいかった。お母さんを亡くし、お姉ちゃんのほうは貧しい暮らしを助けるために、健気に妹の面倒を見たり家の手伝いをしたり。ヒロインと娘たちが仲良くなっていくところは微笑ましさを感じた。将来僕に娘ができるようなことがあったら、可愛さのあまりデレデレになるのだろうなあ・・・ストーリーは、幼いころからお互いを慕いあっていた清兵衛とヒロインのラブストーリーに、大迫力の殺陣が絡んで進む。敵役も迫力があり、魅せてくれた。少し体調がいまいちで映画も休み休み見た。睡眠がうまくとれない。

  2004年07月06日

• 職場の食事会

  しばらく不眠がひどく体調がすぐれなくて、日記の更新をお休みしてました。仕事も休んで休養してたので書くことがなかったのだ。今日はしばらくぶりに仕事に出て、決算処理にけっこう奮闘。そのあと、かねてから予定されていた、職場の仲間みんなで行くお食事会だった。場所は近所の高級ホテルの一室。メニューは海老のビスクスープ、牛ヒレのステーキなど、それはそれはおいしく堪能した。職場は会社の経理や労務を担当する事務所で、うちの母を含め40～50代の女性ばかり5人が働いており、そこでの僕はちょっとしたアイドル的存在である（嘘）夜、メールをくれていたクラスメイトに返事を書く。彼女は大手スーパーの社員で、4歳の女の子を育てながらハードにMBAを学んでいる。すばらしく優秀で、一緒に勉強していたころからしばしば彼女のプレゼンやコメントに敬服していたが、最近実家の経営のことで相談に乗ってもらいありがたいコメントをもらったりしていた。いまだに僕のことを気にしてメールをくれるので、とてもうれしい。最近のマイブームはハードロックと歴史小説・・・なのだが、明日以降書くことがなくならないようにこのへんでやめておこう。

  2004年07月05日

• ハードロック熱と豚の耳

  プロフィールのところに年表や好きなアーティストを書いているけど、僕はJ-POP、ジャズ、ハードロックと幅広く音楽をたしなむ。高校生のころからハードロック/ヘビーメタル狂で、大学生のころやっていたバンドではDream Theaterという超テクニカルなバンドをコピーしたりしていた。（この話を院生時代、ロック狂でマッド・サイエンティストっぽい統計の教授に話したら大いにあきれられた）ここのところはずっとJ-POP漬けで、平井堅や森山直太朗、平原綾香の歌い上げるメロディにうっとりする日常だったのだけれど、ここ数日、なんでだろう、突然ハードロックが聞きたくなっちゃったのだ。いま部屋では大音響でMr.Bigの初期のライブ盤が鳴っている。超絶速弾きでギターとベースがユニゾンする"Addicted To That Rush"実にかっこいい！最近ではB'zの松本との競演で知られているEric Martinのボーカルも実にツボをはずさない。特に仕事でストレスがたまっているわけではないんだけれどなんでかなあ。病気のほうが具合が良くて元気が出てきたからかもしれない、いい傾向だととらえておこう。今日も元気に出勤して、お昼は会社近くの古～～い中華料理屋へ。メニューの中で前から気になっていた「豚耳と野菜の炒めもの」にトライ。豚耳はくにゅくにゅ、コリコリとした独特の食感と風味があって、生姜をきかせた味付けも絶妙、とてもおいしくいただいた。この店は豚まんもおいしいし、地元のB級グルメとしてはちょっとしたものである。

  2004年07月01日

• 職場へ復帰

  午前中診察を受けたあと、先々週の金曜日から休んでいた仕事に復帰。主治医に「もうすっかり疲れが取れて今日から仕事に戻ります」と言うと、「回復が早くなったね」と感心された。今日から給与計算かと思ったらまだ始まらなかったので、オンラインショップのメンテナンスやPR、送金と伝票立てなどの慣れた仕事をこなした。スムーズに復帰できたな、という印象である。明日から給与計算でちょっと手間がかかるな。

