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2005年09月14日
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世界史の授業では、もうじき「大航海時代」をあつかいます。
大航海時代とは、ヒジョーにおおざっぱに言えば、「ヨーロッパ人の海外探検=遠洋航海」のことで、時期は15世紀末から16世紀はじめの頃に当たります。意外に短いんですよね。
むかしの教科書では、大航海時代は「地理上の発見」が多く成されたことになっていました。アジア方面の未知なる航路を切り開き、コロンブスにいたっては「新大陸」を発見した……な~んて大上段でカッコイイ感じがするんですが、これはあくまでヨーロッパ人だけの視点。
ヨーロッパ-アジアを結ぶ航路はイスラーム商人の独壇場でしたし、遠くは中国でも、航海レベルはかなり高いものになっていました。
という次第で、「地理上の発見」は今や世界史では死語となっているんですね。

が、「大航海時代」というこの有名なコトバすら、実は見直しを迫られているようなのです。
なぜならコチラも、ヨーロッパ人主体の言葉に変わりないからなんですね。この時代遠洋航海のベテランといえば、イスラーム、ついで中国であり、ヨーロッパはやっとこさ入ってこれた新参者にすぎませんでした。そのくせに「大航海」とはおこがましい!!ってな感じなんですね^ ^;
まあ確かにねえ……お局様が頑張って成果をあげてきて、それを新入社員が我が物顔に横取りしちゃうよーなものだからなあ(ちょっと違う?)。

しかしこうもコロコロ変わっちゃうと、「じゃあ一体何て呼べばいいんだ~~?!」って叫びたくなります。最近多いんですよ、こういうの。まあ、歴史に限らないかもしれませんが…。
ある解説書によると、「商業の時代」というコトバで置き換えられるんだそうです。ヨーロッパ人の海外進出により、アジアや「新大陸」がヨーロッパと経済的に結び付けられ、世界レベルで商業のやり方やスタイルが変化していくから……なんだそうです。
でもなあ……「商業の時代」ってぶっちゃけユメもロマンもないじゃないすか~。「大航海時代」の方が新しい風がいよいよ吹いてきた!って感じで、なんかワクワクしちゃうんですけど。
学者さんに切にお願いしたい。見直しはぜひしていただきたいけど、どうせならロマンあふれる素敵な呼び方をつけてくれんものかなー。

「大航海時代」のコトバ一つで、記事がけっこう書けてしまうものですが、その実情はもっと意外で、おもしろかったりするんですね。
不定期になるかしばらく連載になるか分かりませんが、大航海時代の(私はこれを使うぞ!)冒険家たちの素顔にも、迫ってみたいなーと思います。


テスト期間が今日で終了し、採点もほぼ終わりました。忙しかったー。
(ウチの高校は2期制なので、1学期は9月末に終わり、10月から2学期になるのです)
今回は評定(成績付け)もあるので、少々ヤッカイです。内情を記事するのはさすがにヤバイので、ここらへんにしときます^ ^;





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最終更新日  2005年09月14日 22時11分45秒
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