「アギーレ・神の怒り」
たいして日記に書くようなことがなかったので、映画の話。詳しいデータなどは、上の画像をクリックしたリンク先を参照してください(笑)。さてさて、クラウス・キンスキーと言えば、何故かたいてい「怪優」という言葉が前につきます。で、クラキンと言えば、この「アギーレ・神の怒り」です。っつーか、ワタクシが他に知らないだけなんだけど(笑)。ちなみに、クラウス・キンスキーはナスターシャ・キンスキーのお父さん。そう言えば、ナタキンもとんと名前聞かないけど、今何やってるんだろ?ジャケットの娘役の女の子は一瞬ナタキンに見えましたが別人でした(笑)。この作品、どうやら「地獄の黙示録」に多大な影響を与えたらしいです。で、たまたま行った量販店で見つけたので、買っちゃいました。何つーか、やりきれない話なんですが、こういうやりきれなさは、むしろ好きです(笑)。時代は16世紀中頃、インカ帝国を滅ぼしたピサロが、エルドラドを探すぞってなことでアマゾンを目指します。冒頭からスペインの軍隊と現地人がアンデス山脈越えてるんですが、ここですでに最大のギモンが。どうして、こんなジャングルの奥地に娘や愛人つれてくるんだ?(愛人は、アギーレと敵対している男が連れてきてました)ビロードのドレス着て、輿に乗って一緒に来てるんですが、はっきり言って足手まといとしか思えない……。それとも、スペインではそれが普通だったのか?それはさておき、アギーレたちは本隊を離れ、分遣隊としてエルドラドを探しに筏で川を下ります。ただし、7日間の期限付きで戻って来られなかったら、置き去りに……。そこで戻るの戻らないの、独立するのしないのって内輪もめしたり、そんな端から隊員も次々に先住民に射殺されたり、熱病で死んだり、ネズミが出たり、猿が大発生したりと様々なことが起こるるわけです。普通に考えたら、こんな筏で40名ぽっちでエルドラド制圧も世界征服も無理でしょう。しかし、野望という熱病にかかってしまったアギーレは、そんなことは微塵も考えずに、ひたすら川を下ります。タイトルの「神の怒り」は、ラスト筏の上で辺りを睥睨しながらのアギーレのセリフから来ています。「我こそは神の怒りだ。俺は、神話の通り娘と結婚し、地上に大帝国を築き上げるのだ」記憶に頼って書いてるので、文章少し違うかも……。爽快感はないけど、何か観終わった後達成感がありました(笑)。さて、ワタクシから見た「地獄の黙示録」との共通点は。1.俳優の声が思ったより高くてビックリ(笑)。 マーロン・ブランドもクラキンももっとドスきいた声かと……。2.監督と仲が悪い(笑) クラキンと監督がもめてたのは映画や本でもあったし、 マーロン・ブランドもコッポラに太りすぎって怒られてた…… 。っつーか、これって映画の内容と関係ないじゃん(笑)。