私設黒ネコ同盟横浜・港北支部

[高校野球～神奈川を制する者は全国を制す～] カテゴリの記事

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• still of groove～神奈川大会３日目～

  熱戦続く神奈川大会、今日は凄い試合がありました。今晩は、本田透です！保土ヶ谷球場でテレビ中継された第二試合、久里浜対住吉はまさに死闘でした。久里浜が初回に投球の安定しない住吉先発・中村を攻め２点先制。４回にも四死球でチャンスを作り２本のタイムリーで３点追加、主導権を握ります。しかしこの回途中からリリーフした住吉２番手、道正が好投し後続を抑えると徐々に流れは住吉へ。すると６回に１点返し、８回にはまず４番の長田が追撃の２ラン本塁打。更に走者を１人置いて６番大場が同点２ランでついに同点！９回はお互いチャンスを逃し、１１回裏住吉の攻撃中に放送終了。そしてとうとう共に１５回まで６点目を入れることはできず規定により引分、再試合となりました。再試合となったのは００年の５回戦、相模大野対金沢戦以来のこととなりました（再試合も延長１２回の末金沢が４－３で勝利）住吉が３番手の栗山に継投したのに対し、久里浜はエース廣川が最後まで投げぬきました。４回までの攻防でこの試合は決まったかな、という感じを受けただけに住吉の粘りは見事でした。なおこの試合の再試合は明日９時３０分から保土ヶ谷球場で行なわれます。さてその他の試合では去年準優勝の神奈川工が鶴見工に８回コールドで快勝しました。藤沢商業時代に夏出場経験のある藤沢翔陵は横浜学園に圧勝。逆に横浜学園の初勝利はなりませんでした。選手宣誓をした重田主将率いる大秦野は浅野にコールド負け、重田は途中降板でした。横浜清陵総合は９回に決勝点を挙げ創部２年目で嬉しい初勝利となりました。相模台工業と相模原工業技術が統合して出来た総合産業は去年ベスト８の厚木西にコールド負けの洗礼を受けました。９９年準優勝の桜丘は苦戦するも４年振りの初戦突破を果たしました。二宮は９回裏に３点差を追いつきましたがひばりが丘が１１回に決勝点を挙げ振り切っています。関東学院は２回に実に２０点も取って大勝、３０得点＆点差は共に歴代４位の記録です（※）。明日は久里浜対住吉の再試合を含めて１０球場で２１試合が行なわれ１回戦が終了します。去年の覇者、２４年振りノーシードの横浜が藤沢球場で横浜旭陵と対戦します。鶴嶺対相武台という公立の実力校の対決もあります。相武台はプロの投手を輩出した学校です（よね）？あと当HPの筆者の母校、岸根が保土ヶ谷の第二試合で永谷と対戦します。４年振り（筆者が３年生の時）の勝利を目指します。応援して下さいとは言いません。野球部にいたわけじゃないですしｗ明日は雨もなく割りと良いコンディションで試合が出来そうです。（今日の結果）１回戦　ひばりが丘７－６二宮　浅野18－０大秦野南７－０五領ケ台　多摩７－０関東学院六浦　港南台９－３横浜桜陽　川和10－３湘南　市川崎４－０厚木東　湘南台10－０旭丘　桜丘４－２伊志田新羽15－０菅　関東学院30－０田奈　神奈川工８－０鶴見工秦野南が丘３－１横浜平沼　横浜清陵総合３－２深沢　横浜翠嵐６－１神奈川大付　上溝16－０岩戸　藤沢翔陵15－０横浜学園　横須賀学院11－１橋本　厚木西22－０神奈川総合産　久里浜５－５住吉（延長１５回規定により引分・再試合）（※参考・夏の県大会の１試合の最大得点＆得点差試合）１位　０１年２回戦　茅ヶ崎４９－０和泉２位　０１年１回戦　大磯３６－１平塚西工業技術（現・平塚工科）３位　６８年１回戦　横浜一商（現・横浜商大）３３－０信証（廃校）４位　０５年１回戦　関東学院３０－０田奈

  Jul 12, 2005

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• 神奈川二日目～駆け出した心を誰も止められない

  昨日「今日の結果」といって書くべきなのでしょうが昨日は一日中遊んでいたのでパソコンに触れる機会がありませんでした。まずおめでたい話題、高浜が創部以来悲願であった夏の大会初勝利を挙げました。おめでとうございます。一方、１７年連続で初戦を突破していた金井の記録が途切れてしまいました。対照的な二つのニュースが同じ日にあった、ということです。他にはかつて準優勝の経験もある秦野が一回戦負け。まあ相手の城郷（しろさと）も吉田（元ヤクルト）を輩出するぐらいのチームで負けて不思議があるかといえばそうではないのですが。また４年前その年全国ベスト４の横浜に０－２と接戦を演じた横須賀工、２年前やはり横浜をあと一歩のところまで追い詰めた港北が初戦で敗れています。今年正月にサッカー部が県代表で出場した麻布大渕野辺も姿を消しました。逆にベスト４経験のある山北（中日の投手とは関係ありません）、好投手擁する茅ヶ崎北陵、最近力をつけている相模原総合に立花学園、かつて５年で４回出場した武相などが初戦を突破しました。今日は試合の予定はなく、明日は１０球場で２０試合が行なわれます。ただし横浜スタジアムはプロ野球が行なわれるため試合が行なわれません。　　（昨日の結果）１回戦　山北11－４鶴見　茅ケ崎北陵７－０新城サレジオ学院16－５三崎水産　相洋２－１柏陽　相模原13－３三浦臨海　有馬９－１高津　瀬谷４－１横須賀工　小田原城北工６－４藤沢総合　　　　　　茅ケ崎西浜４－３麻溝台　横浜緑ケ丘８－１麻布大渕野辺　寒川２－１横須賀大津高浜16－10伊勢原　立花学園７－５港北　秀英５－４金井　上郷10－０麻生総合　大清水７－２西湘　神奈川商工10－２大船　津久井浜２－１舞岡氷取沢７－０麻生　大和西12－１生田東　藤沢西11－０津久井　武相８－１弥栄東鎌倉10－３平塚江南　相模原総合５－２上溝南　城郷７－１秦野　金沢27－０厚木清南　

  Jul 11, 2005

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• try agein！～神奈川大会開幕～

  今日高校野球神奈川大会の開会式ならびに開幕戦が横浜スタジアムで行なわれました。曇天も心配されていた雨は降らず、気温は２５度程度で非常に過ごしやすい天気の中全国最多１９５校の入場行進、先頭は前年覇者の横浜。続いて準優勝の神奈川工業、ベスト４の横浜商大、横浜隼人、続いてそれ以外のシード校が入場してきます。ここまでは１校づつ、それも場内の司会の女の子の紹介コメントつきですがノーシードは２校づつの入場で紹介コメントはなし。まあ全部紹介コメントやってたらいくら時間があっても足りませんからね。選手宣誓は大秦野の重田翔主将。「仲間と野球ができる喜びを感じて」という台詞がキーワードになってました。この大秦野は実は過去２年部員不足で出場できなかったのです。ですからこの重田選手はこれが最初で最後の出場というわけです。前述のキーワードは彼の偽らざる本心だと思います。なお大秦野は１２日の秦野球場の第一試合で浅野と対戦します。開会式が終わると厚木北ー瀬谷西戦で幕が開きます。その前に行なわれた始球式には４１年の大会で優勝するも戦争で大会が中止となってしまい、甲子園でプレイできなかった横浜商業のエースだった斉藤哲男さんが登板しました。山なりの投球は厚木北の捕手のミットにワンバウンドで収まりました。今年は戦後６０年の節目の年。スポーツは平和あってのものだとつくづく思いました。ですから核を作って外交の武器にするなんてことは絶対許されるものではないですね。さて開幕戦、厚木北の先発・大田は左腕からのカーブが冴えつけいる隙を与えません。一方瀬谷西の先発・吉田はやや制球が定まらず厚木北のペース。しかし決定打が出ず、５回まで０－０。こういうときは往々にして押されている方がワンチャンスをものにして・・・というものですが６回厚木北は一死二、三塁のチャンスを作り三塁打とスクイズで３点を先制。すると大田はさらに調子を上げ、終わってみれば２安打、１四球、１２奪三振での完封劇。一昨年ベスト８の厚木北が２年振りの初戦突破を果たしました。開幕試合は大味な展開になることが多いのですが今年は締まった好試合でした。勝った厚木北は１４日の相模原で第一シードの日大高校と対戦します。明日から本格的に試合がスタート、１１球場で２６試合が行なわれます。しかし天気が心配です。男たちが人生を賭ける全国最大のサバイバルゲームが今、始まりました。（今日の結果）１回戦　厚木北３－０瀬谷西

