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カテゴリ:化学物質と健康 感染症
アスベスト問題に対する総合対策の内容が決定 第5回関係閣僚会合
特定化学物質の法律が存在するにも関わらず多くの被害者が出たことで結果的に企業の責任と行政の責任が問われています。。今も直、被害者は増加しています。アスベストに囲まれて生活していることを実感しています。健康被害の救済を受けるにも石綿による、中皮腫であることが証明されなければなりません。又専門医でなければ発見が困難のようです。 【首相官邸】は次のように発表しました。 平成17年12月27日に第5回アスベスト問題に関する関係閣僚による会合が開催され、アスベスト問題に対する総合的な対策の内容が決定した。 今回決定した対策は(1)健康被害者救済、(2)今後の被害の未然防止、(3)国民の不安解消--の3点を柱とするもので、健康被害者救済内容には、「石綿による健康被害に関する法律案(仮称)」の制定、労災補償制度の周知徹底、中皮腫の早期診断・治療法の開発など研究推進--が含まれている。 このうち救済法案は、労働者を雇用する事業主から徴収した費用、石綿との関連が深い事業者から徴収した追加費用、政府や自治体の拠出金から構成される「石綿健康被害救済基金」を財源とし、労災補償の対象とならないアスベスト健康被害認定患者に対して、独立行政法人環境再生保全機構を通じ、基金から(1)医療費自己負担分、(2)療養手当月約10万円、(3)葬祭料約20万円、(4)特別遺族弔慰金約280万円(法施行前の死亡者に限る)--を支払うとしている。 また労災補償を受けずに死亡した労働者の遺族に対する救済措置としては、特別遺族年金年240万円が支払われる方針。 ☆出典【首相官邸】 記事に含まれる環境用語 アスベスト 【英】Asbestos [略]石綿 [同義] 石綿 解説 石綿ともいわれ、天然に存在する繊維状の鉱物である。 主成分は、珪酸マグネシウム塩で蛇紋石石綿と角閃石石綿に大別される。主たる産出国はカナダ、南アフリカ、ロシアなど。 アスベストは軟らかく、耐熱・対磨耗性にすぐれているため、ボイラー暖房パイプの被覆、自動車のブレーキ、建築材など広く利用されていた。 しかし、繊維が肺に突き刺さったりすると肺がんや中皮腫の原因になることが明らかになり、WHO(世界保健機関)ではアスベストを発ガン物質と断定。 日本でも、大気汚染防止法(1968)により、1989年に「特定粉じん」に指定され、使用制限または禁止されるようになった。また、1992年発効のバーゼル条約では有害廃棄物に指定され、各国間の越境移動が禁止されている。 1970年代には年間30万トン前後が輸入されていたが、1990年代には輸入量が減少に転じ、2000年は10万トン以下に、2004年には8千トン程度となっている。 中皮腫 チュウヒシュ 【英】mesothelioma 解説 肺、胃腸・肝臓などの腹部臓器や心臓は、それぞれ胸膜、腹膜、心膜に包まれており、この膜の表面を覆っている中皮から発生した腫瘍(体細胞が過剰に増殖する病変のこと、癌(がん)もその一つ)を中皮腫と呼ぶ。 中皮腫には良性のものと悪性のものがあるが、悪性中皮腫はかなり希な疾病であり、その発症にはアスベスト(石綿)が関与していることが多いといわれる。職業上の暴露事例では、暴露されてから中皮腫が発症するまでの潜伏期間は最短でも11年であり、平均では35~40年と極めて長いという特徴がある。中皮腫の発生部位としては、胸膜が圧倒的に多く、次いで腹膜で、心膜と精巣鞘膜にも僅かながら発生の報告がみられる。 厚生労働省労働基準局長通達(平成15年9月19日付け基発第0919001号)は、石綿との関連が明らかな疾病として石綿肺、肺がん、中皮腫などを挙げ、その認定基準を示している 詳細は プレスリリースをご覧下さい。 ■ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/asbestos/dai5/5gijisidai.html ご感想をお聞かせ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月30日 06時39分45秒
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