  2004年06月28日

• MBAで得たもの

  インターンのためアメリカのMBAから一時帰国してきた友人にメールを打っていて、ふと、ビジネススクールで僕が得たものってなんだったのだろうと考える機会があった。僕の場合、わずか1セメスター、某国内MBAに在学しただけだったけれども、そこで得たものは非常に大きかった。勉強したことは、はっきり言ってすでにけっこう忘れちゃっている。しかし、すごく強い人脈ができて、実家の経営に近いポジションで社会復帰しつつある今、直面する経営課題について教授たちやクラスメイトの意見を聞くことができる。実際、最近何人かの日本人クラスメイトに相談を持ちかけて、僕一人で考えていたのでは絶対に思いつかないような意見をもらった。先日は東京で教授たちを訪問して、リアルな自分自身の「ケース」について意見をもらうことができた。それから、一時は病気でどん底まで沈んだ僕だったが、ビジネススクールでは優秀なクラスメイトに囲まれながらそれなりに頑張れて、幸いなことに、リスペクトしてもらったり、好いてもらったりすることができた。これは、病気のために、人間として自信をゼロまで失うところまで行った人間にとっては、とても大きなことだった。それから、自分ひとりでは手に負えないことでも、苦手分野を補ってくれる人の力を借りれば乗り越えられる、という意味で、真のチームワークとは何かということも学んだ。実際社会復帰してみると、ビジネススクールで学んだことが即通用する場面というのは少ない。しかし、人脈、人間としての自信、チームワーク、論理的な思考能力など、わずかな在籍期間でも、得たものは計り知れない。これからMBAを目指す人たち、今学んでいる人たちがなんだかうらやましく思える。2年間、思い切りビジネススクールのシャワーを浴びることができるのだから。でも、半年の在籍期間を有効に生かすも殺すも今後の僕次第なのだろう。がんばっていこう。

  2004年06月27日

• セクシー心理学

  仕事をしばらく休んで疲れを取っている。音楽と本がお友達である。ネット上で人気のあるセクシー心理学の精神科医・大和まやさんの本を読んでいる。彼女いわく、人間、「食欲」「性欲」「睡眠欲」という三つの生理的欲求がすべてに勝るそうなんである。だから、「明日からダイエットするぞ！」という誓いは、「食欲」に反するだけに守られるのは難しいと。そういえば。僕も人生でただ一度、劇的なダイエットに成功したことがある。そのときは、当時つきあっていた彼女から、「あなた･･･太って醜くなったわねえ。痩せるまで夜の営みはおあずけよ。」と言われ、これはいかんと必死で毎日ジョギングをしたのであった。これ、上述の生理的欲求の「ふたつめ」がすべてに優先した例だよな・・・（苦笑）

  2004年06月26日

• ただいま～

  長く、かつ非常に楽しかった、人に会って会って会いまくる6日間が終わった。地元で感じていた孤独感が吹っ飛んで、対人関係欲？が大いに満たされて、いい気分。ただ、気がつけばたいへんな過密スケジュールになってしまったため、疲労がけっこうきている。しばらく仕事は休まないとならないだろう。ゆっくりしよう。

  2004年06月23日

• 教授と会う

  OBおよびファイナンスの教授と会って実家の話をした。詳しい内容は書かないけれど、久々に知的好奇心を大いに刺激された一日だった。勉強、いいもんである。OBの教授から、「あなた、私の授業で使えるケースを書けるかもしれないね！」とおだてられ（？）、大いにいい気になった（笑）

  2004年06月22日

• てんこ盛りな１日

  昼、ビジネススクールのもとスタディグループとランチを食べる。僕の実家の話をすると、クラスメイトたちは一様に面白がる。やはり実話であり、いわばリアルなケース、それを直に見聞きしている僕が語るからかな？　みんな秋のころより学校に慣れて、大変そうながらもどことなくエンジョイしているふうが見受けられる。そんなふうになれるまで学校にいたかったなあと、ちょっとだけ無念。夕方、台風迫る中、病友と会う。華やかな人生を送ってきた彼女、思ったとおりとってもおしゃれできれいな女の子で、話も上手で、楽しい時間を過ごすことができた。華やかな風貌の影に垣間見える彼女のとても真面目な人柄も印象的だった。

