剔抉
昨日ニュースを見ていて、記者会見で出てきた言葉。「旧経営陣を中心とする病巣を“剔抉(てっけつ)”して、文字通り人心を一新して再生を目指すべきであると考えます。」僕はこの「剔抉」という言葉を初めて聞きました。鉄血宰相などの鉄血であれば知っていましたが。辞書で意味を調べると、「えぐりだすこと。特に、欠点や悪事を、あばきだすこと。」という意味だそうです。「汚職事件を剔抉する」などのように使われるそうです。決して良いニュースではないのですが、言葉を知る経緯はどうであれ、勉強になりました!難しい言葉で滅多に使う機会がなくても、このような日本語は大切にすべきです!使わないから必要がないという発想は、ナンセンスだと思います。そう声を大にして言いたい!(笑)例えば「肉汁」を“にくじる”と言う間違いが、ナレーションも含めマスメディアで非常に多くて目に余る昨今(正しくは「にくじゅう」)ですし、こういう「剔抉」という言葉をテレビで聞けたのは、非常に有意義に思えます☆