  Jul 9, 2005

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• 神奈川大会予想　最終結論

  神奈川大会開幕が約半日後に迫ってまいりました！今日は昨日の予告通り、当ページ「私設黒ネコ同盟・横浜港北支部」の最終予想を書きたいと思います。（ページ名とやってることが著しく乖離しているというのはつっこまないでやって下さい）なお（）内は夏の出場回数と最後の出場及びその時の成績、出場経験がない場合は過去の最高進出を表記しています。本命・桐光学園（１回出場・０２年３回戦）最高１４５キロの右本格派山室が投手陣の軸。春は故障で投げられなかったもののその故障も直り調子は上向き。またその山室不在の春の大会で石渡という２番手が成長し二本柱が確立された。他にも松本、早川といった投手がおり連戦も大丈夫だろう。攻撃陣では高校通算６１本塁打の岡山が中心となる。本人は「本塁打よりも打点を意識したい」と語っており、決して一発屋ではない。彼にチャンスを作る上位には１番に期待の１年生、政野がいる。抜群のセンスの持ち主ということで楽しみ。２番増田、３番村山は俊足で小技が効く。春はトップだった松本が５番に座るというのは脅威だ。守りは増田、村山の二遊間を中心に安定している。組み合わせも割りと恵まれ、優勝候補最右翼。弱点は「勝ち切れない」部分があるということか。対抗・慶応（３回出場・６２年ベスト８）春選抜ベスト８で話題をさらったがその時よりもパワーアップしている。左の好投手中林は制球力があり、簡単には崩れない。春は彼が連投して最後に神戸大に打ち込まれたがここにきて２番手の忠本が急成長してきた。下手投げで中林と違うタイプだけに継投となると相手は戸惑うはず。打線は高尾、湯浅、山口のクリーンアップが健在。いやその山口のスタメンの座を選抜のラッキーボーイ新谷が脅かしており選手層も厚くなった。切れ目のない打線でどこからでも得点できる。ここ一番での集中打、そして終盤の粘りが持ち味だ。しかもバントは相変わらず上手い。守備は主将の遊撃・漆畑を中心にミスが少ない。戦力では桐光とほとんど差が無いが同じブロックに横浜がおり展開不利。よって対抗にした。３番手・東海大相模（７回出場・７７年１回戦　７０年優勝）春選抜は１勝のみだった東海大相模。しかし強力打線は相変わらずだ。選抜で２本塁打を放った４番の田中の前後に注目のスラッガーの角（かつて巨人などで活躍した角盈男氏の息子)、やはり選抜で本塁打を打った小林がいれば１，２番の岩崎と竹内、６番以降の兵頭、小玉にも長打力がある。ただあまり機動力は無いため全く沈黙してしまう恐れもないとは言えない。投手陣は最速１４４キロの直球とスライダーが武器の小泉が引っ張る。選抜はやや精彩を欠いていたが県大会ではあまり登板せず疲労の回復に努めた。関東王者のエースの投球が見れるはず。しかし２番手以下がやや頼りなく、終盤は小泉の連投になってしまうだろう。その面で３番手評価とした。注意・横浜（１１回出場・０４年ベスト８　８０、９８年優勝）２４年振りノーシードの去年の王者、横浜。しかし評価はこれ以上下げられない。投手陣は桜田、川角、西嶋の左腕３人がいる。この３人が投げた試合ごとに完投するのか毎試合継投するのかはわからないが層は厚い。また三塁手の高浜もマウンドに上がるという。野手陣は主将の橋本はじめ黒葛原（つづらはら）、相沢、福田など去年の経験者が残りこれまた厚い選手層。長打力もあるがそれ以上に機動力を駆使してくる打線はいやらしい野球そのもの。ただ絶対的エース不在で・・・？注意・日大高校（６５年準優勝）春は４０年振りに優勝。プロ注目の滝澤ー荒川のバッテリーが中心のチーム。滝澤は最速１４３キロの速球を軸に強気の攻めが持ち味。それをリードする県内最高の捕手・荒川は打っては４番。強肩、強打でプロも注目する。この二人に注目がいきがちだが萩原や桧垣といった前後を打つ打者も怖い。守備も安定。弱点はやはり二番手投手。いかに滝澤の負担を軽くできるかがポイントとなる。また他のチームは戦力を温存や控え選手を試していた感があったのに対してこのチームは春に「勝ちに」いったのが気がかり。幸い組み合わせには比較的恵まれたといえるだろう。爆弾・平塚学園（１回出場・９８年２回戦）左の好投手上野を擁する平学は今大会のダークホース的存在。この投手は最高１３５キロの速球に大きなカーブのコンビネーションで打ち取る技巧派、山室、神奈川工業坂間とともに今年の神奈川ビッグ３と言われる。勝ち上がるとベスト８で恐らく慶応か横浜のどちらかと当たる。前評判はそれほどでもないだけにこの両校や横浜商業の間隙を縫って勝ち上がりを狙う。また上記以外にも前出の坂間擁する去年の準優勝の神奈川工業、沖山、加賀美の二枚看板を揃える桐蔭学園、近年安定した成績を残す横浜創学館、横浜商大や先日日記にも書いた鎌倉学園といった古豪も力を持っている。劣勢の公立勢にも相模原総合、上溝、茅ヶ崎北陵、希望が丘、厚木北、厚木西など、注目したいチームがある。以上が我が「私設黒ネコ同盟・横浜港北支部」の優勝予想です。言うまでもないですがこの予想が外れて野球賭博に負けるなど損害が発生しても一切責任は負いません。最後にデータを一つ。神奈川は１０年周期でノーシード校が初出場を果たしています。８５年藤嶺藤沢、９５年日大藤沢。そして今年はその１０年目ですが・・・果たして・・・！決勝は２７日に行なわれます！当ページでは大会の情報を期間中できるだけ多くお届けしますのでよろしくお願い致します！

  Jul 8, 2005

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• 有力校の紹介コメント

  あさってに迫った高校野球神奈川大会。有力校の紹介コメントをいくつか書いてみましょう。「春の王者、あと１勝に泣いた４０年前の無念を晴らすべくプロ注目のバッテリーを擁し甲子園へと挑みます、日大高校！」「悲願を達成した１０年前が昨日のことのように思い出されます。桜吹雪をもう一度、日大藤沢！」「激戦区神奈川は嵐のようなもの。その中にも一筋の光明を見出すべく今年は第二シードです、光明相模原！」「本格派右腕と６０本塁打の大砲を軸にバランスの取れたチームが出来上がりました、桐光学園！」「２年前の甲子園をスタンドから見つめていた選手たちが先輩の果たせなかった甲子園での勝利を目指す、横浜商大！」「輝かしい全国制覇の歴史を持つ名門が平成初の甲子園を狙います。名門復活へ、法政二高！」「ハマのタイガースが本家タイガースの本拠地を目指します、神奈川の虎、横浜隼人！」「もう準優勝はたくさんだ。伝統の強打を引っさげ失われた２７年を取り戻せ、東海大相模！」「様々な分野で全国に名の知れた高校。伝統の機動力野球を武器に４年ぶりの夏制覇へ、桐蔭学園！」「決勝で敗れたものの大喝采を浴びた去年。今年はそれ以上を目指します。県立の星神奈川工業！」「大旋風を起こした春。さらにたくましさを増した陸の王者が４３年振りの夏を狙います、慶応！」「ノーシードもやっぱり怖い、豊富なタレントを誇る神奈川高校野球の盟主、横浜!」「夏空は俺たちの色。青地に「Y」の文字は今年も健在です。１５年ぶりの夏なるか、横浜商業！」「マシンガン打線を擁して初出場した７年前、今年は親子鷹の好投手を軸に戦います、平塚学園！」こんなところです。本来なら１９５校全部考えるべきなのかも知れませんが筆者の能力の限界です、こんなもんで勘弁してください。なお明日優勝校予想の当ホームページの最終結論を書きます。自分の中ではもう決まっています。

