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• 学校にテレビの取材が来る！？

  先日、学校から「もしも、学校がテレビなどのメディアに取材を受けた場合、子供がテレビに映ったり、雑誌の記事に写真が載ったりしてもかまわない。」というフォームにサインするようにっていうのをもらってきて、提出したのですが、そのときは、具体的にいつテレビに映るとかそうゆうことは書かれていなかったし、去年も同じようなフォームにサインした記憶があるので、特になんとも思わずにサインして持たせました。で、今日、また同じものをもらってきて、今度は裏面に、「至急に返信すること！」と書かれています。よく読んでみると、CBSの「Channel 2 News」がうちの子の通う小学校の教育プログラムにスポットライトをあてることに決まったのだそうで、今週の後半か来週の前半にテレビクルーが学校に取材に来るらしい！（＠＠）校長はこの件でかなりエキサイティングになってるらしい、、、。（笑）もちろん、学校全体の生徒数はかなり多いので、みんながテレビに映るわけじゃないんだけど、もしものために紙に親の承認のサインをとっておかないといけないということらしいです。もしも、子供をメディアにさらしたくない親は事前に校長に申し出るようにということでした。はたしてユカのクラスは取材されるのだろうか？去年ユカがいたキンダーのクラスはNY全域で初の試みとしてつくられたスペシャル・エドの生徒とレギュラーの生徒のミックスクラスで教育委員会のモデル・クラスだったので取材される確率はかなり高かったんだけど、今年は普通のクラスなので、どうなのかな？チャンネル２ニュースっていったいいつの放送にうちの学校が映るのかもわからないんだけど、いつもテレビを見ていないので、きっと見のがしてしまいそうです。（爆）でも、なんか気になるわ、、、、。取材が終わったら放送日を教えてくれるのかな～。ユカのクラスが映らなくても、知ってる子のクラスが映るかもしれないし、どんなふうにうちの学校のプログラムを紹介しているのかも興味があるし、放送を見てみたいです。ユカはきのうの昼間の練習はいまいちノリが悪かったけど、昼寝をしてからの夜の練習はまあまあいい練習でした。今日は学校に行く前から頭（おでこのあたりをおさえて）が痛いと言っていたのだけど、学校から帰ってきてからもまだ痛いと言っていたので、熱をはかってみたけど熱はいまのところなし。でも、おやつたべて宿題をして絵本を６冊くらい読んでとりあえず夕方寝モードです。今日は夜に起きて練習できるかな～？私の本番も間近なので、午前中に先生のお宅にリハーサルに通うことになるので、いまユカに熱でも出されたらすっごく困ります。なんとか風邪ひかないでくれ～！（＾＾；先々週あたりに少し鼻水と咳があったけどもういまはないし、風邪もどっかいったな～と思ってたんだけど、、、。なんで頭痛いのかなぁ？左頬にあお痣（といってもうっすらだけど）をつくっているので、どこでつくったのかときくと、どっかに顔ぶっつけたという。でも、どこにぶっつけたか思い出せないらしい、、、、。しっかりしてよ～。（ーー；ま、頭痛とその痣は関係なさそうだけど、、、、。（爆）

  2003.10.14

• ママが死んだら、、、

  今朝は朝ごはんにバナナとあべかわ餅とオレンジジュースいうへんなとりあわせでした。（笑）で、きなこと砂糖をまぶしたものをお餅にまぶしているときにユカがテーブルの上に粉をこぼしたので、「アリがくるよ。こぼさないで！」と私が言いました。引越す前のうちはアリが本当に出たんです。だからまたあんなふうになったら嫌だからって言ったのです。で、しばらく私はユカに背をむけて炊事場で食器を洗ったりシンクを磨いたりしていました。で、何を思ったのか、ユカが突然「もしユカが死んでも土にうめてほしくない。だって土の中には虫がいっぱいいるから。」なんて言います。なんで急にそんなこと言うのかなーと思ったけど、（きのう日本語放送で怪談っぽいのをやってたからかな？私はみてなかったんだけど）するとタイミング良く（？）キッチンのカウンターのところに生まれたばかりのちいさいゴキブリがいたので、「あ、ゴキブリのちっこいのがいる」と言いながら私はペーパータオルを小さくちぎってエイっと退治したので、虫がニガテのユカはほっとして「あーよかった」と言いました。で、私が「ユカはゴキブリにうまれなくてよかったね。ゴキブリに生まれたらこんなにちっちゃいベイビーなのに人間に殺されてしまうもんねぇ。」と言うと、「どうして人間がゴキブリに生まれるんだよ～？」というので、「人間の間に悪いことしちゃった人は次に生まれかわるときに虫に生まれ変わったりするかもしれないよ」と私。まだ納得いかない様子で「どうして死んだら別の生き物に変わっちゃうの？」とユカ。「だから、おりこうにしてわがままばっかり言わないで人に迷惑かけたりしないでいればまた神様が人間に生まれ変わらせてくれるよ。」と私。輪廻の話しなど子供にしても理解できないかもしれないけど、いきさつ上こうゆう話しになってしまいました。しばらく考え込んでいたユカが「ユカは死んでもまたママの子供になりたい」と泣きそうな声で言うのでふりかえると目をまっかにしていまにも泣きそうになっています。「ママがおばあさんになって死んじゃったら嫌だ。ユカはずっとずっとママの子供でいたいの。よそのおうちの子どもになりたくないの。」と言って泣きじゃくりはじめました。「おお、、、」と思ったけど、なんだか胸がキュンとなってしまい、いつか来る別れのときを思うと、これは笑い飛ばすわけにはいかないので、炊事の手をとめて、ユカをぎゅっと抱き締めて一緒になってウルウルしてしまいました。(^^ゞ　で、私が言ったセリフ。「じゃ、ママは死んだらおバケになっていつもユカのそばにいるからね。そしたら寂しくないでしょ？」でした。そしたらユカも落ち着いたのでした。実はきのうの怪談ぽいテレビを見ていたときに、子供が幽霊になって出てくるストーリーがあって、そのとき「もしユカが死んじゃっておバケになって出てきたらどうする？」ってユカが言ったので、私は「ママはユカのおバケだったら嬉しいよ。だってママはユカが世界でいちばん大好きだから。死んじゃっていなくなっちゃったら悲しくて悲しくてたまらないからね。だからユカが来てくれたら嬉しいよ。」という話しをしていました。だから、今朝、私が「オバケになってユカのそばにいるよ」って言ったのはユカには嬉しかったようです。(^^ゞ変な親子ですねぇ、、、、、。（爆）

  2003.10.13

• 連休～♪

  先週に引き続き、今週末も３連休です♪コロンバス・デーのウィークエンドです。今週末はちょっと暖かいので、マンハッタンはかなりの人出でした。みんなコロンバス・デーのセールのお買い物にくり出していたのでしょう。大きな紙袋をもった人がいっぱいでした。私はユカのバイオリンレッスンのあと、いつもはニュージャージーに直行なのですが、今日はカナディアン・サンクスギビングの休日とも重なって１件目の３姉弟妹のおうちがお休みだったので、ポッカリ１時間半あいてしまい、時間をつぶすのにプラプラしていました。お金ないのでなにひとつ買わなかったけど、けっこうウロウロしたので疲れました。ユカとパパをタイムズスクエアでRトレインに乗り込むまでそこにいて見送り、まだまだ時間があるので、３３丁目のパストレインの近辺で時間をつぶしました。ハロウィーンのコスチューム、シンデレラの衣装は２０ドルもしていた！今年は夏の高知のコンサートで着たブルーのドレスをシンデレラの衣装のかわりにしてティアラだけつけてプリンセス気分になってもらう予定なので、ほとんどお金かからないし、（プラスチックのおもちゃのティアラも家にあるし。笑）助かるけど、、、、。（＾＾；去年は私もはりきってカオナシに化けたけど、今年はつきそいに徹するのみで、変装はしませ～ん。（笑）ところで、ヨハネセン先生との１回目のリハーサルの予定が今週の金曜日の午前中になりました。抜粋で１３曲っていってたけど、結局全１６曲やることになりました。当初は私の出番はプログラムのほんの一部かと思っていたのに、プログラムを見ると、リサイタルのほぼ半分を占めています。（＾＾；責任重大だ～！（汗）（コンサートのお知らせはトップにアップしました。）衣装をどうするかちょっと迷ってます。去年の発表会の写真にうつっている赤いワンピースか、夏のコンサートで着たブラウスと黒のロングスカートにするか、どっちがいいかな？ロングドレスはもう苦しくて着れないので却下。（笑）ま、私はセコンドなので、大きな先生にかくれてあんまり演奏中は見えないんだけどね。（爆）ま、衣装よりも演奏の中味だよね。ユカの今日のS先生のレッスン、またもや１時間半もかかりました。今日はユカは自分でチューニングできるってところを先生にみせたくて、「ユカが音あわせたい」といって、先生も「へぇ～、じゃやってみて～」って。（笑）先々週はエクセサイズも完璧だったのに、またまたいろいろ問題発生。（ーー；エンドレスじゃぁ～。（爆）今週はザイツの重音の練習でちょっと姿勢がまた崩れぎみになっていたので、エクセサイズでもいまいち調子が悪くて、肩当ての位置をまたまた変更しました。シール貼りなおさねば、、、。今日はエクセサイズとザイツの５番の３楽章だけで時間切れとユカの集中力切れでリーディングを弾く時間はありませんでした。ザイツは左手は今日はわりとスラっといけてあまり問題ないみたいな、、、。（けっこう練習では苦労したのに今日は、４分音符＝５０くらいの早さで、重音もきれいに鳴っていたので、先生にはあまり苦労もなく弾けてたみたいに思われてしまった。（ーー；）でも、左手に集中しすぎて右手が全くお留守状態で、弓が指板に流れる流れる、、、、。（ーー）なので、今日の宿題は重音の連続のところは開放弦だけで右手の弓をまっすぐにする練習！（爆）やっぱり姿勢と右手なんだなぁ、、、、いつになったら、自動的に右手はまっすぐできるようになるんだろうか。常に「まっすぐ」を意識してないとダメなのよね、、、、。はぁ、、、。でも、今日は各練習ポイントの箇所をゆっくり先生が一緒にやりかたを教えてくれました。地道に練習するっきゃないね～。３連休なので、明日（月曜日）も学校がお休みなので、ほっとします。（笑）

  2003.10.12

• 初チューニング

  いままでユカのバイオリンのチューニングはあらかじめ私があわせておいてから練習をすぐはじめるようにしていました。でも、今日、開放弦のマルテラートでさんざん強く弾いたので狂ってしまったのか、開放弦のダブルストップのロングトーンの練習をしていて、「ママ～、D線が低いよ～」と言ったので、「自分であわせてごらん？」と、自分でA線とD線を弾きながらD線の狂いをアジャスターを使ってなおさせてみました。ピアノと聞き比べてあわせる方法ではなく、AとDの五度の音のうねりを注意深く聞きながら真剣にあわせていました。「ウーワンワンワンっていってるからまだ合ってない、、、。」と言いながらアジャスターをまわしていました。やっと音のうねりがなくなり、きれいに五度が響きました。きちんと合った弦に満足げにうなずいて「うん、オッケー」と嬉しそうです。（笑）今度はG線も狂っているので、さっそくあわせなおしていました。スッキリ音が自分の耳であわせられたら、ちょっと誇らし気に、練習にも集中する姿勢が見られました。ぼちぼち、自覚をもってもらうためにも、チューニングは自分でさせるようにしようかな、、、と思います。もちろん、ペグは硬いのでまだユカには無理ですが、アジャスターならもう大丈夫そうです。このごろ、ピッチがピタッっと決まったとき、レやソなどを弾いたらとなりの開放弦と共鳴して音が広がって楽器が鳴る独特の感じに気付いて自分の出す音に多少は敏感になりつつあります。とはいえ、まだまだ演奏中に注意散漫な音を出したりするので、これからもっと自分の音に敏感になってもらいたいです。

  2003.10.11

• 

  わたしはだあれ？

  ふっふっふ。なんだこりゃ？（笑）おもちゃのギターをバイオリンのつもりになっているおバカさん。さて、これは誰でしょう？まだなんにも弾けないけどすわってみたの～♪ 遊園地にきたよ♪ 裏の畑で♪ 遊園地で汽車ぽっぽにのってるよん♪これ、全部私です。（爆）たぶん、ユカよりもちっちゃいときです。まだなーんにも楽器が弾けないころです。なんでバイオリンのまねなんかしてるのかは不明。これがおもちゃのギターじゃなくて本物のバイオリンだったら、私もいまごろはバイオリニストだったかしらん？（爆）このオルガンは母が自分の楽しみのために買ったもの。私はこの写真よりずっとあとの小学１年生になってからオルガンをならいはじめました。あとの写真もなつかしい京都の思いでです。どうですか？ユカとちょっと似てます？（笑）ネタもないので、今日はこんな写真をアップしてみました～。ほとんどの写真が白黒っていうのが時代を物語っていますね。（＾＾；

  2003.10.10

• またでた！でっかいヤツ（涙）

  いやぁ、今朝パソに向かっていてふと足下をみると、、、、。日本サイズのでっかいゴキブリがっ！（＠＠）机の陰にいるではないか！げげげ、、、、、と思ったけど、ちょうどアマゾンのこないだのビデオが入っていたダンボールの上にじーーーっとして動かないので、コンバットの中を通ってここで果てたのかと思ったけど、やっぱりこのままほっとくのは嫌だし、、、、。とにかく、新聞紙をもってきて、新聞紙をまるめたものの、しばらく、たたこうか、どうしようか、と冷や汗をかきながら固まってしまい、しばしゴキブリくんとにらめっこ。そ～～～～～っとゴキブリののっているダンボールを手前にひっぱって、邪魔なものをのけてみました。すると、ゴキブリくんの触覚がヒラヒラと動いています。い、、、、いきてるぞ、、、、、。（ーー；ど、、、、どうしよう、、、、。いきなり飛ばれたら嫌すぎるし～～～～。こないだは洗面所だったからお湯をかけてなんとか退治できたけど、リビングじゃお湯かけらんないし、、、。大きいとたたくのにも勇気がいります。今度は違う生き物に生まれておいで、、、、。と思いつつ。勇気をふりしぼって、エイっとたたきました。みごと命中。即死でした。（ーー；；；；急いでトイレにもっていって流しました。あーーーー、胃がキリキリってなったわ、、、、。でも、アメリカの大きいゴキブリってなんだか動きがニブイっていうか、、、、。日本のはすばしっこいけど、、、。アメリカのでも小さいのはすばしっこいんだけど、大きいのはこないだのもそうだったけど、なんかヨタヨタって歩いてたりして。なんでだろ？でも、あのタイプは突然飛んだりするからすっごくいやなんだよね、、、、、。ユカが学校にいってるあいだだったからよかったけど、ぜったいユカがいたら悲鳴をあげて固まっていたに違いない！

  2003.10.09

• 日系の９９セントストア

  つい数日前にフォレストヒルズに９９セントストアがオープンしたよっていう話を耳にしました。同じ学校の日本人のママ数人にあうたびに「今日から９９セントストアがオープンだよ～」って言われて、へぇ～、どこにあるのかな～？と思っていたのですが、きのうきた生徒さんのママから場所をききました。しかも、どうやら日系のお店らしく、ドラエモンのタオルをオープン記念の粗品でくれたというんですねぇ。狭い店鋪だけど、売っているものは質がよく、日本のダイソーに売っているようなものがおいてあるとか。私はまだ実際にお店に足を運んでいないので、詳しい情報は書けないけれど、今日、ユカを学校に送っていったあと、ドラッグストアに用事があったので、コンチネンタルアヴェニューにいったら、確かにクイーンズブルバード沿いにありました。朝はやくてまだしまっていたんだけど、看板にはなんと「SAMURAI」って書いてありました。（＾＾；ほんとに日系のお店なの？っていうネーミングだけど（爆）、売っている品物は日本のものらしいので、今度の週末にでものぞいてみようかなと思っています。でも、９９￠Up～ということらしいので、たくさん買うとけっこう高くつくんじゃないかと、、、、（＾＾；

  2003.10.08

• 重音の連続

  今日はユカの学校の「Picture Day」でした。毎年、学校でクラス写真と個人写真をとってくれるのです。けっこうユカもこれを楽しみにしていて、この日はどのお洋服をきていくんだって前々から自分で決めていました。（笑）髪も両側に結わえておしゃれしていきました。かわいくとれてるかな？出来上がってくるのが楽しみです。バイオリンはザイツのコンチェルト５番の３楽章の後半部分の音とり中。いくら重音が得意のユカも、ここまで連続して出てくると、なかなかスラスラとはいかないので、部分練習あるのみ。なかなか複雑～！単純なA線とE線だけの重音の連続じゃなくてA線とD線の重音と交互に出てきたり、両方の線同時に音が動いて指の位置を２音同時に変えないといけなかったりする部分もあり、１小節単位でその箇所をゆっくり指の置き方を覚えるまではなかなか最初のメロディー部分のように楽々とはとおせない！ユカは「この曲すっごい疲れる～」と言っていました。確かにこの箇所は「重音エクセサイズの束」ってかんじですから、、、、。（＾＾；でも、有香の重音は不思議と汚いギーっていう音は出ないんですね、、、。ピッチはもうちょっときちっとハマってほしい部分も残ってるんだけど。（この曲は私には絶対演奏不可能です。ギーギーの連続になるだけだ！爆）新しくなったバイオリンの弦高にまだちょっと慣れていないせいか、E線の弦高を少し下げたせいか、E線を弾くとき弓がたてになりすぎてバイオリンのボディにかすってしまいがちなのではやく新しい弦高に慣れてくれるといいなと思います。リーディングの３楽章のアコードの一番高いシの音が今までの角度では音が出ていたのが、新しい角度だともうちょっとたてないとうまく出ないのでこれも慣れてくれるのを待つしかないです。最後はかっこよく決めてほしいからね～。

  2003.10.07

• バイオリン職人

  いってきました。バイオリン職人さんのお店に。小さい店内には修理中のバイオリンやら道具がところ狭しとおいてあって、ショーケースにはオールドっぽいバイオリンがズラーっと並んでいました。そして、カウンターには彼のお店を訪れたお客の写真とサインがズラリ。そのなかに五嶋みどりさんの写真もありました。職人かたぎのキラっとひかる目をした中国人の方ですが、とても優しい親切な方でした。シャンハイ・シンフォニーでファースト・バイオリンを弾いていた方で、職人の修行もして、１９８０年代にNYでお店を出したそうです。駒をそっくりそのまま入れ替えるとすごく高くついて１００ドル以上はかかるし、駒を削るだけでも８０ドルはかかるからと、ユカの使っている１／８のバイオリンをじっくり観察し、G線とE線の接点の溝を少し深くして弦高を少し下げ、D線とA線の接点のところになめし皮（というのかなぁ？）のような褐色の半透明の何かのうす皮を小さく切って駒と弦の間に敷いて（駒に接着してくれました）弦の位置を少し高くするという方法でなおしてくれることになり、その場で黙々と作業をしてくださいました。「でも、小さい楽器だと接着するのも難しいんだよね」って言いながらも、とてもきれいな仕事でした。で、工賃はたったの１０ドルちょっと。（＠＠）なんて良心的なんでしょう！もう感動ものです。ユカのバイオリンの駒をなおしてくれている間いろいろお話をしたのですが、写真を見て「みどりさんもここによくくるんですか？」と訪ねると、みどりさんは最近はあまりこないけど、節さんはよく訪れているということでした。特に節さんは毎月ボウの毛を交換してもらいにこられるとか。そして、龍くんのことも御存じでした。そして、息子（孫？いや息子と言っていたような気がする。笑）さん（１４歳くらいっていってたかな～）がジュリアードのプレップにいっていて、なんとパールマンの弟子だそうで、、、、１１月にリサイタルするからって「よかったら聞きにきてね」とチラシをくれて、去年のリサイタルのビデオもチラっとみせてくれました。すっごく上手でした。この子はジュリアードのプレップに入って３年目だそうです。パールマンはプレップで１０人ほどお弟子さんがいるのだとか。うーん、なんかちょっと感動です。こんな有名な人たちのバイオリンやボウの修理もしている職人さん（飾らないとっても親切なおじさんというかんじ）にユカみたいなちっちゃい子のバイオリンの修理してもらって、お話して、、、、。この場所で節さんもボウの毛替えしてもらっている間にこのおじさんとお話しながら作業を待ってたりするのかな～って思ったらなんだかドキドキしちゃいました。（笑）修理した直後はまだ接着剤がかわいてないのでその場では弾かず、家に帰ってからユカも弾いてみて「おぉ～～～～～！（＠＠）すごい～～～～！」と感動していました。今までの苦労はなんだったの？？というくらい弾きやすいみたいで、他の弦にさわらないできれいに弾ける！あの弾きにくいバイオリンでの移弦の特訓（笑）はいったい、、、、、（＾＾；ってかんじ。でも、その苦労のおかげでこの違いがはっきり感じられるんですよね。よかった～！この職人さん、これからもきっと何かあるたびにお世話になりたいと思える人でした。いい人にめぐりあえて嬉しいです。

  2003.10.06

• 駒の状態

  今日のバイオリンレッスンでザイツのコンチェルト５番の１楽章は合格になりました。あー、やっと終わった。（＾＾；私は先週のほうがよく弾けていたような気がしたのだけど、先生も、これ以上もたせても飽きてくるだろうと思ってちょっと妥協したのかな～と思いました。（笑）ユカも「他の弦にさわって変な音いっぱい出てたのに？」と納得がいかない様子でした。（笑）でも、とにかくマルになったのは嬉しかったようで、先生が「うん、ほんと、よくがんばったよ！この曲。先週よりも音が随分クリアになってたし。」と具体的なポイントをおっしゃり、「そっか。」と納得し、素直にマルになったことを喜んでいました。実は、今週は１週間、他の弦になるべくさわらないようにというのが目標で開放弦でさんざんはやいパッセージを練習したのですが、いくらやってもどうしても他の弦にさわるし、そればっかり気にしだすと思いきり弾けずに、音楽が横に流れていかなくてとってもつまらない演奏になってしまうし、もうこれが限界じゃないかと親子してかなり疲れていました。でも、今日のレッスンのとき、前から気になっていた駒の状態とD線のことを先生に言ってみました。実はユカのバイオリンは（レンタルしていますが）D線の駒に触れている部分がかなり深く駒にくいこんでいて、しかも、ドミナントの弦はなぜかA線よりもD線のほうが細いので、どうしてもA線とG線の間のD線が谷間になってしまって、マルテラートの練習していても、すごく弾きにくく、かなりストレスのたまる日々でした。で、先生も「ほんとだ、そういえばそうだ。ほとんどA，D，Gが同じ高さだ！これじゃ僕でも他の弦にさわらないでは弾けないかもしれない。」とためしてくださったら、やっぱりかなり状態が悪いことがわかりました。で、先生に楽器職人さんを紹介してもらって駒を削ってそれぞれの弦の高さのバランスをなおしてもらったほうがいいねということになりました。先生も「ごめんねー、気がつかなくて。これはユカちゃんのせいじゃなかったね。でもこのバイオリンでよくがんばったよ。」とおっしゃっていました。ザイツをマルしてもらってから、今日はユカが自分で先生に「今日は全部の曲を聴いてもらいたいの！」と言ったので、先生も「じゃ、弾いてみて」と時間超過してるけど全部聴いていただきました。リーディングの３楽章を弾き、今日はなんだか弓が曲がりぎみだったのが、ちょっと姿勢をなおされたら、あら不思議、ものすごくバイオリンが鳴り出しました。大人のような音が出てユカも気持ちよさそうでした。そのあと、１楽章、２楽章と、そのままのいい音で弾くことができました。姿勢は本当に大事です。駒を調整してもらったら弾きやすくなるといいな～。今週はザイツの５番の３楽章の譜読みです。実は、ユカがやりたいというので、現在の課題に支障が出ないように、すべての練習が終わって余裕のあるときに、少しずつ音とりを始めていたので、すでに先週のうちにさほど難しくない前半の音はもうとれています。でも、後半の重音の連続はまだ断片的にしかみていないので、ちゃんと同じ早さで通すまでは時間がかかりそうです。一応重音そのものはきれいに鳴っているので、連続してそれを弾けるようにつなげる練習をしなくてはいけません。でも、これで晴れて新しい曲にもうちょっと時間をかけてとりかかれるので楽しみです。

  2003.10.05

• Music of the Heart !!

