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カテゴリ:学び
4月7日、都内で
国際理解講座=世界一の福祉先進国デンマーク があったので、参加しました。 講演は「デンマークの障害者福祉制度について」 片岡豊(エグモント・ホイスコーレ教員)さん 40分というおそろしく短時間ながら、コンパクトに 世界一の福祉制度ではないが、幸福度は世界一であろうデンマークについて レクチャーしてくれた。 興味深かったのは、きょうされんの藤井克徳さん司会の60分のシンポジウム。 デンマークのエグモント・ホイスコーレという国民学校で学んでいる ○運動機能障害のある24歳の女性 (看護士養成学校では実習が受けることができず、中退。 現在、いろいろ考えるためにエグモントで学んでいる。 障害者年金は手取り1万クローネ(約20万円)一人暮らし、両親の購入の家に住む。 ○知的障害のある29歳・女性 障害児学校に学び、現在は、アパート(グループホーム)で暮らす。乗馬が趣味 卒後、園芸学校に行き、エグモント卒業後はケーキ作りの会社に行きたいと決めている。 ○未熟児で生まれ手足の運動機能マヒのある横浜の女性 現在、作業所への通勤に往復3時間。一日3交替のヘルパー使い、自立生活する 障害者年金は1級=月8万6千円、デンマークの3分の1 ○中野のグループホームに住んで働く知的障害のある女性 給料は月1万円+年金は2か月に一度支給される月6万6千円 「働いてもお金(利用料=月3750円)払っているのはおかしいとおもう」 この4名の女性が、それぞれの夢を最後に聞かせてくれた。 デンマークの二人は、 ○24歳は、「障害をなおすような治療を。それがかなったら、看護士になりたい」 ○29歳は、「読み書きできるようになりたい。教育を受けて、たくさんの本を読みたい」 日本の二人は・・・ ○電動車椅子の女性=「お金が必要なので、一般企業で働けるようになりたい」 ○知的障害のある女性=「ともだちつくってなかよくして、仕事でも生活でもしあわせに」 デンマークの二人の夢は、人生を豊かにするという大きな広がりを感じる。 一方で、日本の二人の夢は、けなげであり、せつない。 その違いはどこからくるのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月09日 01時44分20秒
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