  Jul 7, 2005

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• 悲運の強豪

  神奈川においては強いんだがなかなか甲子園に出られない学校がいくつかあります。公立校の桜丘、百合丘、厚木西、厚木北などといった学校は他の地区だったら甲子園に出られるだけの実力を持った学校です。そして、神奈川にも今まで比較的安定強さを見せてはいるのだけれどもなかなか夏を勝ちきれない、そんな学校があります。鎌倉学園。鎌倉の宗学林を母体に設立された中高一貫の男子校で、偏差値は６０台の進学校です。勉強のみならず野球も優秀、春は過去２回出場しています。６２年初出場、初戦の豊浦（大分）を延長１１回の末破ると続く県岐阜商業にも勝ち、準々決勝で日大三に敗れたもののベスト８という成績を残しました。この時の主力がのちに西鉄（現西武）や阪神で活躍し、「死球王」の異名をとった竹之内雅史です。６９年に２度目の出場、しかし初戦で淡口憲治（現巨人打撃コーチ）のいた三田学園に敗れています。夏は過去５回決勝戦に駒を進めています、しかしその５回に全て負けているのです。そのスコアを書いてみると５５年　鎌倉学園０－１法政二６２年　鎌倉学園３－８慶応６４年　鎌倉学園３－５武相６８年　鎌倉学園０－６武相８８年　鎌倉学園１－９法政二こんな形です。この学校が不運なのは５５年は法政二、６４年は武相の初出場を見送り、６２年の慶応、６８年の武相、８８年の法政二は各校の最後の出場となっているということです（慶応は今年の選抜には出てますが）。鎌倉学園にしてみれば「何もこんなときに当たらなくても」という気持ちでしょう。この学校の実力を示すデータがもう一つありまして、それは神奈川大会が独立した（かつては千葉などと２～３県で一つの代表枠しかなかった）４８年以降、夏の県大会のベスト８進出回数は実に２３回。これは東海大相模と並んで５番目の数字です（１位は横浜の３７回、以下横浜商業、法政二、武相の順となっている）。５０数年で２３回というのは結構な数字だと思います。さらにプロで活躍している選手として、若田部（ダイエー→横浜）や長田（西武）といった選手もいます。また去年もベスト８に進出しています。これだけの力がありながら、夏の頂点に立ったことは一度もないのです。こんな風に神奈川には全国的には未知の強豪がいる、ということなのです。さてこの鎌倉学園は男子校とあって「硬派」な応援団が県内では有名です。（学校自体が硬派な感じだそうです）確かにスキンヘッドやポマードで固めた髪形の応援団はそれだけで気合いを感じることが出来ます。その応援団には「根性汁」という伝統の飲み物があって、水に酢とレモンの絞り汁を大量に入れて氷で冷やしたものをバケツ一杯に作って、それを１年生の団員が試合前に一気に飲み干すそうです。何か文章書いてるだけで口の中が酸っぱくなってきます。まさに「根性」です。最後にユニフォームを紹介しておきましょう。早い話、横浜商の青いユニを白くして、胸の「Y」の文字を「K」にしたという感じです。今年こそはこのユニフォームが甲子園で勇躍する姿が見られるのでしょうか？今年は第二シード、初戦の相手は新羽と菅の勝者です。

  Jul 6, 2005

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• そりゃあねえだろTVK

  TVKの「高校野球ニュース」は２０分しか放送されません。それも９時のニュースの中で、という状態です。昔は固定枠で３０分やってたのです。それに伴って他の番組（競馬ダイジェストやアニメTV）は大会期間中３０分遅れでの放送だったのです。それが３年前ぐらいからこんな形での放送になってしまいました。２０分だとCM３分として正味１７分、そこで何やるかって言うとまあ２、３試合ほどピックアップして紹介して、そこで募集してる応援FAXやメールを紹介して、その他の試合結果をランニングスコアだけ伝えて、明日の試合予定を出して「FAX大賞」（毎日１通アナウンサーが最も印象的なメッセージを選んでその投稿者に賞品をプレゼントする）を発表してそれで終わりです。しょぼいったらありゃしない。試合数が多いんだから本来１時間くらいかけてやってもいいんですよ。事実埼玉や千葉はそれぐらいやってますよ。２０分しかやらないのは神奈川だけです。この高校野球ニュースの内容ではどんな感じの試合だったのかいまいち雰囲気がつかめません。「熱闘甲子園」よりも短い時間なのに試合数は比べものにならないほど多いのですから。今年も２０分でやるみたいです。D.C.が遅れないようにと配慮でもしてるのでしょうか？TVKの高校野球ニュース、機会があれば是非ご覧下さい。あなたの地区のダイジェストがいかに充実したものかおわかりになるはずです。ただ、「熱闘甲子園よりマシだ」そう思う方もいらっしゃるかも知れません。まあ何とか情報をかき集めて大会期間中充実したものにしたいと思います。では最後に俺から皆様にマジアカ風４択クイズを差し上げます。問題・０１年神奈川予選の３回戦で鬼神道の母校・岸根高校を破った学校は？１、横浜　２、桐蔭学園　３、桐光学園　４、東海大相模答えは・・・どなたか解答を書き込んで下されば発表致します。

  Jul 5, 2005

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• 輝く時間の中で～ひっそりと消えた学校～

  神奈川予選開幕が一週間後に迫ってきました。皆さんご周知の通り神奈川大会は全国最多の１９５校が参加する激戦区です（２番目は大阪の１９１校）。しかし、ここまで巨大化した大会の中でひっそりと人知れず姿を消していった学校もあるのです。そんな学校をいくつかお話しましょう。・信証高校信証高校といってもご存知の方はあまりいないと思います。筆者も知らなかった学校です。しかしこの高校が永く神奈川の高校野球史に残ることになったのです。信証女学園として４９年に横須賀に創立した学校。その後共学化されて６７年から大会に参加。最初の年は小田原城東（後述）に１－７で敗れるも初年度としてはまずますの試合。では翌年初勝利、といきたいところが翌６８年の初戦の相手は強豪の横浜一商（現・横浜商大高校）。勝敗は火を見るより明らか。せめてコールドは逃れたい・・・が、とんでもない試合になってしまいます。初回に５点取られると２回には１２点。その後も一商の猛攻は続き、終わってみれば１８安打に１２盗塁、１６四死球、１０失策が絡んで０－３３という信じられないスコアに。こんな試合に絶望したのか部員が減少し６９年には大会不参加、次の年には学校自体が無くなってしまいました。この３３－０というスコアは０１年に茅ヶ崎が和泉相手に４９－０という勝利を収めるまで永らく夏の神奈川県大会の一試合の最大得点、および得点差でした。殆ど教育史に残らない名前が野球史には不名誉な形で残っていたのでした。・聖ミカエル学院高校キリスト教系列の小学校が５４年に鎌倉に開校、５９年には高校も出来ます。キリスト教としては珍しい男女共学、俳優の西岡徳馬や堺正章が通っていたそうです。初参加は６３年、しかし秦野に１－１６の大敗。その後は９回まで試合が出来ればいい、という感じでとても初勝利などは望めぬ状態。まさに「出れば負け」を絵に描いたような学校でした。そして消滅の決定打となったのが６９年。日大藤沢と初戦でぶつかると初回に１３点、２回にも９点を取られて５回コールド０－２５の大惨敗。この頃になると小学校が休校となり、高校も一時期六百人以上になっていた生徒数が減少。野球部も部員が減り惨敗の翌７０年には大会に不参加。そして７３年、とうとう廃校となってしまいました。今は学校跡地を市が買い取り何かの施設が作られており、聖ミカエル学院の存在を証明するものはなに一つ残っていないそうです。・小田原城東高校先述の信証の初陣の相手。まさかこの時この学校が無くなることなど誰も夢にも思わなかったはずです。戦後小田原高等女学校が共学化されて出来た学校。しかし６５年の機械化募集停止に伴って男子生徒数が減少。気づいてみれば千人以上の生徒数のうち男子は１割程度になってしまいました。そこで男子の部活の「整理作業」が始まり、廃部を逃れようと各部のスカウト合戦が始まります。そんな中部同士の間に挟まれノイローゼに陥る生徒も出てくる事態に。そして野球部は「７３年の夏の大会を最後に廃部」となってしまいました。この決定に何としても野球部は存続させようと五百名もの署名が集まります。しかしそれを認めれば既に廃部になっている他の部と不公平になってしまいます。その決定が覆ることはなく、野球部は７３年に最後の大会を迎えます。相手は強豪の横浜商業（Ｙ校）。全校からバス１０台もの応援も虚しく０－１０の惨敗。選手は泣き崩れました。その後同校は女子校となり、野球史から姿を消しました。さて、信証が消えた７０年は原貢監督（元巨人の原辰徳選手の父親）率いる東海大相模が猛打で夏を制覇した年。スクイズを一回も行なわずに優勝した初めての学校でした。よく蔦監督の池田高校が高校野球に革命を起こしたと言われますがこの東海大相模も革命の一端を担った学校だと思います。そして聖ミカエルが無くなりまた城東も野球の舞台から姿を消した７３年は渡辺元智（当時・元＝はじめ）監督率いる横浜高校が永川投手を軸に春初出場初優勝した年でした。これが現在の渡辺監督の伝説の最初の１ページとなったといえましょう。この様に東海、横浜が全国にその名を轟かせたのと同時に、人知れず消えていった学校があったのです。うちの兄が上手いことを言いまして、「光が強いほど濃い陰ができる」と。言ってみればこの場合「強い光」を浴びたのが東海、横浜であり、その陰に出来た「濃い陰」が上に挙げた３つの学校なのではないでしょうか。勝者の影には必ず敗者がいます。１校の陰に１９４校の敗者がいます。果たしてその１校になるのはどこなのでしょうか。さて、そんなことを書いていたら奈良では何と初戦から天理と智弁が当たるというとんでもない組み合わせになりました。しかも同じブロックには郡山。よく「奈良には天理と智弁しかないのか」って話になりますが今年はこの３校以外の学校が見られるかも知れません。言ってみれば今まで「影」だった学校に「光」が当たるチャンスなのです。