  2004年06月21日

• 親友宅へ

  大手都銀に勤める親友の家を訪ねた。2歳の男の子がいるので、子供のいる家を訪ねる時の常としているケーキをぶら下げ、JRにゆられて一路、郊外へ。実家の会社の資産内容や銀行とのつきあい方といった話から、やわらかい（謎）話題まで幅広く盛り上がり、ずいぶん長居をしてしまった。かわいい奥さんとも話ができてうれしかった(^^)

  2004年06月20日

• TGIF!

  無事、東京に上陸。久しぶりに、キャンパスで開かれる月例パーティ"TGIF (Thank God It's Friday!)"に参加した。わずか1セメスターしか在籍できなかった学校であるが、ともに学んだクラスメイトたちはかけがえのない仲間であり、すごく楽しい時間を過ごすことができた。この日記を読んでくれている日本人クラスメイトも多いし、また先日みんなにメールした僕の手による「ケース」もなかなかに好評。僕の顔を見るためにわざわざ忙しい時間をやりくりしてくれたというクラスメイトもおり、とてもうれしかった。もともと仲良くしていたクラスメイトたちとも十分に旧交を温めることができたが、アメリカ人クラスメイトの発案で、懐かしい秋学期のスタディグループで月曜日にランチをとることになった。うーむ、パーティになると酒を人にすすめて酔わせるのが大好きなシンガポーリアン・ガールの魔の手にかかって、怪しいカクテルをしこたま飲んで酔っぱらった(*^o^*)

  2004年06月18日

• 上京前夜

  明日から上京するので、仕事から帰ったあと、メインイベントである院の教授とのアポの準備にいそしむ。OBの教授と、ファイナンスの教授にそれぞれ長いメールを打つ。OBのほうは、家業を手伝うようになってから遭遇したある社内問題をまとめた。この話は優秀な日本人クラスメイトにメールで話したことがあり、とても有益なコメントをもらって目からウロコが落ちたので、その内容も書き添えた。さっそく教授から返事のメールがあり、「面白いメモをありがとう！私なりに研究してみるわ。クラスメイトの分析は、"A"ものだわね！」とのこと。興味を持ってもらえたようで、たいへんうれしい。Financeのほうは、実家の財務諸表を英訳し、簡略化したものを添付ファイルにつけた。資本構成についての話をするつもり。前にこの日記に書いたが、会計上の利益を増やすためには借入を減らして金利を節約したほうがいい。しかし、資本コストの概念からいくと、株主資本よりコストの低い借入は積極的に活用すべき、となる。会計上の利益とキャッシュフロー、どちらを経営の目的関数とするか、という経営哲学的な問いのような気がしないでもない。頭を使ってメモを2通まとめ、なんだかいい気分である。

  2004年06月17日

• 認知療法

  今日は通院日だった。今の主治医は九大の心療内科出身の老練のドクターで、非常に信頼できる。今日の診察では認知療法のアプローチが出てきた。認知療法というのは薬を使わないでカウンセリングで抑うつ思考を正していく技法のひとつで、僕も本で勉強したことはあるけれど、実際治療者と試みてみたことは初めてだった。Dr「今、どんなことで落ち込む？」は「近くに友達や恋人がいなくて寂しいですね・・・鬱思考に入ると、自分に魅力がないからだと思ってしまいます。」（これを「自動思考」という。）Dr「そのことは最高を100パーセントとして、何パーセントくらいの強さで感じる？」は「70%くらいでしょうか」Dr「自分に魅力がないから、という以外に、寂しいことについてどんな見方ができる？」は「地元を長らく離れていたことと、病気で苦しんでいたことで、周囲に人間関係を築く機会がなくなってたんでしょうかね」Dr「その見方は何パーセントくらいの強さで信じられる？」は「80%くらい」Dr「新しい見方を見つけたあとで、寂しくて落ち込む、という考えの強さは変わった？何パーセントになった？」は「はい、50%くらいになりました。」こうやって、抑うつで歪んだ思考を正していくのである。新鮮だったし、効果もあるように思った。参考文献：大野裕著　「うつ」を生かす-うつ病の認知療法-

