Bob Dylan『Bootleg Series Vol.4 The Royal Albert Hall Concert』
1966年。それはボブ・ディランにとって、紛れもなく大きな転換期であったと思います。それまでのフォーク・ミュージック界を揺るがしたとされているフォーク・ロックの誕生!その場面の1つをこのCDは克明に記録していると言えるでしょう(v_v)私がこのCDを聴いたのは中学の初めでしたが、大きなショックを受けた記憶があります。ロイヤル・アルバート・ホールコンサートの前半はアコースティック・ギターで1人で演奏し、聴衆は拍手でそれに応えています。しかしコンサート後半、バンドをしたがえてエレキ・ギターに持ち替えたディランに対しては野次が飛ばされ続けました。「ユダ(裏切り者)!」という野次に対してディランは「お前の言うことなんて信じない」と返し、『Like a Rolling Stone』を歌い上げる…傷つくことを恐れず自分という偶像を壊した勇気に、学ぶべきところは多いのではないでしょうか?Bob Dylan『Bootleg Series Vol.4』の収録曲は以下の通り↓Disc1She Belongs to MeFourth Time AroundVisions of JohannaIt's All over Now, Baby BlueDesolation Row(廃墟の街)Just Like a Woman(女の如く)Mr. Tambourine ManDisc2Tell Me, MommaI Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)Baby, Let Me Follow You Down(連れてってよ)Just Like Tom Thumb's Blues(親指トムのブルースのように)Leopard-Skin Pill-Box Hat(ヒョウ皮のふちなし帽)One Too Many Mornings(いつもの朝に)Ballad of a Thin Man(やせっぽちのバラード)Like a Rolling Stone