  Jul 2, 2005

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• 高校野球の応援歌考察（３）「一般音楽編」

  第三回は一般音楽、基本的にCMソングや歌詞のないクラシック音楽などを見ていきます。まずこの業界最大手。「ドカン」予め断っておきますがこれは正式名称ではありません。正式なタイトルは筆者はわかりません。よく応援リーダーが持ってるボードにこう書いてあることが多いのでこう表記させて貰いました。「ドカンと一発やってみようよ～」というくだりの曲です。３０年以上前の栄養ドリンクのCMソングなんですってね。最近の定番曲の一つ。「アフリカン・シンフォニー」智弁だかが使って広まった曲です。誰が作曲したんでしょう？っていうかコレアフリカの曲なんでしょうかね？いまいち応援歌って感じがせんのだけど。「アルプス一万尺」これは群馬だかの高校が最初に使った気がします。ここ一番の「チャンステーマ」に採用してる学校もあるくらい。これは（多分）東京発の応援歌。「さくらさくら」一体誰がこんな曲リクエストしたんだか、それが何故か全国区に。定番のプロレステーマ曲を２つ。「炎のファイター」（アントニオ猪木）誰でも知っている２０世紀最大最強のテーマ曲。この曲はもともとモハメド・アリの記録映画「アリ・ザ・グレーテスト」のテーマソングだったのがアリから試合をした猪木に贈られたものだそうです。「猪木、ボンバイエ！」のメロディーはいつ聴いても心が震えます。「サンライズ」（スタン・ハンセン）この曲国会の乱闘シーンのBGMなどで使われます。実は歌詞があるそうです。またハンセンは若い頃この曲ではなく「ウエスタン・ラリアート」という曲を使っていたこともあったとのこと。昔のテーマ曲って「ドラゴン・スープレックス」とか「スピニング・トーホールド」などその選手の決め技をタイトルにした曲が多かったみたいです。プロレスといえばこんな曲が使われたことも。「UWFメインテーマ」どこだか使ってたので耳に残ってます、名曲ですね。結構渋めの選曲。「暴れん坊将軍」近鉄の応援歌にも使われてました。松平健はマツケンサンバもありますね。他には「ダッシュ法政」や「コンバットマーチ」といった名曲もありますがこれらは特に説明の必要もないでしょう。というわけで全三回にわたってお送りして参りました「応援歌考察」はここまでに致します。本当はもっと長くやる予定だったのですがぼちぼち予選も始まってまして戦力分析などもしないといけませんので・・・・というのもあるが「ネタが尽きた」というのもあります。筆者の力不足です。すみません。

  Jun 27, 2005

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• 横浜の不気味な動向

  現在読売新聞の神奈川県版に県予選のメンバー表が載っています。（全校出たらフリーページに有力校のを書いておきます）そんな中、昨日横浜のメンバーが掲載されました。するとレギュラー番号（１～９）をつけているのは９人中４人が２年、１人が１年。やはり「勝負は来年」か？しかし気になる点があって、去年の経験者である相沢という選手が今年捕手として登録されています。去年この選手は外野で出てたはずです。さらに去年捕手の福田が一塁手での登録。どういうことか？横浜の応援ページを見ると、投手によって使いわけるのではないか、とのこと。その投手は１番を付けるのが桜田という投手。知らない名前だが・・・？この投手は去年の春の県大会の決勝で先発するも怪我で苦しみ、最後の夏にようやくエースナンバーを勝ち取ったそうです。いわば遅れてきた大物みたいです。さらにこの投手陣には３年の松尾、２年の川角、１年の浦川という面子がいます。野手では２年の越前が左翼手のレギュラー番号。「左殺し」という選手だそうです。右投手の時は佐藤という選手が出るそうです。さらに去年レギュラーの橋本（主将・右翼手）、黒葛原（「つづらはら」と読む二塁手）や控えだった白井（遊撃手）、和泉もいるという状態。やはりこのチームは層が厚いです。この選手層を見る限り、やはりノーシードでも侮れないチームだという確信を持ちました。順調に行けば４回戦で慶応との対戦。それが実に楽しみであると感じました。

  Jun 25, 2005

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• 高校野球の応援歌考察（番外編）「こんな曲はどうだ」

  高校野球応援歌考察番外編、今回は実際には使われてないが「こんな曲を応援歌に使ってみてはどうか？」という曲を筆者の趣味の赴くままあげてみたいと思います。応援歌にするには条件があります。「あまりスローテンポ過ぎないこと。」「曲に丁度いい区切りがあること。できれば「かっ飛ばせ○○」などと最後に入れられること。」この条件のあてはまるアニメ曲、結構ありますよ。「ハッピー☆マテリアル」（魔帆良学園２－A）次週最終回のネギま！ですがサビの部分応援歌にピッタリです。「ハッピーマテリアルGo!」の「Go!」の部分で一斉にジャンプするイメージで。「大事☆Da.i.ji」関東では明日最終回のまほらば。これも応援歌にできます。「笑いましょう　泣きましょう」を「打ちましょう　走りましょう」と変えて歌えます。「ALL　MY　LOVE」（堀江由衣）もうこの名前出したのか俺。「勝利の女神を味方につけて」の部分がまさに応援歌です。「キラリ☆宝物」（堀江由衣）これは選手別の応援歌というより全選手共通の「チャンステーマ」かな？「Baby's　Breath」（田村ゆかり）「幸せの種を手のひらに乗せて　大きな花束を届けたくて　大切な物は大切な人に　必ず届くからね」を「燃える闘志を手のひらに乗せて　大きなホームランを打ちたくて　その一撃がレフトスタンドに　必ず届くからね」こんな感じに。「try agein」（堀江由衣）この曲はなじみが薄いかな？「楽園」に収録されてる曲です。何か智弁和歌山あたりが使ってその後他校に広まっていきそうな。「明日へのbliliant road」（angela）ステルヴィアのOPテーマ。打席時テーマより攻撃開始前に演奏するって感じの曲ですね。大学野球で出てきそうです。だから慶応あたりが使いそうです。ほかにもありますが・・・おおっと、ここで放送時間がなくなって参りました。それではこの辺で東京体育館からお別れいたします、さようなら！（テロップ・次週対戦＝タイガーマスク対小林邦明　藤波辰巳対長州力　など）最後よくわかんなくなりました。次回は応援歌考察「一般曲編」となります。