  2004年06月14日

• しみじみ、good day

  今日、明日と仕事はお休み。昼間はのほほ～～んとダイエーホークスの試合をテレビ観戦、打線の爆発でいい気分。打ちまくる松中と城島、ほんとに役者が違うという感じで、まさに地域密着型のヒーローとして九州人をハッピーにさせてくれる。福岡におけるホークスの人気というのは県民的で、地場を代表する企業（福岡銀行とかベスト電器）は軒並みテレビCMに城島を起用している。最近僕なりにがんばって働いているから、こういうのんびりした休日がほんとに、うれしい。かつてサラリーマン時代は激務で神経をすり減らし、病気がひどかったころは病院のベッドでのた打ち回り、MBA時代は来る日も来る日も宿題の山に苦しみ、ようやく手に入れた平安の時、という感じがする。夜、東京から帰ってきた両親と食事に出る。会社の話をちょっとする。父親から、「元気になってからでいいけど、」という但し書きつきで、新規事業開発のような仕事をやって欲しいと言われた。期待をかけてもらっていることを素直にうれしいと思った。少しずつカラダを慣らして、フルタイムで働けるようにして、期待に応えられたらいいと思う。思えばあれだけ毛嫌いしていた実家の仕事だが、中に入ってみるとなかなかに面白い。いくつか理由があるのだけど、１．会社のサイズが小さくすべてが見える。２．経営者との距離が極めて近い。３．売り物が食べ物であり、自分で味わえば良し悪しがわかる。といったところかな。大手機械メーカーの営業マンだった前職ではいずれも味わえなかったポイントである。なんだか、今日はいい休日だった^^

  2004年06月13日

• 上京計画

  両親が今東京に行っている。明日帰ってくるトンボ帰りなのだけど。ふたりは大学の部活の先輩・後輩にあたり、昔の部活仲間との久々の集まりがあったのだ。母はもともと東京の人で、その実家に一晩逗留である。母の実家には祖母と叔母が住んでいて、僕も上京するときには常宿にしている。で、来週は僕自身の上京である。金曜18日からしばらくの間東京にいる。ビジネススクールのクラスメイト連中とのオン・キャンパス・パーティや、教授とのアポ、親友との会食などが組まれていて、帰りに関西エリアに立ち寄って、ネッ友数名と会うことになっている。OBの教授には実家の会社のHRMやethics、ファイナンスの教授と親友の銀行員には資金調達について教えを請うことにしている。先月神戸で会ったベトナム人の女の子とも再会予定。盛りだくさんで楽しみである。ちゃんと休養日も間にはさんで、バテないように工夫しているが、大丈夫かな。

  2004年06月12日

• Friendship lasts long! part 2

  金融関係勤務の旧友から電話あり。中学から大学まで同級生だった無二の親友である。会社の資金調達のことで、相談のメールを打っていたのだけど、「東京にくるなら会わないか？」とのこと。ここのところ古い友達からのコンタクトが多くて、しかも会おうと誘ってくれるとは！非常に嬉しい。彼は中学から高校にかけて、僕よりだいぶ成績が下だったのだけど、本人いわく「おまえを、目標に頑張って」、高校の卒業成績では彼が僕を上回った。今では押しも押されぬエリート銀行マンで、僕の相談に乗ってくれている。結婚式にも呼ばれ、家にも行ったことがあるが、きれいな奥さんと、お母さん似のかわいい坊やがいる。だいぶ大きくなったかな。彼の電話で嬉しかったのが、「メール見ると、だいぶやる気が出てきたみたいだね！」と僕の復活を喜んでくれたこと。ほんとに僕のことを思ってくれる友達なんだな、と、しみじみ思った。

  2004年06月09日

• Friendship lasts long!

