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好奇心は放浪中!

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2005年10月03日
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昨日は近くの高校(私の勤務先ではありませんが)で文化祭があったので、散歩がてら見に行きました。
違う学校というのは何か勝手が分からず(当たり前か^ ^;)、しかも若いコがつくだ煮にできるほどウジャウジャいたので(こち亀より借用)、少々居心地悪し。お化け屋敷とかは入れませんでした。
校舎に囲まれた中庭では、ちょうどジャズ部の演奏真っ最中。圧倒的に女の子が多いのは、映画「スイング・ガールズ」の影響か?(←この映画、朝ドラ「ファイト」で主演をつとめた本仮屋ユイカちゃんも出てます。なかなか面白いですよ♪)
ソロパートをつとめるコたちはなかなか聞かせたのですが、トランペットあたりはあまり音が合っておらず、もちっと練習が必要だな~というところでした。というより、昨日は風が強かったから、制服の短いスカートの方に気を取られていたような気も、しないでもない…。
ビックリさせられたのはドラマーの男の子。スティックを持つ両手が、動く動くよく動く~~!!ソロでは水を得た魚のよーに、叩いて叩いて迫力満点!!でした。私も含め、みんな急に身を乗り出して彼を見ていました。現金なモノですねえ、聴衆って^ ^;
私が高校生だったら、一目ぼれしちゃったかも……それぐらい一芸に秀でた人の活躍ってカッコイイですよね♪


え~、前置きが長くなりましたが、大航海時代編その3です。一体どこまで続くやら。
前回は大航海時代がなぜ到来したか、その要因や背景を少しご紹介しただけですので、その続きに触れた後、いよいよ冒険家たちの活躍を見てみたいと思います。


(しつこいよーですがちょっと復習♪)大航海時代とは→「ヨーロッパ人の海外探検=遠洋航海」のことで、時期は15世紀末から16世紀はじめの頃に当たります。


前回と同じく、最初に、TOMTOM8008さんからいただいたコメントを引用させていただきます。今日は(2)から入ります。

大航海時代到来の背景(新航路発見前)
(1)経済:香辛料の需要増大、東方貿易の不安定によって、オスマン帝国が東地中海進出を企てる。

(2)文学:東方への関心 

(3)宗教:カトリックの拡大への情熱
(聖ヨハネ伝説→彼が統治するキリスト教国がアジアにあるという伝説)



さて、冒険の動機が一攫千金だけだと、あまりに即物的でつまらんですよね~。やっぱりロマンがなくっちゃ!
ということでご紹介したいご本は、マルコ=ポーロ著の『東方見聞録(世界の記述)』。そうです、黄金の国シパングなど怪しげな情報満載(?)のロマンあふれる旅行記です。
大航海時代の前夜、この旅行記はかなり多くの人に読まれていたようで、かのコロンブスも愛読していたそうです。何でも余白にたくさんの書き込みがあったとか。
ジパングまであとどれくらい、という距離のカウントダウンもあったりして、いかにこの本にワクワクしていたかがうかがわれます。
(でもジパングに愛着を持っていたあたり、やっぱり欲が優先したのかしら…)


その他、遠洋航海に欠かせない学問(天文学や地理学)や技術(帆船、航海術、羅針盤など)がようやく整ったのも外せないポイントでしょう。
特に羅針盤(コンパス)の実用化はターニングポイントになりました。今までの航海は、陸地とつかず離れずという感じで慎重にすすめられていたのですが、陸地と近いということは十分な水深を取れないワケでして、座礁などの危険が多く、かつ遠出が出来なかったのです。
その点羅針盤があれば、北極星などの星を目印にして方向をキチンと確認していくだけで、(理論上は)どこまでもえんえんと航海可能です。
こうして俯瞰してみると、時まさに熟せり!といったトコロですね。


(3)については、イベリア半島(現在スペインとポルトガルがある半島)を占拠していたイスラーム勢力VS国土回復をもくろむキリスト教勢力の長い戦い=レコンキスタがおおいに関係します。

*レコンキスタ(キリスト教勢力による国土回復運動、または再征服運動と訳されます。昔は国土回復運動と教わったのですが、これまたヨーロッパ側の見方ということで、最近ではもっぱら再征服運動が使われています)

レコンキスタも語りだすと長くなるので省略するとして、結局、イベリア半島からイスラーム勢力は追い出され、その後新興国のポルトガルとスペインがこの地で着々と地盤を固めていきます。
と同時に、新規参入組であるポルトガルとスペインが他のヨーロッパ諸国と肩を並べるためには、まだ未着手の分野、もしくは新しい分野を開拓して、カネと力をもぎ取る必要がありました。ベテランと同じコトしたって勝てませんものね~~。

そこでスペインとポルトガルは、未知の航路を開拓する道を選びました。成功すれば待っているのは莫大な富。当時の心情を推し量ればそれは賭け同然だったかもしれませんが、人生ってけっこうギャンブラーなもの(ホント??)、時には後先考えず賭けてみるのも重要なのです。……たぶん。


こうして「大航海時代」は、ニューフェイスのポルトガル&スペインが先鞭をつけました。
根本的に間違っていそうな世界地図(次回ご紹介できるかな?)と、一攫千金へのユメと、キリスト教徒としての(ありがた迷惑な)責務=布教をあふれんばかりに抱えて、彼らは長い旅に出るのです。


次回はよーやく大航海時代が幕を開けます。せめて更新を三日に一度ぐらいにペースアップしたいものですが、どうなることやら…。



★追記1★前回&今回参考にさせていただいたサイト
「世界史講義録」…世界史の先生のよるサイトです。語りがていねいで詳細なので、とっても重宝しています。

★追記★レコンキスタに関連して…
キリスト教勢力に追い出された最後のイスラーム王朝が、ナスル朝でした。「ナスル朝って聞いたことないんだけど…」という方でも、アルハンブラ宮殿は絶対ご存知のはず。
精緻をきわめた美しいアルハンブラ宮殿は、このナスル朝の建造物なのです。
聞きかじりで申し訳ないんですが、国を追われたナスル朝の王さまは、アルハンブラ宮殿を振り返り振り返り、涙で見つめた…といわれてます。

akiさんの旅日記でアルハンブラ宮殿が紹介されているので、よかったらご覧下さい♪(akiさんリンクさせてもらってすみません)
スペイン行き 5

古典なのかなあ?「アルハンブラ物語」という作品もオススメです。読んだ後にこちらを観光すればよかったー!!と後悔したものでした。





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最終更新日  2005年10月03日 15時02分26秒
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