カテゴリ:ガキの頃
鉛筆といえば「消しゴム」だ。 この消しゴムの香りが忘れられない。 特に「石けん消しゴム」などができた時は感動した。 購買部や文具店で、消しゴムを買う場合は香って買った。 うん、購買部、文具店という名前も懐かしいよね。 できるだけいい香りのする消しゴムを買ったね。 買うと買ったで、それを使うのが惜しい。 授業中でも、消しゴムを鼻にもっていてはうっとりとした。 「キータン、何をぼんやりとしているのか」 先生からどなられたことがある。 しかし、これは私だけでないと思う。 そう、それだけ、石けん消しゴムの香りは魅力的だった。 うん、今でも石けんの香りの女性が通り過ぎると 私は小学校の石けん消しゴムを思い出してしまう。テヘヘヘ。 それとね、消しゴムで消した後のクズをまとめるとね粘土になる。 それをくるくると回して、指でもむとやわらかい黒い丸ダンゴができる。 そして前のヤツのシャツなどにつけた。 「ワーイ、鼻クソがついている」 そんなに言ってはやした。 後年、粘土消しゴムができたと、若い人が言っていたが もしかしたら発明したのは、私達ではないかと思っている。 そう、消しゴムではもちろん「サイコロ」はつくったよ。 それにね、女の子の名前を書いて、誰が好きなんていうこともやったね。 子供は遊びの天才だった。 お金がない。何もない。だから、考えるしかなかったんだね。 しかしね、私達が卒業してからは キャラクター消しゴムや、怪獣消しゴムができてきたらしい。 それに、鉛筆そのものが消えていったからね。 ひとつの白い固体からいろいろなものを考えていた。 幼い頃がせつないまでも懐かしい。ああ。 人気blogランキングへ←良かったらランクアップのためにクリックして下さいな! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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