  仲のよかったアメリカ人クラスメイトからメールがあった。「再来週の週末、東京にくるんだって？　またジャズ聴きに行こうぜ。ブルーズアレイやブルーノートのスケジュールはチェックした？」との文面。彼には家に呼んでもらったり一緒にジャズを聴きに行ったりPaperを共同執筆したりいろいろ世話になったが、いまだにこうして声をかけてくれるとは、うれしい限り。

  2004年06月07日

• 同窓会＠はっしー宅

  中学の同級生3人が僕の家に来てくれて、食事を出して、夜遅くまで語り合った。全員男子で、気の置けない友達なのでとても楽しかった。幹事である僕の力不足で女性を呼べなかったのだけれど、男ばかりもたまにはいいもんだ。話題は、ナレッジマネジメントの潮流（byはっしー）から、そそられる女性の条件、キャバクラ嬢が男に貢がせる手口（byもと被害者ｗ）まで、多岐にわたった。もと被害者いわく、僕はキャバクラにはまって女の子に入れあげるタイプだからぜったいにそういう遊びはしないようにということだった。肝に銘じよう。つくづく思うけれど、孤独感を脱して友情のあたたかみを感じるには、今回のように自分で努力して積極的に友達の輪に入っていくことがほんとに大切だな。

  2004年06月06日

• 淡々

  毎日事務所に行って、事務仕事やって、帰ったら勉強したりテレビを見て、寝る。きわめて単純な毎日の繰り返しで、日記に書くことがない。毎日が刺激的でエキサイティングだったMBA時代が懐かしいが、もう二度とあんなハードな毎日は送りたくないとも思う。クラスメイトのひとりからメールが来て、「私たちが架空のケースについてあーだこーだ言っているときに、現実のケースについて考えることが出来るのが羨ましい」と書いてあった。でも、今学校で頑張っているみんなも、卒業したら思う存分、勉強したことを社会で生かせるのだから同じことだろうと思う。けれど、僕は実家が会社をやっていた分、小さい会社ではあるけれども、「経営」という立場に近づけたことはラッキーだった。組織論が大好きでファイナンスには全く興味がなかったのに、経理や財務の職場に入ったことでニワカに臨場感を持ってファイナンスの復習をしているのは、なんだか不思議な感じ。先日主治医の先生から、「次の目標は何？」と聞かれたので、「フルタイムで働けるようになって月給をもらうことです」と答えておいた。病気のカラダを社会に適応させていくのは大仕事だが、次第に慣らしていくしかないだろうと思う。稼げるようにならなきゃ嫁さんももらえないし。今は疲れがたまりやすくて週に4日くらいしか働けないが、5日、6日と増やしていけるだろうか。遠くに感じていた、というか毛嫌いしていた実家の仕事に、なんだか吸い込まれるようにして入っていくことになったのは、やっぱり宿命なんだろうか。MBAをやりながら、「僕は人にものを教えるのが好きだから、博士課程に進んで大学の先生になれたらいいな」とひそかに思っていた。MBA課程で教わった先生たちはみんな高い見識を持っていて、熱心で、魅力があり、自分もこんなふうになりたいと思った。実家の会社に入るのはこわかった。自分に経営者がつとまるわけがない、と、逃げる気持ちがあった。けれど、不思議なもので、病気でMBAを断念せざるを得なくなったとき、社会復帰のいちばん現実的なステップとして口をあけて待っていたのが、実家の会社だったというわけだ。やりたいことがわからない、と嘆く人がいる。やりたいことはあるけど手が届かない、と嘆く人もいる。僕もそのひとりだった。だけど、結局人間、自分の目の前にあることを精一杯こなすこと。不安があっても、やってみなくちゃわからないんだから、思い切って飛び込んでみること。そういう頑張りの積み重ねの先に、道が開けてくるものなのだろうと思う。

