コクーン歌舞伎「三人吉三」観てきました!
もう、待ちに待ったコクーン歌舞伎「三人吉三」12日夜の部で観てきました。平場という椅子を取り外したところに青毛せんに座布団のお席で観ました。平場は階段状になっていて中央横通路より前の席です。他は椅子席です。一昨年の「桜姫」は膝が痛いからと椅子席にしたのですが、臨場感が違うからと去年の「四谷怪談」は「南番」・「北番」平場で満喫して「ブラボー!」の連続カーテンコール8回を体験。今年もなんとかヤフオクで手に入れて平場をゲット。それも2つある通路の右側通路際さて、幕が開きどうなるか・・・白い柴犬が横切る。 「きゃああ、かわいい~」の声しきり。横中央通路から勘三郎が肉襦袢でおでぶの町人で登場。その後も勘太郎・七之助が通路を通り(私の横よん)七ちゃんたら「おとせ」役だったんだけど、透明のペチュキアしてたのよ。裸足におしろいで指先まで真っ白なのに爪がピカリ。私の斜め横に七ちゃんが立ち止まり、右後ろからお嬢の福助さんが平場の後ろから私の席の段を通って行きました。みんな急いで脱いだ靴の入った袋や手荷物をどけて通り道作ってあげました。でも、しっかり見てしまいました。福助さんはお嬢様の役だから足袋履いていたんですけど、麻の足袋の左足の指の所が全部すりきれ、右足は親指に穴が開いていました。すごい運動量なんでしょうね。娘に「そんな細かいとこまで見て、きもの人間はやだね~」と言われてしまった。でも、でも、それもこれも自分の膝の前や横を役者が通ってくれたからわかる秘密なの。私にしたら、忘れられない思い出になるんだから・・・振袖姿の福助とお坊の橋之介が池(本当の水が入ったプールみたい)にかかった橋の上での大立ち回りは見応えありました。最後にはこれでもか~というくらいの紙の雪がどっか~んと3回くらい落ちる。そう、大きな籠をひっくり返したように下に落ちるという感じです。そのどっか~んの時はもうどこでどうなったのかしばらくまっ白でわかりません。それが平場にも少しですが降ってきます。スタンディングオベーションのカーテンコールが3回。もう1回くらいは・・・と思っていたけど、その日のお客は息が揃わず・・・ともかく、休憩ありで3時間20分。すごい体力と関心せざるを得ません。だから毎日昼夜2部制ではできないのかしら・・・お土産に買った扇子と筋書き扇子は京都のくろちくというお店のもので、裏の竹に「渋谷コクーン歌舞伎」と刻印して限定販売していました。脚本家の串田さんがサイン会もしていました。あまりサイン求められていなかったようでしたが・・・10時過ぎの終了でしたので、楽天トラベルさんでホテルを予約しておきました。セルリアンタワー東急ホテルにツインにエキストラベッドでの予約でしたが、エグゼクティブツインだったようで、ベッドが3つでもテーブルや椅子が余裕の設定でした。改造したようで、バスルームがきれいで使いやすかったです。最近は、洋バスのバスルームと別にシャワールームがあるのでドアの開閉で、床がびしょびしょになるのですが、タイルの上に洋バスとシャワースペースが分かれていました。家でのお風呂が洋バスに変わったような感じです。今回もきものを着ていったのですが、半端じゃなく暑かったです。あしべの肌着に近江上布の襦袢で単の訪問着に都さんの櫛織の袋帯。 ベージュに竹屋町刺繍をした訪問着とダークブラウンの袋帯。かなり暑くなってきたので、透け感のある櫛織の帯にしてみました。梅紫の帯揚げとベージュに薄紫の帯締めにしてみました。実は、PCがだんだんいうことを聞いてくれなくなったので買い替えしました。明日届きます。うれしいな!