  この映画のうわさは前からきいていましたが、実際に見たのは今日がはじめてでした。バイオリンの出てくる映画で何か気持ちが前向きになれて明るくなれるものはないかな～と思っていて、ふと「これがあったじゃない！」と思い出し、見てみました。本当に素晴らしい！見ている途中に何度も涙が出てしまうほど感動しました。そして、パールマンやいまは亡きアイザックスターンなどの本物の一流演奏家が実際に映画に登場しているので、さらに感動が大きいです。カーネギーホールのステージでパールマンやアイザックスターンの横で演奏する子供達のなんとも嬉しそうな誇らし気な表情、そしてなんとうまいことか！あの映画に出演している子供達（実際にステージで演奏している子たち）のほとんどは実際にロベルタのクラスにいた子だというから本当にびっくりです。そこにたどりつくまでの１０年という長い歳月の重みとロベルタのバイオリン、そして音楽に対する情熱にただただ感動してしまいました。また、そのロベルタを動かしたのがスズキメソッドの思想だというのも興味深いものがありました。誰でも努力をすれば必ずバイオリンは弾けるようになるという、さわやかな希望を与えてくれる。そして、子供達のそれぞれの家庭の事情や生徒と先生の心の触れあいの場面にも涙が出ました。もちろん、「練習しない子はこの部屋から出ていってちょうだい」という厳しい彼女の姿勢にも感動です。そして、そうやって懸命に練習して発表することで得られる心の充実感と感動はひとしおだということも教えてくれる。これは実話をもとにしてつくられた映画で、原作となったドキュメンタリー「Small Wonder」が映画化されたもの。詳しい映画の解説はここをクリックしてください。これは絶対おすすめです。まだ見たことのない方、ぜひ見てみて！バイオリンに興味のある人もないひとも、音楽の素晴らしさを感じることができると思います。私は原作の「Small Wonder」もぜひ見てみたいと思っています。あ～、ひさしぶりにいい映画をみたな～！本当に元気のでる映画です！

  2003.10.04

• 寒い！

  １０月１日から３日分の日記、まとめて更新しました。このところ急にぐぐっと寒くなりました。今朝はとうとう皮のジャケットを出しました。ユカもこのところ鼻と咳がちょっと出ていて要注意。まだ今のところは元気だけど、またこじらせたり中耳炎になったりしないといいな、、、。（＾＾；ユカの着るものも、夏物は日本でバーゲンしてたからどっさり買い込んできたけど、冬物はぜんぶ小さくなっちゃってて気がつくとほとんどない！とりあえず去年のものを着せていますが、お腹がきつくなっていたり丈がつんつるてんになっていたりして、見た目はクラスでいちばんおチビさんだし、去年とさほど身長がかわったということもない（まだ１０５センチだし）のに、なんでだろ、、、。洗濯して着るものが徐々に縮んだだけかしらん。ちょっと秋冬ものを買いにいかないと、、、、。でも、真冬になればなったで、屋内はヒーターがきいているので、夏物がまた活躍するんですけどね～。ジャケットさえ買えばTシャツは半袖でいいし、あとはズボンだけもうちょっと買わないと真冬はタイツだけだと寒いしね、、、。着るものですが、最近私も太ってきちゃって昔きていたドレスやワンピース、スカート、ズボンなど着れなくなったものがたくさんあり、クロゼットの中で無意味に場所をとっています。そうゆうのってオークションに出すほどのねうちのあるものはほとんどないし、かといって捨ててしまうのはもったいないし、このごろミシンが欲しいなと無性に思います。ミシンがあれば私の服をつぶして子供のものにつくりなおせるしね。うちの母も昔よく自分の洋服をつぶしては私の着るものをつくってくれていました。アメリカでは子供服やドレスのパターン（型紙）ってどこで売っているのかなぁ？昔はウールワーズにいけば布地も型紙も手芸品や裁縫に必要なものはひととおり売っていたけど、もうウールワーズもつぶれちゃったし、いまはどこにいけば買えるのかな～？マンハッタンのタイムズスクエアから南がわに衣類専門店やボタン専門店や布地専門店がたくさんあるファッションアベニュー（だったっけ？）があるのだけど、そこで前ドレスの布地などを買おうかといったら、卸売り専門だから個人には売れないと言われたことがあり、それ以来トライしていません。どなたか洋裁に詳しい方がいらしたらどこで洋裁のパターンなどが買えるか教えてくださ～い！さて、ユカですが、やっぱり子供って先生が自分のことを認めてくれるのが一番嬉しいんですよね。きのう授業で「よくばり犬」のイソップの話しを読んでくれたそうで、ユカが「その本おうちにもってる！でも日本語なんだけど」って言ったら「日本語でもいいからもってきてもいいよ」と言ってくれたそうで、今日は日本語版のイソップの本をもっていそいそと学校にいきました。バイオリンは、今週は復習だけなので同じような練習をずっとしています。（笑）しいていえば、自分の出す音により注意するようになってきたかもしれません。いままでは他の弦にちょっとさわっても平気で弾いていたのですが、出すべき音の他に他の弦に触れて変な雑音が出たりするとやめてそこからやりなおしたりするようになりました。音楽の流れや勢いがなくならないでそれが確実にできるようになればすごい進歩ですが、まだまだ音に神経質になりすぎると今度は音楽が流れなくなったりしてそのバランスが難しいですね。でも、来週の月曜日はYom Kippurで学校がお休みなので、明日から3連休です。わーい！来週もコロンバスデーなので週末は3連休です。週末ゆっくり時間があるのはホっとします。げげ、再来週は私の先生との本番だ！（＾＾；来週から先生とのリハーサルがいよいよはじまるので、なんとしてもユカには病気で熱など出してもらうと困ります。持ちこたえてくれ～！

  2003.10.03

• カリキュラムナイト

  今日は夜に新しいクラスの担任と父兄たちのミーティングがありました。ミーティングといっても担任が、いま取り組んでいる授業の説明とか宿題をどのように家庭でサポートしてほしいかとかそうゆう説明をひととおりされ、教室の中を実際に見ることができるという機会をくれたというかんじの催しです。教室はプレハブなのだけど、中は思ったよりきれいで、トイレもちゃんとした水洗トイレで広々としていました。父兄はそれぞれの子供の席に座るようになっていたので、毎日ユカがどこに座っているのかも実際に体験できました。黒板からいちばん遠いトイレの前の席でした。（笑）教室のうしろに、何かいいことしたらスティッカーを貼ってもらえるというチャートがあり、ユカのチャートはほとんど埋まっていました。これが全部シールでいっぱいになるとご褒美にちいさなおもちゃをもらえるらしいです。そして、机の中にある分厚い教科書（これは家にはもってかえってこないで毎日学校で使っているだけです）3冊（英語と算数とサイエンス＝理科と訳せばいいのかな？）とノートを見ました。けっこうまじめにやっているようです。で、神尾さんのコンサートにいった翌日のノートにステージにロングドレスを着てにこやかにバイオリンを演奏している女の子の絵がすごく上手に書いてありました。あれは切り抜いて額にいれておきたいくらいの出来でした。家に帰ってそれを言うと「あれはユカなの」と言っていました。（笑）神尾さんのステージを見てけっこう感化されたようです。大きくなったらあんなところで弾きたいそうです。担任は確かにユカの第一印象のように「かわいらしい」顔で、けっこうきちきちっとした人のようです。父兄の前ではにこやかでしたし、誰かのママが「去年のクラスと比べていかがですか？」と質問すると「今年のクラスは去年よりもみんなお行儀もよくてとてもいい子ばかりです」と言っていました。でも、かなりルールは厳しく、きちんとしていないと嫌というタイプのようです。スケジュール通りに授業がすすめないとイライラっとするのかもしれません。私も昔、某教室でグループレッスンを担当していたときは、長期プランをまず学期のはじめにたてて、毎週の授業のプランをたててその日にこなす項目を決め、レッスンに臨んでいました。でも、どうしても人間相手ですから、予定通りにはいかないこともあり、時間内に予定の項目をこなせいないときもあり、そのつど軌道修正しながらやっていました。予定通りこなせいないと自分の指導力不足に落ち込んだりしたこともありました。ユカの今度の担任もまだ若いし、この学校にきて3年目だそうで、生徒とともに成長していく段階なのでしょう。生徒にいろいろ教えられて教師としての経験を積んでいる最中という感じだと思いました。前のクラスの担任も新任でしたが、先生自身同じ年頃の子供がいることもあって、その年代の子供の扱いは比較的うまかったように思います。クラスの人数が少なかったこともあり、担任は二人いたし、そのうえアシスタントもいて、絶対に授業中に怒鳴ったりするようなことはなかったようですが、今度のクラスは１クラス２７人に担任ひとり、アシスタントがときどき１人くるというかんじです。だから、どうしてもクラスをまとめるときに大きな声で怒鳴ったようなかんじにならざるをえないこともあるんでしょう。幸いユカはこのまえの髪の毛事件の翌日も「学校にいきたくない」とは言いませんでした。むしろ、その日は学校にりんごをもって行く日だったので、「今日はアップルをもっていく日だ～！たのしみ～！」と言って出かけていきました。そうゆうところはユカの性格は得な性格というか、そのときはひどく傷付いたり悲しくて泣叫んでも、それで発散してしまって、あとに引かないタイプなのか、ケロっとしている。（笑）これはバイオリンの練習でも同じ。（爆）ボンヤリしていて私に一喝されて大泣きしても練習が終わればケロっとしてケラケラ笑って遊んでいたりする。こうゆう切り替えの早さは私にはうらやましいくらいです。でも、ユカは前のクラスの担任のことは本当に大好きだったので、「先生大好きっ」ていうお手紙を毎日学校にもっていくぐらいだったのです。でも、今度の先生にはそうゆう感情は抱かないみたい。先生へのラブレターはまだ一度も書いていません。（笑）まだ前のクラスの担任のほうが好きだってはっきり言っています。でも、前のクラスでバイオリン弾く機会つくってもらったおかげで、校長や教頭にも名前と顔を覚えてもらえたので、今回も、オフィスにつれていかれて泣いている有香に優しく接してくれて、「芸は身を助ける、、、」じゃないけど、ほんと、バイオリンやってたおかげだわ～って思いました。もし、あの演奏会してなかったら、きっとただの泣き虫のおバカさんと思われていたかもしれないし、、、。（＾＾；というわけで、まだこれから新しい担任との関係がどうなっていくのか未知ですが、なるべくいい関係でいてくれるといいなと思います。どうしても納得がいかないことがあったらそのつど先生にお話すればいいしね、、、。とりあえずはしばらく様子を見守る方向でいきたいと思います。

  2003.10.02

• 絶対音感って、、、（笑）

  ユカには幸か不幸か絶対音感があります。私の場合はピアノの音なら確実に何の音かは聞き取ることができるのですが、それが他の楽器や生活音となると「何の音？」って言われてもしばらく考えないといけないという感じの「だいたい音感」とでもいう程度のものです。でも、ユカの場合、ピアノの音だけではなく、もちろんバイオリン、ギター、管楽器、あらゆる電子音から車のクラクションから鳥の鳴き声からなんでもかんでもすべてといっていいほどの音をドレミに置き換えることができます。それがバイオリンをやる上でどれくらい役にたつのかはわかりませんが、彼女はピアノであらかじめ音を与えなくても、たとえば「ラの音出して」っていうと自分でその音を歌うことができます。それはまあ便利といえば便利ですけれども、、、、。で、今日のタイトルになんで「絶対音感って、、、（笑）」ってなっているかというと、汚い話しで申し訳ありませんが（＾＾；）、このまえパパがオ○ラをしたときに、その音をまねてユカが「ラ」って言ったんです。で、実際にピアノで確認したら本当にラの音なんですよね。（＾＾；なにもオ○ラの音まで音符におきかえなくても、、、、、と思うのだけど。（爆）パパと顔を見合わせてオオウケでした。過去をふりかえって考えてみると、ちっちゃいとき、私が弾く曲とか、歌う子守唄とか、CDとかなんでもだけど、きいたメロディーをなんでもそのままのピッチで（すっごく高い音でも。笑）器用にまねする子でした。実際に何オクターブ声に出せるのか調べてみたことはないのだけど、とても声に出せる音域が広い子でした。で、４歳ごろにピアノをはじめて、鍵盤にひとつひとつの音符の名前があるってことがわかってきて、急にクリアになったみたいで、それからはきいたメロディーをドレミにおきかえて歌うことができるようになりはじめました。バイオリンの練習のときも、私がメロディーを歌って「ここから」なんていうとき、うかつに違うキーで歌ったりすると怪訝な顔をして「ママ、どこうたってるの？音が違うけど」と言われます。（＾＾；私はたぶん固定ドと移動ドがミックスしたタイプで、初見で歌を歌う時は移動ドで考えるほうが音程がよくとれるタイプなのです。ピアノで初見演奏をするときは固定ドで読んでいるんですけれど（ピアノではその音を弾けばその音が出るので、固定ドでも支障はないのです）自分で音程をつくっていく歌の初見とは違うのです。でも！それなのに、ユカはバイオリン弾いているとき、指の都合でどうしても音がピアノよりも高めになったりすることもあり、よくそれで気色悪くないなぁって私は思うのだけれど、案外平気だったりする。（爆）絶対音感とピッチがいい悪いはあまり関係ないのかも？私にもよくわかりません。前にK先生が「ピッチの善し悪しと絶対音感はあまり関係ない」とおっしゃってました。要するに音程感というのはまた別なのでしょう。それは耳と体で覚えていくしかないんでしょうね。特にバイオリンは指のほんのちょっとした角度とか弓のあて具合でも微妙に音が違ってしまうので、ピアノのように単純な平均律の楽器とは根本的に違うのかもしれません。でも、本当にピッチがきちっとあったときは楽器に共鳴するというか他の開放弦などに共鳴してすごくよく楽器が鳴るのでそうゆうときにユカは「あー、今のすごく響いた！きもちい～い！」と言ったりします。いつもそのすごく響いた状態にならないとね～。（笑）

  2003.10.01

• Bravo!!!

  １６歳バイオリニストの神尾真由子さんのニューヨーク・リサイタル・デビューを聴いてきました。席も特にどこという指定をしたわけではありませんでしたが、右端の前から２列目といういい場所で、演奏姿がよく見え、演奏中の表情までもがとてもよく見える場所でした。彼女は１３歳のときにニューヨークの大変権威のある若い才能を発掘するためのコンクール(YCA)で優勝しています。YCAは商業主義のマネージメントのようにすぐに彼女を「神童」としてニューヨークデビューさせずに、「あと２ー3年、彼女に学校生活やお友達との交流など普通の生活をさせてあげてからデビューさせましょう」と暖かく、若い演奏家を潰さないように大切に大切に彼女を見守り、育て、年間の演奏会の数もセーブしながら彼女を影から支えてきたといういきさつがあります。当時ワシントンDCではすでにYCAからデビューもしたのですが、その後、日本でも各地のメジャーなオケとの共演も重ね、もうすでに立派にプロとして活躍されています。そして、いよいよ今日はニューヨークでのリサイタルデビューでした。（去年コンチェルトではすでにニューヨークデビューも果たしておられます）本当に素直にまっすぐ伸びてきたというかんじの好感のもてるお嬢さんで、このまえチャンネル１３で彼女のドキュメンタリーを見た時から、このコンサートを楽しみにしていました。ユカも楽しみにしていたので、会場についてからも「早くはじまらないかな～」とわくわくしていました。そして、袖からチューニングの音がして、まもなく彼女がステージに表れたとき、会場から「お～」とため息がおこりました。淡いピンクのキラキラしたドレスに身を包んだ彼女はすごく可憐でにこやかな笑顔がものすごくかわいらしい。初々しさのなかにもとても堂々とした落ち着きと品のよさのにじみでた素敵な登場でした。プログラムはヴィヴァルディのソナタ第２番から始まりました。音がすごく美しく会場に融けて行く感じで、最初の１音から演奏に惹き付けられ、あっというまに終わりました。２曲目はサンサーンスのソナタ第１番。彼女のオハコのようで、もうただただその演奏に引き込まれ、釘付けになってしまうような、すばらしい演奏でした。ものすごいテクニックも持った人なのですが、それが彼女の体の中からあふれだしてくる歌心、熱い想いにしっかりすいついてきているというかんじの、活き活きとしたすがすがしい熱演でした。ユカもじーっとステージに釘付けになっていました。演奏が終わった時、私は久々に「ブラボー！」と無心になって叫んでいました。ユカも私が大きな声でブラボーって言ったのでびっくりしてふりかえったけど（笑）一緒になって嬉しそうに拍手をしていました。休憩のあと、ブラームスのソナタ第3番が演奏され、これもとても心のこもったすみずみまで磨き抜かれた演奏でした。彼女の演奏は本当にどの音にも命があるというか、気持ちのこもっていないおとはひとつもないというか、本当にすごいです。体中で音楽を表現しているかんじです。みどりさんのそれとは全然違ったタイプですが、とにかくすごい才能だとおもいました。ピアニッシモからフォルテッシモまでの幅がすごくあり、音色がものすごく豊富で、聴いていてたいくつにならないし、フレーズの盛り上がりがなんて自然で全くわざとらしさがないのです。ブラームスの後に、日本の作曲家、細川俊夫さんの「Vertical Times Study」というのを演奏されましたが、サンサーンスやブラームスとはまた違う彼女の一面を見せてくれました。とにかく、バイオリンの音色の可能性を満喫させてくれるような曲。ピアニストとも息がピッタリで、とてもよかったです。最後はラヴェルのツィガーヌ。素晴らしかった！アンコールはクライスラーの「愛の挨拶」につづいてヴィニェアフスキーの華麗なるポロネーズ？（たぶん）を華やかに演奏され、もうスタンディング・オベーションでした。本当に１６歳とは思えない安定感とうつわの大きさを感じさせる演奏でした。最初の１音からの感情移入とあの集中力はすごいです。今日の伴奏者のPei-Yao Wangさんも若い小柄な女性でしたが、素晴らしかったです。彼女はソリストとしても活躍していて、カーネギーホールやケネディセンターやサントリーホールでも演奏しているようです。現在はNY在住でリチャード・グードのお弟子さんだそうです。今日のコンサートは二人の若々しい共演で演奏のかけあいも実に活気溢れる気持ちのよいものでした。たまたま隣に座っていらした日本人の女性がユカのことをみて「何歳ですか？」と話しかけてこられて５歳だと答えると、「おりこうに聴いてたわね」とおっしゃってくださいました。その方はバレエの先生をなさっているとかで、ついつい演奏をきくとふりつけを考えてしまうのよとおっしゃっていました。また、うしろの席にいた６０歳くらいの御婦人にも声をかけていただいて、「何歳？バイオリン弾くの？」ときかれ、「５歳です。バイオリン弾きます。」と答えると、「５歳なのにもうバイオリン弾けるのね～」と微笑まれました。（笑）その方、あとで見るとこのYCAのダイレクターの女性とハグしておられたので、どうもYCAの関係者の方かダイレクターのお知り合いのようでした。（＾＾；ユカは今日は学校から帰って、おやつを食べて宿題をしてバイオリンの練習１時間だけ（エクセサイズとセブシックだけ）してから電車でマンハッタンにいき、パパと落ち合ってレストランで夕食をたべ、全く昼寝していなかったのですが、コンサートも興味津々で前半は乗り出して聴いていました。後半の細川さんの作品のときも「あ、シフトだ！」とかこそこそ私に耳打ちしてきたりして興味深く聴いていましたが、とうとう眠気に襲われて、細川さんの作品の途中で眠ってしまい、ツィガーヌとアンコールは夢の中でした。（笑）実は今日、学校から電話があり、「ユカが髪の毛を切ってしまってすごくアプセットしてるけど、なだめて教室にかえしたから」というので最初またスクールナースからかと思い、「She accidentaly cut area of her hair.....」というので、髪のあるあたりの頭を切ったのかとびっくりしたけど、髪の毛の一部を切ったということでホっとしました。（＾＾；前にプリスクールのときにお友達に髪の毛を切られたことはあったけど、今回は自分でやったらしく、お迎えにいったときに担任にどうしたのか聞いたけど「さっぱりわからない」と言われ、封筒に入ったユカが切り落とした髪の毛を手渡されました。家に帰ってからユカにきくと、どうもワークの途中でディズニーのムランのように髪を短く自分で切って男の子みたいになってみたくなったのだそうで、それを先生に見られて、先生が「オフィスにいきなさい！」と言ったそうで、（ユカの学校では何か悪いことしたらオフィスにつれていかれることになっているらしく、前のクラスでもお友達にイタズラしたり先生のいうことをきかない子はいつもオフィスにつれていかれていたときいていたので）叱られた、どうしよう！と恐ろしくなって取り乱して大泣きしたらしいのです。で、オフィスでは校長先生と教頭先生が「髪の毛は切ってもまたすぐに生えてくるから大丈夫よ」とやさしくなぐさめてくれてお菓子までくれたというのです。（＾＾；；；；で、今度は教室にかえったら担任に叱られるかもしれないと思って恐くてなかなか教室に戻ろうとしなかったらしい、、、、。（＾＾；；；；で、今日のスナックタイムの家からもっていったスナックも食べれずそのままもって帰ってきたし、宿題帳にも今日の宿題を書いていなかったので、たぶんギリギリまでオフィスにいて泣いていたらしいです。迎えにいったときも泣き腫らした目に頬には涙の後が塩を吹いていました。（ーー；でも、授業中に自分で自分の髪を切ったくらいで、なぜオフィスまでわざわざつれていかれるんでしょう？（つれていったのは担任ではなくアシスタントの先生で、担任命令でつれていったらしいですが）そんなことのために正規のスナックもお友達と一緒に食べられず、ワークも中途半端で仕上げずにもってかえってきて、非常に時間の無駄なことしてると思いました。「今度からワークの時間に髪を切ったりしないでね」とひとこと言ってワークを続けさせればすむことじゃないですか？ユカの話しやクラスメートの話しで前からこの担任はかなりヒステリックな人らしいということを感じていました。クラスメートの日本人の男の子の話しではすっごくよく怒る先生だからこわいって言ってたそうで、そのママは「子供が畏縮しちゃうようなこと言うらしい」と言っていました。うーん、これからもこうゆうことあるのかな、、、、。（ーー；でも、オフィスでみんなになぐさめられてちゃっかりお菓子もらってくるユカって、、、、、。（＾＾；；；；；；

