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テーマ:DVD映画鑑賞(14195)
カテゴリ:映画
10万人に一人と言われる共感覚。 たとえば、作中の表現を借りると「石油ストーブのにおいはザラザラしている」 白黒で書かれた文字に色が見えたり、音に聞こえたりするような、 ひとつの感覚にほかの感覚が付随するような感じなんでしょうかね。 主人公の江口洋介は共感覚者(とはいえ、見ていてあまり実感はない)。 安藤政信と盗撮サイトの運営で稼いでます。 一方、石田ゆり子は殺人事件を追う刑事。現場には意味ありげな赤い図形。 被害者の養女が宮崎あおいで、今までの養親はみんな殺されてます。 下水溝みたいなとこで、宮崎あおいは江口洋介たちに拾われます。 そこに「ピカソ」という謎の人物の存在が絡まり、悲劇へと進んでいきます。 まあ、ミステリーとしてはあまりよい出来とは言えないのではないかな。 江口洋介の「共感覚者」という設定も、言葉で語られるだけでピンと来ません。 でも、クライマックスの激しい雨が降るシーン。 共感覚者の主人公には雨がガーベラに感じられる。 雨が、ガーベラに変わった瞬間、その他の不満は全部すっ飛びました。 28で書きたい(笑)!! ただ、小説で書くのは難しそう……(>△<) そもそも、自分が他の人と感覚が違うって、どういうきっかけでわかるんだろう? たとえばワタクシのチョコレートを食べたときの「甘い」と 別な人のチョコレートを食べたときの「甘い」が同じかどうかなんてわかりませんよね。 チョコレートを食べたときに、みんなが「甘い」と言うから、 この感覚を「甘い」と表現しているけれど、実際には他の人の感じる「まるい」を 「甘い」と思い込んでいるのかも……。 と、こんな風に考えるのも、ちょっとソシュールに一時はまっていたせいかもしれませんが。 んー、考えれば考えるほど難しいゆ~(>△<) しかし、こんな設定で書いてくれる人が他にいるとは思えないので、がんばるよ。 自給自足にカンパイ(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月31日 02時04分08秒
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