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カテゴリ:趣味 観劇
いつ登場するのか、福山雅治寄贈の祝い幕 これです。 a0138976_19233112 posted by (C)きママ さささっっと幕が引かれ、拍手喝采に迎えられ 板に頭を付けた澤瀉屋一門に坂田藤十郎さんに片岡秀太郎さん達が舞台に勢揃い。 ひときわ頭が低い中車さん。私の目の前は、笑三郎さんに春猿さん。 藤十郎さんの口火で始まりました。 どうやら、あの女殺油地獄の豊嶋屋女房・お吉は、藤十郎さんの指導があったらしい。 ほうぉ~。 また、秀太郎さんの口上にもカメちゃんの芝居に纏わるエピソードの数々を披露。 しかし、ねっちとなが~い。 お隣に座るご婦人に聞くとことによると、普段は秀太郎さんはこんなに長くはないという。 それだけに、この襲名はどれほどの思いであるかも伺わせます。 そして、坂東彌十郎さんは、 カメちゃんの初舞台、昭和55年の「義経千本桜 渡海屋」で、 安徳帝(カメちゃん)を抱き、手がしびれた思い出がございまする。。。と。 そう、だったのね、私もカメちゃんの初舞台を南座公演で拝見しておりますが、 当時は、その安徳帝がカメちゃんであったということも、 抱いていた武士が彌十郎さんであることも意識はなく 今になってああそうだったのかと、自分の歌舞伎の歴史も振り返ることになります。 今、その当時のパンフを引っ張り出すと、初お目見えのカメちゃんが紹介されています。 あの時の旬の三代目猿之助さんを思い出します。 そして、2012年6月という日にその当時は考えられない四代目が誕生し、 ご子息がこうして同じ舞台に登場するという奇跡に時というものの素晴らしさ感じます。 さらに、團子ちゃん、お爺さま猿翁さんよりも立派な歌舞伎役者になるのが夢でございます~~ とはっきりとよく通る声での口上にはあっぱれです。 門下の口上は淡々と短目のすっきりした口上でした。 そして、楽日とあってか、九代目中車さんの目には光るものがありました。 その口上には、なんどとなく「感謝」という二文字が使われておりました。 そして、舞台奥から、三台目猿翁さんが登場されて、 拍手もひときわ大きい中、氏の命を限りの声が響き、 それと同時に氏の目力で隅から隅までずずずぃ~っとご挨拶。 目は口ほどに、と言いますが、それ以上のものを確かに観客は受け取りました。 この舞台は四度目めであるというお隣のご婦人様方(俗にいう追っかけか?)、 猿翁さんの声がいつもより大きくはっきりとしていたと涙を流しておりました。 そして、 夜の部のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の上演前にも、 裃姿ではない、スーパー歌舞伎の衣装で、先ずは新猿之助さんと新中車さんの口上があるので すが、 その時の四代目猿之助さんの口上で、 この祝い幕に触れられ、 初めは、歴代の猿之助の隈取りを個々に描いてあったのを 福山雅治さんの提案で、隈取りを重ねたらしく、 それを観て、襲名とは、先代の芸に新たな息吹を吹き込みそれに重ねて行くもであると思うと述べられ、 この一期一会の空間を舞台と観客で共有したいと凛とした口調で述べられ、 隣に座る新中車さんへの計らいも観てとれました。 そして、昼に古典、夜にスーパー歌舞伎と普通は考えられないコトであり、 不可能を可能にするのが、澤瀉屋であると。 そのDNAが自分にも存在すると。 新猿翁さんは、あの鋭い目力で 新猿之助さんのよく使われた言葉この「DNA」 新中車さんのよく使われた言葉「感謝」 私の記憶に刻まれます。 そして、次は、お待ちかねな「四の切り」です。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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