大台ケ原 日出ヶ岳(1695m)
岩のヤセ尾根の大蛇嵓の端に立つKIKI11日(日)大台ケ原の日出ヶ岳(1695m)に19年ぶりで行ってきました。初めて登ったのが1995年8月16日二度目が2003年8月23日です。それから19年も経ったのですね。いずれも昔のフィルムカメラなので、あまり写真が残っていません。そして記憶も薄れて、初めてのような気分で歩きました。ビジターセンターもきれいになっています。ビジターセンターの横から日出ヶ岳に向かいます。ミヤコザサが茂り、トウヒやモミの林の中を進みます。駐車場に着いた朝は寒くて、レインウェアの上を着て歩きましたがだんだん暑くなってきてこの後脱ぎました。歩きやすい道は、あまりにも整備されすぎて山に向かって歩いている感じがしません。ほとんど石畳の階段です。まるで公園の中のようです。このあたりから少し登りになって、やっと山に登っている感じがします。山頂からの帰りには、ここから正木ヶ原に向かいます。これほど整備された山も珍しいガスが山頂全体を取りまいて山頂手前で少し青空も見えてきました。トリカブト日出ヶ岳山頂(1695m)一等三角点かろうじてこのあたりで、記憶がよみがえってきました。以前の展望台ではありません今日はガスガスなので、3回目でも懐かしさは無く、展望台に登っても何も見えません。木階段を下りて正木ヶ原に向かいます。少しだけ枝先が紅葉しているドウダンツツジ正木峠を下りてガスが薄れたら、ビジターセンターが見えてよくぞここまで、整備したと感心するくらい続く木階段正木ヶ原の手前でやっと地道になりしかし、記憶に残っている正木ヶ原の木が少なくなってガッカリこのあたりには以前シカがたくさん居ました。今日は全く見えません。昔は木々が生い茂り、足元には苔が生えていましたがミヤコザサが増えすぎて、それを食べる鹿も増えすぎたため森がすっかり変わってしまったそうです。また20年近く過ぎたらまた変わっているのでしょうね。牛石ヶ原の神武天皇の像ここも整備され石畳ですたくさんの人がここでお昼ご飯を食べています。私たちもここで食べればよかったのですがもう少し先でと、先延ばししたらゆっくりランチが出来る所が無くで失敗。登山道がヤセ尾根になって大蛇嵓が近いと感じます。対面の垂直な崖がすごいと思ったらいよいよ大蛇嵓です。この橋を渡って岩の右横から突き出た岩の、大蛇嵓たくさんの人が帰って行って、ちょうど誰もいない状態になって岩の端っこまで、行ってきま~す。ちょっとへっぴり腰ですねツルツル岩が怖いので、鎖の柱の近くを歩きます。怖いけれど、端まで歩きたい矛盾していますが、たいていの人はそうなのでは・・・しかし相棒は絶対端まで行きません3回来て、一度も端まで行きませんでした。端っこまで来ました、相棒のカメラに向かって手を挙げて本当はゆっくりこの岩の下を眺めていたかったのですが私の後をわざわざ歩かずに止まっていてくれた人達に交代しなければ・・・この後、何とかランチするところを探して少し遅いお昼ご飯を頂いて、シオカラ谷に向かってどんどん下ります。シオカラ谷のつり橋このつり橋までかなり下ったのです。つり橋を渡れば今度はどんどん登ります。こんな石段が急斜面に付けられここが一番つらくて、何度立ち止まったか・・・登り切ったらビジターセンターに向かってほとんど水平移動駐車場に戻ってきましたら、朝と違ってすごくいい天気青空が見えます。目の前の森の向こうが日出ヶ岳の方向でしょうか。初めて登ってから27年、2回目からは19年も経って3回目にやってきたけれど、とても整備されて昔の面影が無く歩きやすいけれど、自然の山と違って少し味気ない感じがしたのです。しかし、山入門の人にはいいでしょうね。