  Jun 25, 2005

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• 高校野球の応援歌考察（２）「アニメ＆特撮編」

  このシリーズ二回目は、アニメや特撮の応援歌を見ていきましょう。アニメ最大手はやはりこの曲でしょう。「タッチ」（岩崎浩美）まあ野球漫画の曲ですから当然といえましょう。またこの歌も世代を超えた曲です。タッチが連載されていたのは８６年ごろまででしたから今の選手がこのアニメを生で見ているはずはありません。彼らがこの曲の存在を知ったのはアニメの再放送（本来フジ系列でやってたのが何故か日テレ系列で再放送）ということでしょう。次も大手曲。神奈川から広まった応援歌です。「アッコちゃん」（歌い手不明）前にも書きましたがこの曲の全国的元祖は日大藤沢です。同校は９５夏の時「他校と同じ曲ばかりではイヤだ」ということでこの曲を応援テーマで採用したそうです。さて前回の「一般歌謡曲編」で「紅」が比叡山から広まったと書きましたがつまり日大藤沢対比叡山という試合は二つの名曲応援歌が出来た分岐点のような試合だったということになります。続いて懐メロ二曲。「宇宙船艦ヤマト」（ささきいさお）「ガッチャマン」（誰だ？）すみません、この曲どうにも解説しようがないです。まあ良く使われます。この曲が何で使われるのか不明ですが・・・「残酷な天使のテーゼ」（高橋洋子）ご存知新世紀エヴァンゲリオンＯＰテーマ。割と人気の曲です。この曲を聴くたびに「この選手はレイ派か、アスカ派か？」と考えます（バカかお前）でもこの曲には大きな問題が。ランナーが「暴走」する恐れがあります。そして打者は「僕にはダメだ、打てないよ！」応援歌としてはどうかこの歌。なおこの曲の作曲者とベイスターズの球団歌「ＷＩＮＮＩＮＧ」の作曲者は同じ人です。ご参考までに。これも多いですね。「ルパン３世のテーマ」歌いだしは「ルパンザサード」って言ってるのご存知ですか？それはともかく「男には自分の世界がある　例えるなら空を翔る一筋の流れ星」が応援歌として最適です。Shintaさんの指摘で気づきました。これ忘れてた。「キューティーハニー」（誰・・・なの？）桐光が採用してます。これ忘れるとは・・・何しろハニー役の３代目はねえ？（実写版のサトエリは除きますよ）どういうわけか最近広まってる曲。「海のトリトン」実は筆者自身このアニメ知りません。当然曲も知りませんでした。色々「これは何という曲なんだ？」と調べた結果判明しました。最近どっかの学校が多分使い出したのでしょうがどこの学校だったかな・・・？さて一般的に広まってはいないが印象に残る曲を一つ。「ドラえもん」（「頭テカテカ～」の方）一回ある都立の代表校（城東かな？）が「チャンステーマ」としてこの曲を使いました。応援リーダー曰く「ノリが良くて選手にも好評」ということでしたが・・・ここからは最近使われなくなった消滅の危機を迎えている曲です。「魔法使いサリー」かつてロッテのディアズという選手の応援テーマで高校野球でも９０年代前半はよく使われましたが最近聞かなくなりました。少女漫画という作品の性質上男子高校生には伝わっていきにくいのかも知れません。「ミッキーマウスマーチ」こちらは阪神・真弓彰信のテーマ曲。曲に合わせてみんなで左右に移動する名物応援でした。これも今の選手は真弓って「誰だそのオッサン」あるいは「飯塚？（それは「雅弓」だ）」って感じで知らないんでしょうね。「忍者ハットリくん」これはもう絶滅といって良いでしょう。昔は結構あったのですが。あと「鉄腕アトム」も最近は少なくなりました。さて、実はアニメには応援歌にできるような曲が結構隠されているのです。次回番外編（２回でもう番外編かよ、まあアニメで製作が追いつかない時の「総集編」のような感じで見てもらえればと思います）としまして「この曲使ってみては？」というのを特集したいと思います。それが終わったら第三回は「一般音楽編」となる予定です。

  Jun 23, 2005

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• 高校野球の応援歌考察（１）「一般歌謡曲編」

  いよいよ高校野球の地方予選が開始です！甲子園目指して４９地区で熱戦が繰り広げられます！さて、高校野球の魅力の一つに「応援合戦」というものがあると思います。その中で中心となってくるのはブラスバンドの演奏。今回から数回にわたって応援歌にどのようなものが使われることが多いのか、またこんなユニークな応援歌もあるということを書いていきたく思います。第一回の今回は「一般歌謡曲」です。このジャンルで最も使われるのは何といっても「狙い撃ち」（山本リンダ）「サウスポー」（ピンクレディ）この２曲の右に出るものはありません。しかしこの２曲、いずれも発売されたのは７０年代。この文章の筆者は８３年生まれですから当然リアルタイムで聞いたわけではありません。勿論今現役の高校野球の選手が当時を知るはずがありません。つまりこれは特殊な形で「世代を超えて受け継がれる名曲」ということになりますね。この二つ以外で目立つのは「紅」（Ｘ－ＪＡＰＡＮ）があります。この曲を聞くと何か「神宮球場の東京大会」が思い浮かんでくるという個人的感想はさておきこれの全国的元祖ってわかります？この曲は９５年に出場した滋賀の比叡山が使ってたのが最初であるという確かな記憶があります。この時は１回戦で神奈川の日大藤沢と対戦、８回表まで比叡山の左腕、沢木が好投し１－０とリード。しかしその裏日大藤沢は失策から二死一・二塁のチャンスで３番佐藤が三遊間を抜き同点。さらに二走者を置いて４番寺田がスリーランを放ち逆転、４－１で勝利、という試合でした。寺田は県大会で６番に降格になっていたのが甲子園で４番復帰、見事その期待に応えたのでした。話が逸れちゃいました、すみません。「Ｒｕｎｎｅｒ」（爆風スランプ）「走る走る俺達～」という歌詞はまさしくスポーツにピッタリです。ですから機動力のある選手向き、走れない選手は使わないことｗだがこの曲は元中日の川又米利のテーマでした。川又は走る選手じゃないからまあ打つ専門の選手の曲でもいいかｗ「ガラスの十代」（光ＧＥＮＪＩ）見事に今誰も芸能界に残ってない光ＧＥＮＪＩ。そんな彼らがローラースケート履いて歌ってた曲が応援歌として伝わっています。何故この曲が応援歌に？理由は中日の立浪和義の初代応援歌（※）であるからと思われます。「輝きは飾りじゃないガラスの十代」を「気迫では負けはしない立浪和義」と変えて歌っていたそうです。「マツケンサンバ２」（松平健）「さくらんぼ」（大塚愛）これは共に去年の大ヒットナンバー、今年の選抜から各校使ってます。あそうそう、前者は横浜高校の吹奏楽部が定期演奏会でやってたそうです。（情報ソース・神奈川県民ホールのポスター）ひょっとすると今年の横浜の応援歌にこの曲が加わるかも知れません。・・・とまあここまで一般的に使われてる曲を挙げてきましたが過去にこんな曲を選手別応援歌として使ったチームがありました。「ＬＯＶＥマシーン」（モーニング娘。）「ちょこっとＬＯＶＥ」（プッチモニ）「ＢＥ　ＷＩＴＨ　ＹＯＵ」（ＧＬＡＹ）応援歌としては珍しい曲が並びます。前の二つは以外なぐらいに応援歌として採用されませんでした。３番目は応援歌ってイメージではないですね。これらの曲を演奏してたのは００春愛媛の今治西高校です。１回戦で東海大相模と対戦、５点差を追いつくもサヨナラ負けでした。これが神奈川県の対愛媛県初勝利でした（この試合前まで６連敗中だった、その後０２夏に桐光が川之江に敗れ通算１勝７敗とかなり悪い成績となっている）。さて、逆に過去よく使われたが最近あまり聴かなくなった曲を挙げると・・・「夏祭り」（ＷｈｉｔｅＢｅｒｒｙ←綴りこれで良かったかな？）００年夏頃からよく使われましたが最近飽きられたようで余り聞かなくなりました。ただしこの曲はヤクルトがチャンステーマとして使用しています。「ガラガラヘビがやってくる」（とんねるず）９２年頃の大ヒット曲で応援歌としても良く使われましたが最近この曲自体カラオケで殆ど歌われません。甲子園でも使われません。中学生くらいの方はこの曲ご存知ないかも知れません。またかつてこんな曲も。「だんご３兄弟」これは次回の「アニメ・特撮編」に書くべきかも知れませんがこの歌が大ヒットしてた９９春は３校くらい使用してました。しかし夏には消えました。さて、打席時の応援歌以外で特徴的なものとして選手がヒットを放った、もしくは得点時のテーマとして光ＧＥＮＪＩ（また出てきた）の「パラダイス銀河」を演奏してるところがあります。愛知の東邦です。なぜこの曲なのかというと、同校が優勝した８９春の入場行進曲がこれだったからなんです。あのサヨナラエラーで上宮を破って優勝した年です。ですからそれにあやかって「縁起物」みたいな感じで使っているのでしょうね。さて、今日はここまでと致しましょう。次回は「アニメ・特撮編」を書きたいと思います。※立浪の初代応援歌はガラスの十代と書きましたが現在の応援歌は４代目です。参考までに（？）２代目以降の歌詞を書いておきます。２代目「いざゆけ立浪　闘志燃やし飛びたて　お前のバットで決めてやれ中日の若大将」３代目「すわこそいけの命に　気迫のフルスイング　凱歌が上がるスタンドバックスクリーンへ」（現在の福留孝介のテーマ）４代目「燃える決意は　渾身の力を込め　運べスタンドへ　待ってるぞ立浪」