  2003.09.30

• 通り雨

  今日からお迎え時間が２時５０分になったので、いつもの時間に「ああ、まだ大丈夫」と思っていたらふと気がつくともう２時４５分！慌ててお迎えにいこうと下におりていったら、さっきまで窓の外は晴れていたのに、ザーザー雨が降っていたのでびっくり。またあわてて６階まで傘をとりに戻って、走って迎えにいきました。２分ほど遅れてしまったけど、なんとか間に合いました。でも、帰り道に雨がまだ降っているのに日がさしてきて、虹が出るかなーと期待したけど、見れませんでしたが、アパートの前にきた時にはもうやんでいました。本当にお迎えの時間に限ってザーザーと雨が降って１０分くらいのあいだに通り抜けていったかんじ。（＾＾；なんちゅう雨だ。それにしても２時５０分って中途半端な時間。ついついうっかりしてしまいそうな時間です。２時４０分のときは２時半に家を出てゆっくり待ってピックアップでしたが、たったの１０分遅くなるだけでなんか中途半端な感じです。今日の練習はいまいちノリが良くありませんでした。エクセサイズはまぁまぁですが、セブシックをいきなり４分音符＝９０に上げてみるという無謀なことをやってみたら、最初の５つまでは楽勝でしたが、６番あたりからややこしい音型になるのでこんがらがってなかなかできないでイライラ。まあ、確かに昨日までは８４だったので、ちょっと急に早くしすぎなのはわかってたんだけど。（＾＾；本当にメトロノームのテンポ紙一重で指がもつれたりするのよね、、、、。ザイツは3連符を開放弦だけで弾くと別の曲のようになってモタモタ。（笑）でも、なんとか弾けるようになりました。リーディングはざっとピアノとあわせたけど、前のほうがよかったな。最近ザイツばっかりやっていたので、またぼちぼちリーディングをもうちょっと細かくさらわないとね。発表会に弾くんだから、もうちょっときちんと仕上げなくちゃね～。まだ２ヶ月あるから、徐々に磨いていけばいいか、、、。明日は日本の若手バイオリニストの神尾真由子さんのニューヨークデビューリサイタルを聞きにいくので、ユカの練習はできないな、、、、。夜８時からのコンサートなので、終わって家に帰ってきたらもう１１時くらいになりそう。昼寝させておかなくっちゃ。ま、１日練習できなくても、コンサートで何か刺激をもらって帰ってくればそれもまたよし。

  2003.09.29

• 進歩はしているけど

  今日は雨がザーザー降る中をマンハッタンまでS先生のバイオリンレッスンにいってきました。バイオリンケースも濡れそうだったので、ゴミ用の大型ポリ袋をバイオリンケースの上からすっぽりかぶせていって大正解でした。今日は、不思議と弓がまっすぐで、エクセサイズはほとんどパーフェクト。先生も「今日は弓もまっすぐだし、左手も全部よくなってる！すごいね！言うことほとんどなしだよ～。完璧～！」と言ってくださいました。やっぱり、私の予想通り、エクセサイズとスケールはようやく安定してきて、K先生からの宿題のチェックポイントがクリアできてきたみたいです。このままキープしていくのみです。K先生のレッスンだったらたぶん、新しいエクセサイズが宿題になるところですが、S先生はK先生のサポート役なので、とにかく、理想の状態になるのをヘルプしてくださるという感じのレッスンに終始しています。ザイツは、今日もよく弾けていました。テンポもあがって、特にミスもなく暗譜もできています。先生も「本当にユカちゃんて音楽的に弾くよね～！すごくいい感じだよ。」と誉めてくださいました。「このテンポで弾けたら上等！」ともおっしゃいました。でも、「せっかく今日はエクセサイズ完璧だったのに、曲になったとたんに弓が曲がったりするから、今週はちょっとテンポを落としてゆーーっくり弓まっすぐで全部弾けるようにしてきて。そしたら絶対早くなっても曲がらないですごくよく弾けるようになるから。」とまたもやキープになってしまいました。３連ぷの移弦のところとか、開放弦だけでもリズム通りに弾けるように練習することももう一度やっておくことと言われました。ユカはあからさまに「えぇ～～～～（’へ’）」と口をへの字に曲げて「もうマルになるとおもったのに～」とがっかりしていました。それを見て先生はニヤニヤしながら（笑）「へへへ、先生イジワルだね～。嫌な練習させるよね～」と自分で言いながら、「でも、この練習が効くのよ～。」と。（＾＾；S先生はとっても優しい先生です。絶対に怒らないし、ほめるのもおだてるのも得意です。たぶん、このくらい弾けていたら他の生徒さんならマルしているのかもしれません。でも、このごろ、先生ちょっとユカのことは子供扱いしないというか、けっこうとことん曲を掘り下げて、「やったらきっともっとできるようになる」と合格のレベルをちょっと引き上げているような気がします。もうあまり甘やかしてはくれません。（笑）はやく次の曲をやりたくてウズウズしているのは承知で、あえてブレーキをかけているという感じです。ニコニコしながらもなかなか厳しい。（笑）きっと曲がだんだん難しくなってきたので、ユカが５歳だということは忘れてついついもっともっとと掘り下げ、いろいろ要求したくなるんだろうと思います。リーディングも久々に３楽章だけ聴いてもらいました。この曲はS先生に聴いてもらうのは２回目ですが、先生はこの曲は知らなかったので、ザイツよりは客観的に聴いてくださって、「これも、すごくいい曲に聞こえるよ！いい曲だな～って思わせる演奏だね」と誉めてくださって、やっぱり早いところは同じような練習だね～ということでした。というわけで、また来週も同じことのくり返しです。地道にゆっくりの練習をするしかなさそうです。確かにいまのままではあのテンポよりあがるとスラッピーになるしまだ未熟な弓の技術面の限界を感じていましたので、ぐっと我慢してゆっくり練習すればまたカベをひとつ乗り越えられるのかしら、、、、と半信半疑ながら、やるしかなさそうです。レッスンはみっちり１時間半。よくがんばったと思います。そのあと、私はまたパパとユカとバイバイしてニュージャージーへ。そして、帰りの地下鉄の中で白髪の背の高いおじいさんがバイオリンを弾いていました。アイリッシュフィドルっぽい早い曲を弾いていたんだけど、そのおじいさんの演奏をきいていて、ユカもあれくらいの技術はもうついてきているし、あの程度の音ならもう充分出せているなぁと思いました。けっこうみんなお金あげてたな～。（笑）

  2003.09.28

• あっという間に

  もう９月も終わり！？早いですね、時間がすぎるのが、、、、。秋風も吹いてきて、落ち葉もそこここに。１０月になったら秋も本格的に深まってくるでしょう。ぼちぼち街にはハロウィンのディスプレイが出始めました。ドラッグストアなどでもハロウィンのお菓子なんかのセールもしています。学校の終了時間も、今月は、火曜日だけが３時半までであとは２時４０分までだったのが、お迎えの時間を間違えたりする人もあって混乱があったのか、来週からは毎日同じ２時５０分までということになりました。１日だけ３時半までっていうのも午前中にマンハッタンに用事があるときなどは、ゆっくりできてよかったんだけど、ま、仕方ないですね。どうせこうなるんだったらなんで最初から２時５０分にしないんだろね、、、。（＾＾；さて、ユカは練習、一応毎日がんばっているけれど、なんだか今週は目立った進歩がありません。テンポもこれが限界かなと思えるテンポまではあがったけど、（ザイツの５番の１楽章は４分音符＝９６まで上げたし、リーディングの３楽章も４分音符＝１０４まで上げました）これ以上はいまの技術では無理な気がします。これ以上早くするとスラッピーになってしまうし、グリップも崩れてきます、、、。ザイツをいまのユカにこれ以上完璧にというのはもう無理かも、、、、。リーディングはちょっとテンポの壁を乗り越えつつあるのだけど、パールマンのテンポまではきっと無理です。（苦笑）エクセサイズも、もしもK先生のレッスンがあったらそろそろ次のエクセサイズをもらえるかなという感じだけど、まだ当分K先生はお仕事がお忙しくて会えないので、毎日毎日夏休みから同じエクセサイズをずーっとやっていて足踏み状態です。もちろん、まだまだ右手は完璧じゃないし、油断するとダメだし、左手も「言うことなし！」というわけでもないんですが、新曲もないし、ユカはちょっと気分的に中だるみかも。セブシックだけは、まだ宿題のテンポ（４分音符＝１００）までまだまだなので（今は４分音符＝８４）目標達成までは時間が必要だけれど、、、、。（＾＾；さて、明日のレッスンはどうかな？明日は天気予報では雨だというので、ちょっと嫌だな。バイオリンケース濡れちゃうよ、、、、。（ーー；

  2003.09.27

• 発表会の予定

  今日、今年の発表会の会場を見てきました。最初、１１月２２日に去年と同じところをとりあえず予約してあったのですが、今年は人数も増えたし、もうちょっと広いところがいいねと前から言っていました。おまけに、合同でやるあいてのバイオリニストさん（nyviolinさん）の生徒さんが通う学校の行事と重なってしまったので、２２日だと５人も発表会に出られないということが判明。ということで、急きょ、他の日で、ついでに他のもうちょっと広い会場をということになり、結局、一週間後の１１月２９日（サンクスギビングのウイークエンド）に、カーネギーホールの真向かいのCAMI HALLというところに決まりました。場所的には最高のロケーションです。見に行ってみると、会場はこじんまりしている（１６０席ちょっと）けれど、天井は高く、音響も響き過ぎずちょうどよいくらいに響いていい感じ。ステージが高く、去年のような会議室タイプではなく、本格的なコンサート会場です。借り賃は去年よりかなり高くなりますが、それでも、あの会場であの値段ならリーズナブルな値段。しかも、ピアノはスタインウェイの所有するグランドBサイズがはいっていて、毎週金曜日にはチューニングしているというコンディション抜群のピアノです。本当ならこんなに押し迫って会場があいているなんてめずらしいけど、たまたまサンクスギビングの週末だからか、ちょうどあいていてラッキーでした。この会場はよくオペラのオーディションとか、コンクールなどに使われているホールです。子供にはすごく立派なステージです。生徒さんたちの御父兄も、行ってみて会場の立派さにびっくりするかも？（＾＾；あと２ヶ月。まだ譜読みの途中の子もいっぱいいるけど、これからみんなのお尻たたかねば。（笑）せっかくのステージなのだから、きちんと上手に弾けるように仕上げて気持ちよく弾いてもらいたいしね。（＾＾）とにかく、ホールもとれたし、あとは練習あるのみ！

  2003.09.26

• 歯が抜けるのは

  これは今日の日記というわけではないのだけど、こないだから書こうと思いながら忘れていたので、今日、書いてみます。ユカは数日前、学校でお友達から「クラスで歯が抜けてないのはユカだけだ～！おまえキンダーガーテンじゃないのぉ～？」ってバカにされたんだそうです。確かに、ユカは１２月うまれなので、学年では一番若いし（ニューヨークでは学年を１～１２月でわけているので、小学校スタートの９月の時点で大半の子は６歳だけれど、９月後半から１２月うまれの子はまだ５歳です。）たまたま、ユカのクラスはからだの大きい子が多く、ほとんどの子がもう６歳になっています。早い子ではキンダーのときにすでに抜けてしまっている子も多く、まだグラグラともしないユカの歯はいっこうに生えかわる気配がありません。背丈も標準より小さいユカは、１学年下の子よりも小さいので、確かにオクテです。歯が抜けかわるかどうかって子供達にとってはとってもビッグ・イベントで、お姉ちゃん、お兄ちゃんになったしるしでとても誇らしいことなんだと思うんだけど、でも、それで人をバカにするのはどうかと思うんですよ。からだの大きさや成長の優劣で人を笑い者にしちゃいけないって前のプリスクールのハンドブックにも書いてありました。ユカはみんなから「キンダーじゃないの～？」って笑われたといって悲しくて泣いてしまったのだそうです。担任は教室にいたらしいけど、授業中で子供達が勝手にヒソヒソと話していたらしく、聞こえていなかったみたいです。で、私はユカに言いました。「でも、ユカはバイオリンが上手に弾けるじゃない？」と。そしたら、ユカは「そんなの言ったよ。『ユカはバイオリンもピアノも弾けるもん！」って。でも、みんな『それが何よ？』って言うんだもん。」と言います。なんか、可哀想になってしまいました。ユカが唯一誇れるのはバイオリンが弾けてピアノが弾けて歌が上手ってことぐらい。英語では発音はきれいでも、ネイティブには語彙の面でまだまだかなわないし、からだの大きさじゃいちばんオチビです。その唯一誇れる特技が「それが何よ？」と言われてしまうのは悲しかっただろうと思います。バイオリンが上手に弾けるというのは、毎日自分が一生懸命努力して、練習してできるようになったことなのだから、誇れることだと思うのですが、からだのことで成長が早いとか遅いなんていうのは本人にはどうしようもないことです。虫歯が一本もないとかいうんだったら誇れることだと思うけれど、歯が生えかわる時期が早いか遅いかの優劣を競ってそんなことでイジワル言われるのはなんかフェアじゃないと思うのですが、、、、、。歯なんて、一生子供の歯のままじゃないんだから、虫歯のことも気になるし、私はむしろゆっくり生えかわったほうがあとあと使うものだからいいのではないかとさえ思っているんですけれどね、、、。歯が生えかわったらトゥース・フェアリーがきてまくらもとにお金をおいていってくれるっていう習慣もあるくらい、アメリカでは子供にとって大事なイベントなのかな、、、、。確かに、日本でも、節目節目にお祝をしたりしますが、歯が生えかわるときにお祝なんてないよね？（笑）せいぜいで下の歯が生えかわったら屋根の上になげて、上の歯が生えかわったら縁の下に投げるという風習くらいですよね。

  2003.09.24

• ライブラリー

  今日は朝からかなりひどい雨でした。いつも一緒に演奏しているヴァイオリニストのお友達（nyviolinさん）と室内楽のコンサートのプログラムを考えるために、リンカーンセンターのライブラリーで１０時に待ち合わせをしていたのだけど、ライブラリーは１２時からしかあかないということが判明。（ーー；で、しょうがないので、ジュリアードのブックストアやタワーレコードにいって時間をつぶし、近くのデリではやめの昼食をとり、１２時にライブラリーにもどりました。２時くらいまでねばって楽譜を見比べてどれがいいか検討したり、CDを聞いてやりたい曲を絞り込んだりしました。リンカーンセンターのライブラリーは得にパフォーミング・アーツ関連の書物、楽譜、CD、ビデオなどが主な所蔵物で、CDやビデオも無料で借りたり視聴したりできます。私が学生だったころは、よくライブラリーにいりびたって、CDやレコードを聞いたり、楽譜をさがしにいったりしたものです。アメリカの音楽学生は図書館から借りた楽譜で練習したり室内楽のリハーサルをしたりっていうのはしょっちゅうで、自分の楽譜みたいに平気でエンピツで注意書きや指使いなどを書き込んであったりします。そうゆう書き込みを見るのも面白いのですが、なかにはけっこう汚いのとかボロボロの楽譜もあったりします。楽譜やCDを持ち出すためにはライブラリーカードをつくらなければいけませんが、現住所を確認できる郵便物（ConEdisonの請求書や電話会社の請求書など）とIDをもっていけば簡単に発行してくれます。私は１０年以上前のカードはもっているけど、もうたぶん無効なので、新しい住所のカードをぼちぼちつくらなくっちゃ。（今日はバイオリニストのお友達のカードで借りてもらいました。）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿今日は５時からジョナサンがレッスンにくるので、ユカは３時半に学校がおわって、帰ってすぐに宿題をすませ、おやつをたべて、４時すぎから１時間弱バイオリンのエクセサイズとセブシックを超特急でやり、ザイツをちょっとだけやり、時間切れでジョナサンがきました。ジョナサンのレッスンのあと、ジョナサンはうちに１時間ほどステイしてユカと遊んでかえりました。で、遊んでいるときに、ジョナサンが私のところにきて「ちょっときて、なんかへんな虫がいるの」という。なんだろうといってみると、トイレの洗面台の中に大きな（そう、体長４ー５センチくらいはありそうなデカイやつ。（ーー；）ゴキブリがヨロヨロと歩いていました。コンバットのニオイにつられてよそからきたのか、下水管からあがってきたのか、あんな大きいのは久々に見ました。あのタイプは突然飛んだりするのですっごくいや。水道のお湯のほうの蛇口をひねってお湯（うちはけっこうやけどするくらい熱いのがでます）を出したらそのままごっきーちゃんは流れていきました。（＾＾；あー、びっくり。６時半にジョナサンのママに迎えにきてもらい、そのあとユカは夕食をたべて、遊び疲れてヘロヘロでしたが、散らかした部屋をかたずけて、掃除機も自分でかけると言って掃除機をかけ、（ちっちゃいおもちゃ２つほど吸い込んでましたが、、、（ーー；）８時くらいから残りのバイオリンの練習もしてピアノもちょろっとしてそのあとパパと遊んで、、、、。１０時すぎまでお昼ねなしで起きていました。このごろユカは寝る前にバイオリンにキスをしてそっとケースにしまい、バイオリンのおふとん（バイオリンケースについていたバイオリンの上にかける専用の布です）をかけてケースを閉めるようになりました。やっぱりバイオリンがスペシャルなんだそうです。いままでは「世界でママが一番大好き」だったけど、このごろ「世界でバイオリンが一番大好き」なんだそうです。（＾＾；わはは。喜ぶべきか悲しむべきか。ちょっと成長したのかな～？？ウクレレはやっぱりただのおもちゃみたいです。気に入った理由は単純に名前が英語で「ユカレーレ」というからだそう。（笑）自分の名前がはいってるのが面白かったらしいです。（笑）

