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カテゴリ:化学物質と健康 感染症
カドミウムを排出 中国また河川汚染 基準値の10倍、飲料水に影響
飲料水は河川の水を使用していますので、大変な結果を招くことは、明らかでしょう、日本でも、公害病として知られる、富山県神通川流域で発生したイタイイタイ病のような骨軟化症を引き起こす。経済競争に勝つために、環境対策がされていないことが、明らかに なってくるでしょう。最も気になるのが、日本に輸入されている、中国野菜にどのような影響が出るかが懸念されます。 (産経新聞)は次のように伝えています。 【北京=福島香織】中国・広東省環境保護局は二十一日、同省韶関市を流れる北江で精錬所から猛毒のカドミウムが含まれる排水が大量に流入する事故により、河川に含まれるカドミウムが基準値の十倍以上に達していると発表した。下流の英徳市では目下、十万人の飲料水に汚染の危険があり、同省は韶関、英徳、清遠の三市で汚染水源から直接飲用することを禁止する通達を出した。 広東省の珠江デルタを形成するこの地域の河川は以前から企業の違法排水が多く、重金属汚染が深刻だったが、東北部の松花江汚染問題で中国の河川汚染が国際社会の注目を浴びたため、これまでなら見逃されていたケースも表面化してきたようだ。しかし依然として、当局や企業側の公表や対応に遅れが目立っており、国内外の批判の声は高まっている。 発表によれば同局は十五日ごろ河川のカドミウム濃度が急上昇していることに気づき、調査した結果、北江上流域に位置する韶関精錬所が施設検査期間中、基準値を超えるカドミウムを含む排水を流し続けていたことを突き止めた。同局はこれを故意でない「事故」としている。 同局は十八日、この精錬所の生産停止を命じ、汚水排出口を閉じさせたという。しかし第一財経日報によれば、精錬所を所有する深セン市の上場企業、中金●南は二十日現在「まだ独自調査の途中であり、企業側の最終的責任は確定していない」とし、生産は続けている。 カドミウムは重金属の一種で、気道から体内にはいると肺気腫、腎障害などの中毒症状を起こすほか、口から長期、微量にはいると、富山県神通川流域で発生したイタイイタイ病のような骨軟化症を引き起こす。 家電工場などが集中する珠江流域は、中国でもっともカドミウム汚染が深刻な地域の一つとして知られ、最近、香港理工大学などが行った調査では、珠江河口で取れる魚介類に含まれるカドミウムは中国の基準値の十六倍から四十二倍にのぼり、数年後には食用不適格になると警告されている。 汚染水はカドミウム濃度が基準値の十倍のまま二十一日までに英徳市に到達、二、三日中に市中心部に達するとされ、省としては給水車の派遣や、別の水源からの飲料水供給のために全長一・四キロの送水管の敷設などが急がれている。 ●=山へんに令 出典(産経新聞) ご感想をお聞かせ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月25日 10時12分16秒
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