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カテゴリ:読書
【楽天ブックスならいつでも送料無料】月見草の花嫁 [ 飯野和好 ] ≪内容紹介より≫ 月見草の花のいのちは、一夜だけ。あの日、お月さまにつよいねがいをかけました。 いつも利用している図書館の新着図書検索で、興味を持ち予約した本。 てっきり小説本だと思って予約したのに、お借りしたら絵本でした。 ある夏の夕ぐれにひっそりと咲いた花。 峠のほうからきこえた馬子唄にききほれ、花びらは大きくひらき、ふるふると夜つゆをおとした。 佐賀地方の民話の語り部である蒲原タツエさんという方が語り継いでいる話を 著者である飯野和好さんが絵本にしたものだそうです。 ハッピーエンドではありませんが、単純に悲恋ともいいきれないような余韻のある話でした。 私、子どもの頃からハッピーエンドではない話が嫌いでした。 私が子どもの頃も、今娘たちの時代も国語の教科書に載っている『ごんぎつね』。 名作なのでしょうが、これは特に苦手で、 「こんな可哀想な話はない、ごんが可哀想すぎる」 と親に泣いて訴えたものです。 それから『人魚姫』。 これも、王子様を助けたのは人魚姫なのに、どうして王子様は王女様を選んでしまったの。 泡になって消えてしまうなんてひどい、とずっと思っていました。 そういう話とは一味違った、愛するが故の、それも一方通行ではない愛情故の結末です。 この話も、子どもの頃に読んでいたら、今とは違った感想を持ったと思いますが、 今だから、大人向けの情感籠った話と受けとめられるのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.13 07:00:15
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