  Jun 21, 2005

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• こんな高校野球（中継）はイヤだ

  めずらしく「ネタ」です。スレではありません。では早速。・「中継の解説がプロ野球と同じ人」鈴木啓示氏なら選手の批判ばかりしますし、武田一浩氏ならごく当たり前の事しか言いません。大島康徳氏・・・もうやめておきましょう。・「ジャニーズが応援」まあこれはバレーボールでやってるからNHKがパクるなんてことはないと思いますが。いや確か一回開会式にジャニーズが出てきたことがあったような？なお、フジがSMAP×SMAPとかメントレGとかジャニーズの番組できるのはこのバレーボールで一生懸命ジャニーズのユニットを持ち上げている努力の賜物です。「努力は必ず報われる」好例ですね。・「昼ドラに視聴率で負ける」視聴者層が違うからこれもまず無いと思いますが作り物のドロドロ愛憎劇にノンフィクションの純粋無垢な球児たちのドラマが負けるのは・・・。この二つ時間帯同じですからね。・「鳴尾浜球場で開催」鳴尾浜といえば阪神二軍の本拠地。そこでやったら誰も見にきません。「甲子園」でやるからこそ、なんですね。というか甲子園以外の場所で高校野球の全国大会やるわけにはいかんでしょう。（ただ戦後の話で、西宮球場で一部の試合が行なわれたことはありました。）・「選手のユニホームがブルマとハイソックス」・・・すみません。男のブルマなんて誰も見たがりませんね。それはさておき今時ブルマなんざ春高バレーでもないですね。今の小学生はブルマという物の存在すら知らない子もいるのではないでしょうか。・「女子選手を出さないのは男女差別だとジェンダーフリー論者から糾弾されて女子選手の出場が解禁」現在高野連は安全面から女子選手（勿論多くはないが）の出場は認めていません。ここで誤解して欲しくないのは「女子選手を出す」ということ自体を嫌がっているのではない、ということです。「ジェンダーフリー思想から」女子の出場を認めるのが嫌なのです。プロ野球は男女雇用機会均等法に基づく形で９１年に「不適格選手」から女性を削除しましたが良くわかんない話です。男にしかできないこと、女にしかできないことなんてないそうです。そういえばそのうち男も子供が産めるようになるそうですよ。・「ブラスバンドなど応援団禁止、『メジャースタイル』で観戦」高校野球の要素の一つを完全に排除するやり方。こうなったら高校野球も存亡が危ぶまれます。観客が「レッツゴーピーエル！（チャッチャッチャチャチャ）」なんて応援するこんな光景は考えるだけで恐ろしいです。・・・思いつくのはこんなところです。皆さんも何かあれば是非。

  Jun 18, 2005

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• 神奈川大会組み合わせの概要

  主な組み合わせだけ紹介します。全部を紹介してたらきりがありません。（第一シード）日大（日吉）、慶応、桐光学園、東海大相模、（第二シード）光明相模原、法政二、桐蔭学園、平塚学園（第三シード）日大藤沢、湘南工大付属、横浜商大、横浜隼人、三浦、横浜商業、横浜創学館、鎌倉学園春の覇者、日大ブロック（抽選番号１～２４）には第三シードの日大藤沢が入りました。順調にいくと五回戦で両者が対戦します。（以下、各ブロックの第一、第二シード校と第三シード校は勝ち上がると５回戦で対戦します）光明相模原ブロック（２５～４８）には湘南工大付属がいます。経験校の藤嶺藤沢もこのブロックです。湘南工大と４回戦で当たります。３年振りを目指す桐光ブロック（４９～７２）は２年前の覇者横浜商大がいます。法政二ブロック（７３～９７）には初出場目指す横浜隼人。なお大秦野の主将が選手宣誓をします。春の出場校の東海大相模ブロック（９８～１２１）には鎌倉学園。去年準優勝の神奈川工業、準優勝経験のある桜丘といった公立の強いところもいます。桐蔭学園ブロック（１２２～１４６）には横浜創学館。春８強の慶応ブロック（１４７～１７０）には横浜商業、そして前年覇者のノーシード爆弾！横浜が入りました。横浜は勝ち上がると４回戦で慶応と、５回戦でY校と当たります。また去年シードの湘南学院もいます。平塚学園ブロック（１７１～１９５）には三浦がはいりました。さて優勝争いですが、どこが出るか皆目予測不能！例年以上の激戦になるでしょう。思わぬ伏兵の台頭か、それとも経験校が順当に制するのか？ただ一つはっきりしていることは、「真珠婦人」や「冬のソナタ」などは足元にも及ばぬほどの感動のドラマ、歓喜と悲劇が交錯する死闘、激闘が繰り広げられるということです。冬ソナを貶しているわけではありません。結局「作り物」は「現実に起きているドラマ」に敵うことはないのです。７月９日、夢と悪夢、希望と絶望、喜びと悲しみ、笑いと涙のドラマが始まります。決勝は２７日、横浜スタジアムで行なわれます。

  Jun 11, 2005

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• 運命～destiny～

  言わずと知れた名将、横浜高校・渡辺元智監督。決して強豪ではなかった横浜高校に進学し、卒業後紆余曲折を経て母校に監督として戻り、全国制覇を春夏合わせて４回成し遂げた偉大な監督さんです。しかしこの方、実は法政二高に行っていたのかも知れないということは恐らく知る人は少ない・・・というか自分も昨日本を読んで知りました。もし法政二高に進学していれば・・・神奈川の高校野球の歴史は変わっていたかも知れません。どういうことか？というと・・・渡辺監督の経歴を簡単に書いてみます。昭和１９年、神奈川県は松田町の田中家に生を受けます。「元（はじめ）」と名づけられました。しかしお父さんが結核にかかり平塚の療養所へ行くことになり、親戚の家に預けられることに。決して恵まれた生活ではありませんでした。その後お父さんの病状が落ち着いてきたので、平塚で両親と暮らすことに。だが貧乏は変わらず、両親を助けるべく元少年はプロ野球選手となることを決意。そのために甲子園に出るべく、法政二高に行かせて欲しいとお母さんにお願いします。しかしお母さんは川崎にあり、しかも私立の法政二高への進学は経済的理由から反対します。しかしどうしても法政二高に行きたい元少年は「受験だけでもさせてくれ、落ちれば諦めるしか無いのだから」と行って受験します。すると野球だけでなく勉強も出来た子だったのでしょう、合格します。しかしお母さんの反対は変わらず、法制二高への進学は断念。しかしここで、「学費は出してやるから、ウチの養子になって横浜高校に通ったらどうだ」と親戚の渡辺家から話が出ます。そして中学３年の時、渡辺家の養子となり、「渡辺元」と名前が変わり現在に至る、というわけです。もし「田中家」に経済的余裕があり、法政二高に進学していたならば、元少年が横浜高校に来ることはなかったのです。となれば監督になることもなかったはずです。そうなるとひょっとすると横浜高校の野球部がここまでの強豪になることはなかったかも知れません。一方、元少年が横浜高校で野球をしている時は法政二高が５連覇するなど黄金時代を築いていました。しかし今同校は８８年の出場を最後に甲子園から遠ざかっています。もし彼が法政二高の監督になっていたとしたら・・・野球でもなんでも「たら、れば」は禁物です、しかし、「運命」や「めぐり合わせ」というものを感じずにはいられない、と思いました。もし、長嶋茂雄が巨人に入っていなかったら・・・もし、ロスタイムのコーナーキックがなかったら・・・もし、ポリグラムがつぶれていなかったら・・・もし、今日子さんが交通事故にあっていなければ・・・もし、運転手が速度オーバーしていなければ・・・もし、社会党の浅沼委員長が刺殺されていなければ・・・

