茶の湯の裂地・名物裂
茶道袋師・三浦紫鳳先生の公開講座が行われます。 茶道具の仕覆は、中身を保護するためだけのものではなく、道具の着物として中身を引き立てるという大きな役割を持っています。特に、名物裂などの貴重な裂地を選ぶには、高い鑑識眼が要求されます。道具を鑑賞する際には、風呂敷から始まり、外箱、内箱、仕覆など、付属する品々にまず目が留まります。いずれも大切なものですが、中身とのバランスの良い裂地たちからは、所蔵者の愛着や研ぎ澄まされた感覚、美意識が伝わってくるものです。今回は仕覆の実物や映像と共に、茶の湯での裂地の働きを解説し、その魅力を探ります。 (講師記) 【日時】10月30日(火)13時~15時【場所】新宿住友ビル4階朝日カルチャーセンター【受講料】3780円 【申し込み】朝日カルチャーセンター新宿教室