  2003.09.23

• システム再インストール

  もう数カ月も前からどんどん機能が減って使いにくくなっていた私のiBook（キーライム）、とうとうインターネット・イクスプローラもメールソフトも立ち上がらずに凍ってしまうようになってどうしようもなくなってしまい、今朝からシステムの再インストールをしています。念入りにバックアップをとり、そのあとハードディスクユティリティでチェックするとハードウェアは大丈夫と出たので、ディスクを初期化したほうが気持ちいいかなと思ったものの、最短でリカバリできる方法でシステムを再インストールしました。メニューバーの機能が復活！やった！（＾＾）そして、しばらく日本語化のやりかたを忘れていたのでモタモタ奮闘し、やっとこ日本語化をすませ、それからブラウザのお気に入りをバックアップのほうから入れ替え、メールソフトのほうは、いくらさがしても前のデータがみつからず、あわやお友達のメールアドレス、いままでいただいたメールすべてパアかと絶望しかけましたが、バックアップのファイルと入れ替えてみたら復活！ほっ（ー。ー；日系人会のアップルキッズのメーリングリストの担当やってるので、メーリングリストのデータが消えてしまったかと蒼然となってしまいましたが、なんとか復活できてやれやれです。あとは、またひとつずつ使うソフトをインストールしなおしていく予定。あー、疲れた。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ユカは今日は週末の疲れがでたか、学校からかえっておやつたべて宿題して、練習にとりかかったら開放弦の練習ですでに、眠くてどうにもならなくなり、まったく練習にならないので、今日は先にお昼ねさせることにしました。いまもまだ寝ています。（＾＾；さあ、今日は夜に練習できるんだろうか、、、、、。明日はジョナサンが５時にレッスンにくるのですが、そのあとジョナサンのおうちでプレイデートしたいとジョナサンのママからいわれたので、なんとしてもジョナサンがくるまでに練習を終わらせておかないと昼寝もせず遊んで疲れて宿題も練習もできなくなっちゃいそう、、、、。（ーー；やっぱり、お昼ねをさせておくべきか、、、、。私の仕事がアフタースクールなので、どうしてもユカのペースが乱れてしまいます。これはピアノの先生みんなが持っている悩みです。みなさん、レッスンをしていると自分の子供のことをかまってあげられない、練習につきあってあげられない、という悩みをもちながらレッスンされていますよね。ママがピアノの先生でいいよね～って思われる反面、そうゆう苦労があるんですよね。ピアノの先生の子供って。もちろん、ピアノの先生だけじゃなくて、お仕事をもっているお母さんは夕方までお仕事だから、夜しか子供と向き合う時間がないんでしょうけれど、、、、。

  2003.09.22

• ウクレレ？

  今日は午前中にS先生のバイオリンレッスンに行き、そのあとユカとパパにバイバイして私はいつも通りニュージャージーへ仕事にいきました。ユカのレッスンは今日もエクセサイズにたっぷり時間をかけて1時間くらいみてもらい、その後１０～１５分でザイツを見てもらいました。ザイツ（コンチェルト５番の1楽章）はレッスンではピっと集中して、音もきれいで音楽も流れていて、早い弓もなんとか弾ききり、今までの中で最高の演奏でした。でも、せっかくよくなってきているからともうちょっと先生から姿勢とボウのスピードの変化のコントロールの注文が入り（笑）、更にもう一度弾きこむことになりました。でも、この曲でボウのいろんなテクニックを身につければ他の曲にも結構応用が効きそうなので、じっくり練習するのもいいかもなと思います。ユカはせっかく気合い入れて弾いたのにマルにしてもらえなくて、更にいろいろ注文されてブっとふくれていましたが、けっこうこの曲も好きらしく、帰り道でもザイツのメロディーを鼻歌で歌っていました。（笑）そのあと近くのジャパレスに寄って、大好物のカリフォルニア巻き（アメリカにしかない巻寿司です）1人前を全部ペロリとたいらげ、更に白いごはんもばくばく食べていました。（笑）そのあと、私はパパとユカにバイバイしてニュージャージーへ。１軒目は滞りなくレッスン終了。２軒目は、約束の時間にいっても誰もいない。１５～２０分くらい念のため待って、メモをおうちのドアの下において帰ろうとしたときに、向こうのほうからノンビリと一家が歩いてくるのが見えました。アイスを食べに出かけて思ったより時間がかかってしまったそうで、「今日はレッスン短くてもいいです」といってくれたけど、きっちり３０分（まだ4歳ではじめたばかりの男の子）レッスンして帰ってきました。帰り道、ケイタイにユカから電話が入りました。「ママ～、あのね～、今日パパと楽器やさんにいって、ウクレレ買ってもらった♪　ママが帰ってきたら見せてあげるね～」といいます。「なに？ウクレレ？？？なんでウクレレなんか買ってもらったの？」と私も訳がわからない。普段は２０ドル以上のものは絶対買わないケチンボパパがなんでそんなもん買うわけ？と思いながら帰ってきたら、本当にウクレレが家にありました。（爆）バイオリンだけでも精一杯でピアノもほんのちょっとしか練習できないのに、このうえウクレレですか？音楽が大好きなのはいいけれど、欲張り過ぎだぞ。（＾＾；「このウクレレいくらしたの？」とパパにきくと、「さて、いくらでしょうか？」というので、「パパが２０ドル以上するものを買うわけがない」「１５ドル？」ときくと、「１９ドル９９セント」だって。（爆）確かに楽器にしては安いほうだけど、でも、オモチャにしては高いぞ～～～！お誕生日でもないのになんでそんなもん衝動買いするのさ～！と思ったけど、もう買ったもんはしょうがない。ユカはバイオリンと大きさが似ていて、ギターみたいだけど、ギターじゃなくて、見た目は茶色でバイオリンみたいで、弦が4本っていうので欲しくなったのかな？（笑）シャンシャンとピックで遊び弾きしてました。でも、ウクレレの調弦って不思議。４本ある弦の両端が高く中の２本が低い。バイオリンは左から右へと高くなっていくのに、なんで？ギターだって左から右へ順番に高くなっていくのに、ウクレレって不思議。ユカはウクレレ漫談でもやるつもりか？（ーー；無駄遣いだよねぇ、、、、、、。パパってば。それより、わたしのマックが息も絶え絶え状態で、フリーズしまくり、、、、。このところ絶不調です。とうとうインターネット・イクスプローラも全く立ち上がらなくなってしまいました。明日バックアップをとって、システムの再インストールしたほうがいいかな、、、、。でも、システムの問題だけではなく、機械そのものも寿命がきているのかもしれません。バッテリー使ってないのに充電モードになってたり、なんだかこのごろ変なのです。システムの再インストールしてもなおらなかったら、買い替えを考えないといけないかも。今日はマジマジとカタログを眺めてしまいました。新しいの欲しい～！でも、先立つものが、、、、。７、８月は私もレッスン料がほとんど入ってないし、いまはちょっと苦しい。せめて年内はこのマックになんとか生きててもらいたいのですが、、、、、。あーあ、システム再インストールって設定やりなおしたりめんどうくさいんだよねぇ、、、、。時間もかかるし。うぅ、、、、。

  2003.09.21

• 週末がくるとホっとする！

  金曜日になると「ああ、今週も無事に終ったな」と思うのですが（笑）、一番ホっとする理由は、ユカの学校からかえってきてからあわてて宿題させなくてもいいってこと。（笑）金、土、日のうちどれかにゆっくりすればいいから。まだいまはさほど難しい課題はないんだけど、これからどんどん課題が難しくなってきたら、ほんとに週末が待ち遠しくなるだろうな～と思います。昨日は、学校から帰ってアイスとバナナケーキとジュースをおやつに食べて、ちょっと休憩して、宿題ではなくバイオリンの練習を先にしてみるようにしました。昼寝しなくてもちゃんと練習できました。もしかしたら去年はまだ4歳～５歳前半だったから、お昼ねしないともたなかったけど、もう５歳後半になったので、お昼ねなしでも大丈夫になってきたのかもしれません。お昼ねしたときよりも、いい練習が出来るというか、指先や腕などの神経が起きている感じ（笑）。お昼ねした後の練習よりよくまわります。エクセサイズをやって、セブシックもいつも５つだけにしていたのを１０もやって、まだまだ夕食まで時間がある！エクセサイズのあと少し休憩して、後半の練習はリーディング全楽章とザイツの５番の1楽章を久々にピアノとあわせてみました。ザイツのほうはピアノとあわせるのは昨日が初めてでした。最近はずっとパート練習ばかりだったので、ピアノとあわせると本当に嬉しそう。私もピアノとあわせるときは、あまり細かいフォームのことを注意しないで、流れを大事にするので、ユカにとっては楽しい練習です。（いや、私にとっても楽しい練習。笑）で、メトロノームとだけあわせていたときは上がらなかったテンポもピアノと一緒にあわせると雰囲気にのせられてか、リーディングのテンポも♪＝２００（4分音符＝１００）で弾けた！（＠＠）しかも、さほど苦しそうにではなく！本人も「イエス！！弾けた！」と喜んでいました。ザイツも早いボウイングも随分楽にきれいにできるようになってきました。テンポも4分音符＝８８まで上がりました。そして、練習を夕食前に終了し、リンカーンセンターでのパールマンとアイザック・スターンとピンカス・ズッカーマンの共演のビデオをみながら夕食を食べて、充実した気分でゆとりの夕食タイムをすごしました。そのあと水曜日に「ゴキブリ退治ごっこ」で散らかしたパズルの山をパパが帰ってくるまでにかたずけたいというので、かたずけさせました。でも、やっぱりひとりではかたずけきれないので（確かにあれだけごちゃまぜのピースを全部一人ではめるのは私でも嫌）、「ママー、ヘルプ～」という。私は自分のピアノの練習をしながら、「自分でかたずけて～」としばらく放っておきましたが、だんだんユカの目がゾンビになってきたので、練習を中断して結局手伝うハメに。（＾＾；ちょうど１０時くらいにパパが予定より早く出張から帰ってきたので、パパにも手伝ってもらってパズル２５枚分（それぞれが２０～３６ピースです）を仕分けて３人でパズル大会になりました。（＾＾；ユカは全部ゆうべのうちにかたずけないと気がすまないようで、我々も付き合いながらやっとこ全部ピースを一つ残らず見つけてはめおわったのが１２時ごろ。（ーー；；；崩れるように寝ました。（爆）ユカはお昼ねなしでこんなに夜更かし！！で今朝は私はいつもどおりに目をさましましたが、ユカとパパは爆睡で、寝坊していました。ゆっくり朝ごはんを食べ、バイオリンの練習を１１時くらいからはじめ、午前中はエクセサイズとセブシックをきっちりやり、お昼ご飯をたべて、午後からまたまたザイツとリーディングをピアノとあわせて、よく弾けなかったところだけ取り出して部分練習しておしまい。この調子で明日のレッスンでも弾ければいいのにね。バイオリンの練習のあと、ユカは一人でピアノの練習を自分からやって（といっても２０分程度ですが）ピアノでしばらく即興で遊んでいました。そのあと、学校の宿題のプリントを２枚やって、まだまだ時間はたっぷりあるので、ブロックで遊んだりビデオでオズの魔法使いを見たり、なんと有意義な週末！来週からジョナサンがレッスンに復活するので週２回（もしかすると３回？）うちに来るのでまたペースが乱れるかもしれないのだけど、きのうのように夕食前にバイオリンの練習を終えるようにしておけば、ジョナサンが来るまでに練習終えられるかもしれないし、これからは、よほど疲れたときは仕方ないけど、そうでなければ無理にお昼ねしなくてもいいかな、、、と思いはじめています。

  2003.09.20

• 晴れだ～！

  ゆうべはハリケーンの影響でニューヨークもかなり強い風と雨でした。私は窓にあたる雨と風のびょーびょーいう音でよく眠れなかったのだけれど、ユカは熟睡で、ぜんぜん知らぬが仏。きのう夕食のときに「明日はハリケーンがくるから、風がいっぱいいっぱい吹いてバイオリンの練習がいっぱい出来るね♪」（なんで風がいっぱいふたら練習いっぱいできるんだろ？とおもいながらも、聞いてましたが、彼女はひょっとして学校が休校になることを期待してたんだろうか？笑）夜中はあまりの暴風雨に、ひょっとしてハリケーンが方向を変えてニューヨークにも寄っていくんだろか？と思っていたけれど、早朝５時に起きてラジオをつけると「ハリケーン・イザベラ　イズ　ノット　ザ　ハリケーン　エニィ　モア」と言っている。うん？もういっちゃったのか？と思ったら、熱帯低気圧に変わってしまったらしい。直撃のノースカロライナのあたりではすごい洪水被害が出てケタ違いの威力をみせつけたハリケーンだけど、ニューヨークはコースからはずれたので直撃はまぬがれました。もし、直撃してたらまた地下鉄ビショビショでとまってたかも？（ーー；なんでも、このハリケーンは日本列島を全部覆い尽くせるくらいの大きさだったそうだから、やっぱり相当ですよね。でも、学校にいく時間になったら晴れ間がでてきて、風はまだちょっと強いけど、そのぶん雲の流れがすごく早く、みるみるうちに空は快晴に！きのうは夕方すごく冷え込んできて寒かったのに、なんだか汗ばむくらいあつくなってきました。当然学校は平常通り。ユカの思惑ははずれました。熟睡している間にいっちゃったので「あれ？ハリケーンはもういっちゃったのぉ？」と残念な様子。（笑）そういえば、おとといのゴキブリ退治ごっこのあとは、まさに「ハリケーン・ユカ」の爪痕～ってかんじ。（笑）最後に残ったユカの部屋はきのうかたずけてもらう予定だったのだけど、結局土曜日に持ち越しに。だから、いまだにそのまま。それよりも、最近本物のゴキブリが増えはじめて困っています。キッチンのシンクのあたり、夜中になると必ず大小親子づれ？のゴキブリたちがウロウロウロ、、、、。電気をつけるとささっと隠れるけど、透明なまな板のウラとかにその姿がまるみえで笑える。（＾＾；食器の洗い上げカゴにもウロウロしててせっかく洗った食器も必ず食べる前にもう一度洗ってから使っている状態。きのうコンバットを買ってきたので、今日はちょっとシンクのまわりにしかけてみようと思っています。それにしても２週間くらいまえに卵からかえったばっかりのすごくチビのゴキブリがウロウロしていたと思ったらもうかなり大きく育ってきていてその成長の早さには驚きます。増える訳だよね。コンバット、しかけてしばらくはいなくなるんだけど、やっぱり交換時期になると必ず出てくるのよね、、、、。うちは子供や鳥がいるのでエクスターミネータに殺虫剤をまいてもらわないようにしているんだけど、そうすると、よその家で殺虫剤で逃げてきたゴキブリたちがうちに逃げてくるのだ、、、。（ーー）あー、嫌すぎ。昨日は真っ黒になっていたバナナ4本、捨てるべきか、バナナケーキにするべきか、迷ったけど、「えい！ケーキ焼いてしまおう！」とどっさりバナナケーキを焼きました。バナナケーキは日持ちするのでいいです。冷蔵庫に入れておいても、食べる前に電子レンジで３０秒くらいあたためたら焼き立てと同じくらいほくほくにやわらかくなるし。（＾＾）さて、ユカのバイオリンですが、きのうは帰ってきておやつたべて宿題して、絵本を２冊読んで、ピアノを先にしてから夕方寝をしたけど、８時近くまで寝ていてねぼけまなこで夕食（豆腐ハンバーグにきゅうりの酢もみと完熟プチトマト）をゆっくりゆっくり食べて、練習をはじめたのは８時４５分くらいから。エクセサイズはけっこう安定してきたのでささっと出来るようになってきたけど、セブシックはまだ８０のテンポではちょっと苦戦中。一発でピシっといかない。でも、今日は練習中に「このごろバイオリンの練習が楽しくてたまらない」と言っていました。そうゆう風に思える瞬間があるというのはいいことです。（笑）ザイツも最後の早い弓もかえってボーっとして何も考えずに弾いているとうまく力が抜けてなめらかなボウさばきで弾けてるんだけど、今度は暗譜で何度も同じ箇所をくり返しすぎてみたりして、、、、。なかなか完璧になりましぇん。（ーー）ゆうべは私のほうが買い出しで重い水を運んだりしたのとケーキ焼いたりしたので疲れてしまって電池切れで１０時半に目をあけていられなくなり、練習おしまいにしました。ユカはリーディングもやりたかったようだけど、私が先にバタンキュー。歯磨きさせてあとは「勝手にパジャマに着替えて～」と言い残してうとうと、、、。（＾＾；もうこのごろ私の体力がもちません、、、年を感じます。エクセサイズの練習のときも私、うっかりしちゃってメトロノームの数字を５０を６０と見間違えて５０でかけたら弾き始めてみてからユカが「なんでこんなに遅くするんだよ～」というので見たらほんとに５０になってました。（ーー；はぁ、たよりない母。でも、そのほうが子がしっかりしてくれるような気もする今日このごろ。今日はお昼ねなしで練習してもらいたい、、、、。ゆうべの夜中も私風の音で熟睡できなかったし、、、。夜中にユカにケリケリされたのでさらに熟睡できなかったし、きのうの重いにもつのせいで肩凝りきちゃってるしぃ。そういえば、今朝のニュースでロシアのバレリーナのプリマドンナが体重が重くて解雇されたってのやってましたが、私はバレリーナじゃなくてよかったと思いましたわ。（爆）最近とっても体重が増えてきてるのだけど、ついつい食べちゃうので減りません。今度のコンサートもまたいっちょらの日本で着たあのオーバーブラウスと黒のロングスカートしか着れそうにない、、、、。とほほ。

  2003.09.19

• ハリケーンが来る？

  アメリカ東部では大型ハリケーンが７０年ぶりに大陸に向かって垂直方向に直進（普通は海岸沿いに北上するらしいけれど）しているということで、直撃コースに入っているノースカロライナのあたりでは、かなりな被害が予想されるらしく、しきりにニュースでハリケーンのことが放送されています。ニューヨークはまともなコースではないものの、その影響も多少はあるということで、ユカの学校からもきのう「Are you prepared?」という警告の紙をもらってきました。うちも、このあいだの停電のときには電池や水の買い置きが偶然たくさんあったのであまり被害がなくて精神的にもあわてることもなく過ごせましたが、今日は買い置きの水ももうないし、食料も心細い状態なので、朝から買い出しにいってきました。といっても、普段の買い物をしただけなのですが、少なくとも１ガロンの水を４つ確保し、クラッカーなども確保したのでたぶん大丈夫でしょう。ニューヨークはさほど大きな被害は受けないかもしれないけれど、ひょっとして進路がこっちになったら停電などの二次的被害も出るかもしれないし、準備しておくに越したことはありません。電池はこのあいだ使ってしまったけど、まださらに予備があるので、たぶん今回のぶんぐらいは大丈夫だから新たに買いにいく必要もないし。ただ、うちのパパが出張から帰ってくるのがカリフォルニアを明日の夜に出発する飛行機でニューヨークに土曜日の早朝に着く飛行機なので、ハリケーンのその後の進路次第で、パパの飛行機がどっか他の空港に着陸しなくちゃいけないとか、便が欠航になるとか、そういう可能性もなくはないので、ちょっと心配。でも、天気予報では土曜日も日曜日も晴れるということなので、たぶん大丈夫かな～？ニューヨークは今日は曇りで午後から雨の予報です。まだまだ序の口だけど、心無しか風も強くなりつつあるかんじです。木の葉が風に揺れる音がしています。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿さて、きのうのAちゃんのことですが、結局レッスンにきてくれて、全く忘れていることを想定して音符カードでもう一度ドレミの場所の確認を念入りにして、夏休み前に一通り譜読みだけはしてあった発表会の曲をもう一度１から、片手ずつ一緒に練習してみたら、ちゃんとできました。欲張らずに最初の２段だけをじっくりやっただけで終ったけど、いままでのレッスンとさほど変わりなく、私の言ったことにも素直にこたえて弾くAちゃん、終ったらニコっとしてくれました。(*^^*)やっぱり来てもらってよかったです。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿さて、ユカはというと、きのうは久々にフルメンバーがレッスンに来てくれたので、昼寝どころではなく、学校から帰ってすぐに１０分くらいで宿題をさっさと終えて、みんなが来るのを待っていました。（笑）誰かがレッスンしているあいだ、待っている子と遊んで、とても楽しそうでした。最後の子のレッスン中、ユカはなんと、家中に！パズルとクレヨンとペンとありとあらゆるこまごましたものを「ゴキブリ退治ごっこ」といって「お薬まかなくちゃ～♪」とバラバラとまいて歩いていました。私はレッスン中なので「じぶんで散らかしたらあとで自分で全部かたずけなさいよ！」と声をかけるだけで放っておきました。さて、最後の子のレッスンが終ってみると、ベッドルーム、キッチンの廊下、子供部屋にそれはそれはみごとにいく種類ものパズルが入り乱れてぐちゃぐちゃにまかれており、手がつけられないくらい散らかっています。まるで強盗が入ったあとのように！！！（ーー；最後の子のお母さんも「人のうちだから平静でいられるけど、自分の家だったらこんなことされたらだまっちゃいられない。（＾＾；」とあきれています。（笑）私はここまで豪快に散らかされた部屋を見て、不思議と腹もたたず（爆）「言ったでしょう？自分で散らかしたものは全部自分でかたずけなさいよ。ママは手伝わないからね。」と冷静にユカに言い、かたずけるのを手伝うこともせず、全部ユカにかたずけさせました。ばらまくときは気分爽快で花さかじいさんのようにあっちこっちにばらまいてスーパー・ハイだったユカですが、さすがにかたずけながら自分のしたことにかなり後悔してきたようです。とにかく、「リビングルームとベッドルームとキッチンはユカの部屋じゃないんだから、ちゃんと片付けなかったら今夜は一人で寝てもらうよ」と全部かたずけさせて、あとはユカの部屋にパズルの散乱した山が残された状態で、パズルまでひとつずつはめ出したので、「それ全部やってたら朝になっちゃうよ」と言って、残りは明日かたずけるという約束で夕食のカレーライスを一緒に食べました。その後、７時半からバイオリンを練習。なんといつも1時間かかるエクセサイズも３０分くらいで終え（笑）曲も全部やり、９時からピアノを１０分くらい弾いてお風呂に入って歯磨きしてベッドに入ったのは１０時半。昼寝なしで全部の予定をこなせました！やれば出来るのね。（笑）エクセサイズの途中で眠くなってふねをこぎはじめましたが、必死で自分で眠るまいとしている姿がけっこういじらしく、「もう今日は練習しないで寝てもいいよ」という言葉が喉まででかかっていたけど、せっかく本人が頑張ろうとしているので、水をさすようなことは言わず、約束をきちんと守って充実した気持ちで眠れるように見守りました。よく頑張ったよ、今日は。(*^^*)昼寝、しなくてもできるんだったら、これからそのほうがいいのかな～？きのうはさんざんはしゃいで遊んでかなり疲れているはずなのに、かえって興奮状態だったからもったのかしら？散らかしたあとかたずけまでしっかりさせたのに、練習時間はいつもより短くてもわりとダラダラすることなくやれたしねぇ。学校から帰って宿題しておやつたべて、すぐに練習はじめれば、夕食までに練習終れるんだよね、本当は。夏のあいだ、昼寝なしで毎日１０時半くらいまでおきていたユカだし、やって出来ないことはないんだけど、朝が夏休みより1時間半くらい早く起きないといけないからと思って、夕方寝をさせてから練習したりしてたけど、中途半端に寝ると頭がぼーっとしててあまりよくないのかなぁ？とも思ってみたりして。さて、今日はどうするかな、、、、？

