戦国武将の辞世の句
俳句をやる人は自分の句だけに興味があって他人の句に興味を持つ人は少なくだから俳句集などはあまり売れないという話しを聞いてなるほど私もそうだと納得した事がありますそんな私ですが戦国武将の辞世の句にはとても興味があって歴史小説や新聞、雑誌などに載っているとついつい見てしまいます《四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒》 四十九年の一生を振り返れば一眠りする間の夢のようだ天下に名を馳せた一代の栄華も一杯の酒ほどの楽しみでしかなかったお酒をこよなく愛した上杉謙信の辞世の句です《露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢》露のように生まれて露のように消えて行く我が身なんだなぁ大阪での栄華も夢のまた夢のようだ最下層から身を起こし天下人まで登り詰めた豊臣秀吉の辞世の句です《馬上少年過ぐ世平らかにして白髪多し残躯天の赦す所楽しまずんば是如何》若い頃は戦いに明け暮れたが今は世も治まり自分も老いてしまった余生は天が赦したことだから大いに楽しもう 伊達政宗晩年の漢詩です歴史上どんな活躍をしてどんな一生を送ったのかを知っているだけに戦国武将の辞世の句には味わいがありますねにほんブログ村人気ランキングに参加しています写真俳句のブログ「HAIKU荒野より」はこちらですhttp://aokumotakasi.blog108.fc2.com/