  May 27, 2005

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• 春を制する者、夏に泣く？

  「リバプールの風」。さんの日記に関連した日記です。リバプールさん（勝手に略してすみません）は「春の北海道大会に優勝すると夏の甲子園に出れない」とジンクスについて書かれています。（詳しくはリバプールさんのHP「リバプールの風」。の金曜８時絶賛放送中！をご覧下さい。ブックマークのところから行けるようになってます。）そこで俺もこの法則は神奈川にもあてはまるのか？と思って調べました。恐らく同じようなことになっていると思ったのですが・・・意外な結果になりました。過去１０年の春夏県大会の優勝校をまとめてみます。1995 （春）東海大相模 　（夏）日大藤沢1996 （春）横浜 　　 　（夏）横浜1997 （春）桐蔭学園 　（夏）桐蔭学園1998 （春）横浜 　　　　（夏）横浜・平塚学園1999 （春）桐蔭学園 　 　（夏）桐蔭学園　2000 （春）桐光学園 　 　（夏）横浜　2001 （春）桐光学園 　（夏）横浜2002 （春）東海大相模 　（夏）桐光学園2003 （春）東海大相模 　（夏）横浜商大2004 （春）横浜 　　　　（夏）横浜（注意・９８年は記念大会で２校出場） ・・・アレ？１０校中５校が甲子園出場という好成績。９６年からは４年続けて「春夏連覇」が達成されています。しかも夏に敗れた残り５校のうち００、０１の桐光と０２の東海は準優勝、９７の横浜と０３の東海はベスト４。一番悪いのが９５の東海の５回戦敗退、という好成績。おかしいな・・・神奈川も北海道と同様に「春に優勝すると夏に負ける」ということを証明しようとしたんですが・・・それどころか「春を制する者夏を制す」になっているのです！何故だ？北海道と神奈川の地域によるこの事情の違いは？この二つの道県の違いといえば・・・梅雨？いや直接的な関係があるとは思えません。夏の暑さは比較にならんがそれはどの学校も同じ。他にあるとすれば「北海道は広いから移動を繰り返すうちに疲弊してしまう」でもそれもどこも条件は一緒、春の優勝校が不利になるような条件ではありません。ただの偶然なのでしょうか？ちょっと調べてみたいと思います。（なおデータ上では今年春優勝の日大（日吉）の上位進出は約束されたことになりますが果たして・・・？ちなみに前回日大が優勝した６５年は決勝で武相に敗れて準優勝でした。日大の甲子園出場はまだありません）

  May 23, 2005

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• 春季神奈川県大会　相模原球場第一試合　慶応義塾対法政二　全スコア

  （先攻・法政二）　（後攻・慶応）　（開始・９時５７分）１（左）吉原　　　１（右）竹内２（投）沢井　　　２（遊）漆畑３（二）田淵　　　３（二）高尾４（遊）内田　　　４（一）湯浅５（右）青山　　　５（中）山口６（捕）佐藤　　　６（左）谷地７（一）尾崎　　　７（捕）野毛８（中）山中　　　８（投）忠本９（三）花屋　　　９（三）渕上（１回表）吉原三振。沢井左飛。田淵三振。（１回裏）竹内一ゴロ。漆畑右越え三塁打。高尾左翼犠性フライで漆畑生還。湯浅四球。山口死球。谷地遊撃内野安打。野毛三ゴロ。（慶１－０法）（２回表）内田遊飛。青山一邪飛。佐藤投ゴロ。（２回裏）忠本遊撃内野安打。渕上投前バントで忠本二進。竹内三振。漆畑四球。高尾（６球目の前に沢井が牽制悪送球、走者それぞれ進塁し二死二、三塁）右前安打で二者生還。湯浅三振。（慶３－０法）（３回表）尾崎中前安打。山中一前バントで尾崎二進。花屋三振。吉原遊ゴロ。（３回裏）山口右越え三塁打。谷地右越え二塁打で山口生還。野毛三ゴロ。忠本遊ゴロ。渕上一ゴロ。（慶４－０法）（４回表）沢井中前安打。田淵投前バントで沢井二進。内田三振。（青山の代打）三橋一飛。（４回裏）（三塁花屋に代わり投手海野、投手の沢井三塁、代打三橋右翼に）竹内投手強襲安打。漆畑一前バント安打。高尾（２球目の前に佐藤が二塁に牽制悪送球、それぞれ進塁で無死二、三塁）中飛。湯浅三振。山口遊ゴロ。（５回表）佐藤投ゴロ。尾崎中飛。山中遊撃内野安打。海野の３球目に山中牽制タッチアウト（１－３－６）。（５回裏）谷地一ゴロ。野毛右中間二塁打。（代走・奥谷）忠本死球。渕上左前安打で二走・奥谷ホーム突くがタッチアウト（７－２）、二死一、二塁。竹内遊直。（６回表）（代走奥谷に代わって捕手・高橋）花屋左飛。吉原左中間二塁打。沢井死球。田淵左越え二塁打で二走・吉原生還、一死二、三塁。内田四球。三橋中飛。佐藤二ゴロ。（慶４－１法）（６回裏）漆畑右飛を三橋落球して二進（失策）。高尾一前バントを尾崎が一塁悪送球、漆畑生還、無死一塁。湯浅投前バントで高尾二進。山口投前バントで高尾三進。谷地三邪飛。（慶５－１法）（７回表）尾崎四球。山中一前バントを湯浅失策（タッチの際落球）、無死一、二塁。海野一前バントでそれぞれ進塁、一死二、三塁。吉原一邪飛。沢井左前安打で二者生還、送球の間に二塁狙うがタッチアウト（７－２－４－３－６）。（慶５－３法）（７回裏）高橋中前安打。（忠本の代打）大久保一前バントで高橋二進。渕上右中間二塁打で高橋生還。竹内投ゴロ。漆畑死球。高尾三ゴロで渕上タッチアウト（フォースプレイ）。（慶６－３法）（８回表）（代打大久保に代わり投手・宮本）田淵左越え二塁打。内田死球。（三橋の代打）加藤三ゴロで内田二封、田淵三進で一死一、三塁。佐藤遊ゴロで６－４－３の併殺打。（８回裏）（代打加藤に代わって中堅・代。中堅の山中右翼に）湯浅右前安打。（投手海野に代わって三塁・畑野。三塁の沢井投手に）山口投前バントで湯浅二進。（谷地の代打）新谷二ゴロで湯浅三進。高橋左飛。（９回表）尾崎投ゴロ。山中二ゴロ。（畑野の代打）高橋四球。（代走・笠間）吉原三ゴロを渕上失策。沢井死球。田淵遊ゴロで沢井二封、試合終了。慶応６－３法政二。（終了・１２時７分）選抜出場の慶応はエース中林を休ませた。前の試合で途中降板したのが関係しているのであろうか。しかし今日投げた二人の投手の出来は不安。失点こそ３点だったが相手の拙攻に助けられた感あり。攻撃面では相変わらずバントが上手い。今日も６つのバントを決めて失敗は０。また長打力もついた。選抜ベスト８が選手の自信につながっているのだろう。とにかく二番手投手の育成という課題が浮き彫りになった。法政二はとにかく序盤の四死球と４失策がすべてだった。打撃では終盤のチャンスに決定打が出なかった。現状では夏の出場は極めて厳しいだろう。なお公式記録は主催者発表のものをご確認下さい。保土ヶ谷の結果＝東海大相模７－０光明相模原　日大２－０平塚学園この結果準決勝は慶応対桐光、東海大相模対日大となりました。

  Apr 29, 2005

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• 春季神奈川県大会　相模原球場第二試合　桐蔭学園対桐光学園　全スコア