  2003.09.18

• ちょっと待って！

  先週、来なかった生徒さんのうちひとりのママから電話がかかってきました。今日はママが風邪ひいちゃったので連れていけないというのです。でも、実は他に理由がありました。彼女は私達が日本へ行くよりも前（６月最終の週）から日本に帰り、７～８月はまるまる２ヶ月日本にいて、９月はじめにアメリカに戻ってきました。先々週は時差ぼけのために仕方ないとして、先週は学校が始まって疲れていたのとピアノの本を日本に忘れてきて送ってもらってるけどまだ届かないからってことで、これもまあしょうがないとして、そんなこんなでかれこれレッスンは３ヶ月近く間があいてしまいました。まだ自宅にピアノがなくて小さいキーボードで練習しているのですが、夏休み前までは順調にレッスンしていました。日本にいるあいだは、本を日本までもって帰った彼女。お母さんも「実家にはピアノがあるから練習できます～」って言ってたのですが、ピアノを弾いていたら実家のおとなりさんが、「うるさい」と苦情を言ってきたそうで、それからずっと弾かせないようにしていたとのこと。あー、なんてことでしょう。可哀想に。大人でさえも、苦情はすごくつらいものです。こんな小さな子が苦情を気にして練習出来なくなってしまうなんて、、、、。彼女のやっている曲は1日３０分もさらえば充分なのです。どうしてその３０分くらい我慢してあげられないんでしょう。一日中弾いているわけでもないのに！で、すっかりピアノから遠ざかってしまい、レッスンもないまま、先週久々にお友達のおうちにピアノを借りて練習させてもらったそうです。お友達のママはちょっとピアノが弾けるので、練習もついでに見てもらったんだそう。そしたら、ぜんぜん弾けなくて悲しくなっちゃったらしく、「もうピアノやめる」って言い出したんだそうです。で、お母さんも、すっかり弱気になってしまって、「うちは狭いしピアノもおけないし、１１月には他のところに引っ越すことになっていまから家さがしでバタバタしたりするし、引っ越して広くなったらピアノをレンタルして落ちついて練習させてやれるかもしれないけど、どうしたらいいんでしょうね、、、」とほとんど「やめさせたほうがいいかも」という雰囲気の口ぶり。（＾＾；あれあれ、、、、私が見ないうちにいろいろ状況がややこしくなってるなぁ、、、、とため息。今週はとりあえず、お休みを了解しましたが、本当は練習できてなくても、弾けなくてもいいからうちにきてくれたらこちらでうまく自信をとりもどさせてあげてなんとか出来ると思うのだけど、、、、。真面目なお母さんなので、「練習もさせてないのにレッスンにはいかせられない」と思い込んでいらっしゃる様子。なので、私は「教本全部練習しなくちゃいけない、って思わないで、あまりAちゃんをプッシュしないであげて下さい。」「ひとつだけでもちょっとずつやっていったらまた思い出して自信も戻ってくるから。」と言いました。そして、「来週、とりあえず、練習全然できてなくてもいいから、どうゆう状態か見たいから、気楽に連れてきてね」「でも絶対プッシュしないようにね。」「お待ちしてます。（＾＾）」と言いました。親の気持ち、すごくわかります。うちもK先生のレッスンの前は気持ちがあせってましたからね。（笑）でも、先生の立場からすると、間があいてしまっている場合、全く忘れた状態でも宿題ぜんぜんやってなくても、練習できてなくても、とにかく連れてきてくれるほうがいいんです。そのほうが間違った方向にいかなくてすむから。勝手にどんどんマイナスの方向に気持ちが向かっていっては困るんです。レッスンで先生と一緒に練習したっていいんです。そのために先生があるんですから。私の仕事は、弾けなくて困っている子を少しでも気持ちを楽にしてあげること。どうやったら弾けるようになるか、練習方法を一緒になって見つけてあげることなんです。あまり気構えずに、気楽に連れてきてください。これ以上、間があけばあくほどおっくうになってしまいます。とにかく、久々のレッスン1回目、来てみたらスーっと気が楽になりますから！＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿さっき、この日記をアップしてから、いま、このお母さんから再び電話がありました。「○○さん（もうひとりの生徒さんのママ）にお願いして一緒に連れてきてもらえることになったので、とりあえず、お願いします」(^^)ということでした。あー、よかった。これで、今日実際に本人の顔をみて、一緒に練習してあげられます。(*^^*)

  2003.09.17

• ちょっと暑さが戻っています

  ここ数日、またちょっと暑さが戻っている感じ。といっても、日本の残暑ほどではないんだけど。今日は、ユカの学校が３時半までのエクステンドの日なので、私は久々にゆっくり自分の練習ができました。１０月の先生との連弾の楽譜もふめくりがくり返しで戻ったりややこしいのと楽譜がバラバラになってきて弾きにくいのでめくらずにすむようにコピーをとって製本したらぐんと快適に弾けるようになりました。ユカはやっぱり学校が終るのが1時間遅くなると、そのぶん疲れてもいるし、夕方寝の時間も遅くなるし、どうしても練習時間が少なくなります。最近ピアノぜんぜんさわってないな～。そういえば。もう忘れちゃったかも？（＾＾；でも、無理矢理起こさず、自分で起きてくるまで寝かせています。それから夕食を食べて、やっぱり８時半くらいのスタートになりました。バイオリンは開放弦のボウはかなりグリップもきれいになって、弓元にきたときもまっすぐになるように手首が上手にコントロールできるようになってきたなと思いました。出だしは好調。でも、セブシックのテンポがだんだん上がってきたので、難しくなってきました。いま4分音符＝８０（これで１６分音符を弾く）でやっていますが、こんがらがる確立が増えてきました。しばらくこれ以上テンポをあげるのはやめておいたほうがよさそうです。K先生の宿題は最終的には4分音符＝１００で弾けたらいいねということでしたが、３段階の目標があって、８０で弾けたら「よろしい」９０で弾けたら「たいへんよろしい」１００で弾けたら「すばらしい」ということなので、とりあえず、「よろしい」まではなんとかクリアできるように、しばらくこのテンポで指が慣れるのを待つことにしましょう。（笑）ザイツは、きのうの練習の成果があって随分よくなりましたが、これ以上早くするとまた崩れるので、きのうのテンポをキープしたほうがよさそう。リーディングはきのうもやらなかったので、ちょっと調子が出ないし、３楽章はやっぱり早いスケールのところで隣の弦にさわってしまってうるさいのが気になり、そこばっかりやってたら本人もだんだんイライラしてきて途中で投げ出しそうになってましたが、とりあえず、リズム練習やって終りました。

  2003.09.16

• 祝・受賞！

  今日は敬老の日でしたが、嬉しいニュースが届きました。京都の実家の父は画家なのですが、９月９日～９月１４日まで京都市立美術館で展示されていた「汎具象展」（汎具象美術協会主催）に出展していた作品が「文部科学大臣賞」になったそうです。私がまだ日本にいたころに「京都府知事賞」というのを受けたこともあるのですが、久々の受賞。敬老の日に素敵なプレゼントをもらったようです。（＾＾）ユカはおじいちゃんが大好きです。いつも電話したときに、おじいちゃんは京都の実家においてあるあらいぐまのぬいぐるみ（ユカがポンスケと名付けました）になってユカのあいてをしてくれます。ユカは「ちょっとポンスケとかわって♪」とおじいちゃんと話しているときに言い、おじいちゃんはそのまま「ポンスケ」になりきってユカの話につきあってくれます。長い時はユカったら４０分くらい飽きずにおじいちゃんと電話でしゃべってるときも。（笑）京都にいったときは、おじいちゃんのアトリエに入れてもらって、油絵の具とイーゼルにたてたキャンパスを貸してもらって自由に大好きなお絵書きもさせてもらったりもしていました。製作中のおじいちゃんの大きな絵に落書きをしないかヒヤヒヤでしたが（ちょっと落書きしちゃったときもあったけど、油絵の具なので修正ができる！笑）、私は小さい頃からあの独特の油絵の具のニオイが苦手だった（頭が痛くなる）のだけど、ユカは全然平気。京都市立美術館は私にとってもすごくなつかしい場所です。小さい頃に訳もわからないままに、いつも父に連れられていろんな絵の展覧会を見に行きました。美術館の中ではひんやりとした空気と独特のニオイと静けさが漂っていて、子供ながらに走り回ったりせずに静かに絵を見ている人たちに迷惑がかからないようにしていた記憶があります。（笑）私はむしろ、展覧会そのものの内容よりも岡崎の動物園に帰りに連れていってもらったり、露天に出ていた「べっこう飴」やさんで飴を買ってもらったりしたことのほうが楽しい記憶になっているけど。（笑）考えてみたら、知らず知らずのうちにけっこう数々の名作を見ていたんだろうな、、、。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿今日のユカは学校の宿題にけっこう時間がかかってそれからお昼ねしたのでお昼ねから起きたらもう７時半すぎていました。それからスパゲティとサラダをゆっくりたべて、練習開始は８時半すぎからでした。エクセサイズとセブシックにたっぷり1時間以上かけて、休憩して、それからザイツの部分練習をしてテンポを最終的に4分音符＝８０まで上げました。リーディングのほうは時間切れで出来なかったけれど、ザイツのほうがちょっとじっくりいい練習できたのでよしとしましょう。ユカは宿題してるときや夕食のときにスズキのお手本CDのザイツの曲を何度も自分でくり返し聞いていましたが、「アクセントマークついてないところまでアクセントつけて弾いてるよ！？このひと」とかけっこう細かいところまでチェックいれて演奏を批評していました。（笑）また、パールマンの演奏のリーディングの３楽章のところを聞いていて「あ、さっきのところギーっていう音がはいってた。きいてごらん」ともう一度かけてその箇所をおしえてくれたんですが、本当にほんの一瞬のことで、私には気にならなかったのに、よく聞いてるよねぇ、、、、って感心するやら可笑しいやら。自分の出している音もそれくらい注意深く聞けば上手になるだろうに、、、。自分の音にはそこまで余裕がないのね～。（爆）でも、ユカは「はやくバイオリン上手になってオーケストラと一緒に弾きたい。リーディングみたいなのじゃなくてもっともとっと難しくて手がこんなところ（第７ポジ？とかもっと上。笑）までチュルルル～っていくやつが弾けるようになりたい～！」と大きな夢を語ってくれました。（笑）いったいいつのことやら、、、、。（＾＾；「いっぱいいっぱい練習したら弾けるようになる？」と言うので、夢を壊してはかわいそうなので、「そうだね、うんと集中して先生に言われたこといつもちゃんと出来るように練習がんばっていっぱいいっぱいしたら弾けるようになるかもね～！」と答えておきました。この夢が夢で終るかもしれないけど、夢は大きいほうがいいよね。（＾＾）私もいつかオケと弾きたい！って思っていたらちゃんと大学のときにチャンスがめぐってきて、必死で練習してオーディションでそのチャンスをつかめたし。（しかも、佐渡裕さんが今のように超有名になる1～２年程前に共演できたというラッキーさ。爆）なんでもあきらめないで努力することだよね。まだまだこれから限り無い可能性があるんだから、最初からあきらめることはないさ！（笑）私なんて、ユカのいまの年でまだピアノはじめてなかったもんね。昭和６年生まれのおじいちゃんの受賞に私も元気をもらいました。人間、コツコツ自分の好きなことを続けていたら、いつか認められるときもくるもんですよね。早咲きになるか遅咲きになるかなんて関係ないのよね！(*^^*)

  2003.09.15

• 疲れ倍増（～～）

  今日からパパは出張でロスにいきました。私はニュージャージーへの出張レッスンなので、夜８時の飛行機に乗るために夕方６時すぎに家を出るパパにユカをまかせて出かけるわけにもいかず、ユカを連れて仕事に出ました。（私が帰宅出来るのはどんなに急いでも７時すぎなので、パパが出かけたあとユカがたったひとりで家で留守番するという空白の時間が出来てしまうのはマズイので仕方がありません。）毎度のことですが、ニュージャージーへ行くときは、ユカを連れているのと一人のときでは疲れ方が全然違います。（ーー）さて、午後1時半すぎには家を出なければいけないので、午前中のうちにユカのバイオリンの練習をと思って１０時くらいにスタートしましたが、新しい弦で音が気持ちよく鳴るのはいいけれど、なんだか今日はユカの集中力が散漫。窓辺に来る小鳥に気をとられて上の空でボウを動かしていたり、曲では移弦のときに隣の弦の音が一緒に雑音としてウゴウゴと鳴ってうるさかったり、調子がいまいち出ないままに時間切れでした。ザイツの最後のページの重音の前の１６分音符のラミド＃ミ　ラミド＃ミ　シミレミ　シミレミという箇所、きのう習った手首の弓がなんだかまだしっくりこない。今までの弓でも弾けないこともないんだけど、せっかく習った技術はきちんと使わないとこれ以上テンポが上がらないと思うので、きのうのビデオをみながら何度かやってみたけれど、いまいちピンとこない様子。先生のお宅で先生とやってみたときはなんとなく出来たんだけど、家に帰ってきたらもう忘れている。（ーー）私もいまいちピンときてないので、手首の動きがこれであってるのかどうかさえ怪しい。（＾＾；また明日じっくりやろうということでその部分の練習は途中で中止。リーディングはきのうはレッスンでは弾かなかったけど、スケールのところ、このまえ弾けていたところも今日はなんだかどつぼにはまって、移弦のときに隣の弦にさわって出る雑音がうるさくて私はすごく気になってしまって（隣の部屋で聞いていると雑音もそれほど聞こえないんだけど、そばにいるとすっごく気になるのです）これも明日からまたテンポを落としてやりなおそうということに。やっぱり相変わらず「３歩進んで２歩下がる～」ですね。１２時半くらいからおにぎりをつくって食べ、急いで身支度をし、ユカも着替えさせてトイレに行かせてバタバタと出かける用意をして1時半すぎに家を出ました。地下鉄でポートオーソリティのバスターミナルに着いたのはバスの出発時間（２時半）の５分前でしたが、予定時刻よりも早くバスが出てしまったのか、単にスケジュールが遅れていたのか、２時５５分くらいまでバスが来ず、生徒さんのお宅に着いたのも予定より２５分遅れてしまいました。で、すべてのレッスンが終了したのが６時前。それからパストレインで３３丁目にいって、またもやマンハッタンモールでトイレをして手をあらって、マクドナルド（ーー）によって、家に帰り着いたのは夜の８時すぎ。ほんとに疲れた～～～～（ーー）そうそう、ゆうべはユカが寝る前に「あ、今日はバイオリンの練習するの忘れてた！」だって。（笑）学校が始まってから、毎日夜に練習だったので、お昼にレッスンで弾いただけではなんだか練習したっていう気にならないみたいです。（笑）レッスンにいってかえってきて、夕方から７時半くらいまでフラフープに夢中で外で遊んでいてプラフープは本当に上手になって４０回くらい続けてもまわせるようになっていました。本人は「バイオリンよりもフラフープが上手になったらステージでバイオリンじゃなくてフラフープしないといけなくなるぅ～」だって。（爆）本当にきのうはキャァキャァと楽しそうに遊んでいました。でも、夜中ちょっと鼻がつまっていて、熟睡でなく、あれ、風邪ひいちゃったか？と思いましたが、今日は昼間は鼻もつまってなかったので大丈夫かな？鼻がつまるとすぐ耳にくるから、要注意です。今夜は大丈夫かな？ユカが夜中に起こしてくれると私のほうが今度は眠れなくなってしまうので、寝不足になります。（ーー；とほほ。ほんとに今日は疲れたよぅ、、、、。（涙）

  2003.09.14

• 地下鉄の物乞い

  地下鉄に乗っていると、よくホームレスが「食べ物を買うお金を恵んでほしい」と紙コップをジャラジャラしながら車両やホームを回っているのに遭遇します。お金をあげたこともあるけれど、いかにも元気そうでどこも身体に不自由もないのにお金を集めている人とかもいます。そうゆう人は食べ物をあげても喜びません。お金でないと嫌なんです。それは食べ物を買うためのお金ではなく、麻薬を買うためのお金だから。前におみかんをあげたら「そんなのいらない」って言われたこともあります。（ーー；もちろん、本当に飢えていて物乞いしている人もあるけれど、そうじゃない場合、なんだか腹立たしくなりますね。地下鉄には書いていないけど、PATHトレインのホームには、「電車の中でお金を人に寄付するのは禁止されています。寄付は、きちんとしたチャリティーの機関を通してしましょう。」という警告がテレビモニターに出ています。それは、麻薬に走る人たちを増やす結果になるのですとも書かれていました。また、地下鉄の中で物を売ることも法律で罪に問われることになったんだとか？今日、私のとなりに座っている人が、電池を売っている人を見て「これは法律違反だ」と怒りをあらわにぼやいていました。地下鉄で楽器を演奏している人たちは、許可なく勝手にやっているひともいるけれど、そうゆうひとは警官に撤去を命じられます。で、ミュージック・アンダーグラウンドというMTAのオーディションを受けて合格したミュージシャンで、ちゃんと市の許可を得ている人はオレンジと黒の旗を後ろにかかげて演奏しています。かくいううちのパパさんも、昔にそのオーディションで受かって、グランドセントラル駅の構内とかで演奏していたことがあります。そのときは、毎週「あなたは何日の何時から何時までどこどこの駅のどのエリアで演奏してください」という依頼が手紙できていました。そう、オレンジと黒の垂れ幕に「Music Under Ground NYC」と書かれていれば、それは許可を得ている人たちです。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿さて、有香は今日はS先生のバイオリンレッスンでした。エクセサイズはだいたいオッケー。あとはザイツを見ていただきました。ザイツは手首を使った早い弓のやりかたを習っていました。ザイツの５番は本当にエチュードがわりというか、弓のテクニックが難しい部分があり、なかなか手強いです。でも、弓のいい勉強になりそうです。その場で先生にやり方を教わってちょっと先生と一緒に練習したらなんだか上手に出来てしまったので先生は「すごいね～、ユカちゃんは１つのことを教えたら３００くらい出来ちゃうね～！」なんて（先生、ちょっとオーバーすぎだけど。（＾＾；）おだててくれていました。で、最後に弦を張り替えていただきました。夏休み前に張り替えてもらって日本で湿気のなか酷使し、こちらに帰ってからも８月には集中レッスンの練習で酷使して、もうかなりヨレヨレに伸び切っていて、チューニングしても、開放弦であわせていても、実際に音をおさえるとちゃんとあってないという不安定な状態になっていたので、弦を注文してやっと届いたのでさっそく今日、レッスンのあとに先生にお願いして張り替えていただきました。なんと、先生が弦をはずしてみて「ありゃ～、切れる寸前だったね。」と見せて下さいましたが、弦にひび割れがあり、本当に危機一髪という感じでした。本当に酷使したもんね、この３ヶ月。しばらく弦が安定するまでチューニングをこまめにしないといけないですが、明日からの練習、きっと気持ちいいだろうな～。楽しみです。そうそう、帰りの地下鉄で疲れが出たのか、私もついうとうとしていたのですが、一瞬意識がなくなったときに、手からバイオリンケースが落ちて、まともに床におっこちてしまってあせりました。即ふたをあけて中身をチェック。どこも壊れていなくてホっとしました。こんなこと初めてだったので、私もかなり疲れてるなぁ、、、と思いました。（ーー）

  2003.09.13

• 新しい生活リズム

  ユカの学校がはじまってから1週間。やっと新しい生活のリズムに慣れてきました。学校から帰ったらささっと宿題をしておやつ食べて、昼寝を２時間くらいして、夕方６時ごろから夕食、７時くらいから練習。お昼ねする時間が早ければそのぶん、起きるのも早く、従って夕食も早く、練習も早く開始できます。ピアノは1日おきくらいです。バイオリンは毎日、基礎練習だけでも1時間半くらいみっちりかかります。曲は残りの時間と疲れ加減をみて丁寧にやったりサラっとやったりです。そのあとお風呂にささっと入って絵本を読んで寝ます。充実した練習のあとは寝るのはあっというまで朝まで熟睡でぐっすりです。（＾＾）あさってからはパパは会社の出張で1週間留守です。あさってはパパがいないので、私の仕事にニュージャージーまでユカを連れていかなくてはいけないので、練習があまり出来ないし疲れるけど、仕方がありません。明日はS先生のレッスンです。スケールは随分上手になってきました。弓も気をつけているとちゃんときれいなグリップでまっすぐですが、まだ慣れていないザイツなどの曲ではすぐにグリップが崩れて小指がつっぱるのが気になりますが、リーディングではグリップもきれいになってきて弓もまっすぐです。基礎練習の成果が少しだけ出てきたのかな？これがはやく定着して「グリップ」「小指！」と私が言わなくてもいつも理想の形になってくれたらいいんだけどな～。（笑）

