キモノで観劇・感激日記

やっと映画「おくりびと」（第81回アカデミー賞外国語映画賞）を見てきました。
HPは、こちら

映画を見ながら、亡くなった母に
化粧をしたことを思い出したりして、ホロっときましたね。
映画自体は、ほどよい笑いと涙と・・心の琴線に触れる素敵な物語でした。

音楽と映像と、野辺送りをイメージした白鳥が飛び立つカットは、
父母を見送ったものとしては、切なく美しい場面でした。

出演者では、
主役の本木雅弘さんも良いのですが、
何といっても山崎勉さんの存在感が凄い。

植物に囲まれた温室のような部屋で、
生活をする彼に何の違和感も無くそこにいる姿は、
説得力があって、名優とは、これだぁという感じでしょうか。

しかし、納棺師の所作の美しさには、目を奪われましたが、
関東地方にも、いらっしゃるのかしら？

冒頭、大悟が所属していたオーケストラの指揮者
として飯森範親さんが出ていたのは、個人的にツボです。

「おくりびと」の出演者
小林 大悟：本木雅弘（幼少時：井桁雅貴）
チェロ奏者の夢を諦め、地元に帰って偶然応募した会社で納棺師を目指す羽目に。
小林 美香：広末涼子 　大悟の妻。ウェブデザイナー。
佐々木 生栄：山崎努 　NKエージェント社長。
上村 百合子：余貴美子 　NKエージェント事務員。
平田 正吉：笹野高史 　「鶴の湯」の50年にわたる常連客。火葬場職員。
山下 ツヤ子：吉行和子 　山下の母親。銭湯「鶴の湯」を一人で切り盛りしてい
る。
山下：杉本哲太 大悟の同級生。役所勤め。
小林 淑希：峰岸徹 大悟の実父。
他

監督：滝田洋二郎
脚本：小山薫堂
音楽：久石譲
撮影：浜田毅
照明：高屋斎
録音：尾崎聡
美術：小川富美夫
編集：川島章正
助監督：長濱英高
衣装監修：北村勝彦
ビューティー・ディレクター：柘植伊佐夫
チェロ指導・劇中チェロ演奏：柏木広樹
イメージソング：AI「おくりびと」
久石譲作曲のメイン・テーマにAI自身が歌詞をつけたもの。

ちなみに、映画賞そうなめですね。
日本国内
第32回日本アカデミー賞 作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・撮影賞・照明賞・録音賞・編集賞[3]
第51回ブルーリボン賞 主演男優賞
第63回毎日映画コンクール 日本映画大賞・録音賞
第33回報知映画賞 作品賞
第21回日刊スポーツ映画大賞 監督賞・作品賞
第30回ヨコハマ映画祭 作品賞・監督賞・助演女優賞・ベスト10第1位
第82回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベストワン・主演男優賞・日本映画脚本賞・日本映画監督賞
第18回東京スポーツ映画大賞 主演男優賞・助演男優賞
2008予告篇ZEN映画祭 グランプリ
映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第3位

日本国外
第81回アカデミー賞 外国語映画賞
第32回モントリオール世界映画祭 グランプリ
第17回金鶏百花映画祭 国際映画部門 作品賞・監督賞・主演男優賞
第28回ルイ・ヴィトン・ハワイ国際映画祭 観客賞
第20回パームスプリングス国際映画祭 観客賞
第3回アジア・フィルム・アワード 主演男優賞

映画の後は、半蔵門まででて、宝ジェンヌのお茶会に出席。
日本物のショーにあわせて、着物姿に、5日ということもあり折り紙でおった兜を頭にかぶっての登場に大いに客席が沸いていた。本人の人柄もあるのか笑いの絶えない楽しい一時では、ありました。

本日のきもの：白大島を染め直しした胴抜き仕立ての大島に、手描きの薔薇の塩瀬名古屋帯。帯留は鼈甲にハートマークの真珠貝。
ちなみに午後からの雨模様には、ぴったりのきものかもしれない（濡れてもおしくないという意味で）。