  先攻・桐蔭　　　　後攻・桐光　　　（開始・１３時００分）１（右）石橋　　　１（中）松本２（中）木村　　　２（遊）村山３（遊）湧井　　　３（ニ）増田４（左）小沼　　　４（一）岡山５（一）吉見　　　５（左）清島６（投）加賀実　　６（右）政野７（三）榎本　　　７（三）手島８（捕）山内　　　８（捕）梶９（ニ）佐藤　　　９（投）石渡（１回表）石橋右翼線二塁打。木村投前バントで石橋三進。湧井右前安打で石橋生還。小沼遊ゴロで６－３の併殺打。（陰１－０光）（１回裏）松本四球。村山三振。増田投前バントで松本二進。岡山四球。清島四球。政野押し出し四球で松本生還。手島二ゴロ。（陰１－１光）（２回表）吉見遊ゴロ。加賀実遊ゴロ。榎本三振。（２回裏）梶左前安打。石渡投前バントで梶二進。松本三振。村山右前安打で梶生還。増田（３球目に村山二盗）一飛。（陰１－２光）（３回表）山内一ゴロ。佐藤中前安打。石橋投ゴロで１－６－３の併殺打。（３回裏）岡山右越え安打。清島一前バントで岡山二進。政野右前安打で岡山生還。（投手・沖山）手島（３球目に政野二盗）死球。梶遊ゴロで手島二封、二走・政野三進、二死一、三塁。石渡（３球目に梶二盗、二死二、三塁）右翼線二塁打で二者生還。松本左中間二塁打で石渡生還。村山中飛。（陰１－６光）（４回表）木村左飛。湧井三進。小沼三ゴロ。（４回裏）（左翼・森田）増田ニゴロ。岡山左越え本塁打。清島投ゴロ。政野中前安打。手島遊ゴロで政野二封。（陰１－７光）（５回表）吉見中前安打。沖山投前バントで吉見二進。榎本一ゴロで吉見二進。山内右前安打で吉見生還。佐藤三ゴロ。（陰２－７光）（５回裏）梶中飛。石渡二ゴロ。松本三振。（６回表）石橋中飛。木村三ゴロを手島失策。湧井二ゴロで４－３の併殺打。（６回裏）村山二飛。増田中飛。岡山左翼線二塁打。清島三ゴロ。（７回表）森田四球。吉見二ゴロで森田二封。（代走・（※））沖山二ゴロで４－６－３の併殺打。（７回裏）（代走に代わって一塁・原）政野三振。手島遊ゴロ。梶左飛。（※について、代走の出場がアナウンスされず、名前がわかりませんでした。）（８回表）榎本右前安打。山内三飛。佐藤三前バントで榎本二進。石橋中飛。（８回裏）石渡三振。松本中飛。村山四球。増田右前安打。岡山三振。（９回表）（木村の代打）井領左飛。（湧井の代打）西村一ゴロ。（森田の代打）鈴木中飛、試合終了。桐光７－２桐蔭。（終了１５時１０分）桐蔭の前評判が良くなかったが、悪い意味で前評判通りだった。先発加賀実は制球が悪く初回は四つの四球で１点献上、二、三回もカウントを悪くしてストライクを取りにいったところを打たれる典型的パターン。三回途中からリリーフしたエースナンバーの沖山もカウントを悪くして打たれた。打線は桐光の背番号１０、石渡に対し初回１点を取ったが二回以降直球に詰まらされるシーンが目だった。これでは伝統の機動作戦も発揮できない。正直、この状態では夏は厳しい。沖山が５回以降はストライクが先行するようになり無失点に抑えたのが救い。一方の桐光だがまたも注目のエース山室は投げず。どういうことなのか。しかし石渡が桐蔭打線を６安打２失点に封じ、ある程度の相手にも使えるめどが立ったといえよう。夏はエース一人では勝ち抜けない。打線も大技と小技を織り交ぜて４回までに効率よく７点を奪った。ただ５回以降やや淡泊になったのが反省材料。守備では１失策はあったが４つも併殺を取り、堅実なところを見せた。これで山室が投げるようになれば甲子園に最も近いチームの一つであろう。なお公式記録等は念のため主催者発表のものをご確認下さい。

  Apr 29, 2005

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• 神宮の杜での彼らとの再会（？）

  今日は昨日の日記にも書いた通り六大学野球を見に行ってきました。神宮に着いたのが第一試合の開始から約１時間後の１２時。その段階でまだ３回表、慶応の攻撃中でした。慶応が初回に３点、２回に２点を取るもその裏明治は４点返して１点差、という状況でした。そんな中、明治の３番は見覚えのある名前・・・あっ、日大三高の原島だ！ここで野球やってたんですねえ。原島といえば０１年夏、当時の夏の大会史上チーム最高打率で優勝した日大三高の４番です。同い年の男だけに覚えてました。その原島、３点ビハインドで迎えた９回裏、二死一、二塁で一発出れば同点の場面、期待されましたが・・・三振。第一試合は慶応の勝利でした。第二試合は法政対早稲田。早稲田の先発は「大谷」。あれ、この名前・・・そうだ！０２年春、報徳の優勝投手だ！早稲田にいたんだ！そして早稲田の３番は「武内」。これは００夏、１１本塁打を放って優勝した智弁和歌山の奴だ！当時は身長の割に贅肉が多い体型だったことを記憶してますが何か大学に入ってシャープな体になってました。その武内が初回、一死三塁で犠牲フライを放って早稲田が先制。一方の法政の４番は「松浦」。そうだ、横浜の４番だ！２，３年時夏連続出場でした。こんな感じで出てくるたび「あの選手か」と思い出してました。さて試合は法政が４回、７番今村（この選手は知らない）の本塁打で同点に。早稲田の大谷は制球が悪く失点こそその１点でしたが４つも四球を出し４回で降板。こんなコントロール悪い選手だったかな・・・？その大谷の代打は「松本君、千葉経済大学付属高校」というアナウンス。ああ、去年こんな奴が出てた！準々決勝の千葉経済対修徳を甲子園に見に行っていたので覚えてます。アレ、でもこいつは投手だったはず・・・大学に入って打者に転向したようです。あと確か彼のお父さんは明治出身ですが息子は違う道を選んだということです。（考えてみればこの千葉経済ってなんで４強に残ったんだろう・・・）そうこうしていると両チーム勝ち越し点が取れずに延長へ。９回から早稲田は投手が「ピッチャー宮本君、関西高校」。そういや関西に宮本っていたような気がする！凄い活躍をしたわけでは無いですが記憶が蘇りました。そして決着は１１回。二死二塁で早稲田の四番、田中は三塁ゴロ。しかしこの送球を法政の松浦が落球！チェンジのはずが二死一、三塁に。ここで事実上勝負ありでした。続く村岡（アレ？名前うろ覚え）が左前に運び早稲田が勝ち越し。その裏を宮本がキッチリと抑えて早稲田の勝利となりました。（渡辺監督が見たら泣くぞ松浦さんよお・・・単純な送球をポロリ・・・）後ろの席に座っていた事情通のおじさん二人（やたらと内部の事情に精通している人達、たぶんＯＢ）の会話を聞く限りではこの宮本が早稲田のリリーフエースとのこと。確かに３イニングのマウンドは安定感抜群でした。こんな感じで一日野球を楽しむことが出来ました。甲子園に出た選手をもう一回見れたというのが良かったです。さて最後に一つ気になる点が。大学野球は見に来てる人がほとんどが４０代以上の六大学のどこかのＯＢの人達。（一緒に行ったうちの親父は法政ＯＢ）若い人達、女性が高校野球に比べて圧倒的に少なかったです。もうちょっとこういう人達の興味を引くことが必要だと思います。

  Apr 23, 2005

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• アルプス一万尺？

  どの高校か忘れたんだけどチャンスになると「アルプス一万尺」をどの選手の時でも強制的に演奏する高校がありました。（今年の選抜にはでてません）「さあチャンスだ、ここで俺が打つ！」そういう最高のテンションの時にあの「アルプス一万尺子山羊の上で・・・・」ってメロディを聞かされる選手はどんな心境なんだ、と考えた記憶があります。俺だったら何か気持ちが萎えますね。自分が選手なら「俺の時はこの曲は使うな！」とブラスバンドに注文つけますよ。皆さんは好きな応援歌や「このテーマは乗れない」って曲はありますか？

  Apr 8, 2005

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