  2003.09.12

• 911、あれから２年

  今日は９月１１日。雲一つないさわやかな快晴です。ちょうど２年前のあの日もこんな快晴の気持ちのいいお天気で、さわやかな一日の始まりでした。あの事件が起きるまでは、、、、。今朝は、テレビをつけたまま、朝ごはんの支度をしていてテレビの内容を見ていませんでした。日本語放送が終わって、NY１ニュースを見ていて、突然ユカが「ママはいつまで生きていられるの？」と聞いてきました。（ーー）私は「それは神様にしかわからないよ。」と言いました。いったい何を思ったんでしょうか？すると「神様には誰がいつまで生きていられるかもう分かってるの？」と聞いてきました。「ママは神様じゃないからわからない。」と答えました。パパは今日は日帰り出張で早朝５時すぎに家を出て飛行機でボストンにいきました。カバンのポケットにそっと航空安全お守りをしのばせておきました。何も９１１の日に飛行機にのらなくても～～（；；）と思ったけど、お仕事ですから仕方がありません。今日一日何ごともなく静かに過ぎてくれることを祈るだけです。ユカも昨日学校から「The Anniversary of September 11th， 2001-Parents’ Gude for Talking to their Children」というニューヨーク市教育委員会発行のパンフレットをもらってきました。当時から子供達への精神的影響を懸念する動きがあり、崩壊シーンなどを何度も見せるテレビのニュースは子供には見せないようにという呼び掛けもありました。 今日も９１１関連のトピックのニュースが大半を占めています。去年は1周年ということもあり、私もユカが学校にいっている間にテレビで記念追悼式の中継をずっと見ていました。それを見てかなりエモーショナルになってしまってまた泣いてしまいました。でも、今年はあえて見ないことにします。見なくたって忘れもしません。心の中で犠牲者の方々のご冥福を静かに祈っています。今朝の日本語放送のニュースではトレードセンターの崩壊シーンをまたうつしていました。なにもあのシーンをうつさなくたって、あの日のことは世界中の誰もが鮮明に脳裏にやきついているはずなのに。配慮に欠けるなと少し残念です。やっぱり対岸の火事だから？アメリカのテレビではそうゆうことはかなりデリケートになっていて、ニュースなどでも、あえてあのシーンは再現されていません。ところで、話は変わりますが、いつのまにか私のこの楽天の日記サイトも1万ヒットしていました！！（＠＠）1万人目のお客さまはゲストさんでしたので、どなたかわかりませんが、どうも有難うございました。そして、いつもいつもこんな個人的な内容の日記を読んで下さったり、暖かいカキコをして下さっている皆様、本当に有難うございます。これからも、こんな個人的な日々の出来事をつらつらと綴っていくと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

  2003.09.11

• 保健室からの電話

  今日も元気に学校にいったユカですが、ちょうどランチタイムが終わる頃の１２時半ぐらいに学校から電話がかかりました。何ごとかとドキっとしたのですが、スクールナースからの電話で、ランチタイムにユカはカフェテリアのテーブルに過って顔をぶつけ、机の角に右目をぶつけたのだとかで、保健室にいったらしいです。で、一応スクールナースがチェックして出血もないし、傷もないので、アイスをあててくれたんだそうで、そのまままた教室に戻ったという報告でした。去年もスクールナースからの電話２～３回ありましたけど、去年は熱がでてきたという電話と、持たせた風邪薬は学校では医者の診断書がなければ飲ませられないので持ってかえってもらいますという電話と、指を学校の机と机の間で挟んだという電話だったと思います。それにしても、学校から電話がかかるとほんとにドキっとします。（＾＾；今日は、いつもの時間にお迎えにいくと、すっかり元気でニコニコで走ってきました。目もちゃんと見えているようだし、ホっとしました。右目の脇を押さえるとまだ痛いらしいですが、白目に充血はないみたいなので、たぶん大丈夫でしょう。スクールナースからの手紙も入っていて、「大丈夫だと思うけど、一応今後も家でも様子を見ておいてください」と書かれていました。本当に、学校での怪我、これからもいろいろあるんだろうな、、、。（ーー；突き指とか骨折とか、コワイよね、、、、。さて、ユカの新しい担任の先生、かなり起伏の激しい方のようです。（＾＾；ユカによれば、「ときどきボッカ～ンってボケイノー（火山）が爆発してすっごくコワイ」ということです。教室でイタズラしたりしゃべったりする子がいると容赦なくカミナリが落ちるらしい。ユカは今度の先生は不思議な先生だといっていました。何故かというとユカが課題の紙がないと先生に言ったとき「ソーリー、スイートハート」とか優しく言ったのに、そのあとすぐにみんなにカミナリ落としたり、わけがわからないと言っていました。（笑）でも、顔がかわいいのでこわいけど好きなんだって。（爆）私は前のクラスの担任のほうが美人だと思うんだけど。前のクラスの担任とはきのうの朝校庭でラインナップするときに廊下ですれ違ったそうで、ぎゅーっとビッグハグをしてくれたそうです。ユカはすごく嬉しそうに言ってくれました。前のクラスの担任のことは本当に大好きだったんだよね～。かわいがってもらっていたし。（＾＾）ところで、今日は久々にレッスンに来る予定だった３人のうち１人は日本に楽譜を忘れてきて、いま送ってもらってるけどまだ届かないし、学校が始まって疲れているということで来週からにしたいと急にキャンセルの電話がありました。そして、もうひとりは８月末にお引っ越ししたばっかりでお母さんがすごく疲れていて、「できれば来週からにしてもらっていいですか？」ということで、キャンセル。最後の子は来る予定だったんだけど、サヤちゃんも明日に変更になったので最後の子も明日に振り替えてもらって、今日はレッスンなしにしました。学校が始まって疲れているのはユカだけじゃないのね～。みんな疲れてるよ～。（＾＾；；；；今日からユカの宿題もちょっと増えてプリントが２枚になりました。でも、まだ復習なので楽勝。おやつも食べて、きのうよりちょっと早く4時すぎには夕方寝して６時半に自分でおきてきました。で、お腹すいたというので、パパが帰るのを待たずに先にたべさせました。で、練習開始時間も７時半くらいからしました。今日はきのうよりは集中力が持続したかな。久々にちょっと納得いくまでさらえました。（＾＾）ザイツはテンポをあげると最後のところでガサついたかんじになってしまうので今週は4分音符＝６０より早く弾かないことにしました。そのかわり、ピッチや弓がおかしいときはそのつど直しながら練習しています。本人はテンポあげたくて仕方ないようですが、ここは我慢してもらいます。（笑）リーディングもきのうに比べたら音楽も流れていて少しは復活してきたかな、、、。まだまだ問題点は山積みなんだけど、、、、。今日はサラっとやっておしまいにしました。

  2003.09.10

• 時間の配分が難しい

  ユカは今日も元気いっぱい学校にいきました。今日から宿題も出ました。まだ簡単な算数の数字をつなげるプリントだけ。去年のキンダーの宿題のほうがずっと難しかったよ、、、。（＾＾；最初はこんなもんで、どんどん難しくなるのかな、、、。さて、今日もユカは学校から帰っておやつをゆっくり食べて、宿題をささっとすませて、ライブラリーで借りてきた本を読んで、夕方の4時４５分ごろに昼寝をし、７時すぎに夕食なのでパパに起こしてもらい、夕食をゆっくり食べて、８時すぎからバイオリンの練習スタート。エクセサイズとセブシックはわりと調子がよく、集中もしていて、きのうよりはささっとできて（それでも１時間以上たっぷりかかりました）、ちょっと休憩をして、リーディングの練習にとりかかったのですが、どうも集中力が回復しません。ピッチもうわずってるし、弓もグリップが崩れ気味になり、曲がる。しばらく直しながらやってみたけど、なんかすごく下手。（ーー）２楽章も土曜日までの感じとは別人のごとく下手。なんか覇気がないというか、スピリットが萎えているというか、、、、。いつもの活き活きとした感じで気持ちよく弾けていない。だから下手に聞こえるんだよね、よけいに。３楽章もいまいち切れが悪い。こんな状態の練習はいくらやっても、良くならないばかりか、悪いクセを戻してしまいそうなので、あとはザイツを超ゆっくり（4分音符＝６０）通すだけで早めに切り上げて今日は１０時すぎに練習はおしまいにしました。そのあと、私は「もう歯磨きして寝なさい」と言っているのに、本人は「ピアノもしないと忘れちゃうよぅ～」といってキーボードの音量を小さくしてピアノをひととおりちょろっと弾いていました。それにしても、、、、。学校が始まったらこんなにも練習が行き詰まるとは、、、（ーー）去年もこの時期が修羅場でしたが、今年は、去年のように「練習は？」と声かけしてからうだうだするというのではなく、さっさと始めるようになっただけでも進歩なのだけど、夏のあいだはじっくりたっぷり時間をかけ、休憩もたくさんとり、リフレッシュを充分したところで、曲の練習もしていたので、あれだけの練習量でも集中力がもっていたようです。学校でずっと先生の言葉に耳を傾けて疲れて帰ってきて、いくら夕方２時間昼寝しても、完全には疲れがとれない模様。もちろん、練習してないときは元気はあるのだけど、バイオリンの練習にはものすごい集中力がいるんだなと改めて実感します。本人はやる気があっても、耳と腕のコントロールがついていってない。（ーー）朝にエクセサイズをやって夕方に曲というほうがいいのかな？朝は早起き無理だろうし、、、。明日は私の仕事で夕方もバタバタしているので、きっとお昼ねできないとおもうので、やっぱり練習はあきらめるしかないかな。こんなときは、やっぱりゆっくりゆっくりきちんと音程とってフォームに気をつけてあせらずちょっとずつ元にもどしていくしかないんだね。忍耐いるなぁ、、、。ほんとに。でも、ユカは「どうやったらもっとうまくなれるのかな？」「ユカははやく上手になってなんでも上手に弾けるようになりたい！」とけっこうマジな顔で言うようになってきて、最近、ちょっと変わってきたかんじです。そうは思っていても、なかなか魔法がかかったようにはすぐにうまくなんないんだよね。（＾＾；日々のたゆみない努力しかないのよね。特にバイオリンって、一日サボると弓の感覚とか鈍るそうだから、、、。

  2003.09.09

• 1st day of school !!

  いよいよ今日からユカもピカピカの１年生です。今朝は私がキッチンでサンドイッチを作っていると目覚めるなり「わーい、今日は学校に行く日だ～！」とすごく嬉しそうに目をこすりながらも自分からトコトコと起きてきました。（笑）ユカは今日の日をゆびおり数えてカレンダーをみながら毎日、あと何日だ～とワクワクしていたので、元気いっぱいでいそいそと学校へいきました。ユカは信号のところで、今度一緒のクラスになることが夏休み前からわかっていた唯一同じ学年の日本人の男の子のNくんと会ったので一緒におしゃべりしながら登校。学校にいくと旧友の顔もチラホラみえました。同じビルに住むジョナサンが校門のところでママにくっついて泣きそうな顔をしていました。ユカが「ハーイ！」と挨拶をすると、ジョナサンのママが「どこのクラス？」ときくので、クラスの番号を言うと、なんとジョナサンも同じクラスということが判明しました。ジョナサンのママは「あら～、よかったねぇ、ジョナサン、ユカが同じクラスだって！ほら、一緒にくっついていきなさい！」と、助かった～という顔。（笑）入り口で校長先生がニコニコみんなを迎えてくれていました。「ちゃんとミセス○○（校長先生の名前）おはようございますって挨拶しなさいね。」と言うと、ユカはちょっとテレくさいのか、「はずかしい～。ハーイだけでもいい？」とか言っていましたが、校長のほうからユカと私の顔を見て、「オ～、ユカ～、ウェルカムバ～ック！」と声をかけてくださって、しっかり名前も覚えてもらっていたのでユカも嬉しそうでした。私はユカを送り届けて、一度家にもどって、例のNYでいちばんサービスの悪い評判の最寄り郵便局へいき、行列に並んで４０分も待ってやっとこ高知でコンサートをいっしょにしたKeikoさんと千葉のプランゾのコンサートのメンバーのぶるべりさんにそれぞれのコンサートのビデオのダビングを投函できました。そして、銀行にいって、帰ってきてから、久々に一人の時間！ユカのお弁当のついでにつくったサンドイッチを食べて、洗濯物をかたずけて、自分のピアノの練習もして、まだまだ１２時！？いつもは、ユカのバイオリンの練習につきあってやっとこエクセサイズがおわったかな～という時間。（笑）２時４０分にお迎えにいくと、ユカは元気いっぱい。「楽しかった～」とニコニコ顔で出てきました。そして、前のクラスからは大親友の白人の女の子のアビーが同じクラスになる事は夏休み前からしっていましたが、なんともう一人の仲よしのチャイニーズのダーナも同じクラスだということが判明。ダーナとアビーとジョナサンとあともうひとり男の子のブライアンも前のクラスから一緒でした。クラスメートの顔ぶれはまぁまぁです。ダーナはユカといっしょに手をつないで出てきて、すぐに私のところにきてしまい、担任は誰が誰のママかわからなくて、ダーナもママが迎えにきているのだと思ったのか、先生は全然見てないし引き止めない。（＾＾；うーん、学校初日ってキケンだわ。迷子になっても誘拐されてもわかんないよぉこんなんじゃ。お迎えに早めにいっててよかった。（＾＾；で、このまま私がダーナを連れていくわけにもいかないし、先生をおっかけて、ダーナのママはまだ来てないから先生のそばにいたほうがいいよと先生に引き渡しました。ユカは元気炸裂。帰り際にNくんに抱きついてチューしたりしてるし。（ーー；）Nくんは日本に行くときもたまたま偶然同じ飛行機だったんだけど、すごく真面目で優しくてハンサムボーイ。去年から公園で遊んでいるときなんかも、ユカは「Nくんと結婚したい」とか言ってたくらい。（笑）ほんと、おませさんです。（＾＾；１年生はみんなプレハブ校舎なんだけど、心配していたトイレも教室の中にあるそうで、ひと安心。帰り道、帰ってからも今日あったことを興奮気味に楽しそうにいっぱい話してくれました。今日は初日でまだ宿題もなかったけれど、帰ってから私が各種書類に書き込んだりサインしたりしている間にユカはゆっくりおやつとお弁当の残りのサンドイッチを食べて、夕方５時前にお昼ねモードに。（起きていられそうだったけど、疲れているのでこのままバイオリンの練習しても集中できないだろうから、無理矢理ねかしました。）そして、７時前に起きて夕食をすませ、７時５０分くらいからバイオリンの練習開始。うーん、今日はなんだか音がガサついてていまいち。本人はけっこう真面目だし、一生懸命なのだけど、どうもボウが吸い付いていかないかんじ。（ーー；きのうあれほどテンポもあがって弾けるようになっていたザイツもテンポが落ちました。リーディングもどれもこれも、なんだか音が汚い。やっぱり今までのように朝一番の練習のようにはいきません。これでもセブシックは時間がないので５つだけにしたんだけど、１１時近くまでかかってしまいました。明日からもうちょっと効率のよい練習方法を考えないと、毎日こんなことしてられません。曲はどっちかを１日おきにするしかないかな。エクセサイズは毎日しないといけないしね。８月のバイオリン三昧の習慣から、ユカもすべてのメニューをやらないと気がすまないらしく、どれもこれもやりたいようで、寝る時間もせまってきて気持ちがけっこうあせっていたのね。気持ちがカラまわり状態。私も、本人は真面目にやろうとしているので、叱ることもできず、これ以上やっても今日はダメだなとあきらめてなんともスッキリしないまま練習は終了。こんな日もあるさ。Take it easy!!という言葉がピッタリ。明日は３時半まで学校だからよけいに疲れてくるだろうね。ちょっとずつまた新しい練習のペースをつくっていかないとね。ま、エクセサイズだけでもしっかりやってればいいか。発表会まではまだ時間もあるし、ザイツだって、あせらず時間をかけてもう一度根気よくゆっくりからやればいいんだしね。（＾＾）

  2003.09.08

• 夏休み最後の日

  明日からユカの学校がはじまります。今日は夏休み最後の日曜日。快晴の気持ちの良いお天気でした。ユカは朝からピアノとバイオリンの練習をして、午後からは私が仕事で出かけるので、パパとお留守番でした。ピアノは今日からハノンのようなエクセサイズの本「シュミット」をはじめました。そして「おやゆびひめ」の中から２曲の練習をして、補助ペダルも使って楽しそうに弾いていました。バイオリンは午前中の練習では、休憩をはさみながらエクセサイズひととおりとザイツの５番の１楽章をがんばりました。今日の目標は部分練習をたくさんしながら、テンポを（4分音符＝７２）まであげることでした。最後の１６分音ぷの連続と重音のこの曲のなかで一番派手で難しいセクション、根性で頑張っていました。不思議とユカは難しいパートは練習意欲が燃えるようです。（笑）目標のテンポまであとひといきというとき、私の出かける時間もせまってきて、出かける支度をしなければいけないので、隣の部屋で着替えたりお化粧したりしながら目標テンポまであげるのを聞いていたのですが、ユカはひとりでメトロノームをひとつずつ目盛りを上げながら、真剣に練習していました。（＾＾）その後ろ姿、けっこうりりしかったりして。（笑）「お～、ひとりで黙々と練習してるじゃん！」とちょっと感動。（＾＾ゞ隣の部屋から聞いていても、なかなかしっかりしたいい音が出ていました。こんなの弾けるようになったのね、、、としみじみ。（親バカだけど、ちょっと客観的に隣の部屋から聞くと、１年前の音とは比べ物にならないしっかりした音です。）最後の２段は時間切れで明日にまわしましたが、よく頑張りました。セブシックとリーディングは、今日は私が見る時間がなかったので、「残りはパパとやっておいてね～、練習が終わったらお部屋もきれいにかたずけておいてね～」と言い残して１時半すぎに出かけました。ニュージャージーから帰ってきたら、散らかった自分の部屋を一生懸命かたずけていました。私が留守のあいだ何をしていたのかと聞くと、お昼ご飯を食べたあと、パパとリーディングの練習とセブシックの練習を4時くらいまでやっていたんだって！（＠＠）そのあと、パパとお出かけして、パンやさんでおやつをたべて、楽器やさんでドラムセットと電子ピアノでしばらく遊んで（パパがギターの弦を買いたかったから連れていったらしい）、家に帰ってきてから外でフラフープをやってたんだそうです。で、フラフープも練習したら上手にできるようになったというので、みせてもらったら、２０回くらいおっこちないで上手にまわせるようになっていました。今日は充実した一日だったみたいです。明日から、学校が始まって毎日のペースがどんなふうになっていくのかな、、、、、。このまま練習の習慣がうまく持続してくれたらいいんだけれど、、、。でも、私の生徒さんも日本から帰ってきたし、今週からレッスンも通常通りはじまるので、ユカにはレッスン中、お昼ねして体力と気力の充電しててもらいたいけど、最近ずっとお昼ねしないで夜の１０時くらいまで起きているようになったから、どうなるかな、、、。明日は、１ドルもっていったらランチにありつけるというウワサも聞きましたが、念のため、卵とキュウリのサンドイッチを持たせることにしました。早起きしてお弁当こしらえなくちゃ！新しい担任の先生との相性がいいといいなと思います。ユカは学校が始まるのをゆびおり数えてまっていました。すごくすごく楽しみにしています。だから、新しい先生がいい先生だといいなと思います。明日お迎えにいったときどんな顔してるかな、、、、。ニコニコ満足な顔してるといいな。

  2003.09.07

• さわやかな天気

  今日は、快晴でした。先週はずっと雨ばかりでしたが、今日は雲もほとんどないくらい青い空。さわやかな一日でした。バイオリンレッスンの帰りに、マンハッタンの空に飛行機が広告文字を白い飛行機雲で書いていくのを見て興奮していたユカでした。今日は久々にS先生のレッスン。６月２２日以来だから、２ヶ月半ぶり。先生は最初に「あれ～、ユカちゃん、背が伸びたね～！夏休み前は５頭身くらいの感じでまるっこかったのに７頭身くらいになっちゃったかんじ～。スラーっとしちゃってほっそりして。」（先生、いくらなんでも７頭身ってことはないとおもいます。（＾＾；）夏の出来事をしばし話して、レッスンスタート。K先生からの宿題を丁寧にひとつずつチェックしていただきました。エクセサイズとセブシックだけでほとんど１時間使ってしまい、レッスンは１時間半近くにのびました。曲はザイツの５番のコンチェルトの１楽章はまだやっとこ音を拾っただけの状態なので、今日は弾かず、リーディングを全楽章弾きました。実はS先生もこの曲をご存知でなく、「いい曲だね～、ちょっとメモさせて。いい曲教えてくれてありがとう。」とタイトルと作曲者名を書き写しておられました。（笑）３楽章の早いところのボウイングの練習のしかたを習って、右手は小指なしで弾く練習をしました。ユカはエクセサイズであれやこれや姿勢のチェックでちょっと集中力が切れそうになっていたのですが、リーディングになったら急に張り切って、けっこう暗譜も完璧。弓もまっすぐ。別人のように音がよく鳴ります。（笑）１楽章も２楽章もほとんど仕上り？というくらい上手に弾いていました。３楽章も、早い弓の練習をあとすこし頑張ってテンポをもう少しあげられれば大丈夫かも。いまはテンポ（♪＝１８４）くらいまで上がっています。もうひといきだぞ～！S先生はもともと誉めるのがお上手な優しい先生ですが、今日も「ほんと、うまくなったね～」としみじみおっしゃって、ユカはヘラヘラしていました。（＾＾；宿題は、引き続き、エクセサイズとセブシックをきっちり練習してボウをまっすぐ、グリップもきれいにする練習をこれからもやっていきます。あとは姿勢をよくして右手の小指がつっぱらなければすべて解決だそうです。（それがなかなか難しいのですが。苦笑）そう、とってもシンプルなことなのに、それが楽にできるようになるまでがなかなかね。S先生も「ま、これはみんな一生の課題だからね～。」とおっしゃっていました。あさってから学校が始まったら、あまり今までのようにすべてのエクセサイズをしっかり毎日やれないかもしれないけれど、なるべく手抜きせずにいけるといいなと思います。短時間集中型練習に切り替えていかないとね、、、、。来週はザイツももうちょっときちんと弾けるようにしてもっていって先生にも聞いてもらえるようにしなくっちゃね。