  2004年06月04日

• 森の家、ふたたび

  このページで以前紹介した、九重のペンション「森の家」をふたたび家族で訪ねた。ここの料理は決して華美ではないが、すべて手作りで、素材の味の活かし方がすばらしく、家族一同のお気に入りである。豆腐、こんにゃくといった何気ない食材が、ほんとにそこらのものとは味がぜんぜん違うのだ。だから、たとえば「白和え」「豆腐サラダ」なんていう素朴な料理が、実に旨い。オーナーとおしゃべりをしていて、なぜ？と尋ねたら、「手間ひまかけて作った手づくりの素材です。皆さんが食べなれてしまっている、工業的に大量生産された食品とは違いが出てくるのでしょうね。この山奥で自分で豆腐なんか作ってみて、あ～こんなに味が違うのか、とびっくりした私の経験自体が原点になっています」とのお話だった。マンガ「美味しんぼ」で、「無添加、無農薬・・・自然に作られた食材こそが一番おいしい」ということがいつも言われるけれど、どこに行ったらそういう食品が味わえるのか、ということが不思議でしょうがなかった。本物を味わおうと思ったら、自然の残された土地へ足を運ぶしかないのかもしれないな。

  2004年05月30日

• 「無借金経営」

  今日も実家の会社の話題である。うちの父（社長）がよく話す口ぐせに、「うちは実質無借金経営」というのがある。確かに、バランスシートを見ると短期借り入れを上回る現預金があり、固定負債はほとんどゼロだから、「実質無借金」というのはその通りだと思う。母に聞くところによると、これは僕が事業の跡を継ぐときに備え、「息子に借金を残したくない」ということで無借金にしているのだそうだ。跡取り息子としてはとてもありがたい話である。しかし、である。無借金経営というのは一見胸を張れることなんだけれども、ビジネススクールで習った企業価値最大化の観点からすると、「？」がつくのだ。バランスシートを見ればわかるとおり、企業が資本を調達する手段には負債か、株主資本がある。これを投資家側から見ると、貸付か、株式への投資である。投資家の立場からすると、企業に貸し付けるほうがその株式を買うよりリスクが小さい。なぜなら、貸付は必ず返ってくるが、株式には返済の義務がないからだ。それなのにわざわざリスクの高い株式に投資家が投資するのは、貸付より株式投資のほうがリターンが高いからである。再び裏を返して企業の側から見ると、貸付よりも高いリターンを投資家に約束しなければ、誰も株式を買ってくれないということになる。すなわち、株式での資本調達は、投資家に対して負債より高いリターンを保証しなくてはならないから、負債での資本調達よりコストが高いのである。そして、負債のコストが株主資本のコストより安いがために、負債の比率を上げることによって企業全体としての資本コストは下がり、企業価値は上がるということになる。ここまでおさらいすると、「無借金経営よりも、借り入れを増やしたほうが企業価値は高まる」ということになる。ここで、ふつうの日本人経営者（うちの父を含む）だったらこう言うはずだ。「ちょっと待ってくれ。借り入れを増やしたら、その分金利負担が利益を圧迫するじゃないか。それのどこが企業価値を高めることになるんだ。」これに対するビジネススクール＝チックな回答は、「借り入れを減らして金利負担を節約すれば、その分増えた会計上の利益は税金として政府に巻き上げられる。会計上の利益よりも、重視すべきはキャッシュフローであり、将来のキャッシュフローの現在価値＝企業価値だ。」とでもいうことになるのだろうか。僕自身の理解不足でだんだん自信がなくなってきた。アタマがこんがらがってくる。そもそも、「息子のために借金を残さない」とありがたい覚悟をしてくれているうちの父に、「借り入れを増やしたほうがいいとビジネススクールで習った。」などと言って説得できるものだろうか。アクセスログの記録を見ると、このサイトをアメリカのTOPビジネススクールに留学中の方が何人も、定期的に訪れてくださっているのがわかる。ぜひ、この問題についてコメントを頂きたいものだ。無借金経営は是か、非か。