  2003.09.06

• いよいよ

  来週の月曜日から新学期が始まります。学校が始まったら、わたしはようやく自分ひとりの自由な時間が持てる！やった～！（＾○＾）月曜日には郵便局にもいきたいし、銀行にもいきたいし、自分のピアノの練習もしたいし、やりたいことがいっぱい！でも、ニューヨークのボート・オブ・エドのウェブサイトで確認してみると、短縮授業があるのはキンダーだけと書かれているので、たぶん、１年生以上は初日からフル・デーみたいです。でも、給食費の支払いの紙ももらってきていないし、始まる日の書かれた紙と準備するお道具類のリストしか手元にありません。（うーん、もしかしてどっかにまぎれこんだんだろうか？（＾＾；）フル・デーだったらお弁当もたせたほうがいいかもしれないし、、、、。困ったぞ。どっちにしても、サンドイッチとジュースをとりあえず持たせておこうかな、、、、、。念のため、同じクラスになる予定のお友達に電話してみなくっちゃ。さて、明日は久々のS先生のバイオリンレッスンでマンハッタンにいきます。今まで３０分レッスンだったのを、明日から正式に１時間レッスンでお願いすることになっています。

  2003.09.05

• お雛様

  季節外れなタイトルですが（笑）、高知の主人の実家の押し入れにずっと入ったまま、ユカの初節句以来眠っていたお雛様をニューヨークまで送ってもらったのが今朝やっと届きました。空港に到着してから、税関審査のための書類手続きなどでちょっとてまどり、やっと今日自宅に届きました。このお雛様、ユカが生まれてまだ３ヶ月のころに日本に一時帰国したときに、初節句のお祝にと、京都の両親が高知に送ってくれたものです。はりきって７段飾りなんかを送ってくれたものだから（私のお雛様だって親王飾りしかなかったのに～！）、NYには持って帰れず、かといって、ユカもいないのに３月に毎年お雛様を飾ってもらうのも申し訳なく、毎年夏に帰ったときにお雛様用の防虫剤を入れ替えるだけでずっと眠ったままだったのでした。届いた荷物の中身が無事かどうか、５年以上ぶりに、お雛様のお顔を見ました。どこも壊れておらず、とっても美しい！ユカも「わぁ～、すご～い！きれいな顔～～！！！」と興奮気味。「はやく３月にならないかなぁ～」とわくわくしています。（笑）やっぱり、お雛様いいですね。ここ２年ほど、京都のおみやげやさんで買った小さい陶器のお雛様をピアノの上にこじんまり飾っていたんですが、それでも充分ひな祭りの風情があったのだけれど、来年の３月３日には、このお雛様もちゃんと飾ってあげないとね。（＾＾）ただし、アメリカ人の生徒さんで、ユカと同じ年の男の子が少々わんぱくなので、ときどきユカのおもちゃをなげたりして壊してくれるので（＾＾；、レッスンをしているリビングルームに飾るのはどうしようかなぁと思案中です。ベッドルームに７段で飾ると狭苦しくなっちゃうし、、、。来年は７段ではなく、たんすの上に親王飾りだけにしてもいいかな、、、とも思ったりして。でも、せっかくあるのに他のお人形も飾ってあげたいし、、、、。お雛様って、壊れないように保管しないといけないので、箱が実際の人形よりもはるかに大きくて、しまっておくだけでも場所をとります。外箱のなかにそれぞれの箱をまとめてしまっておければ出す時便利なのですが、うちのクローゼットのドアの幅よりその箱のほうが大きいので、そのままはしまえません。なので、中箱をバラバラにクローゼットの棚にしまうことにしました。いま入っているものをちょっと処分してクローゼットのスペースをあけなくては！（＾□＾；

  2003.09.03

• メインサイト更新（ビデオもアップ）

  このところ数日パソに向かって春から夏休みのユカのバイオリンのレッスン記録を更新していました。やっとアップできました。高知のコンサートのビデオもアップしました。更新内容はこの楽天の日記で書いていたことをもう一度読み返し、写真などを入れたり、新たにちょっと執筆を加えたりしながら、まとめなおしました。全部で５ページです。楽天の日記はどんどん増えていって項目をピックアップするのが大変になってくるので、ヴァイオリン関連のことだけをまとめておくほうが記録としてはいいかなと思います。この楽天の日記は、本当に毎日の出来事をメモしていくかんじで、気楽につけられるのがいいですね。この日記を書いていたおかげで、メインサイトの更新にも役にたちました。９月に入って、本当に涼しくなりました。今日もきのうも雨だけど、ちょっと肌寒いくらいです。私はなんだか身体がむくんだようなかんじですごく疲れていますが、はやくユカの学校が始まって自分の練習しないと、９月末の先生とのあわせに間に合わなかったらたいへん。ぜんぜん自分の練習できてないのですぅ。（；；）そうそう、今日S先生から電話がありました。久々のS先生のレッスンは今度の土曜日になりました。

  2003.09.02

• 今日から９月だ～

  今朝はなんだか肌寒く、寝ているとき開けっ放しだった窓を思わず閉めました。秋の気配です。今日はレイバーデー。すっかりそのことを忘れていたので、朝、いつまでたっても起きないパパに「おーい、遅刻だよ～」というと、「今日はレイバーデーでお休みだよ～」という。そっか。（＾＾ゞ普通なら明日から学校が始まるのだけど、今年から、教育費削減のため、始まる日が１週間遅れて来週の月曜日（９／８）になったので、まだ夏休みが終わっていません。でも、あと１週間後に、ユカは５歳で小学１年生になってしまいます。日本のように入学祝いとかっていうのもなく、勉強机を新調するでもなし、ランドセルを新調するでもなし、去年からキンダーでいっている同じ学校の新しい担任のクラスになるってだけなんだけど。去年は実験的なスペシャルエドの子とのミックスのクラスだったので、担任が二人＋アシスタント１～２人という恵まれた環境だったのが、今年からはレギュラークラスなので担任はひとりだけ。しかも、プレハブなので、トイレのときなど、本校舎までいかねばならず、担任ひとりだとどうなるのかなぁ？ユカはう○ちのときはまだ一人ではきれいにふけないので（＾＾；、ちょっと心配。小のときはもう一人でも心配ないのだけれど。宿題の読書２５冊はクリアしたので、あとは、もう一度アルファベットが自分でちゃんと書けるかどうか、きのうやってみたら、ちゃんと書けていました。キンダーでならった単語の読み方はもう忘れているかもしれないので、これから１週間でちょっと復習しなくちゃ。バイオリンの練習もいまは毎日２時間以上、休憩をはさみながらじっくりできるけれど、学校が始まったらまた疲れてペースが乱れるだろうな。（ーー）サブのS先生も明日、やっと日本から帰ってこられる予定。なので、はやくてもレッスンは来週の日曜日くらいかな？メインサイトのページ夏休み前半までは書き上げたけど、まだ後半のまとめ中。アップはもうちょっとお待ちください。ずっとパソをみていると、目が疲れて、、、、（X_X）なかなかつらいです。きのうなんて、せっかく書き上げたHTML、いったん閉じたら「ファイルの容量が大きすぎて開けません」って出て、また１からやりなおし。（ーー）それだけ、この夏休みは盛り沢山だったってことですね。ま、楽天サイトの読者の方はすでに日記でご存知のことがほとんどなのですが、写真つきでアップするとまた新鮮。日本でのいろんな出来事の思いでがよみがえります。山あり、谷あり、波瀾に富んだ夏休みでした。というわけで、パソには向かっているのですが、掲示板のレスやメールなどお返事遅れていてすみません。でも、必ず返信しますので、いましばらくお待ちくださいませ～。

  2003.09.01

• 新しい譜面台

  今まで、ユカのバイオリンの練習のときはパパの持っていた折り畳み式の譜面台を借りて練習していました。前に楽器やさんにいったときに、譜面台にコップをのせる台がついたのがあって、ユカは「あんな譜面台だったら、練習しながらお水やジュースをちょこっと飲めていいなぁ」と前から欲しがっていました。うんと頑張って練習したらお誕生日に買ってあげようと思っていたのですが、このごろ週末も午前中２時間、午後１時間ほどユカがパパの譜面台を占領していて、パパは自分がギターの練習するとき不便で仕方がなかったのもあり、ユカも頑張って練習しているので「返して」とも言えないので、パパにしてはめずらしく気前よく（笑）ユカ専用の譜面台と譜面台にくっつけるコップ置きも買ってくれました。ユカは嬉しくて嬉しくてたまらないようで、さっそくコップをのせてちゃんとおけるかどうか確認していました。今度の譜面台は持ち運び用のではなく、かなりしっかりしていてオーケストラのひとが使っているような黒い頑丈なやつです。これなら隙間からメトロノームがおっこちたりすることもないし、風が吹いてきて楽譜がヒラリとおっこちることもないし。（＾＾）明日からの練習が楽しみです。よかったね。パパも、最近ずっとユカはパパが会社のときに練習しているので、今朝久々にユカの弾くリーディングの練習を聞いていて、「うまくなってる～」と感心していました。でも、ユカは「ぜんぜんうまくない。（ーー）」とスネていました。３楽章はまだパールマンのCDにはとてもついていけず、一緒に弾けないのが悔しいようです。そこまでテンポあがらなくても、ユカにできる可能なテンポまであがればそれでいいんだけどね。でも、気持ちはわからなくもありません。コンチェルトをCDのオケ伴奏とあわせると気持ちいいのよね。私も昔コンチェルトを勉強していたとき、やっぱりアシュケナージやバックハウスのCDにあわせて練習したりしたものです。最近はコンチェルトの練習用のカラオケのオーケストラパートの録音されたCDもあるようですが、、、、、。スズキの本ではスズキのお手本CDをきいたりしていますが、いかにも「お手本」という演奏なので、リーディングは、パールマンのような音楽的な演奏のCDをお手本に勉強できてよかったかも。もっともっと、他にも初歩の教材のお手本演奏を一流の演奏家の演奏できけるといいですね。実際、ようやく弓のことを常にリマインドし続けてきた効果が出てきたのか、自分でも意識してまっすぐにするようになってきたようです。よほど注意散漫でないかぎり、かなりまっすぐに弾いています。やっぱり音が全然違うのよね。きちんとサウンディングポイントに弓があたっているときは。もうひといき！このままがんばっていきましょう。いま、ユカのページ編集中です。4月～現在まで、本当にたくさんの曲を勉強したなぁと改めて思います。夏の日記も写真をまぜて編集中です。ビデオもファイルにおとしました。もうじきアップできるかな、、、。アップしたらまたお知らせします。（＾＾）

  2003.08.30

• 頭痛！

  今日は日中、とても涼しい風が窓からはいってきて、クーラーなしでも気持ちのいい日でした。ユカのバイオリン練習は、相変わらず頑張っています。エクセサイズも、根気よく、休憩をはさみながらやっています。今日はリーディングの１楽章と２楽章をパールマンのCDとあわせてなりきりモードで弾いている姿に思わず笑ってしまいました。まだ３楽章はなかなかテンポが上がらず、いまのところ♪＝１６０（４分音符＝８０）が限界。これ以上になると早いスケールのところで弓のスピートと左手のスピードがずれてしまってみっともない感じ。やっぱりグリップがまだ完全ではないので、なかなか早い弓の動きが難しいようです。気長に、３ヶ月かけて徐々にテンポを上げていくしかなさそうです。でも、エクセサイズでは随分弓がまっすぐにいくようになってきました。さて、今（夜の８時）外をみると、すごい霧。２ブロックほど先の背の高いビルディングが霞んで見えます。ビルの上のほうの階はよく見えないくらい。そのせいか、私は夕方からすごい頭痛です。ガンガンしてます。（＞＜）ここ２日ほど日記更新さぼってしまいました。今、メインサイトのほうの有香のバイオリンのページの整理しています。まだビデオの整理はしていないのですが、4月～６月までの分は書き終えました。これから、夏休み前半と夏休み後半のぶんをまとめるところです。全部書き上げたら、まとめて更新の予定です。頭が痛いのはずっとパソの画面を見つめていたからかな？（＾＾；あー、疲れた。（ーー）

  2003.08.29

• 飛行機で出会った人と

  今朝、このまえ、日本からNYに帰る便でたまたま隣に座った日本の某大学でピアノを教えていらっしゃるピアニストさんから電話がかかってきて、（夏休み中はご主人がNY駐在なので、こちらにきておられるのです）「今日、もしよかったらお会いしたいのだけど」ということで、私もとくに予定もなかったので、午後からマンハッタンまで出ていって、カーネギーホールで待ち合わせして、近くの楽譜やさんを案内して、そのあとレストランでお食事して、そのあとさらにスターバックスでお茶をして夕方６時くらいに帰ってきました。飛行機の中でもそうだったけど、ほんとうに気さくなかんじで、話もはずんで、楽しいひとときを過ごして帰ってきました。その方は、京都にも高知にもゆかりのあるかたで、関西弁だし、なんかずっとまえから知り合いだったような感じもして、不思議な縁を感じました。さて、ユカは今朝、その電話のあと「今日は午後からお出かけするから、朝のうちにピアノもバイオリンもぜーーんぶやっちゃおうね」というと、以外とあっさり「うん、やる」と素直。（笑）しかも、集中力もあり、きのう変えたばかりの肩当て位置のままで（実はバイオリンにシールで目印をつけてあるので、一度決めた位置と同じ位置に肩当てをつけられるのです）、痛みも訴えることもなく、しかも、弓もかなりまっすぐで、音にも張りがあるし、左手のシフトの脱力も、スムーズにいき、練習もスッスとはかどって、しっかり家を出るまでに練習が終わりました。ピアノはひととおり「おやゆびひめ」の譜読みできているところまでだけ弾いておしまいだったけど、バイオリンもすべてのメニューをこなしました。やればこんなに集中的にできるんじゃない！？（笑）弓は開放弦だともうかなりまっすぐになってきてコントロールもきくようになってきました。エクセサイズでも、耳で音をきいて集中しているときは、あまり曲がらなくなってきました。曲の中では、まだグリップが途中で崩れてきたり、ちょっとかまえかたが曖昧だと弓が指板のほうに流れますが、それでも、随分自分で意識してなおせるようになってきたようです。毎日こうだといいのにな、、、、。やっぱり気分やさんだから、明日はどうなるかわかりませんが。（ーー）本人、はやくヴィヴァルディが弾きたくてウズウズしているようです。でも、まだヴィヴァルディに到達するまでには、エチュードのような技巧の連続のザイツが２つも（コンチェルト５番の１楽章と３楽章）残っているし、ヴィブラートもまだ習っていないので、たぶん、１１月の発表会が終わって１２月にK先生のレッスンでお許しが出てからしか無理でしょう。それよりも、K先生からの課題を完璧にしておくことのほうが大切だしね。とにかくいまは、リーディングを美しく、（ヴィブラートはつけられないのが残念だけど）暗譜も完璧にして、テンポもしっかりあげてみごとに仕上げることが先決。（笑）そのためには、微妙なピッチのずれとか、指がまだ甘いところなど、細かいところまで、隅々までさらいこんで、磨いていかないとね。なんか、このごろ、この日記もユカのバイオリン日記みたいになってきちゃったなぁ、、、。（＾＾ゞそろそろ、ユカのページにいままでの記録を更新しなくちゃですね。うーん、4月から今日までの５ヶ月、すごく盛り沢山で、まとめるのたいへん。でも、節目なので、そろそろ整理しておかなくては、、、、。

  2003.08.26

• 三歩進んで二歩下がる～

  ユカの練習は、きのうは調子よかったけど、今日はなんだかいまいちダラダラモード。せっかく出来たはずの脱力も、あれれ？なんだかちょっとまた変だぞ？てかんじになったりして。出来たり出来なかったり、これじゃ、まだまだ安定してないな～という感じでした。やっぱり集中力の問題のようです。集中すれば、先生のいっていたことを全部なんとかやんなくちゃって思いながら弾くけど、頭がぼーっとしてくると、もうすっとんじゃって、悪いクセがすぐ顔を出します。まさに、「三歩進んで二歩下がる～」という感じ。それでも、なんとかかんとか、休憩をいっぱいとりながら、全部エクセサイズも曲もやりました。肩当ての位置とバイオリンの持ち位置をちょっと変えただけで、とたんに、あちこち痛くなっちゃったみたいで、普段とちょっとでも違うことすると身体に無理がくるのかもしれません。左手も疲れるというし、右手ものばしたときに痛いというし、やはり、バイオリンを肩寄りにすると、腕を思いきりのばさないとまっすぐにできないので、腕に負担がかかるようです。きのうまでそんなこと言ってなかったので、私も、ちょっと不安になったりして。（ーー；（実はきのう買ったバトミントンのやりすぎで筋肉痛だったりして！？爆）ところで、バイオリンの角度って、本によれば、中すぎても外過ぎてもダメみたいですね。中間くらい（４５度くらい？）がちょうどいいかんじ。でも、やっぱり、はやくS先生が帰ってこられてしっかり姿勢のチェックからやってもらわないと、、、、。という感じです。それぞれ人によって体格も違うし、腕の長さとか身長とバイオリンの大きさとのバランスとか、１００人１００様だから、ユカにはユカに一番ピッタリの角度があるはず。ビデオでパールマンの演奏を見てみたけど、顔が正面むいてほっぺたにバイオリンのあご当てがあたっているし、全然サウンディングポイントなんて凝視してないのにまっすぐ～。上手な人は弓なんて見なくてもまっすぐになるんだなぁ～。そう、目の見えないバイオリニストのひとだっているわけだし、サウンディングポイントをじっとみなくても弓はまっすぐできるってことだから、要するに耳と勘の問題か？いい音を出そうとすれば自然に弓もまっすぐになるってことかな？せっかく、左手の脱力も出来てきたのに、K先生のおっしゃっていたグリップになおしても右手がいつまでもなかなかピシっとまっすぐ決まらないのは、絶対姿勢とか、そうゆうバランスがまだしっくりいってないんだと思うので、そこさえハマればもしかしたら、見違えるようにピタっと決まるのかもしれないな～なんて思ってみたり。（笑）リーディングの３楽章のような早い弓のときのほうがまっすぐピッタリと弦に対して垂直に弓があたっていて、すごく上手に聞こえるのですが。ゆっくりの楽章のG線などではすべるすべる、、、。（＾＾；それじゃカンタービレがふぬけになっちゃうじゃない、、、という感じになる、、、、。（ーー；本当にボウイングって奥が深い。まだまだこれからいろんな表現のためのボウイングを教わっていくんだろうけど、その基礎の基礎をとにかくマスターしないことにはお話にならない。そんなこんなでバイオリンな夏休みを過ごしたわけですが、気がつけばあと１週間で８月もおしまい！千葉でコンサートをしてからはやくも１ヶ月たってしまいました。ユカは日本では幼稚園の年長さんの年だけれど、アメリカでは９月からもう小学１年生だなんて、信じられません。まだ５歳なのに～～～！まだまだ赤ちゃんなのに～～～～！（＾＾；はやくなんでも一人でできるようになって、バイオリンの練習だってママに「まっすぐになってないよ」なんて言われなくても自分でちゃんとフォームに気をつけて弾けるようになってほしいなと思う反面、いまがいちばんかわいらしくて夢のある年頃なのかもな～としみじみ思ってみたりして。私も、私の先生（グラント・ヨハネセン）との連弾の練習もぼちぼち開始しました。短い曲ばかりだけど全部で１３曲も演奏するので、けっこう本番では演奏時間かかりそうです。９月の終わりには一度目のリハーサルをするということなので、それまでにしっかり仕上げておかねば！１０月にはこの私の本番があり、１１月には生徒さんの発表会があり、１２月にはユカの誕生日やらクリスマスやら、行事がいっぱいで、あっというまに２００３年も暮れてしまいそうな感じです。

  2003.08.25

• 自分のお金でお買い物！

  きのうくらいから、湿気の少ないさわやかな暑さ、日陰では風が気持ちいい、そんな天気です。日があたっているところはジリジリと暑いのだけど、陰に入ると涼しい。あの蒸し暑いよどんだかんじではないのです。先週はかなり蒸し暑かったけど、これくらいのカラっとした天気がいちばんいいです。今日は、ユカのバイオリンの練習も、随分気分的に楽。（笑）あせることなく、じっくり時間をかけて丁寧に課題をこなしました。でも、昨日最後にK先生と話していて、弓が曲がるのは姿勢とかバイオリンの持ち方の角度や肩当ての位置に問題があるかもしれないねということだったので、ちょっと肩当ての位置をいつもと変えて、ユカがいちばんここちよい場所を探し、バイオリンを持つ位置ももうちょっと肩よりにしてみました。そうすることで、バイオリンのネックが下がらずずっと水平になります。その姿勢で、今日は練習してみました。新しいシフトのエクセサイズも、一旦脱力がわかったユカはわりとスムースにこなしてくれました。スケールも、セブシックも新しく増えたぶんもこなし、リーディング１楽章もすっかり暗譜できていました。２楽章はまだちょこっと暗譜の曖昧なところもありましたが、ほとんど覚えています。３楽章は、テンポが随分上がり（それでもまだ最終的な目標まではまだまだですが）、曲らしくなってきました。最後の和音も少しずつサマになってきました。弓もエクセサイズのロングトーンのときはかなり曲がってしまったりするのだけれど、何故だか曲を弾いているときは不思議とまっすぐだったり。（笑）音をよく聞いていると比較的曲がらないのかなぁ？？？それとも、バイオリンの持ち位置を変えたせいかな？もうちょっと研究しなくっちゃ。これで、また冬ごろにバイオリンのサイズが１つアップするかもしれないというので、そうなると、また持ち位置も変わってしばらく慣れるまで時間かかるんだろうな。去年は１０月ごろにサイズアップしたけど、今年はたぶん発表会が終わって１２月にK先生のレッスンがあるときにもし背の高さがもうすこし伸びて手の長さももう少し伸びていたら、サイズアップになりそうな感じです。いまはまだ１／８がちょうどくらいの感じだけどね、、、、。スズキの4巻の２曲目、ザイツの５番のコンチェルトの１楽章の譜読み、ほんの少しだけしてみました。まだリーディングの暗譜全部してないので、まずはリーディングをテンポあげることが先決ですが、ザイツもちょっとやってみたいというので、１段半くらい譜読みしました。（笑）S先生のレッスンも９月になってからなので、まだまだ時間はたっぷりあるので、あまり先を急がず、グリップと弓に気をつけながら少しずつすすめることにしました。S先生には、メールで９月から１時間レッスンにしていただくようにお願いしました。もう３０分レッスンではとてもエクセサイズと曲をすべて一度に見てもらうのは無理だし、もうちょっとじっくり腰をすえて丁寧にみていただきたいから。さて、練習が終わって、ユカが今までためたバイオリン貯金を１ドル札4枚に両替えしてあげて、ユカはそのお金で近所のパーティーショップでバトミントンのラケットと吸盤のボールを買いました。お店でも自分でお金を払って、お店のひとに「自分で買うの？すごーい」といわれて得意顔。実は最近（日本に行く前から）バイオリン貯金、前みたいに練習ごとにお金あげてなかったんだけど、お金ずっとあげてたらもうちょっとたまってたかもね、、、。あれだけ頑張って練習したもんね。（笑）

  2003.08.24

• 脱力が出来た！

  さて、昨日の夜、お昼ねしてしまって途中だった練習の残りをしました。「なんでこれはママでも出来てユカには出来ないのかなぁ？」というので、「ママはね、ピアノでも力いれないで楽に弾く方法知っているから力入れないでもできるのよ。ピアノもバイオリンも力がはいったらカチカチになって指が動かなくなっちゃうの。ママの指さわってみてごらん、シフトしてるとき指プヨプヨでしょう？手の形が変わらないままでしょう？」とさわらせてみて、「ユカのはね、こーーんなに力が入っちゃってて弾いていない他の指がこんなにカチカチになってるでしょう？」と私がわざと力が入った状態の手をして見せてさわらせてみたりして、やっとなんとかシフトのときの左手の脱力がわかったようで、まだ完璧ではないにしろ、先生のおっしゃっていたことにかなり近づいたような気がしました。そして、曲も１、２楽章はほとんど仕上りのテンポでなんとか通せます。ピアノとも少しあわせてみました。もちろん、まだまだ細かい部分練習をもっとしてよりきれいに仕上げないといけないし、弓が曲がらないように気をつけなくてはいけないし、暗譜もしっかりしなくてはいけませんが。３楽章はまだピアノとはあわせるといまいちで、もう少し、部分練習もしたほうがいいみたいで、テンポもまだ上がっていませんが、一番サマになってない最後の和音の練習を何度もしました。ちょっとはまともになってきたかな、、、という程度で、まだしっくりきません。セブシックも、二つ課題を追加して、６つやりました。ユカはセブシック、大好きなんだそうです。（笑）今朝も、レッスンに行く前に家で練習したときは、とても調子がよく、これならポジション移動のシフトも先生のオッケーが出るかもね？という感じまで一発目から脱力ができるようになりました。問題は弓がもうちょっとまっすぐにいくことです。それさえできればいいんだけどなという感じ。さて、レッスンでは、やっぱり弓のことを指摘されていました。左手の脱力は先生からも、「１～２日でこれだけ進歩しちゃって、すごいすごい、身長がのびるより先にどんどんバイオリンうまくなっちゃうねぇ」と笑いながら、「シフトの課題増やしますね。」とさらに複雑なエクセサイズを手書きして下さいました。そして、スケールも、G線の１ポジと３ポジ、A線の１ポジと３ポジスタートのスケールが追加され、合計６つに増えました。弓をまっすぐにする練習のとき、サウンディングポイントをちゃんと見るように言われて、ロングトーンを弾いていて、またもやユカは眠くなってしまい、船をこぎはじめました。（ーー）どうやら、サウンディングポイントを見ると目がフォーカスしにくくなるらしく、片目で見ないと目がより目になったときみたいな感じで焦点が二重になってしまうらしいのです。前に学校から視力に問題があるので、もっと詳しく専門医による視力検査にいくようにという手紙をもらってきて、眼科に検査しにいったとき、やや斜視の傾向があるらしく、ものをフォーカスしにくいようだと言われたことがありました。そのとき、ドクターに「それはバイオリンのせいでしょうか？」と言うと、逆に「いやいや、バイオリンは目のフォーカスの訓練にもなるから、どんどんやらせたほうがいいですよ」と言われたことがありました。目のリハビリにもバイオリンがいいということで、ホっとしましたが、まだまだユカにはフォーカスするのが難しいようです。じーっと１点をみつめていると弓が２重に見えてボーっとしてきて眠くなってしまう。小さいサイズのバイオリンだからよけいにサウンディングポイントまでの距離が近く、そうなってしまうのかもしれません。（ーー；で、少し先生が手書きのエクセサイズを書いて下さっている間に目がさめ、残りの課題もなんとかクリア。リーディングの３楽章の技術的にちょっと難しかった部分を２ケ所、先生に練習方法などを教わって、レッスン終了。先生も、「安心しました。よくがんばったよ。ユカもお母さんも」とおっしゃいました。（笑）でも、やっぱり弓のことだけは、これからの課題としてまだ残っています。左手はもうこのままいけば殆ど問題ないくらい、いい状態になっているそうで、あとは弓がへたくそなのをなんとかしなくちゃねということでした。「S先生が戻って来られたら、とにかく、姿勢とか弓のこと頑張って直してもらってね。」ということでした。新しいエクセサイズももらえたし、先生から脱力のオッケーも出たし、やっぱりもう一度レッスンに来ておいてよかったです。これでしばらくまた先生に会えません。（涙）まるでバイオリン講習会のような短期集中レッスンでしたが、ひとつでも出来なかったことができるようになって、進歩できたことが先生も私も、そして本人も、嬉しい夏休み後半でした。K先生ありがとうございました。（＾＾）

  2003.08.23

• オレンジ色の星

  きのうの夕方、７時すぎに帰ってきて、あたりが暗くなった頃、ユカが窓をのぞいていて、「ねぇ、ママ～、あそこにオレンジ色の大きいお星様があるよ～！みてみて～」という。窓をチラっと見た私は、ビルディングのてっぺんで赤くチカチカしているライトのことを星と勘違いしているのかと思い、「あれは星じゃなくて電気だよ？」というと、「違う、違う、それよりもっと上のあそこだよ～」という。よく見ると、確かにひときわ大きくオレンジがかった星が光っていました。金星？いや、オレンジ色って、、、、違うよなぁ、あれはなんだっけ？と、思っていると、ユカが後ろで「Twinkle， Twinkle， Little Star~♪」と鼻歌を歌っている。（笑）そして、「ねぇ、どうしてひとつしかお星様ないのかなぁ？」「最近、お月さま見えないねぇ」と言っている。月は、確か、停電の夜、真夜中にひときわ明るくまんまるに光っていたけれど、、、。今日は三日月のはず。そして、夜にネットで火星大接近のニュースを見て、あー、あれが火星だったのね～と納得。それにしても、ユカがめざとく火星をみつけたのにはビックリ。大人が気がつかないことをちゃんと見ているんだね。ニュースなんか知らなくても、ちゃんといつもと何か違うということがわかるんだね。大人になるとなんだか自然現象に鈍感になるのかな、、、、。ちなみに、ユカの大好きな色はオレンジ色です。（笑）～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～さて、今日はとっても暑い日で、朝からお風呂に入って、さかなつりゲームで遊んで、リフレッシュして、ベーグルとヨーグルトを食べて、ピアノをちょこっと弾いて、１０時くらいにバイオリンの練習をはじめたけど、途中で私の先生から電話がかかってきて中断。そのあとエクセサイズの途中までしか練習できませんでした。１１時からサヤちゃんがレッスンに来ました。レッスンのあと、二人は楽しそうに遊び、私は郵便局にいく用事があるので、サヤちゃんとサヤママさん親子と一緒に外へ。でも、、、、。ホントに暑い～！子供達ははしゃいで走って遊びながら歩いていたけど、うちから郵便局までけっこう距離があるので、疲れました。で、涼みがてらにマクドナルドへよって、シェイクとハッピーミールを買って、帰ってきました。帰る途中、クイーンズブルーバードで車が事故ってボンネットが大破していて救急車とパトカーが止まっていました。リスにエサをやっているおばあさんもいました。家に帰ってお昼を食べ、私は睡魔に襲われ、うとうと。ユカもすっかりだらけています。「きのうのレッスンのビデオ見たい」と言うので、復習がてらビデオを見ました。それから、３時過ぎから練習を開始。でも、弾きながらまた居眠りしているユカ。（ーー；顔濯って来なさいといっても、いうこときかず、だらけています。（＾＾；そのうちソファで眠りこけてしまいました。夕方まで昼寝。明日のレッスンまでに、ポジション移動、ちゃんとできるのかな？脱力の仕方、やっとすこしだけわかったみたいだけど、まだ１００％ではないので、あとちょっと、あとちょっとでつかめそうなんだけど、、、、。夜に練習できるかな、、、。

  2003.08.22

• バイオリンのこと

  今日は、朝からなんだか集中力がありませんでした。１０時くらいから練習をはじめましたが、エクセサイズはまあまあだったのだけど、きのうはあれほど集中して弾けていたリーディングも朝レッスンに行く前の練習では、まだ暗譜ちゃんとしてないのに、なんかボーっとしててすぐに楽譜から目が離れてしまい、惰性で弾いているような感じになってしまって、なんだかいまいち。さぁ、今日のレッスンはどうなることやら、、、、。と思いながら家を出ました。約束の３時に先生のお宅に到着。ブザーをおしても返事がない？あれれ？と思ってもう一度おしても返事がない？携帯で電話しようかな、と思いながら、もう一度おしたらやっと返事が。先生はニュージャージーにコンドミニアムを買うことに決まったそうで、NYから離れる前にいろいろやっておかねばいけないモーゲージの交渉などがあり、電話中でしばらくブローカーとお話されていました。１０月にはもうお引っ越しだそうで、レッスンに行くにも、マンハッタンからバスで５０分くらいの奥まった場所で、うちからだと乗り継ぎの時間も入れるとやっぱり片道２時間弱かかりそうです。なんだか遠くなっちゃうな、、、、。ユカは車酔いする子なので、バスで５０分はちょっときついかもしれません。（ーー）かといってレッスン前に酔い止めを飲ませるとヘロヘロでレッスンにならないと思うんだよね。困ったな、、、。（；；）同じニュージャージーでも、私の教えにいっているところは、行きは地下鉄３０分ー乗り継ぎ時間２０分くらいーバス（３０分程度）乗り継ぎ時間と駅から歩く時間の余裕をみて家から生徒さん宅まで片道２時間弱みておかないといけないのですが、実際にバスに乗っているのは３０分くらいで、それくらいならなんとか酔わずにいられるのですが、それ以上だったり運転が荒いと酔ってしまいます。それに、帰りはいつもパストレイン、地下鉄で帰れるので、これもオッケー。でも、今度K先生が引っ越されるところは、たぶんバスでしか行けないところです。やっぱり遠い、、、、、。さて、１０分くらい待ってレッスンが始まりました。最初のうちはなんだか先生のバタバタにつられてユカも全然集中力がなく、弓が曲がって先生に「いいかげんそろそろ弓まっすぐってのは覚えてもらわないとなァ。今日はあんた集中力ないぞ。」といわれて大不調。（ーー）ポジション移動のエクセサイズはまだ左手の力の抜き加減がうまくいかず、脱力したまますべるように移動できないので、先生もユカもかなりイライラしていました。（＾＾；「これはもうちょっと時間かかりそうだね。」とのこと。そして、きのう出来たと喜んでいた重音のエクセサイズは実は音が変わるときに指をおいたままにしなければいけないということで、なかなか出来なくて「ちがう！おいたまま！」「ほれ、あげたらだめなんだってば～！」とどやされながら（笑）根性でがんばり、やっときれいに出来ました。そしたら先生「よし、合格」と頭をなでなでしてくれました。（＾＾）スケールを弾いていると、ドアのブザーが鳴りました。こないだ飛行機で一緒だった６年生の男の子かな？と思ったら、かなり前にジュリアードのプレップに入った大先輩の（中学２年生の）男の子が久々に先生に聞いてもらいに来たのでした。その男の子とお母さんが入ってくると突然張り切るユカ。突然集中力がアップする！最初からそれくらい集中しろよ～！（爆）大先輩親子の前で、セブシックのOp.1の１番の後半の課題、１６分音ぷ４つが１拍と数えて１拍＝６０のテンポでひと弓に１６分音ぷ１２コ入れて弾かなければいけないのですが、ユカはけっこうこれが得意。とりあえず、新しい課題も入れて４つともクリアできて、先生もニッコリ。「ふつうなかなか最初からこの早さでこんなに弾けないよ。２日でよく頑張ったね。」「じゃ、これは１０月までに残りの課題全部を（全部で２０のパターンがあります）テンポを４分音符＝１００まで上げて練習しておいてね」と軽くおっしゃいました。（ーー；）これは最終的には４分音符＝１８０くらいまであげないといけないようですが、１００でもかなり大変そうです。バイオリニストの間では指がこんがらがるので有名？な練習だとか。（笑）ま、２ヶ月かかってじっくりテンポをあげていきましょう。で、リーディングのコンチェルト（ロ短調）Op.35、得意な２楽章から弾きはじめ、「よく弾けてるよ、これ簡単だよね。」と言われ、１楽章も弾き、「２日でよくここまで見てきたよ。偉いぞ。」と褒めてもらっていました。で、ほとんどなおすところもなく、「これは全楽章、テンポを上げて暗譜で仕上げておいて。パールマンがCDに入れてたよね？それくらいまでテンポ上げておいてね。」でおしまい。３ポジの箇所をつくるのは結局やめにして、そのまま１ポジで弾くことになりました。（まだ３ポジのエクセサイズがうまくいってないので、無理に３ポジにすることもないだろうということで。）どうやら先生はこの曲はさほど重要じゃないと思っておられるようです。「ユカはこの曲すき？こんなのあんたには簡単だよね～」だそうです。３ヶ月もかけて弾くほどの曲ではないらしい、、、。（＾＾；確かに、技術的にはさほど困難な箇所はないし、音さえとれればあとはテンポをあげるだけっていうのもなんとなくわかります。いっぱい練習しないといけないのは３楽章の最後の和音だけかもしれません。あれをテンポでさっと指を和音位置にかまえるのがけっこう大変そうですが、その他の箇所は徐々にテンポをあげていけば無理なく仕上りそうです。たぶん、ユカはいまから３ヶ月もこれしか弾いてなかったら飽きてしまうでしょう、、、。（ーー；リーディングの１楽章や２楽章、ヴィブラートなしでもいいのかな？って聞くと、「もちろん、ヴィブラートつけたほうがいいし、教えてあげてもいいんだけど、まずポジション移動がきっちり出来て音程がとれるようになってからのほうがいいし、ヴィブラートはいつでもつけれるから、もうちょっと後にしましょう。」とのこと。「いったんやり方を教えちゃうとどうしても使いたくなるから、ポジション移動もそれでごまかしちゃうと困るからね。」ということです。１０月までの課題はとにかく、一番大事なのは基礎練習のエクセサイズとセブシックを全部完璧にしておくことと、グリップと弓まっすぐをちゃんと自分でできるようにしておくこと。グリップは自分でなおせるようになってきたから、随分進歩したぞと言われましたが、また崩れないように常に意識の中に入れて練習するようにということでした。曲は、スズキの４巻の続き、「１曲ずつ、S先生とママの判断で仕上げていってかまわないよ」ということでした。実は、今朝、リーディングもまだ譜読み終わったばっかりで、これから仕上げていくのに、ユカは「ねぇ、いつになったら次の曲やっていいのぉ～？」と言っていたのです。（笑）やっぱり、基礎練習ばっかりだと面白くないようで、子供は曲をどんどんやるのが楽しいんですよね。ひとつ弾ける曲が増えると進歩できたような気がするんですよね。（笑）本当はそれよりも基礎をしっかりすることが大事だっていうのは大人には充分わかっているのですが、子供にはなかなかわからないかもしれません。あとは、大人が悪いクセがつかないように練習のときに常に気をつけてあげながらゆっくりすすめていけばいいってことですね。９月になれば学校もはじまるし、今のようにハイペースで練習は出来なくなりますが、私もユカが学校にいっている間に自分の練習もできるし、ユカと一緒にいる時間は、他の生徒さんのレッスンの時間以外はきっちりユカと向き合って練習につきあってあげなくてはなぁ、、、と思います。K先生は、「もうあとはこのままの感じで練習続けてくれてたら大丈夫だから、次は１０月でいいでしょう？」とおっしゃったのですが、土曜日にもうひとりのレッスンをなさるということで、ついでにもう一度だけ、エクセサイズのチェックをお願いすることにしました。サブのS先生ともまだ連絡がついていなくて、９月になるまでかえっていらっしゃらないし、せっかくよくなりかけているところなので、また母子だけの練習になっちゃったら不安だからです。というわけで、中１日あけて、また土曜日にレッスンにいきます。ユカのレッスンのあと、さっき来た大先輩のおにいちゃんのレッスンを見学していくことになりました。バッハのパルティータを素晴らしく演奏していて、すごいなぁ～とため息がでそうなくらい上手。あんな曲をあんな音で弾けるようになるのはいつの日だろうか、、、。もう彼はフルサイズのバイオリンで、本当に音がよく鳴っていました。K先生も楽しそうに一緒に弾きながら、こまごまとした表現の仕方を教えておられました。ユカには難しすぎてわかんなかったかもしれないけど、弓も早すぎて手の動きじっと見れないくらい。（笑）でも、やっぱりフォームがすごくきれい。あのフォームあってこそこの音が出るのだなという感じです。イントネーションも素晴らしく、さすがです。レッスンのあと、その親子と一緒に近所のスターバックスでお茶をしました。いろんなお話をしました。大人の顔と子供の顔が見えかくれする微妙なお年頃。でも、ユカの相手になっているときは子供の表情。お母さまいわく、反抗期だそうですが、とっても純情で優しいかんじの男の子です。でも、お母さまの謙虚なことといったら。「ジュリアードにはうまい人がいっぱいいるので、上をみたらきりがないし、男の子で成功するのはほんのひとにぎりですから、この子はたぶん、大学はジュリアードではなく、普通の大学（音楽以外の）に行かせて、それでもどうしてもバイオリンを続けていきたいって本人が言うのならそれから将来のことを考えようと思っているんですよ。」なんておっしゃっていました。確かに、現実の厳しさは、私にもよくわかります。音楽だけで食べていくことがどれだけ大変なことか身にしみています。でも、音楽をやっていてよかったと思うのは、音楽のおかげで、気持ちが救われたりする瞬間があるから、やっぱり音楽とは一生かかわっていたいと思うんですよね。うちの主人もですが、仕事は仕事として別にもって生活のベースをつくって、音楽を自分のために心から楽しんでやるのがいちばんいいのかもしれません。「これで食べていかなくてはいけない！」と思うとかなりのプレッシャーになりますものね。ユカにとって、バイオリンがこれからどうゆう位置付けになるのかは、まだ未知ですが、少なくともあと５年くらいは続けてみて、本人が決めていくんじゃないかと思います。今は本番が大好きで、人前で弾くのが楽しくて嬉しくてたまらないという天真爛漫なユカですが、このまま大きくなってもやっぱり人前に出るのが大好きでいられるのかどうかも、今の段階ではわかりません。バイオリンで不幸になることだけは困りますが、バイオリンが人生の友になってくれたらそれだけでも、いまこうして苦労しながら一生懸命練習していることも報われるんじゃないかと思います。もし、将来音楽専門の学校にいけば、周りがみんなうまい人ばかりで自分がちっぽけに見えたり落ち込んだりすることもあるかもしれないけど、それでも、音楽が大好きな気持ちが曇ったりしなければいいなと思います。少なくとも、今でもバイオリンが弾けるということが、言葉のハンディのあるユカには非常にプラスになっていて、学校でも先生やお友達、校長先生たちから暖かい声をかけてもらって、彼女に大きな自信を与えているのです。それだけでも、バイオリンを習わせてよかったなと思います。

  2003.08.21

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