  2004年05月27日

• トラックバック

  Taku、コメントありがとう。ほかの読者の方に紹介すると、Takuとは僕の大学の先輩であり、会社の先輩でもあり、ビジネススクールでは同級生。いつも優れたリーダーシップを発揮して、Social Repとしてクラスをまとめ、僕たちの学生生活を楽しいものにしてくれていた、尊敬できるクラスメイトのことです。彼のBlog、知的体育会系CEOでは、彼のハードな勉強ぶり、Social Repとしての奮闘、家庭でのよきパパぶりなどが、彼独特の暖かい語り口でつづられています。（ちなみに彼の奥さんはきれいな方で、夫婦居並ぶ様子はさながら美女と野獣・・・）彼がBlogを始めたのは、このサイトの影響も多分にあるのではないか？？と、勝手に思っている・・・（んだけど、違う？Taku）。僕の在学中から彼はこのページを熱心に読んでくれていて、僕が苦しそうなことを書くと、教室で歩み寄ってきてあたたかい言葉をかけてくれていました。いかついルックスに似合わずやさしい男です。2年次はUCLAへの交換留学が決まっています。頑張れよ。今日は、高校・大学と同級生だった旧友からも電話がかかってきた。なかなか、うれしい日だね。

  2004年05月25日

• ダイビング再開へ

  別サイトの「水中写真館」もう3年も更新されていない。病気をしてから、体力的にも経済的にもダイビングに行くのが難しくなってしまっていた。今年は、学校からも解放され、病気の具合もまずまずで、バイトでお金も稼いでいるから、再開のチャンスである。暖かくなってきてカラダもうずいてきたので、今日は市内のダイビングショップを見学に行った。若い女性のスタッフが気持ちよく応対してくれた。来月、大分や長崎などへの日帰りツアーがあるようなので、カメラを持って参加してみたい。水中写真館久々の更新を期待してください。

  2004年05月23日

• お墓参り、のちM友九州

  明日が祖父の命日ということで親子三人でお墓参り。そのあと、家に帰って一息入れてから博多へ行き、漢方の先生に診察を受け、飲み会に参加した。飲み会は、九州在住のMBAホルダーやMBAを目指す人が集まるもの。普段は「M友九州」という名前のメーリングリストで交流している。アメリカのトップMBAスクールを卒業された先輩方や、一時帰国中のCandidate、もうすぐ渡米される新一年生が集まった。職種は、コンサル、電力、化学、商工会議所、商社など多岐にわたり、いろんな話が聞けて楽しく過ごした。僕はやはり卒業できなかったという負い目があるので、周りの人たちがまぶしく見えたり圧倒されたりしないか心配だったけれど、大丈夫だった。受験生に僕の母校？の宣伝もしておいた。

  2004年05月21日

• Corporate Finance

  来月の上京時にファイナンスの教授とアポが取れた。話の題材は実家の財務諸表になる。せっかく忙しい中時間を割いてくれるのだから・・・と、最近は仕事が終わって家に帰ってくると、グロービスの「MBAファイナンス」を読んでファイナンスの復習に一生懸命。ちゃんと質問を用意したほうが有意義な時間に出来る、とか、あんまりバカな質問はできない・・・とかいう思い、イコール僕のかっこつける悪い癖が出ているのはわかっている。セーブしたほうがいいな。

  2004年05月20日

• パッチ・アダムス

  珍しく映画のビデオを見た。ロビン・ウィリアムス主演「パッチ・アダムス」というやつ。主人公が実在の人物で、鬱の経験のある精神科医、というところに興味をひかれて借りてきた。なかなか泣ける話で、よかった。主人公は自殺癖から精神病院に入院してそこでの患者仲間との触れ合いから癒しに目覚め、医学生となる。笑いがもたらす癒しの力を信じるとともに、医学界の現状に疑問を感じ、無料診療の病院建設を目指してドンキホーテさながらに突っ走る。ヒロインの死の場面はぐっときたなあ。エンディングで流れたロッド・スチュワートの主題歌"Faith of the Heart"もよかった。今はこの組織はNPOとして運営されていて、まだ病院建設には至っていないが、順調にfundraisingを続けているようである。詳しくは、こちら。

  2004年05月18日

• 愉しきかなバイト生活

  給料が安いからお金はないんだけど、今のバイト生活はなかなか楽しかったりする。仕事の経理事務は、未経験分野でなかなか新鮮だ。僕の通う事務所でやっている仕事は売上、仕入、経費の管理、プラス労務（給与、税金・各種保険関係など）などである。未払費用の支払いと仮払金の精算、それから労務関係の手伝いが僕の主な担当業務で、送金しては伝票を立てるの繰り返しだけれど、ビジネススクールのアカウンティングの授業でやったバランスシートの基本が頭に入っていなければできない。勉強したことが実務に生きるのは気分がいいものだ。事務所は門司港レトロという観光地の近くにあるので、天気のいい昼休みは海岸で風に吹かれて休憩をとる。とてもいい気持ち。実家の「ケース」については、何人かの教授からレスがあったがみんな「私はアカウンティングやファイナンスの専門じゃないからなあ・・・」と言って逃げているので、さっき今のところ返事をくれてないアカウンティングとファイナンスの教授に直接メールを打った。来月東京に行くから会って教えてくれないかというお願いである。つまらない「ケース」かもしれないが、僕は考え方に迷っているから真剣である。どちらもいい先生なので、直に教われるとなれば僥倖なことだ。色よい返事を期待しよう。僕の知っているあの学校の体質ならば、退学という形とはいえ巣立っていった学生を粗略には扱わないと思うのだけれど。

  2004年05月17日

• ほっと一息

  追加でもらったリスパダールが効いて昨夜はよく眠れた。今日は仕事もはかどったし、気分の落ち込みからも回復した。やっぱり病気持ちには睡眠は重要である。ただ、リスパダールは増やすと太るのが難点だけど、気分の波を抑えるためのコストと思わないとしょうがない。実家の会社のケースについては、「元気そうでよかった！」とかいう軽い反響はあるんだけれど、まだ誰からもアドバイスをもらえていない。今はセメスター終わりがけで先生も学生も忙しいようである。あの学校の忙しさはハンパではないからな、僕も身をもって知っている・・・来月東京に行くから、可能ならばアポを取ってファイナンスやアカウンティングの教授に直にアドバイスをもらえるといいな。イチ学生、それも卒業していない僕のような者のわがままに先生がつきあってくれるかどうか心配だけれど。

  2004年05月14日

• 急ブレーキ

  ここのところまた不眠が出ていて辛かったのだけれど、にもかかわらず張り切って仕事のあと財務分析などやっていたからだろうか、突然なんにもしたくなくなってしまった。緊急通院して、張り切りすぎを抑え眠りを改善する方向で少し追加薬をもらった。またしばらく休息が必要だろうか。社会復帰の道は果てしなく厳しい。

  2004年05月13日

• ケースを書いてみた

  実家の会社の財務諸表を添付資料にして、ビジネススクールで使うケースをまねて短い英文を書いてみた。せっかく頑張って書いたので、メールにして、大学院の教授全員とクラスメイト全員にメールで回した。「僕は元気にしてるよ～」という近況報告、プラス、大マジでアドバイス募集である。ファイナンスやアカウンティングの教授からいいアドバイスが聞けたらいいなと本気で期待している。肝心のケースの出来であるが、全くつまらないというわけでもないらしい。送付後わずか15分で教授のひとり（ヒト系が専門）から反響があったので、抜粋。I am sorry I am not an accountant, because I found your case very interesting--that is I found the way you presented and sold your case very engaging. I hope an accountant can support what sounds like good common sense on your part. I wish the accountant were me!やった！好反響！やっぱり学校を辞めても、教授から褒めてもらうのはうれしいなあ。

  2004年05月12日

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